ユンタ(^-^)の気付き日記

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食材の機能・形から見た身体への作用


先日は一物全体のお話をしましたよね。

それに関連してですけれども
今日は機能とか形の似た食べ物と身体についてのお話をしましょう。

「相似象」という言葉があります。

大まかに言うと
「万物は同じ働きを持つものは体に影響する」ということでしょうか。


例えば

●植物の根っこ、ヒゲ根などは
土の中の養分を吸収して身体に取り込む働きをします。
人体でこれと同じ働きをする所といえば、小腸の絨毛、微絨毛ですね。

以前にもお話しましたが
小腸の絨毛、微絨毛から消化されたものを吸収していくんですが
このときに何でもかんでも吸収して
異物と認識するものをどんどん吸い上げていっては
免疫機能でどんどんアレルギー作用が起こります。

基本的には来たものは吸収されると思いますが
パイエル板というセンサーが働いて
入ってはいけないものを腸内細菌で変化させて
血管に入れていくのが本当の働きなんだそうですが
これがバカになっていると何でもすり抜けちゃうわけですね。

そういう所をしっかりさせるためには
こういった同じ機能のものが良いですよということです。


ですから根菜類には小さなヒゲ根とかいっぱい生えていますが
そういうものが付いている物であればそれごと食したほうが良いんです。

そういったところのほうが
普段食べているところよりも陽性が強いですから
陰性に傾きがちな方には特にお勧めですよね。


それだけで食べろというとなんか無理がありますが
小さく小さく刻んでしまって料理の中に入れたら、違和感もなく食べられて
しかも身体には数段良いと言う事になるわけですね。

こういったのを味噌汁の中に入れてもいいですよね。

したことないんですけれども腎障害、糖尿病などに
白ネギのひげ根のスープはすごく良いらしいですね。


●ネギ、セロリなどの茎がしっかりしたものは、
茎ですから養分を運ぶ力が強いですね。
人体で言えば脈管系ですね。

陰性の氣がありますので、陽性の循環器障害なんかには
とっても良いんじゃないでしょうか。

●ブロッコリー、カリフラワーなどは形が肺に似ていますよね。
肺胞がたくさん集まって形作られている感じ。。。

こういったものは呼吸器系、肺に影響するということになります。

●すると、先日の一物全体の中でお話していた皮などは
人間にしてみれば皮膚に当たるわけですね。

皮膚は、外界からの刺激を遮断する
一番最初のバリアだとよく言われますよね。

外界からの刺激に耐えうるための要素を
持っているものだということになります。

一般に抗酸化物質を多く含むことも多いですよね。
いわゆる活性酸素を抑える力ってやつですよね。

また、似た形をしたものは
その臓器を滋養するものが多いとも言われていますよね。

例えば・・・

くるみ
これは脳みその形に似ていますよね。
シワシワになった感じとかまで似ていますが
これなんかは腱脳作用があるんですよね。

小豆
これは形からして腎臓の形と同じですよね。
昔からよく腎臓には小豆と言われますよね。
これもだから何でもいいかというとそうではないと思いますが
とりあえず・・・。

しじみ
貝殻の形を想像してもらうと
ちょっといびつだけれども肝臓の形に似ていますよね。
しじみの味噌汁とかって二日酔いに良いよとよく言いますから
肝臓に良いというのは皆さん知ってますよね。

・・・あと、あんまり思いつきませんが
その食材の持つ特性が食べた人に作用するというのもあると聞いています。

例えば
成長の早いもので背の高い作物を食べると(とうもろこしとか)
背が伸びやすくなるとかですね。
これらの特徴は陰性ですが、子供はもともと陽性ですから
ある意味成長期には
こういうものがバランス的にとられていくのが自然なんでしょうね。

当然ほどほどと言うことがつきますよ。しつこいですが・・・(笑)

反対に陽性の硬いものをしっかり摂ると
身体がどっしりとして重心も安定した感じになるとか。


こんなことをいろいろ考えると

食材の形、機能を考えれば
今自分の身体で不調を訴えるところには何が良いかな
というのも少し考えやすくなるかもしれませんよね。


そしたら動物の臓物とかも同じなんじゃないかという事になりますよね。
事実そういうふうに言われています。
そういう説からすると、機能が近ければ近いほど身体への作用は良いとか。。。

でもそうしたら人間は人間を食べるのが一番良いってことになりますぜ
・・・あ~、なんか怖い。

臓物の場合、その動物の食べていたものによっては
身体に溜まったものがきついという事がありますから
個人的にはあまりお勧めはしないかなぁと言うところでしょうか。
集団で飼っているから病気にならないように
抗生物質がたくさん入った飼料を食べさせられていたり、
成長を早めるためにホルモン剤とかが入っていたり
ということになりがちですからね。

食物連鎖的に言うと
身体の大きなもので食物連鎖のピラミッドの上にいるものほど
身体の中(特に内臓)いろんな毒の蓄積が
濃縮されていくということになりますからね。

以前、ヨーロッパとかでコレラとかいろんな疫病が流行したときなんかも
食べるものがない人たちが捨てられた臓物を食べたことが一因だったとか。

(まぁ植物も栽培しだいで同じかもしれませんが)
できれば機能的に近い動物よりは
植物の方が身体には優しいんじゃないかなということにはなりますね。
以前も書きましたが
(その土地に生きるということ その2 を参照してくださいね)
植物さんはその人の身体に必要なものを作ろうとしてくれますからね。


なんかちょっと怖いというか、暗いというか
そんな話になってしまいましたが
ひとつの考え方として、よかったら参考にしてくださいね。



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