ウリチプ

ウリチプ

妊娠中のこと



韓国と日本、2回の結婚式を終えて
(その合間に引越しもした。初めて住ん社宅の取り壊しが決定、
急遽10分ぐらいしか離れていない部屋を借りた)
ひと息ついた頃、うーくんはやって来た。

日本の結婚式出席のため韓国から両親と義姉家族が来日して、
その後1週間私達の狭い家に滞在した為に
めまぐるしい忙しさに包まれていた。
結婚後、新しい職場に再就職して間もなかったし、
ちょっと熱っぽいのも忙しさから風邪ひいたかもと思っていた。
でも、用心に越したことはないということで、薬はやめておいた。
よかった。

検査薬で一応わかった時、私は嬉しくて嬉しくて
天にも昇る気持ちだったのに、
パパはやっぱりお医者さんにキチンと診てもらうまで
絶対に浮き足立ってはならないと自分を律して笑顔は見せなかった。
私が「ねぇ、なんで嬉しそうにしないの?」というと
喜ぶにはまだ早いから、とあっさり。
喜びと希望でパンパンに膨らんだ私の気持ちは
プスッと針を刺されて空気を抜かれた。

妊娠が確定して、微かに見える胎胞の超音波写真をヒラヒラさせて
待合室に戻り、パパ(当時はオッパか…)に見せると、
そこで初めての笑顔。
本当に嬉しそうだった。
そして、何も言わずにその写真を自分のお財布にしまった。
それ、私も欲しいのに…と思ったけど、とりあえず譲った。

それからはパパの厳重注意体制が敷かれるように…。
短くも長い10ヶ月が始まった。






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