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2015年02月03日
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カテゴリ: 砂の器
「砂の器」最終回感想です。
いやあ、放送直後の感想って怖いね(^^;)。
すんません、めっちゃ生意気で。
ただ、こういう想いも大切なのかも知れませんな。
ということで、そのままの文章、掲載します。












秀夫はこうして罪をつぐない、笑顔を取り戻せるのかな?
連行される時、あさみに向かって唇の端で笑ってみせた、それが今の精一杯。
心から満面の笑みを浮かべる秀夫が見てみたいです。
これは番組に対する注文じゃなく、「その後」を想像しての私の望みとして。

これをもちまして、「砂の器」は完結です。
今まで私が見たドラマにはない、ほぼ映画的な作りだったと思います。
ものすごい時間と手間をかけた映像、それに負けない役者さんたちの演技。
ひいき目だろうがなんと言われようが、中居正広も連ドラ3年間のブランクを信じられない程スキルアップしてくれてた。
放送は三ヶ月間だったけれど、恐らく費やした時間はその何倍もになることでしょう。
関係者の皆様、ほんとにお疲れ様でした。

・・・さて。
こう少しきれい過ぎる程まとめておいて何なんですが。
最終回、実は声を大にして言いたいことがあります。
最後の最後のシーンについて。私はどーーーしても納得いかないので。

秀夫が老い、病んだ父に搾り出した言葉です。
「あなたが憎かった」と「あなたの子供であることから逃げたかった」。
これをこの順番で二つ続けられると、この間に「だから」という言葉が入ってしまう。
そういう意味合いに取れませんか?
軽々しくそういう意味にして欲しくなかったというか、千代吉が憎いから「本浦秀夫」を捨てて「和賀英良」になったという単純なことじゃなかったと私は思うので。

千代吉を慕いながら憎かった気持ちは分かる。
そして千代吉の子供である「宿命」から逃げたかったのも本当だと思う。
(ただしこれはなあ・・・。そう思った原罪は三木謙一にあるよなあ)
だけど、これはその根本的理由が違うと思うんです。

前編である10話の感想で、私は放浪シーンが秀夫にとって苦しいものには見えなかったと書きました。
そう捉えてしまったもんだから、それをベースにこの最終回を見てしまったこともあります。
千代吉が三木さんに連れられて秀夫の前から去るところ。
彼は笑いましたよね。息子に向かって、なあんにも心配するなというように目いっぱいの笑顔を見せた。
でも、父は帰ってこなかった。
秀夫はとーちゃんと一緒にいたかったのに。どんなに苦しくても、また逃げ回る生活に戻ろうとも、一緒にいたかったのに。
とーちゃんが大好きだからこそ、帰ってこなかった千代吉を憎んだ。
これが私が受け止めた秀夫の気持ちです。

そしていじめられた秀夫に三木さんが言った台詞です。
さっきも書きましたがこりゃ酷です。これを7歳の子供に言うかよ~。
いくら強い子でも7歳だぞ。こりゃ自分の宿命を恨めって言ってるもんじゃないか・・・。
そして実際和賀君が亡くなってしまった時、秀夫は自分の宿命を捨てようとしたんです。
本浦千代吉の息子の本浦秀夫から、この先もずっと逃げていたかった。
こんな役割を三木さんにふって欲しくなかったんです。なんだか「善意の人」という印象が薄れてしまって。
三木さんはいい人、なのに秀夫は彼を葬ってしまうという罪の重さが感覚的に減ってしまう。

そう考えると、父親が憎かったからその子供であることを捨てたかったんじゃなく、逆だと思うんですね。
千代吉の子供であるという宿命から逃げたかったから、父親を憎もうとした。こうじゃないかなあ。
細かいところをうだうだ言うようですが、私の中ではこの差が大きくて。

もう一つ注文を付けるならば。
罪を告白した秀夫に対し、千代吉に叱って欲しかったなあ。
激しく「なんてことしたんだっ!」じゃなく、静かに「ばか者が・・・」って感じで。
その上で、秀夫を受け止める親の愛情を見せて欲しかった。
悪いことをした子供に対して叱った上で許す。それが父親だと思うので。

いい映像だったんだけどなあ。
ほんと、だんだん私、ドラマ・映画に対して厳しくなってる気がする。
だってさ、どうも役者に頼る度合いが大きすぎる作品が多いよねぇ。

なんて、色々文句つけたけれどね。
この作品を全否定するわけじゃありません。他のドラマで正直もっと「ヲイヲイ」と思うのもあるし。
また、大好きな中居クンの主演ということで多くを求めすぎなのかも知れませんし。
この作品に携わった人たちが本当にすんごく力を出していい作品作りのために一丸となっていたことも伝わります。
それでも・・・今までの中居クンのドラマの中では、好きなランキング上位にはいかないかなあ。
それとも。もう少し時間を置いて全話を見返したら、また違う発見があるのかなあ。





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最終更新日  2015年02月03日 15時55分55秒
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