ともの部屋

ともの部屋

手術 


生まれて初めて入った手術室・・・・・。

ほんと、テレビでよくみるのと同じだ。

ベッドに寝かされた。
上を見るとこれまたテレビでよくみるライトがあった。

とても怖くなってきた。

右手には血圧計など、
左手には点滴、
胸には心拍数はかるのとりつけていった。

どんどん怖くなる。

カチャカチャと音が聞こえてくる。

体の震えが止まらない。

看護婦さんに麻酔はどのくらいでかかるのか聞いた。
すぐに効いてきますよ。と教えてくれた。

先生が手術室に入ってきた。

ピッ、ピッと鳴っていた心拍数の音が少し早くなった。

先生がきて『今から麻酔をかけますよ。ちょっと腕が気持ち悪く感じるかもしれないけど、大丈夫だから』といって、点滴に入れ出した。

入れ出して、ほんと、すぐに腕がちょっと気持ち悪くなった。

と、思った瞬間ぐらいからボーッっとしてきた。

看護婦さんが私の右手をベットに紐でくくりつけている・・・・
左もくくりつけるのか・・な・・・?


それから全然記憶がない。


かすかに覚えているのは、
手術が終わってからと思うけど、
手術室で先生から『○○さんっ!○○さんっ!』と名前を呼ばれた。

それから運ばれるんだけど、

なんかとても気持ち悪い。
体が思うように動かないからだろう。
目をあけたくてもなかなか開かない。

看護婦さんの声は聞こえる。

運ぶ途中で多分段差があったと思うんだけど、

『ガタンッ!!!』とベットが引っかかった。

看護婦さんは『あら、ごめんなさいね~』と言っていたのを覚えている。

ちょっと笑えた。
『おいおい、ちゃんと運んでくれよ~』とつっこみたかったぐらい。

それからエレベーターに乗せられた。

気分の悪さ最高潮!!

もどしてしまった。2回も。

普段はいくら気持ち悪くても、もどすのが嫌いで我慢しとおすのに・・・・。

体が言う事きかなかった。

それから、部屋のベットにうつしてくれた。

意識はなんかもうろうとしている。

体を動かそうとすると、とても気持ち悪い。

旦那が部屋に入ってきた。

声でわかった。

私はとっさに『○○(旦那の名前)』と呼び、
手を伸ばす事ができた。

とても、手を握ってもらいたかった。

手を握ってもらうと安心したのか、
涙がでてきた。

『もう、終わった?』ときいた。

やさしく、『もう、終わったよ』と言ってくれた。

それから『怖かった・・・』とポロっと言ってしまった。

手術前に旦那には強がってか、怖いと言ってなかった。

それからまた少し、記憶がない。

手術が終わって1時間ぐらいすると
なんとか体も言う事をきくようになっていた。

でも、頭はクラクラ。

まあ、なんとか歩けたので16時ごろ病院を後にした。

もちろんだけど、手術のことは何も覚えていない。
どんなことをしたのか、全然わからない。

まだおなかの中にいるのでは・・・・・?
手術なんてしてないのでは・・・・・?と感じたぐらい。


安静の必要なしともらった紙に書いてあったが、
旦那もお母さんも心配していたので、
少し休む事にした。

手術の費用はびっくりした。
保険がきいて、8440円だった。

えっ?そんなもん??(゜O゜ ;)




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