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2020.10.06
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カテゴリ: 将棋
10月6日(火)

解説者:菅井竜也八段
解説者:田村康介七段
解説者:今泉健司五段
聞き手:室谷由紀女流三段
聞き手:中村桃子女流初段

これまでの対局で四間飛車と中飛車が出ていますが本日の飛車はどこに?w
対局会場はオークラホテル神戸にて、立会人は福崎文吾九段、
記録係は冨田誠也新四段です。
室谷:「10月1日にプロデビューされました」
菅井:「良かった」
(まだ時間も早いので福崎九段と冨田四段が和やかに談笑中)

第一局〇 9月 3日 神奈川県元湯陣屋
第二局● 9月 9日 京都府ウエスティン都ホテル京都
第三局〇 9月24日 宮城県仙台ロイヤルパークホテル
第四局 10月 6日 兵庫県ホテルオークラ神戸
第五局 10月14日 山梨県常盤ホテル

菅井:「ずっと先手番が勝つ流れに・・・内容的には一局目から拮抗していますね」
室谷:「菅井先生は永瀬王座とは」
菅井:「同い年ですし奨励会も平成16年入会で一緒なんですよね」
室谷:「東西分かれてますけども」
菅井:「昔から昇級や昇段のペースが早かったんで名前は知ってましたし」
室谷:「私の近くでは東の永瀬、西の菅井といわれる努力家で有名でした」
菅井:「いやいや、ありがとうございます」

室谷:「菅井先生は久保九段と親しい」
菅井:「ずっと教えて頂いてますね、自分が中学二年くらいから」
   「一番指してもらいましたね」
室谷:「どういう先生なんですか?」
菅井:「インタビューとかの久保先生と一緒で爽やかな感じですね」
   「将棋は左利きで字を書いたり食事は右利きじゃなかったですかね?」
   「長い一日ですね、持ち時間5時間」

角道をとめる系のノーマル四間飛車に・・・
さて菅井八段による振り飛車ミレニアムと居飛車ミレニアムの違いなど。
解説は本当に久々です、とおっしゃっておられましたが
観る方もSSレア?レジェガチャ?と勘違いするレレル(爆)
菅井:「小学四年生ぐらいの時、大阪の大会で僕、室谷さんとやってるんですよ」
室谷:「あまり覚えてない」
菅井:「室谷さん、先手番で4五歩早仕掛けをされたんですよ」
室谷:「私が居飛車を持ってるんですよね?」
菅井:「ボコボコにやられて」
室谷:「記憶にないですw当時女の子が少なかったていうのもあって
    覚えてもらいやすいってのも・・・そんな時代もありましたか?」
菅井:「自分よりだいぶ強かったですよw」
室谷:「菅井先生とは同い年なんですよね、永瀬先生もそうなんですけども
    小さい頃からあたったりとか有りますよね?研修会も同じですし」
   「”菅井先生”っていうのも言い慣れなくてw」
菅井:「絶対普段言わないですよね?w」
室谷:「不思議な感じが・・・小さい頃から一緒にやってきて」

室谷:「Abemaトーナメントは四間飛車穴熊が多かったですよね?」
菅井:「自分は四間飛車が得意だとしても、相手は嫌じゃないかも知れないじゃ
    ないですか?・・・周りは中飛車されたほうが嫌だよ、とか」
室谷:「(普段個人戦で)客観的な意見は、なかなか聞けないから」
対局者の手が止まってる間の囲いの話や、端歩の話など
室谷女流とのやり取りが、たーのーしーいー♪
菅井:「(28手で)完全に持久戦ですね」
世代によって指しなれてるカタチ?が全然違うんですね。
データで過去の棋譜を見れるといっても積み上げてる経験値が違うというか。

38手まで進み、評価値は圧倒的互角。
持ち時間の差も10分くらいしかありません。
解説に今泉五段が登場、菅井八段とのW解説です。
今泉:「この作戦を選択する以上、ここら辺までは視野に入られてると思うんで」
菅井:「今、色んな選択があるんで・・・四間飛車も三間飛車も先手中飛車も
    あるんで全てを深く(研究)っていうのは難しい、ある程度その時に
    対応していくってことになるんでしょうけど」
今泉:「永瀬王座も奨励会時代は振り飛車党だったので、この手の将棋は好きそうな」

