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2011年06月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


 んで、のっけから恐縮だけど、ヒトの悪口から入ります(最近またも仕事中に毒舌の癖が・・・)。

 ジェイムズ・レヴァインは、優れた指揮者ではあるけれど、

 やっぱりアメリカの指揮者だと思う(もちろん、ヨーロッパ崇拝的に偏狭な意味で)。

 彼のスコアの四分音符は、ただの四分音符でしかない。

 でも、ジョルジュ・プレートルは違う。

 彼のスコアの四分音符は、仮の姿として四分音符としてそこに記された「何か」だ。

 彼は、その「何か」の姿を立ち上がらせ、描いてみせる。

 別の言い方をすれば、

 発する言葉が、スピーチになるか、それとも詩になるのか。

 つくる建物が、コンクリートのビルになるのか、大理石の聖堂になるのか。

 学会に発表する論文か、親しい人のために書いた手紙か。

 両者の違いは、まあそういうことだ。

 ジョルジュ・プレートルは、まぎれもなくフランスの指揮者だ。

 生まれつき備わっていたかのような立居振舞の上品さ(もはや体臭のようなもの)、

 微妙なアッチェランドと自然なテンポの落とし方の洒脱、

 人格の年輪のように重なる音の重厚さ。

 僕がむかし若いころは、今のコトバで言えば「普通にいい」演奏にすぎなかったけれど、

 今となっては、かけがえのない贈り物のような録音である。

 オーケストラは、伝説的存在のパリ音楽院管弦楽団(「のだめ」な人にはコンセルヴァトワールのオケと言えば通じるだろうか。後に発展的解消によりパリ管弦楽団となる。)

 オルガンは、あのデュリフレ。

 古いステレオ録音だが、薫るように条件がよい。


 まったくの余談ながら、指揮者ダニエル・バレンボイムの大味さは、

 まるで高校生が美術の授業で中太筆しか使わずに書いた課題作品のようなものである。

 僕が先生なら、通信簿は3か4。





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Last updated  2011年06月10日 23時02分39秒
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