あなたがくれた刹那の時間

あなたがくれた刹那の時間

虫の知らせ


悲しいけど私には全くなかった。
無かったどころか爆睡していた。

ばあちゃんは、あったらしい。
ばあちゃんはいつも眠るためのお薬を飲んで寝る。
その日は飲んだのに、胸騒ぎがして眠れなかったらしい。
だからいつもはとっくに寝てるはずのばあちゃんが
電話に出た。母が出ると思ってかけた事故の知らせの電話に
ばあちゃんが出た。


それからパパがとっても可愛がっていたわんこ。
こいつもあったみたい。
めったにほえることなど無いわんこが私達が警察に行った後も
夜中ずーっと吠えていたらしい。
わんこがあまりにも吠えて眠れないので姫は初めて自分のベットに
わんこを入れて抱いて寝た。

私のとこにも虫の知らせくらいあっても良かったのに。


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