素敵なこと、京都から。

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モチモチの木

モチモチの木
モチモチの木


書籍名:モチモチの木
著者名:斉藤隆介・作
    滝平二郎・絵
出版社:岩崎書店

あらすじ:豆太はじさまと二人暮し。
     臆病で、おしっこもひとりで行けない。
     家の前にある大きなモチモチの木が怖くて
     夜中、いつもじさまを起こす。
     ある夜、夜中にじさまが苦しみだした。
     豆太はこのときばかりは、怖いといってられず
     霜の降りた地面を裸足で、ふもとのお医者様まで走った。
     そして、お医者様に連れられて、
     じさまの待つ家に戻る途中。
     いつもは恐ろしいだけのモチモチの木が、
     火がついたようにキラキラ光って見えた。
     お医者様のおかげでよくなったじさまは、
     モチモチの木は勇気のある子供に、
     山の神様がまつりを見せてくれたんだとほめてくれた。

感 想 :子供の頃、この本が嫌いでした。
     なぜかって言うと、
     この、挿絵がきり絵になっていて、
     表情がこわかったから。
     そして、お父さんもお母さんもいなくて、
     じさまと二人暮しという寂しさに、
     耐えれぬものがあったように思いマス。
     でも、今になって、子供に読んでやろうと思ったのは、
     そんなことも普通にあるものだと、
     どんな状況でも、強く生きること。
     勇気をふりだせば、素敵なことにめぐり合える事を
     感じ取って欲しいと思うんです。

***じさまの台詞に***
     じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。
     にんげん、やさしささえあれば、
     やらなきゃならねえことは、
     きっとやるもんだ。
     それをみて たにんが びっくらするわけよ。
     ハハハ


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