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２００７年８月

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さちこ@ Re:顔本。。。(05/26) 初めまして。初コメントさせてもらいます…

エミ♪@ Re:偉大なる後輩？友人？達(07/11) ともやくんハッピーバースデー(*≧∀≦*) 元…

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November 26, 2010

　実は昨夜、２時間ほどかけてこの日記を書いたのですが、公開するをクリックしたと同時に白紙にされ、心が折れてしまい今から２度目にチャレンジです（笑）

　やたら長くなってしまったので、前編・後編に分けることにします（笑）消えないことを祈りつつ・・・。

　今、バンドのメンバーとライブの総括を兼ねた打ち上げをしてきました。その時出た話題はまた詳しく書きますが、本当に来てくださったみんなに感謝する気持ちはみんな一緒です。

　まず、今回のライブにご来場いただいた方々、また来られなくとも応援していただいた皆様に本当に厚く感謝いたします。ありがとうございました。

　僕の友人を含め、遠方からわざわざいらしていただいた方々も多く、みっともないライブをしてしまったことことを心からお詫びいたします。。。

　個人的にもバンドとしても、情けないステージになってしまいましたが、それも実力。全てしっかり受け止めています。今出来る全てだったのでしょう・・・。

　ただ、こうやってライブを開けたことは本当に嬉しかったし、ありがたかったです。本当にありがとうございました。。。

　さて、前編では、皆様にご心配いただいた僕の怪我について詳しくお伝えしたいと思います。言い訳をしたいわけではなく、一体どうなってるんだ？！という声が多く、全てをありのままにお伝えしないわけにはいかないものだと感じたからです。

　事故は１１月１３日に起こりました。

　日頃からお世話になっている、ＪＢＬ２の某チームのヘッドコーチに御呼びだて戴き、試合を観戦した後、練習に参加することに。。。

　子供達も多く参加していて、教えながらという形でしたが、運悪く肘が僕の左目に入ってしまいました。

　その場は我慢したものの、その後のせっかくのお食事会（ヘッドコーチの奥様に振舞っていただいた）ではあまりの吐き気から食べることが出来ず、横になって休ませてもらいました。

　楽しい会でしたので、邪魔したくなくずっと我慢していたのですが、吐き気と痛みは増すばかりで・・・。食事会が落ち着いたところで、お先に失礼させていただくことに。

　なかなか救急で眼科があいているところが見つからず、やっと見つけた東邦医大へ。

　絶対に時間がかかると思ったので、付き添ってくれた後輩にもタクシーで帰らせ、これは入院とかなっちゃうかな・・・と思って待っているとすぐ診察してくれました。

　なんともないね、と言われ、よかったあ・・・と思うとともにそんなわけないだろ・・・という複雑な心境の中、とりあえず帰路に。

　次の日は日曜だったため、家で静養し様子をみていましたが、一向に目の痛みと顔の左側の麻痺が治らない。。。月曜にいつもお世話になっている昭和医大に行き直しました。

　たまたまその日が創立記念日で病院がお休みだったのですが、なんとか頼み込んで救急で形成外科なら診られるといわれ診てもらう事に。

　ＣＴをすぐに撮ってくれ、診察してもらった結果、形成外科的には手術をするほどではないが目がとても心配とのことで、明くる火曜にすぐ診てもらうことになりました。

　そこで詳しい検査の連続で疲れきった僕に出された診断は眼窩底骨折のひどい版・・・。

　骨折した箇所から目の筋肉や脂肪が飛び出してしまっていて、目が陥没していき、神経を傷つければ失明もありうると・・・。

　即入院、即手術というあまりの手際のよさに、僕は少し放心状態。しかし突きつけられた現実を受け止め、ライブの事、塾の事が頭をよぎりました。

　ここで究極の選択が。。。

　骨折箇所が多いため、口の中の上の部分から穴を開け、バルーンをいれてその圧で筋肉や脂肪を押し上げ骨折箇所を治すというのです。

　それは２週間装着したままで、口から管が出ている状態。まずライブなんか無理。

　ではライブが終わってから手術というのはどうかと言うと、そこまで経つと骨の癒着が始まってしまい、もう一度意図的に折ってからということになり、それには全身麻酔が必要で最低でも２週間入院。そんなの塾にとって無理な話。

