2012.10.02
テーマ： 今日の出来事(289293)
カテゴリ： 安時給パート先
朝。女子更衣室のドアを開けると
そこはもう
フローラルなかほりが溢れ、まるでお花畑の様でもあり
清涼感漂う空気がこの身を包む・・・
やっぱ女の子はええね～ッ☆
を
思いながら
パートの相方”おとみちゃん”と並んで着替える午前９時前。
だけど今日に限って
普段はしない腕時計をしてたおとみちゃん。
あたしへ何かアピってる感じに
その腕時計を眺めたり触ったりを繰り返す。
ただ・・長い付き合いの為か
何か
ただならぬめんどくさい気配を察知したあたしは
知らん顔で身支度を進めてたら
ついにおとみちゃん
『これって防水なのかなぁ？』 と
ひとり言か質問なのか分からないトーンでつぶやいた。
「えっ？何がです？」
を
どうしてもあたしに言わせたかった様で・・
そうして
まんまとあたしに
腕時計へ注目させる事を成功したおとみちゃんは
『おにいちゃんがプレゼントで買ってくれてぇ～』
『もう５３だからいいって言ったのにぃ～』
『やっぱ覚えてくれてるのは家族よね～っ！』
と
昨日、自分の誕生日だったのに
お前すっかり忘れてね？をあたしへ臭わせた。
「あっ・・。そりゃおめでとうございました！」なんて事を
無理やりあたしの口から引き出す彼女はかなりの策士。
そしてこの頃
防水の話など、もうどうでもええらしいおとみちゃんは
愛息子からもらった腕時計を
フレッシュ女子社員達へ見せ周りながらの徘徊。
若い娘達にも義理の祝辞をもらい
ちょっと調子に乗ったのか
『おにいちゃんが～っ ケーキも買ってくれてぇ～ッ』 て
彼女の言う”おにいちゃん”は
息子だ。という事は知らない若娘達に向かい
話し続けてしまうおとみちゃん・・
まぁ、どうにも止まらなく
『糖が上ったらどうしよ？』 の
健康内容までも暴露していた。
「知らんがな・・・」
あたしは
そのひと言が言ぬまま、この勤め先で８年目の冬を迎える。
★鮭のキノコあんかけ＆ポテサラ晩飯★
帰り道、何となく
近所で暮らす夫の母に会いたくなり
家へ寄ってみたら
お義母様は焼酎片手に海外ドラマ鑑賞の真っ最中でした。
昔は吹き替えで見てたのに
字幕をいっしょけんめ追ってるお義母様へ
理由を聞いたら
ちょっとでも英語覚えようかと・・。なんて
はにかみながら、お義母様は言うたんです。
その物語はフィナーレを迎える場面だったんで
もう相当数な英会話を聴いたはずと
じゃぁ、何か覚えました？を
尋てみたらお義母様。しばらく考え・・・
『ベンジャミン。』
頑張って言うてくれたけど
それは劇中の役名なんですね。
やっぱ、お義母様は素敵になごみますです。
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