The road to the Holy Grail

The road to the Holy Grail

2024年06月04日
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カテゴリ: 海外訪問記

いよいよ最終日となりました。今日は欲張って観光することはせず、荷造りをした後は少しゆっくりして、10時半過ぎにホテルをチェックアウトし、テルミニ駅からレオナルド・エクスプレス(14ユーロ)で空港に向かいました。

行きはトルコ航空で来ましたが、帰りはまずルフトハンザでフランクフルトへ行き、その後、全日空で羽田へ行きます。考えるだけで疲れそうな長い飛行機旅になりそうです。

そのルフトハンザがいきなりまさかの遅延。でも乗り継ぎに4時間あるので、心のゆとりは有りました。ルフトハンザの機体はAirbus A321neoでしたが、座席のリクライニングはなし、モニターもなし、という残念なものでした。今時そんなことってありますか?

フランクフルト空港でのこと。旅行者を装ったアフリカ系の男性が話しかけてきました。「日本人ですか? 出身はどこですか? 自分も日本に行ったことがあります。これから日本に帰国されますか? ANA? 日本に行く予定だったんだけど乗り遅れてしまいました。助けてほしい。ミュンヘン便に変更して日本に行くことになったけど、ミュンヘンまでは鉄道で行かないといけない。ミュンヘンまでの鉄道のチケットを買いたいが、クレジットカードを荷物の中に入れてしまった。チケットの販売機はクレジットカードでないと買えない。(50ユーロ紙幣を複数枚見せながら)現金は持っているので、現金を払うからカードで代わりにチケットを買ってくれないか。」と。

なぬ。胡散臭い奴だなあ。なんでわざわざ日本人の僕に声を掛ける?? きっと手品師のごとくカードをすり替えるか、スキミングするか、偽札を渡すか、、。お前ごときに騙されぬぞ! 勿論、詐欺師の人助けなど致しません。
その後、荷物を預けて搭乗手続きフロアの端の方で休んでいたら、再びその男を発見。観察していると、同じような格好をしたアフリカ系男性と一瞬接触するのを目撃しました。やはりあいつは詐欺師で、しかも同業の仲間もいるようです。
インターネットで調べてみると、外務省の注意喚起として、フランクフルトにおける類似の手口によるカードの不正利用が掲載されていました。これだ! こんな奴らは懲らしめてやらないといけませんが、自分には何もできないのがもどかしい。。

機内での食事まではまだかなり時間があるので、仕方なくフランクフルト空港でサンドイッチ風の物を買って食べてみました。日本には無いようなもので説明しにくいのですが、香辛料の効いたミートボールっぽいものが挟んであるものです。7.8ユーロ(1330円)もしました。美味しかったし、ボリュームもありましたが、やはり1300円は高いです。貧乏な日本人には辛い。。

フランクフルト20時45分発のANA224便は定刻に出発しました。ボーイング787型機です。

珍しいデザインのANA機


今回もほぼ深夜便ということで、起きててぐだぐだくつろぐという訳にはいきません。離陸後暫くして出された夕食がこちら。


日本到着前に出された食事がこちら。


フランクフルトから羽田までの飛行時間12時間半、途中うとうとしたこともあり、それほど長く辛くはありませんでした。ワインを沢山飲んで眠くなったのが良かったのかもしれません。

検疫、入国審査、税関検査を経て、ようやく日本に帰ってきました。

不思議なことに、入国時にはスタンプが押されました。税関も従来の書類提出方式と電子申告法式が混在しており、何だかややこしかったです。

前日ローマのホテルをチェックアウトしてから、飛行機を乗り継ぎ、さらに電車を乗り継いで自宅に着いたのは22時を回った頃。あ~、お疲れお疲れ。
これにて今回の卒業旅行は無事に終了しました。

久しぶりの海外旅行でしたが、この間コロナのこともあり、随分世の中が変わっていました。もっと遡れば、学生時代にヨーロッパを旅行したころに比べると、さらに変わっています。必ずしも良い方向にではありませんが。
・のんびりした旅が出来なくなった
・どこもかしこも観光地は人で溢れてる
・旅の自由度が低下。多くのところで事前予約が必要になった
・物価上昇と円安のため旅行費用が高騰
・観光施設の有料化や見学料金の高騰
・キャッシュレス化とコンピューター管理の進行
・セキュリティチェックの強化(911以降)
・日本の存在感の低下

これも世の流れで仕方がないのかなあ。。

余談ですが、今回の旅行で注意していたことが一つあります。それはトコジラミ(南京虫)問題です。日本を含めて世界的にトコジラミ被害が拡大しています。ホテルで食われたら大変ですし、万が一持ち帰って自宅に広がったらこれまた大変なことになります。そこで、自分の荷物は常に大きなビニール袋に入れてトコジラミが紛れ込まないようにし、自分自身も長袖長ズボンで過ごすようにしていました。幸い現地で被害に会うことはなく済みました。トコジラミ問題は以前からヨーロッパのホテルで聞く話ではありますが、全く困った問題です。






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最終更新日  2024年06月16日 14時13分59秒
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