　どっちも無理です・・・。と僕は言って、他の方法はないんですか？と先生に無理を言いました。

　骨一つ一つ繋ぎとめていく方法があるけど、今回はそれが多すぎる。しかも骨には麻酔は効かないから相当痛いし失神するよ・・・と言われました。

　どのみち手術は避けられない。先生、それでお願いします！と半ば強引に押し切りました。

　すぐに病室に入り、あっという間にオペ着に着替え、オペ室に運ばれました。

　局所麻酔をし、目の下をメスで開けた途端、先生が、こりゃやっぱ無理だよ・・・バルーンでいこうと・・・。

　局所麻酔なので会話が出来るため、先生に、いやだめです！先生約束したでしょ？バルーンなしでいってくださいと懇願（笑）

　そして繋ぎとめる手術が始まりましたが、覚悟はしていたものの、もう意味が分からないくらいの痛みで本当に気を失うかと思いましたが、全ては自分が決めたこと、ライブがしたい、早く塾に戻りたいという一心が僕を支えました。

　一箇所の繋ぎだけで、汗がびっしょりになり、これがあと何回だ？？？・・・と半ばやけくその僕を先生もたくさんの手術スタッフの方も励ましてくれ、なんとかあと一つ・・・。

　その一つがなかなかうまくいかず、もう僕の体が持たなくなってきました。心拍数が１８０・・・これ以上は危ない、命をかける手術じゃないと先生も困惑。

　次がダメだったらバルーンいれるよ？と言われ、もうどうにもできない僕は先生お願いします！！！という祈りの中、痛みに耐えていると、よし！という声が。

　なんだか知らないけど、オペ室は拍手が舞い起こっているし、僕は先生と寝たままハイタッチしてるし・・・（笑）ドラマのようで今でも現実感はありません（笑）

　先生ありがとうございました、と寝たまま握手したら、先生がいやいやこちらこそ、よく頑張ったね・・・と言ってくださいました。

　バルーンを入れれば２０分ぐらいで終わる手術が２時間半・・・頑張ったのは確実に先生でしょ（笑）本当に迷惑かけちゃったな・・・。

　その後の経過も順調で木曜日には退院できました。

　顔の麻痺は完全に戻るのは厳しいみたいだけど、歌う事自体に問題はなさそうだし、痛みはあの痛みに比べたらなんともない。

　あの手術を乗り越えられたのは、本当に周りの皆さんのおかげです。

　ライブを待ってくれている皆さん、塾の生徒、バスケのみんな、運悪くこの怪我に関わってしまった人たち・・・その人たちのためにも一秒でも早く、そして心配のかけないような形でしっかり完治させる、それが全てでした。きれいごとでもなんでもなく、スポーツの怪我は避けようのないことだし、してしまったらそれは全て自分の責任。もちろんさせないようにみんなしているわけで、わざとさせる人なんて僕の仲間にはいない。

　先生には迷惑かけちゃったけど、本当によくやってくれました。普通だったら即バルーンだよ・・・と苦笑いしながらもずっと励ましてくれた。。。

　先日、抜糸をしに行きましたが、先生に御礼を言ったところライブのことを気にしてくれました。うまくいった？と。涙が出そうでしたが、そこはこらえて、まあまあです、と言っておきました。今度ＣＤをもっていく約束をし、病院を後にしました。

　現在の状況は痛みも軽く、目もしっかり動き、視野も大丈夫。問題といえば顔の感覚麻痺。。。
これは長く付き合っていくしかなさそうだけど、イライラしないで受け止めていきます。

　木曜に退院し、日曜のライブに向けた詰めの練習にあまり参加できず、メンバーには本当に迷惑をかけました。

　ただ、こういった中でも僕を信じて待ってくれ、僕に負担をかけないようにと演出も考え、サポートしてくれ本当にこの仲間には救われました。本当にサポートできたかどうかは別にして笑（なんちゃって）

　そして、無事当日を迎えることに。

　・・・って長すぎるでしょこれ。

　もうこのくらいにしておかないと書ききれん（笑）

　大事なライブのことについて何も触れないまま前編は終わってしまうのか？

　まあ、でもこの出来事もライブの本当に大きな一部でした。すごい試練だったけど、良い？試練だったなあ・・・と今では思います。

　ライブの本編については後編で。。。

　皆さん、くれぐれも怪我には気をつけましょう（笑）では。。。

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