一緒に働いていた人は知的障碍を持った人が2名と精神障碍を持った人が1名、身体障碍を持った人が1人でした。
軽度の知的障碍を持ったAくんは運転できて送迎をしていました。
軽度の知的障碍を持ったBさんは介護で入浴介助や食事介助などしていました。
精神障碍を持った看護師さんはリハビリなど行っていました。
身体障碍を持った人は車いすに常に乗っており管理者でした。
他は私と食事を作る女性と介護未経験なハーフの男性でした。
利用者さんに対してみなさん丁寧で特に問題なく毎日業務をすることができていました。
難しい手続きの書類など利用者さんが持参してきたときは理解がむずかしかった時もありましたが、特に平常の時間を過ごすときには問題なかったです。
私が入職した当初は大丈夫なのか心配もたくさんありましたが、彼らの動きや丁寧さを見たときに考えが変わりました。
彼らも初めはうまくいかずに何度も怒られたりしたそうです。けれど経験する時間さえあればこんなにもスムーズに動くことができるんだと驚いた記憶があります。
運転も通常のルートを覚えてしまえば特に問題なく、新しい利用者さんが増えたときには何度も車で下見をしたり時間を見たり準備が半端なかったです。
介助が必要な利用者さんにも丁寧に声掛けして誘導したり、一緒に確認をしたりして安全を確保しながら業務にあたっており私が教えてもらったことも多くありました。
足が不自由な管理者は手で操作できる車を運転していました。車に乗り込むときや降りるときなどに補助は必要でしたが自分でいろんなことができる自由な人でした。
仕事が終わってみんなでお酒を飲んで食事に行ったり、楽しく仕事もできました。
いろんな職場がありますけど、本当に毎日可能性しか感じないおもしろい職場でした。
もちろん適正もありますし計画から実行する段取りなどが難しい面もありましたが、こうやって周る職場もあると知れたことが、私のその後の就労支援の業務の自信に結び付いたのだと思います。