つるの部屋
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お昼休みに産経新聞のコラムを読んでいた時、気になったのがこの言葉です。「外国人に参政権を」という案が国会に提出されようとしている、として、これに反対の立場からの記事でした。曰く<その人たち(日本国籍をとらないで日本に住んでいる外国人)の「忠誠を誓う対象は日本国家ではなく、自分の国籍のある国家であろう」>というのが反対の理由の一つとしてあげられていたように思います。このことが大きな理由の一つであるなら、人間として大切なことは人として生きる=人と人とのつながりを大事にすることよりも国家への忠誠心があるかないか?の方である、と言ってるようにしか思えない―と言ったら言い過ぎでしょうか。。そこで少し忠誠心について考えてみたのですが、あんまりこの言葉は好きでないな~という結論に達しました。国家に対して語られるとき、それはろくな役割を果たさないという確信みたいなものがあります。忠誠を誓う対象は国家と言い切るコラム氏はきっとそれに疑問を抱いたことはないのでしょうね。いろいろな国家の「国民」に分断されている人類はそれぞれがそれぞれの国家に忠誠を誓うことによって流さなくてもいい血を流すことになっているのでは?と考えてしまうのですが。。
2010年01月13日
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