「アンコール」

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「アンコール」TULIP2007-2008“run”ツアー

メンバーがステージをあとにして、照明が落ちたステージ上。
客席の興奮は、さめることなく、「アンコール!」の掛け声と手拍子。
声も手拍子も、どんどんと大きくなっていく。
その時、私は・・・座って、のど飴を口の中に放り込む。このあとのために。
ステージがパ~ッと明るくなり、再びメンバーが手を振りながら、にこやかな表情で戻ってきた。
時には、電車ごっこみたいに縦列しながら小走りで。時には、財津さんが安部さんにちょっかいを出しながら。
姫野さんと上田さんは、シャツから、ツアーグッズとして販売されている、Tシャツに着替えて、
首には同じくツアーグッズのタオルをかけたりして。

22.「2222年ピクニック」 (1982年アルバム「2222年ピクニック」)
ぜひとも再結成TULIPでやってほしかった曲。
プレ公演の和光でイントロが流れ、「2222年ピクニック」だとわかった瞬間、もう客席は飛び跳ねる勢いだった。
私は鳥肌が立って、動悸が激しくなっていた。
この曲、宮城さん、安部さんが、とってもにこやかだった印象がある。
上田さんは、さすがなだな~と感心させられた。
この曲が演奏されていた頃は、叩いていないのに、もう、ずっと前から自分のものにしているような感じ。

23.「銀の指環」 (1974年シングル)
アンコールの定番といってもいい曲。みんな揃っての、おなじみの手拍子。
これまた、おなじみの、間奏中ににこにこしながら、右へ、左へとかけて行く。
そんな姫野さんに手を振る客席。
自分のマイクに戻るのが、間に合わないんじゃないかとハラハラさせられるけど、
絶妙のタイミングで、歌に入り、姫野さんの軽やかな走りに魅了されること、しばしば。


24.「夢中さ君に」 (1973年シングル「心の旅」B面)
この曲もアンコールの定番曲。この曲のために(それだけじゃないけれど)、のど飴を口にの中に放り込んでおいた。
そう、財津さんコールのために、のどを潤しておいたの。誰よりも大きな声を出すために。
今回のツアーも、後半になってからかな~?♪夢中さ君に(ほんとに夢中さ)~のところから、
財津さんのマネをして、両手を高くあげて、左右へゆらゆら揺れたのは。
前回のツアーから、なぜか、そんなことが。楽しくっていいんだけど、とっても不思議な儀式のよう。

曲を終え、割れんばかりの拍手と歓声の中、大きく手を振りながら、晴れやかな顔を見せる5人。
そして、その場を立ち去って・・・いよいよ、残すは、あの曲か。

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