KYOTO [2]

ALBUM TITLE:

KYOTO
PHOTOGRAPH [2]



MEMO:

2008・09・06
京都清水周辺

2008・11・26
京都銀閣寺・清水寺


ALBUM LIST:

KYOTO PHOTOGRAPH [1]
KYOTO PHOTOGRAPH [2]
KYOTO PHOTOGRAPH [3]
■NARA PHOTOGRAPH
TOBA PHOTOGRAPH

OTHER [1]


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KYOTO PHOTOGRAPH [2]

A WALK IN THE KYOTO -KIYOMIZU-

2008年の秋。 いつものようにカメラを持って、彼と二人で京都を散歩。



なんかすごく嬉しそうな顔してるけど
タヌキの姿のお化けみたい。


京都清水寺へ向かう観光客の流れに乗って
歩いている途中、
人ごみを見つめるタヌキを発見。

肖像権の問題はなさそうなので
モデルになっていただきました。

清水への案内人って感じもします。
なんとも生き物くさい焼き物タヌキ。



The guide who did the figure of the raccoon dog...?







清水の辺りは坂がいっぱいあります。
坂には名前がついていて、
三年坂、二年坂、清水坂、五条坂があり、
石段の階段や両側に並ぶ京都らしい建物のお食事処や土産物屋さんが特徴です。

三年坂は産寧坂とも言い、
安産祈願の坂とも言われています。

大正時代は竹久夢二も住まいを構えていたそうです。
私もモダンな和服を着て、
日傘を差して、ここを歩いてみたいなー。

この辺りには、そんな夢をかなえてくれる、
ハイカラなレンタル着物屋さんもあります。

お越しの際は是非、探してみてください。
私も次こそは…


近所にある全国から人がくるような名所って、行かずに育つことが多いんですよね。 私も彼もそう。
生まれ育った場所なのに、行ったことない名所だらけ。 だから二人で見てまわることにしたんです。 
全国から人がくる名所とやらを私達が楽しまなくてどうするんだ!みたいな。


Concrete and a tree.


んで名所めぐりのはずが、ふらふらと人気の少ない道へ入り
こういうものを発見して喜ぶ。
そんな散歩。


コンクリートから生えてる大きな木。

たぶん、木を抜かずにそのまま生えてるとこるにコンクリートを流し込んだんだな。

こういうの面白いよね。

この無理矢理感が、ある種の「共存」を極限に表現してる。



The coexistence with nature is difficult. But I like an effort and perplexity. I feel a quality of human being.




観光客の行列からはずれた道の足元に、可愛らしいツル状の花が咲いていました。

高校生の頃、作品作りや人間関係の壁にぶち当たって、ぼんやり散歩をしてまわったことがあるけど
そのときとは見えるものも、見え方も全然ちがう。

大人になってきてるんだなー。性格には大人と子供の境界だけど……とにかく、

あの頃、想像はできても実感が湧かなかった色々なことが、今はわかる。

彼も私も一緒に大人になってきて、
これからもずっとこうして一緒に歩いていきたいなー。
…地味かもしれないけど、 本気でそう思う。

清水の坂を歩いて、この日は一度行ってみたかった ある場所へ行くことに。

この風景は、霊山護国神社にある、「坂本龍馬」と「中岡慎太郎」のお墓から見える京都。

歴史に大きな影響を与えた人が、まるで時代とともに変わってゆく風景を眺めているような建てられ方をしています。

坂本龍馬が暗殺されたときに一緒に切られた御付の人も、ちゃんと龍馬の隣にお墓が作られていました。
親戚じゃなくて、友人達と並ぶお墓って珍しくて、なんかそういうのもいいなって思いました。

The best partner.

志士達の眠る、この墓地を登り、龍馬よりもさら高い場所に、錆びた柵に囲まれた二つの大きなお墓があります。

これは「木戸孝(桂小五郎)」と「木戸松子(幾松)」のお墓。

同じ墓には入っていないけど、並んで同じ風景を見てるっていうのが、
最愛のパートナーとしての二人を感じる構図でした。

そんな関係も憧れるけど、私はやっぱり同じお墓に入りたいかな。
木戸孝のお墓の横に、きのこが一本はえていました。


…桂先生、

毒きのこはえてますよ。


KYOTO PHOTOGRAPH [2]

A WALK IN THE KYOTO -GINKAKUJI-

場所はかわって銀閣寺。この日、本堂は修理(?)中で、残念ながらみることができませんでした。

でも紅葉はバッチリ楽しむことができました。




池の水が反射して遊んでいます。

季節だけでなく、お天気によっても
違う姿を見せて楽しませてくれるのが日本のお庭。

そういえば、お寺などのお庭は、
「一番偉い人が座る席」から見える景色が その場所で一番美しく見えるように作られている
って聞いたことがあります。

COLORFUL.

紅葉といえば、赤系の風景を思い浮かべていたのですが
こうして紅葉を見にいくと、
赤と黄色と緑がグラデーションをみせながらバランス良く混在し、
空や木や土などの色も加わってとてもカラフル。

風景という作品のスケールのでかさには胸いっぱいになります。
でもその存在感の正体って
奥深いけど、複雑ではないような気がする。

ダイレクトかつごく自然に胸を突き刺してくるような…

自然とか時間とか、大きすぎる偉大な存在のせいかな。

それを巧みに配置して、お庭や景色という作品を作った「人間」がいるんだね~。
すごい人がいるもんだ。あっぱれ。

清水の舞台からみる紅葉が大好きなので、それもここで見せたかったのですが、良い写真がなかなか撮れなくて…。感動が大きかっただけに、中途半端な写真は載せたくないっていうか。とにかくそれぐらい本物の景色は美しいんです!!

変な話、清水の舞台から飛びたい気分になります(笑) その景色に飛び込みたい衝動にかられるんです。
ただ綺麗な景色というだけでなく、不思議な存在感があります。なんか魔法みたいな。

でもけっこう混んでるんですよね…。人が少ないときに行ったらまたイイだろうなー。本当に飛んでしまいそうであぶないけど(笑)
最後に…。
銀閣寺の中に、「ちょっと邪魔なコケ」が展示(?)されていました(笑)

その隣には「大切なコケ」「とても邪魔なコケ」が並んでいます。庭師さんの戦いが目に浮かぶ展示です。

KYOTO PHOTOGRAPH [2]
A WALK IN THE KYOTO.

2008・09・06 京都清水周辺
2008・11・26 京都銀閣寺・清水寺

Please increase picles. otukemono ©2008



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