PR
Calendar
Comments
Freepage List
Keyword Search
華麗なるアール・ヌーヴォー、アール・デコの世界 ~ガレ、ドー
ム、ラリック~ 展
に行って来ました。
アール・ヌーボーは植物や昆虫など自然の造形を基にした有機的デザインが特徴。ガラス工芸でそれを実現したのが巨人エミール・ガレです。色ガラスに色ガラスを重ねて彫刻を施し、ガラス本来の透明感に温かみや重厚さを加えた作風が今も人気を集めています。
兄オーギュストと弟アントナンのドーム兄弟はガレと同じく、ロレーヌ地方ナンシーに工房を構え、その影響を強く受けました。ガレより平明で軽やかな作品が多いと評されています。
パリ育ちのルネ・ラリックは宝飾デザインから出発し、50代近くにガラス工芸の世界に入りました。アール・デコ様式の代表的な芸術家です。
美しいガラス細工、花瓶とかお皿とかランプが並びます。
正直言って、私の趣味から言えば、キレイキレイでラブリー過ぎて
いまひとつシュミじゃないわ~というカンジ。
でも、作品は素晴らしいのですよ。
単に私が、工芸品はもっとシンプルなのが好きというだけで。
不思議なことにエミール・ガレを見ていたら、
ナゼだかふと、高校の国語の授業以来、
全くその存在さえも忘れていた上田敏を思い出しました。
私の心の中で上田敏とガレが繋がったのも変な話です。
上田敏の詩集「海潮音」の出版は、1905年。
ガレと同時代です。
上田敏もガレを見たことがあったのでしょうか?
ラリックは、今でも香水を出しているのでデザインはお馴染みです
ね。今回の展覧会でも香水ビンが沢山出品されています。
私が一番好きだったのがこれ車の先端に装着するカーアクセサリーです。
そして、ラリックは、コティとのコラボレーションで香水ビンを手
掛けはじめたそうです。
【ラリック】フローラ ベラ 50ml EDP・SP
そういえば、うちの祖父が恋愛中の彼女(つまりうちの祖母)に初
めて送ったプレゼントがコティの香水で、祖母はず~っとコティの
香水を使い続けてました。
私にとっては、ラリック作のコティの香水ビンと香りは祖母を思い
出すものでありました。
様々な記憶が浮かび上がってくるような展覧会でした。
7000年昔にカルティエの原点を見た~ペル… 2007.05.24 コメント(2)
「東洋の至宝 出光コレクション 美のこ… 2007.05.06 コメント(2)
未来への贈りもの - 中国泰山石経と浄土教… 2007.05.04 コメント(2)