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最後に行ったいつものファミレス。
そこは彼女の家の近所のファミレスで、泣いたり笑ったり喧嘩したり相談したり、色んな思いの詰まったファミレスだった。
泣きじゃくる彼女は、以前時間ができたら週末にでも一緒に伊豆七島のどこかの島へ行こうと話していた事を訊ねてきた。
「あれは適当に言っただけだよ。」
一段と高くむせび泣く彼女。店内とか関係なく今まで見た事もないくらい泣き始めた。
もう手遅れだった。
彼女との関係に自分一人で勝手に出した迷いがある答えの中でそんな事を思ってもいないのに咄嗟に出てきた返答だった。
その答えの裏には本当は適当な思いなんて微塵もないのに、ずっとほんとうに行こうと調べていたりもしたのに。
その話をした時のいつものように先のわからない約束だから信じていないのかなって思ったけど彼女の照れながらも喜ぶ顔を見たら、今までの辛い思いを少しでも償えたらって思えたから連れて行ってあげたかった。
辛い話の中で聞いてきた彼女はこちらが想像するよりも楽しみに、期待していたのだとわかった。
それなのに今までの彼女が築き上げてきた自分への思いを全て崩れ落とす一言を発してしまった。
テーブル越しにでさえわかる彼女の心に深い傷を負わせた瞬間だった。
そして自分にとっても。
最後まで彼女にこの事を伝えれなかった。
本心とは違った事を言ってしまったと。嘘をついたと。
実は彼女にとって大した事じゃなかったとしても、今でも引きずる自分の気持ちはそうではない事を教えているから。
http://www.youtube.com/watch?v=Xr6gcHkfgIU
happy day 22.