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解説:岡部怜央五段
聞き手:鈴木環那女流三段
岡部:「トップ棋士の先生方が(勝ち上がっていて)さすがだなという感じです」
過去の対戦成績は2勝ずつとの事。
糸谷八段が先手番4局だったらしく、今局もそうですね。
<対局前インタビュー>
糸谷:「相手の攻めを丁寧に受ける展開が多く、それが実ってここまでこれているのかなと」
「相手は居飛車党の非常に力のある方なので押しつぶされないように」
佐々木勇:「気が付いたらベスト8まで来られている感じで・・・」
「以前、糸谷さんとは脳内将棋で対決した事があって、その時
かなり差を感じた負け方をしたのでスピードが大事になってくるかと」
(脳内将棋はnellプレゼンツのネット特番でしょうか?)
考慮時間を残したいというようなインタビューでしたが
岡部:「過去にこんな具体的に作戦を(インタビューで)言った方はおられる
のでしょうか?といった感じなんですけど」
鈴木環:「イメージトレーニングが出来てらっしゃる」
岡部:「糸谷八段の早指しを警戒してるのかな?と」
鈴木環:「序盤から2筋と3筋の歩を伸ばし切る、これはどういう構想?」
岡部:「かなり欲張った構想でして3五歩を早めに突いた狙いは角を使いにくくして
・・・という狙いがあると思いますね」
「両者、早見え早指しの先生方なのでこれだけ早く指してもそんなに
大きな間違いを起こさない印象。なかなか真似の出来ない芸当です」
研究というよりは意地のぶつかり合い、と表現されておられました。
△4五歩
岡部:「より積極的な・・・」
佐々木勇気八段と岡部怜央五段は交流があるとの事で
スノーボード旅行やマラソンのエピソードトークも。
局面は先手が2六飛と取った場合、6四歩と取った場合の2択のところ。
本譜は2六飛へ進みました。
解説するにあたり糸谷八段の棋譜を見ると持ち時間が長い棋戦でも
時間を余して勝っているものもあり、自分の第一感を信じて即断できる
数少ない棋士の一人と岡部五段がお話されていました。
△4四角
岡部:「後手陣は綺麗な形ですよね」
鈴木環:「糸谷八段は早指しなので攻め将棋かと思ったんですけど丁寧な受けも」
岡部:「自分の印象では受けがお強いのかな、と」
将棋AIは圧倒的互角を示しています。
▲7九玉
鈴木環:「え~」
岡部:「そうなんですね」
「自分には発想にない手ですね、こういう感覚なんですね」
▲8五歩→△3五角→▲4六歩→△4六同歩→▲4六同銀→△2四角→▲6三歩成
→△6三同金→▲7五角→△8八歩成→▲8八同金→△6六歩→▲8六角
岡部:「いきなり終盤戦に」
「後手が飛車に弱い形をしているので・・・」
▲8二飛
岡部:「味がよい受けが(難しい)こんなに激しく戦ってまだ7分(残ってる)」
「やはり自分はスピード感欠けていたんだと、ちょっと今期反省しています」
盤上のゴミを佐々木八段が拭いていたのが珍しい。
対局中気になったのかも知れないですね。
互いに桂馬を跳ね合います。
▲6二飛成→△3三玉→▲3五歩→△3七桂成→▲3七同桂→△8七歩
岡部:「こんなに佳境の局面でノータイム指しがあるのは・・・」
鈴木環:「糸谷八段はだいぶ前傾姿勢で」
「▲6七竜と、と金を外しました」
岡部:「歩が(駒台に)たまる人は受け将棋・・・私の個人的見解ですw」
(攻め将棋の方はすぐ使ってしまいがちとの事)
△9五桂打
岡部:「これが詰むのかちょっと分からないんです」
「パーセンテージは先手がかなり勝ちに見えますけど」
鈴木環:「一手でも間違ったら」
岡部:「逆転も」
「佐々木八段も糸谷八段も共通点として逆転勝ちが多いタイプでして」
(先手97%後手3%)
岡部:「早見えの糸谷八段がこんなに時間を使っているのは・・・」
▲6七竜で両者残り1分。
岡部:「これだけ竜が守備に活躍するような将棋は珍しい」
鈴木環:「・・・私はまだ詰みが全然読み切れてないのですが」
111手で先手勝利。
すっごい終盤。
鈴木環:「一局を振り返っていかがでしょうか」
岡部:「初手3六歩ということでかなりトップ戦線でも珍しい・・・
飛車を捕まえた辺りから糸谷八段がペースを握りまして
その打った飛車が攻めにも受けにも大活躍だったですね」
<対局後インタビュー>
~初手3六歩は用意の作戦だったんでしょうか~
糸谷:「そうですね色んな将棋をやろうと思っていたので」
~中終盤の形勢判断はどのように?~
糸谷:「ずっと難しいと思ってたんですけど、と金を払えて
ちょっと安全になったのかなと・・・そこから先もよく分からなかった」
~△6七歩成と、と金が出来た辺りの形勢判断は?~
佐々木勇:「もうちょっと上手い攻めがあった気がしたんですけど
本譜は思いのほか▲8二飛車の王手が厳しくて・・・」
~一局を振り返って~
佐々木勇:「2四の角が働かないまま終盤戦を迎えたのはキツくて
終盤の速度計算を誤った気がします」
感想戦もチョー楽しかった(*´ω`*)
初手3六歩だったから見間違えたのかな?という佐々木八段の冒頭で
爆笑してしまいました。
佐々木勇:「出たとこ勝負すぎて」
岡部:「解説してても良く分かんないんですけど」
糸谷:「まあまあ確かに、いや分かんないでしょう」
岡部:「結局相雁木のような」
佐々木勇:「初手3六歩の出だしですからね、なんでもあり」
「・・・(自分が)こんな所に角打つようになっちゃったのかと
悲しくなってきました」
感想戦が面白すぎて録画戻してもう一回みちゃったwwwwwwwwww
情報量が多すぎるwwwwwwwwwwwwwww
岡部五段の解説、好印象です♪
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