2年くらい前の流行曲「恋」ですが、星野源の楽曲とすれば私的に御三家である「SUN」「恋」「アイデア」の中ではたぶん一番面白いのではと思いました。Sing Sing Singは山下国俊氏版ですが、演奏に無理のないキーに調整されているようで、力みの無い落ち着いた感じでよくまとまっており、こういうのを聴くと無理なキーで苦労して演奏するだけが良いことではないという感じを受けました。
須坂創成高校吹奏楽部・須坂東高校ウインドアンサンブル部
須坂の二高校による合同バンドになりますが、THE DISNEY SPECTACULARは、舶来の譜面と思いますが、リトル・マーメイドから始まり美女と野獣、アラジンとメンケンの曲を十分に堪能できるメドレーでこれは良いと思いました。そしてParadise Has No Borderはブームから少し時間が空いてしまいましたが、スパカラ感がとてもよく出ていてソロも頑張っていてブーム真っ盛りの盛り上がりが再現されたように感じました。
相森中学校吹奏楽部
ホール・ニュー・ワールドもいろいろなアレンジがありますが、演奏された編曲版は、木管楽器のソロから入るというもので、終始落ち着いた雰囲気がありました。そしてSing Sing Singは高橋宏樹氏版ですが、お洒落感がよく出ていましたが、ソロの組み合わせでよく知られたNSB版が違い新鮮な感じを受けました。
常盤中学校吹奏楽部
2018ベストヒットメドレーの収録曲は、勝利の笑みを 君と(ウカスカジー)ダンシング・ヒーロー【Eat You Up】(荻野目洋子)、 雑草(HIKAKIN&SEIKIN)、シンデレラガール(King & Prince)、アイノカタチ feat. HIDE(MISIA)、今夜このまま(あいみょん)、Lemon(米津玄師)、め組のひと(倖田來未)、ドラえもん(星野源)、Candy Pop(TWICE)、Finally(安室奈美恵)、 帰り道は遠回りしたくなる(乃木坂46)、Find The Answer(嵐)、ヤングマン【Y.M.C.A.】(西城秀樹)、U.S.A.(DA PUMP)という豪華メドレーですが、メドレーの選択基準が2018に売り出された曲ではなく話題になった曲であることから、幅広い年代に楽しめるメドレーになっていると思いました。ソロもたくさんあるので、演奏会のメイン曲の1つとしてもGoodかもと思いました。
開場前に1時間かけて上原先生のもとリハーサルをしてから本番に臨んだ訳ですが、先生からはとにかく人数が多いので、まず合わせられることが奇跡であること。それでもできる限りクオリティーの高い演奏をしたいこと。ということで演奏でのルールがいくつか示された訳ですが、本番では各パートの音がブロック単位で聞こえてきてこれはすごいと感じました。私の立ち位置はクラリネット1番と2番の境目でしたが、1番のブロックから聴こえる音と2番のブロックから聴こえる音が重なり合ってとてもステキなアンサンブルになっていて、特にFOLKLORE FOR BANDの弱奏部は鳥肌ものでした。