カウンター越しに・・・

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2006/11/23
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いらっしゃいませ。^^
久しぶりだね。

「ご無沙汰してます。^^」
「そんな感じしないんだけどね。」

さてさて、今日は何から飲む?

「無性にコーラが飲みたいんだよね。」
「まずコーラだけ頂戴。^^」

珍しいね。

「なんか無償にね。」
「すぐ飲んじゃうから、ラム・ソーダも作っちゃって。」

かしこまりました。^^

”””カランカラン”””
”””トクットクットク”””

どうぞ。^^

そうそう!
あの話!バーテンダーとして、ホント嬉しかったよ。

「だって!そっくり!!」
「セリフまで!!」
「ホント、ビックリした。」

嬉しいねぇ。^^
ほんとにそうなるように渋くいこうかな。

「いや!止めて!!、今のままでいい。」

あっ、そうですか。^^

「で、次は・・・」
「おまかせで!何か作って。^^」

はい。^^



すぐに決まった。
普段なら、何か新しい、お客様に合ったカクテルを考えている所だろう。
でも、なぜか・・以前作って気に入ってもらえていたカクテルが
頭から離れない。

うーん、そのカクテルを少しまーるく柔らかに。
今日、今、作るのはコレしかない!と
自分自身、不思議な気持ちで作り始めた。


『アブソリュート・ペッパー&シャルトリューズ・ジョーヌ&ソーダ
 ・・EVEを落とした角砂糖を添えて』

お待たせしました。
どうぞ、試してみてください。^^

「これって!アレだよね。」

そうですよ。
でも、その角砂糖を少しかじってから、飲んでみて。

「このお砂糖、美味しい!!」
「そうかぁ・・なるほどなぁ・・」
「やっぱり、ここに戻るのかなぁ・・」

どうしたの?
ダメだった?

「ううん、違うの、そうじゃないの。」
「あのね、誕生日だったじゃない。」
「だから、久しぶりに記念に作ってもらおうかなぁって思ったんだけど、」
「それを、口に出して注文したら、私の胸の中だけに仕舞って置けないじゃない。」
「何も言わずに作ってもらって、それを記念にしておこうって思ったんだ。」
「そうしたら、新しい何かじゃなくて、私の原点のようなコレがでてきたじゃない。」
「ちょっと、想いにふけってみた。」

そうだったの。
なんだろね、コレしか頭に浮かばなくてね。
気分悪くした?

「ううん、逆かな。」
「コレがでてきてビックリしたけど、なんか嬉しい!」
「前のレシピと同じ?」

いや、今日のはね、少しだけ柔らかくした。

「そっか!このカクテルも成長してるんだね。」

角が取れて、その角砂糖の分、甘く柔らかくね。^^






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Last updated  2006/11/24 03:16:52 AM
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