アインス宗谷の雑記ノート

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2006.02.03
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テーマ: 鉄道(26655)
カテゴリ: 鉄道雑感
 最近、鉄道のネタとトンとご無沙汰していました。これといったネタも思いつかなかったんですが、今週月曜日にJR西日本の3月のダイヤ改正の概要が公表され、それについて思いついたことを。

 京阪神圏では、JR発足後、初めて所要時間が長くなる一方、列車本数も1%の削減となりました。
 今まで、スピードアップは良いことだと思われてきた鉄道界にとっては、大きな転換ですが、福知山線の脱線事故を受けての今回の改正、はたして安全性は高くなるのか、現場や事故犠牲者の遺族、ケガをされた方からも疑問が呈されているようです。

 しかし、ダイヤに余裕を持たせることと、ATSの整備など、それだけで安全性が高まるんでしょうか。それにも疑問を持ちます。

 私は、近鉄沿線にずっと居住し、近鉄を利用する機会が多かったのですが、その目からJRを見ていると、いくつか安全に対する姿勢の違いを感じます。

 まず、運転士用の標識。
 近鉄は、特急から普通まで、列車種別に応じてノッチ(車でいうアクセル)のON、OFFの位置を標識で示しています。つまり、先行の列車に接近したり、事故などの異常で注意(黄色)信号や停止(赤)信号など表示されたりしない限り、運転士は、ノッチON標識の位置でノッチを入れ、OFF標識の位置でノッチを切って惰行運転すれば、適正な速度、ダイヤで走れるようになっています。
 また、ブレーキをかける位置も標識で示され、駅停車用のATSがあって、速度制限が表示され、駅停車列車は、その速度以上にその位置を通過すると、ブレーキがかかります。

 つまり、駅を発車するときにノッチを入れ、ノッチON、OFF標識と制動標識に従って走れば、安全に走れるわけですが、JRの場合、制動標識はあるのですが、ノッチの標識は、一番前で見ていても、少なくとも、私には確認ができません。

 標識自体、近鉄のは、素人が見てもわかりやすいのが多いですが、JRはわかりにくい。
 近鉄なら頻繁に見られる「編成確認」「種別確認」など、運転上必要な確認を促す表示も、JRはかなり少ないと思います。

 それと、気になるのは、車掌からの発車合図。
 JRは、車掌が扉を閉め、完全に扉が閉まると運転席のランプが点灯し、それを見て運転士が発車させるわけですが、近鉄をはじめ、多くの私鉄は、車掌がベルで発車OKの合図を送らないと、運転士は列車を発車させることができません。

 関西では、かつて、南海や大阪地下鉄がJRと同じ戸閉ランプの点灯だけで発車させていましたが、今では、車掌がベル合図を送ることになっています。

 この違いは、扉が閉まってから、列車が動き出すまで、車掌合図が必要な場合は、一呼吸あくことになり、扉が閉まると同時に動き出すJRに比べ、利用者に安心感があるように感じます。

 JRでも、気動車などは、車掌からのブザー合図での発車となっていますから、都市圏の電車でも実施してほしいと思います。

 最近は、JRでも運転士が扉が閉まる前に窓から顔を出して安全確認をしているのを見かけるようになりましが、近鉄などでは、運転士が駅ごとに乗客の乗降を確認し、車掌に合図を送ることが当たり前です。
 もともと、鉄道の仕事は、安全や所定のダイヤや手順どおりに運行されているか
確認をしていくことともいえます。その確認作業が確実に行われ、それが乗客にもわかるように行われることが、安全意識を高める上でも効果的だと思うのです。

 巨額の費用を必要とするATSなどの整備やダイヤのあり方以外にも、わかりやすい規制標識と確認標識、指示標識の整備、そして車掌による発車合図の実施、そういうところからの安全性向上も必要だと思うのです。





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Last updated  2006.02.03 21:58:55
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