現地と中継が繋がり、立会人の福崎九段が「ノリの良い二人で助かるなぁ」
室谷:「先生は第38期王座戦で谷川王座から奪取されましたよね?その時の
    思い出とかお話ありますか?」
福崎:「あの時は第五局までもつれこんでね、お茶が無くて喉がカラカラでね・・・
    ぜ~ぜ~ゆうてたら、谷川さんがお茶出してくれてね。砂漠に居てるような
    気分やったから、ありがとーゆうて飲んだらね結局勝っちゃったんだけどね。
    上杉謙信じゃないけど谷川さんの人間の大きさを感じましたね」
今泉:「9六桂っていう名手を出されて勝ったっていうのは覚えてます」
   「その当時はまだ僕も奨励会だったと思うんで」
福崎:「次の年に羽生さんて人にタイトル獲られてね」
この後の局面妄想?なビールが美味い王手角や反則覚悟の歩引きに笑ろてもたw

叡王戦が9局まで縺れ込んだのもあって、永瀬王座の対局数がとんでもなく過密ですよね・・・
9/21叡王戦第9局
9/24王座戦第3局
10/1棋王戦挑決トーナメント
10/4将棋日本シリーズJTプロ公式戦
10/6王座戦第4局
10/8順位戦B級1組
10/11王将戦挑戦者決定リーグ
10/14王座戦第5局
ギュウギュウすぎる(;^ω^)

<昨日の両対局者インタビュー>
~2勝1敗で迎える第四局ですが今のお気持ちは?~
永瀬:「タイトル戦さなかですので緊張感を持って迎えています」
~叡王戦と被る時期もあり(王座戦は)負けられない一局になるのでは?~
永瀬:「大事なのはその一局で全力を出す事とその一局で成長する事ですので
    気負わずに・・・」

~第四局への意気込みを~
久保:「四局目という事でタイトル戦にも慣れてきて自分の持ってる力を
    全て出し切って戦いたいと思います」
~振り飛車が通用することを証明したいとずっとおっしゃっていますが~
久保:「自身の将棋を指しきって結果を残せたらな、と」
~振り飛車ファンに向けて一言~
久保:「ここ地元兵庫県ということもあり土地勘のある所で対局出来ますし
    振り飛車ですね、自分の研究の成果を明日発揮出来るよう頑張りますので
    応援のほう宜しくお願い致します」

中村桃:「見どころは悩んだ末、”食事”と(永瀬王座が)挙げておられましたよw」
菅井:「いきなり質問されると大変ですよw」
   「将棋の事で精一杯じゃないですか、それでいきなり言われると(笑)」
中村桃:「事前に質問を渡される訳じゃないですもんね」
菅井:「後で周りの方に言われて、なんであんな事いったんだろうな?ってw」
中村桃:「菅井先生は対局前のルーティンとかありますか?」
菅井:「前の日は少し研究会とか将棋を指して早めに休むくらいですかね?」

今泉:「タイトル戦をしてる時の食事ってどんな感じなんですか?」
室谷:「対局中ですか?割と3時間とか長いのでお昼は味がしますね。最近は
    ささっと食べて考えるようにしてます」
普通の対局時も夕休などは食事どころではなくて、将棋会館でも皆さん眉間にしわを
寄せて召し上がっておられるみたいです・・・

68手まで進行。
室谷:「菅井先生がこれだけ考え込むって事はすーごい難しい変化が多い?」
菅井:「みんな考えますよね、ここは」
室谷:「現地と中継が繋がっています」
福崎:「いぇい」
室谷:「先程は今泉先生でしたけど今回は」
福崎:「A級の菅井さんてこと?うかつな事言えないな、こりゃw」
   「いまホテルオークラ34階の一泊凄い値段の部屋に居てるので、ちょっと
    景色を観てもらいたいんだけど」
カメラがパンして眼下に神戸ポートタワーとメリケンパーク周辺が見えます。
室谷:「対局室は何階なんですか?」
福崎:「対局室はただの5階w」
もうずっと笑ってました。
シュートとフォークw

中村桃:「現在の局面はお互いに竜と馬を作り合ってという所なんですが」
田村:「ここも物凄い手が広い所で」
   「どうなってんでしょうね」
   「久保さんの腕の見せ所ですね、ここは」
中村桃:「攻め方の構想力が問われる形ですよね」
AIの読み順は人間の感覚では指せないとの事。
77手目8九竜まで進んでいます。

おやつ情報は永瀬王座⇒フル盛り+グレープフルーツジュース。
久保九段⇒アップルパイ+ホットコーヒー。
対局者は自室で召し上がられているようです。
さて現地、新聞解説の大橋六段と中継が繋がりました。
菅井:「いま5九香と打ったとこなんですけど・・・形勢判断が難しいと」
大橋:「(5八の)と金の分、永瀬王座が好調なのかな?という印象なんですけど
    5九香というのが(先手の)なかなかの一手で、まだまだ難しいなと」
6七角成まで進み、
大橋:「(検討の通りで)良かったです」
居飛車党の大橋六段から見ても先は長そう、との事。
菅井:「7五歩と仕掛けてから一手一手相当濃いです」

