iの物語

iの物語

2024.09.23
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カテゴリ: 福祉関連


まだ20代半ばで運動もしていたので体力には自信がありました。
一緒に働いていた年配の方はコルセットのようなものを身に着けていましたが、私はそんなもの無くてもいいやーと思って働いていました。

日中活動のためにずっとベッドのいる男性患者さんをベッドから車いすに移乗する場面になりました。
毎日のことであったので、その時も「車いすに移動しますね」と声掛けをしながらベッドから身体を起こしベッドに腰かけをしてもらいました。
靴を履いて移乗する車いすの手すりに手をかけ、身体を移動するのに私に体重をかけてもらい、その方の足を支点にして移動する体制に入りました。
その方はいつも体重を預けてくれて私の動きにゆだねてくれていました。
その日は何かいつもと違ったのかわかりませんが、移動しようと動き始めたときに自分で車いすに動こうと思ったらしく患者さんの力が先に車いすに動きました。
とっさに「このままでは車いすにぶつかる」と思い、力の方向を変えたところ腰に負担がかかったのか
グギッ!!!っと痛みというか衝撃が走りました。
それでも患者さんに怪我などあると大変なのでなんとか移乗は成功させました。

その後も何となく痛いなー帰ったらゆっくり休もうくらいに思っていました。
帰ってからお風呂に浸かったりして確認し、眠ることにしました。

翌朝、目が覚めて起き上がろうとしたときに動けません。
右側の腰が異常に痛く起き上がることができず、どうしたらいいのか…
とりあえず働いている病院に連絡を入れ状態を伝えました。
こんなに体調が悪くなった記憶も無く、自分でもこんな状態になることに戸惑いがありました。

整形に行き検査すると腰椎ヘルニアと言われました。
右側の6番目?だったかな?神経に触っているらしいです。
痛み止めの薬をもらい、リハビリの説明も聞き電気治療から始めると良いのではないかと言われました。
コルセットの話もしたと思います。
痛み止めは効いたり効かなかったり。
座っているのも寝ているのも落ち着かなかったり、寝返りをうつのが大変だったり。
生活がこんなに大変だったとは…と感じました。

その後数日は良くならなく、仕事も休んでしまいました。
電気をかけてもすぐには良くならないのでしばらくかかりました。
少し遠い職場だったのでいつも乗っていたバスも怖かったですし、立ち上がるときにも痛みが走るのではないかと常に思って行動することになりそれだけでも疲れてしまいました。

怪我や病気をすると普段の生活も本当に不自由になってしまうことが20代でわかりました。健康は大事ですよね。元気なときには大切さがわかっていませんでした。
そして年をとると普通にしていても筋肉など落ちてきて五十肩などになってしまったりめんどくさい感じになります。今はYouTubeを見ながらエクササイズをしたり老化に少しでも抗うことができたらいいなとがんばってみています。
身体を壊しても騙しだましで仕事をしている方も多いでしょう。すっきりした体調でいたいですよね。
少しずつでも体を動かす気持ちを持ち続けられたら維持できるかなと思います。
今回は身体に負担のかかる仕事をしている方などのあるあるのような話でした。






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最終更新日  2024.09.23 01:52:56
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