iの物語

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2024.09.16
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最大震度7という大きな揺れがあり、私は家で寝ていたときに起きました。
少し時間が経ったとき3:30に突然停電になりました。
まだ夜中だったため真っ暗になり、我が家だけかと思い周囲の建物を窓から見るとすべてが真っ暗でした。
テレビの情報もとれず携帯だけの情報で動くことになり、とりあえず家の様子を確認した後、着替えをして歯を磨いて職場に出発しました。
精神障碍者のグループホームの管理者をしていたので入居者の方たちが心配で早く行った方がよいだろうと判断しました。
4:30過ぎでしたので少しずつは明るくなってくるはずでしたが、まだ薄ら明るい様子でした。
信号も止まっているので車を使うのはやめました。
歩いて45分くらいで職場には着く予定でした。
歩いていると警察が道におり、よくみると自動車がひっくり返っていました。
途中のコンビニでは電気が止まっているので、真っ暗な中でたくさんの人が並んでいました。
朝の食事はどうなるか、今日のディケアはどうなるか等考えながら歩き、日が昇り始めたので危ない目にも合わずに職場に着くことができました。

グループホームは9:00まで宿直さんがいてくれたのでパニックにはなっていませんでした。
喫煙室にいる入居者の方たちは電気が使えないし朝食が困るという人もおり、今日はどうなるのかなど心配があり3時過ぎから眠れない人も多くいました。
固定の電話も使えず、自分の携帯で連絡するしかないということが確認できたり、地下鉄は動かないということもわかりました。
6:00になったらコンビニへ行きましょうということにしましたが、行きたいという希望者や体調や不安などの確認などにも時間はかかりましたが思ったより落ち着いていたような印象でした。
結局3人を連れて6:00に出発すると信号のない交差点を渡ったり危険がありました。
コンビニも人があふれておりましたが、セコマさんは手作業で会計の計算をしてくれたりありがたかったです。パンなどの簡単に食べれそうなものはすでに売り切れており、1名は蕎麦があったと購入し、あと2名はお菓子などを買っていました。グループホームはIHでしたのでお湯も沸かすことができずカップラーメンは無理でした。トータル1時間くらい買い物にかかりました。

デイケアは行うとのことでバスは通常通りに来ることになりました。
地下鉄は動かないので就労支援の人は行けないことになりグループホームに残ることになりました。

他の職員も来ることができないということでとりあえず私1人でなんとかすることになりました。
いつもの騒がしいpcや電話やコピー機の音も無く、静かな中で手書きの記録を書きながら過ごし、これからどうなるんだろうと思うしかありませんでした。






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最終更新日  2024.09.16 02:01:10


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