夕休前までの盤面は田村七段に寄ると居飛車の方が良いのでは?との事。
先手は竜2枚、後手は馬2枚作っており6四歩の89手まで進んでいます。
評価値は後手に55%振れている状態。
タブレットトラブルなど有りましたが、こういう事も起こるんですね。
電子機器類は仕方がない部分も。

102手目くらいからリアルタイムで視聴していたのですが・・・
両対局者とも残り時間は1時間切っています。
今泉:「固いわ、広いわ」
田村:「久保さんの将棋、結構粘り強いんですけど永瀬さんみたいにゆっくり
    攻めて来る将棋には相性良くないのかも知れないですね」
   「スパっと来るタイプには」
今泉:「そうですね粘りに」
田村:「じわじわじわじわ来ますもんね永瀬さん」
今泉:「それも絶対間違えないようにという手堅い前進なので」
田村:「悪手が少ないってことなんでしょうね」
早見えの田村七段も黙り込む局面。
田村七段もコンピューターのことを”コンちゃん”って言うてはるのがかわゆい。
(以前光瑠六段もコンちゃんて呼んではったw)

田村:「結局、詰む詰まないが出て来すぎるから」
今泉:「めちゃくちゃ難しいですね」
田村:「永瀬さんがリードしてそうだけど・・・」
130手まで進行。
131手目8八銀。
今泉:「どうやって寄せるんだろう、正直分からないです」
永瀬王座も久保九段も1分将棋に突入しました。
観ながらワテクシは”お手洗いにいけないなぁ・・・”と思ってました(笑)
この終盤はくぎ付けで席を立てなかったです。

今泉:「いやいや・・・これ凄い事なってますよ、絶対何か起きてもおかしくない」
田村:「久保さんが根性見せたような」
   「やっぱり永瀬さんが少し良いけど」
155手1三歩⇒1四歩⇒同歩⇒1八歩⇒同香⇒1七歩⇒同香⇒1八歩⇒3七銀
田村:「わかっちゃいたけど久保さんの粘りが凄まじい」
3七同成銀⇒同銀⇒3六銀⇒3八銀⇒1九歩成⇒同玉⇒3九飛成
今泉:「面白いです。これが振り飛車vs対抗形の攻防や、って思います」
   「200手超えそうですね、171手です。今」
4六桂⇒2四香⇒4二角成⇒同銀⇒2八金⇒3一銀引く
田村:「これは問題手のような気がしますが逆転してますよ」
   「秒読みだと恐ろしいですね」
3四桂⇒1二玉⇒1五歩⇒3七銀不成⇒同銀⇒2七香成⇒同金⇒4五角⇒1八銀

中村桃:「両者1分将棋ですからね、読み切れてるという雰囲気ではないですよね」
田村:「これは香を一発おみまいできるな」
中村桃:「1四香が・・・歩合いが無くなりますね」
    「盤面右側、駒が密集してきましたね」
    「合い駒は高い駒しか無いですね、1三桂ですか」
田村:「4一竜、人間はそうやりますよね」
(AIは違う手を推奨していた)
田村:「案外楽じゃないか・・・」
中村桃:「詰まさないと先手玉は受け無し?」
    「ずっと久保九段が凌ぐ展開でしたが、ここにきて永瀬王座が凌ぐ展開に」

まぁ、あの終盤はリアルタイム&マイリストで2回観てる訳ですが
どうかしてる位、面白かったですね。
70手以上1分将棋が続いていましたから。
中村桃:「なかなか200手を超える将棋は」
田村:「永瀬さんなんかは割とやってるかも知れないけど普通の棋士は
    3~4年に1回しかできないですね」
201手で投了。

<インタビュー>
久保:「正解を逃して負けにしてると思うんで、粘らないともう持たない形に
    なったかなと思ったんで方針転換したんですけど、ちょっと途中は
    分からなかったですね」

永瀬:「終盤勝ちになった局面があったような気がしたんですが・・・
    2八金と打たれた形が見えなくなってしまったので
    問題があったかもしれない・・・」

解説陣も”難しい”連発してはった将棋なので
感想戦でも対局者がここはどうだったですか?と尋ねる場面も。
成か不成か分からなかった、寄せが見えなかった、と言ってはったのが印象的だった
ですかね~?分岐の検討を丁寧にしてはりました。

次が決着局になります。
山梨県の常盤ホテルにて。





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Last updated  2020.10.10 22:53:22
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