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uniawabioyoyo
uniawabioyoyoのブログへようこそ。前立腺がんの治療日記です。後に、糖尿病も併発しました。緑内障・脊柱管狭窄症・高血圧・春秋の花粉症・肛門からの出血もあります
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2021.08.15
カテゴリ： カテゴリ未分類
先日お亡くなりになった立花隆さんの追悼番組を見ました。
その中で、物理学者の戸塚洋二さんが書いた、自身の大腸がんに関するブログのことに言及していました。
ブログには、それ以外にも様々な内容が書かれていましたが、立花さんが取捨選択し、「がんと闘った科学者の記録」という本にまとめました。
文芸春秋社刊です。図書館にありましたので借りてきました。まる1日かければ、一気に読了できます。ブログに書いたものですから、読みやすいです。
二人は取材で知り合った仲で、一緒に飲んだりしています。
立花さんがぼうこうがんになり、それを知った戸塚さんからメールがありました。この時、戸塚さんは既に、大腸がんの末期でした。
戸塚さんの言葉：
・(死ぬことに関していえば、）早い死といっても、健常者に比べて10年や20年の差じゃないか。皆と一緒だ。恐れるほどのことはない。
・(しかし、がん患者という観点からいえば）私にとっての一番の希望は、完治する必要はない。今の状態でいいから、少しでも長生きしたいです。しかし、耐えられない痛みはごめんです。これは大方のがん患者の、切実な希望だと思う。
正岡子規の言葉
「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居ることであった」
戸塚洋二さんは
1942年：静岡県富士市生まれ。理学博士。
1965年：東京大学理学部物理学科卒業
1972年：東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
7年間、ドイツのハンブルグに留学
1988年：東大宇宙線研究所教授に
東大宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設に20年以上赴任しました
1998年：世界で初めて、素粒子ニュートリノに質量があることを発見しました。
ノーベル賞物理学賞に最も近い人と言われていました。
2008年7月10日逝去。 同じ日、立花さんが戸塚さんとのインタビューを書いた記事が載った文芸春秋が発売されました。
戸塚さんの大腸がんの経過です。
2000年11月：大腸がんで、結腸と直腸を30cm切除
2001年11月：スーパーカミオカンデ大規模破損事故。戸塚さんはここに勤務していました。
2002年10月：恩師小柴昌俊氏のノーベル物理学賞授賞式に出席
2003年4月：高エネルギー加速器研究機構長に就任
2004年4月：左肺の転移性腫瘍2カ所を摘出手術
2005年9月：右肺に転移性腫瘍多発。仕事を優先し、治療を延期
2006年3月：高エネルギー加速器研究機構長辞任
4月：抗がん剤治療（FOLFOX療法）開始
5月：通院に便利な、自宅に近い病院へ転院
8月：間質性肺炎になり、抗がん剤治療を一時中止
8月:抗がん剤治療再開
2007年1月：イレウスで緊急入院、20日間。抗がん剤一時中止
2月：抗がん剤変更。FOLFIRI療法開始
3月：米国シカゴへ、5日間出張
4月：間質性肺炎で緊急入院、約1カ月。抗がん剤一時中止
6月：抗がん剤変更。アバスチン開始
9月：イレウスで緊急入院、4日後退院
11月：抗がん剤変更。TS-1開始
2008年1月：副作用の涙目がひどく、TS-1中止
1月： 30日、肝臓に転移性腫瘍発見
2月：抗がん剤セツキシマブ開始
3月：イレウスで緊急入院。骨転移発見。6日目退院
3月：意識不明で緊急入院。脳転移発見。19日後退院
4月：セツキシマブ終了
6月：立花隆と対談（「がん宣告『余命十九ヵ月』の記録」と題して「文芸春秋8月号」に掲載
7月：2日入院。 10日死去
その中で、物理学者の戸塚洋二さんが書いた、自身の大腸がんに関するブログのことに言及していました。
ブログには、それ以外にも様々な内容が書かれていましたが、立花さんが取捨選択し、「がんと闘った科学者の記録」という本にまとめました。
文芸春秋社刊です。図書館にありましたので借りてきました。まる1日かければ、一気に読了できます。ブログに書いたものですから、読みやすいです。
二人は取材で知り合った仲で、一緒に飲んだりしています。
立花さんがぼうこうがんになり、それを知った戸塚さんからメールがありました。この時、戸塚さんは既に、大腸がんの末期でした。
戸塚さんの言葉：
・(死ぬことに関していえば、）早い死といっても、健常者に比べて10年や20年の差じゃないか。皆と一緒だ。恐れるほどのことはない。
・(しかし、がん患者という観点からいえば）私にとっての一番の希望は、完治する必要はない。今の状態でいいから、少しでも長生きしたいです。しかし、耐えられない痛みはごめんです。これは大方のがん患者の、切実な希望だと思う。
正岡子規の言葉
「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居ることであった」
戸塚洋二さんは
1942年：静岡県富士市生まれ。理学博士。
1965年：東京大学理学部物理学科卒業
1972年：東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
7年間、ドイツのハンブルグに留学
1988年：東大宇宙線研究所教授に
東大宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設に20年以上赴任しました
1998年：世界で初めて、素粒子ニュートリノに質量があることを発見しました。
ノーベル賞物理学賞に最も近い人と言われていました。
2008年7月10日逝去。 同じ日、立花さんが戸塚さんとのインタビューを書いた記事が載った文芸春秋が発売されました。
戸塚さんの大腸がんの経過です。
2000年11月：大腸がんで、結腸と直腸を30cm切除
2001年11月：スーパーカミオカンデ大規模破損事故。戸塚さんはここに勤務していました。
2002年10月：恩師小柴昌俊氏のノーベル物理学賞授賞式に出席
2003年4月：高エネルギー加速器研究機構長に就任
2004年4月：左肺の転移性腫瘍2カ所を摘出手術
2005年9月：右肺に転移性腫瘍多発。仕事を優先し、治療を延期
2006年3月：高エネルギー加速器研究機構長辞任
4月：抗がん剤治療（FOLFOX療法）開始
5月：通院に便利な、自宅に近い病院へ転院
8月：間質性肺炎になり、抗がん剤治療を一時中止
8月:抗がん剤治療再開
2007年1月：イレウスで緊急入院、20日間。抗がん剤一時中止
2月：抗がん剤変更。FOLFIRI療法開始
3月：米国シカゴへ、5日間出張
4月：間質性肺炎で緊急入院、約1カ月。抗がん剤一時中止
6月：抗がん剤変更。アバスチン開始
9月：イレウスで緊急入院、4日後退院
11月：抗がん剤変更。TS-1開始
2008年1月：副作用の涙目がひどく、TS-1中止
1月： 30日、肝臓に転移性腫瘍発見
2月：抗がん剤セツキシマブ開始
3月：イレウスで緊急入院。骨転移発見。6日目退院
3月：意識不明で緊急入院。脳転移発見。19日後退院
4月：セツキシマブ終了
6月：立花隆と対談（「がん宣告『余命十九ヵ月』の記録」と題して「文芸春秋8月号」に掲載
7月：2日入院。 10日死去
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