傾聴 0
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話し相手サービス 話しマックス(電話で傾聴)http://www.geocities.jp/hanashimax/話し相手サービス 話しマックスのスタッフブログhttp://geocities.yahoo.co.jp/gl/hanashimax話し相手サービス 話しマックスは、電話での話し相手(傾聴・愚痴聞き)のサービスです。悩み事・愚痴・寂しい時・身近な人には言えないが誰かに聞いて欲しい秘密・仕事や人間関係のストレス・自慢話・嬉しかったこと・悲しかったことなど、どんな話でもOKです。もちろん世間話や暇つぶし感覚で気軽なお話しも、とにかく話し相手が欲しい時にどうぞ。自分の心に溜まっている気持ちを吐き出すのは、とてもスッキリしてストレス解消になります。こちらは基本的に聞き役に徹しますので、思う存分お話しください。完全予約制・前払い制・電話(スカイプ可)のみのご利用になります。
2012年03月14日
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http://www.geocities.jp/hanashimax/話し相手サービス 話しマックスのHPをオープンしました。話し相手サービス 話しマックスは、電話での話し相手(傾聴・愚痴聞き)のサービスです。興味がある方は是非HPをご覧下さい!
2012年03月09日
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かなり長期間放置していたので、リンク切れとかがひどかった。とりあえず少しだけ更新した。また暇があったらもうちっと手を加えようかな
2010年10月03日
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地元のよく呑みに行くお店で『串揚げの店 リトルシェフ』HPhttp://www.geocities.jp/little_chief_kushi/HPが無いとの事で、何か成り行きでつくる事になっちゃった訳で。。。まー素人仕事で申し訳ない感じですが、ちょこちょこ改良していきます
2009年02月22日
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地元のよく呑みに行くお店で『串揚げの店 リトルシェフ』HPhttp://www.geocities.jp/little_chief_kushi/HPが無いとの事で、何か成り行きでつくる事になっちゃった訳で。。。まー素人仕事で申し訳ない感じですが、ちょこちょこ改良していきます
2009年02月22日
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プチリニューアル&更新しました。といっても、あんまり変わってないけどね~
2006年09月24日
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最近は全然更新してないですが、気がつくと2万アクセス突破してました!これを期にもう少し更新しようと思います(思うだけかも・・・)。
2006年07月17日
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最近ゲーセンのメダルゲームにはまっている。と言っても、その中の「StarHorse PROGRESS」という競馬ゲームがあるのだが(最新版は2があるが、あえてその1つ前のやつ)いわゆるダービー馬育成ができ、プチ馬主気分が味わえるという趣旨である。育成した馬をレースに出し、勝てばメダルが増えるし、駄馬ならメダルがガンガン減っていく。メダルが増えても、もちろん換金なんかできないが(違法です)預けてたら次回はまたそれを使える訳だ。そろそろやっと強そうな馬に育ってきたのだが、いまいち勝てない。。まだまだはまりそうだわ・・・
2006年02月21日
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最近ちまたで流行ってるというmixiを特に目的もないがはじめてみようと思った。会員制で、会員からの招待メールをもらわないと入会できないとかで、さっそくツレ周りを探してみるとあっさり発見した。そんで入会して、とりあえず学生時代のツレとかいないかと検索してみたが、全然わかんなかった。まだそんなに何もやってないんでまた書きます。。
2006年02月19日
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ガサ入れされちゃったな~。3日連続S安とかかな?!マスコミとかもここぞとばかりに叩いてるが、まだ詳細は不明なんだろ!だったら連中の勝手な憶測も「風説の流布」にならんのか?個人的な勝手な予想では、耐えるとみたので絶好の買い場が訪れるような予感が・・・。
2006年01月17日
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今日でちょうど開設777日だー!!!・・・ただそれだけ。。。
2005年12月19日
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ちょっとだけ更新しました。『うさぎ小屋特選リンク集1』『うさぎ小屋特選リンク集2』↑を増設したので、またのぞいてみてください。
2005年11月10日
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阪神ダメだあぁぁぁぁぁ
2005年10月25日
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住んでいるアパートの隣に、以前からずっと空っぽの貸し店舗がある。知るかぎりでは少なくとも数年は空き家状態だったが、昨日珍しく人影が見え、窓にはA4用紙に大きく一文字ずつ印刷した物が数枚張ってあった。『ス・マ・イ・ル・ガ・ー・*・ン』あっ怪しすぎるネーミングだっ・・・、とその時は思ったがそれほど気にもとめなかった。そして今日・・・、その店(?)から40~50人のジーさんやバーさん達が続々と出てくるじゃないですか!よく見ると、『健・康・一・番・自・然・食・品』とまたA4用紙でカラフルに印刷した物が付け加えられていた。なんでこんなまともな看板も掲げていない店にくるのかな~?最近流行り(?)のアヤシイ商売を家の近所でやるんじゃねー多分1~3ヶ月もしたら消えるんだろーな~
2005年10月22日
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最近ぜんぜん日記書いてねーよ。またそろそろ復活しとかなあきまへんな~
2005年09月10日
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アクセス数10000突破だアアア~~~!!1年半チョイでやっとだよ。
2005年06月15日
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(19)「バヤシくんなかなかこーへんなー。」 モンキーの言う通りだ、と時計を見るとまだカップ麺でいうと、硬麺でいただける程しか時間は経っていない。 そんな事を考えている間に、コンビニの方で動きがあった。 どうする、まだバヤシは来ていない。 フルフェイスはいかにも映画なんかでみる、銀行強盗専用バック的なのを持って、出てこようとしている。 こっちは二人だが、向こうも二人だ。フルフェイスはナイフっぽい何かをちらつかせているが、パンストはバイクに跨っているだけ。オレ達はバットと木刀、リーチは十分、不意を突けばあるいは・・・。「不意打ちでパンストをブチのめせば、足止めできるかもしれんぞ」 オレはできるだけ小声で言った。モンキーは一瞬信じられないような驚いた表情をしたが、背中の木刀を手にしてブンブン振り回しだした。まんざらでもないようだが、こんなモンキーは初めて見るし、ちょっと目が怖い。オレもなんか武者震いのようなのを体にまとい、相手も凶器を持っているかもしてないとか、そんな考えはぶっ飛んでいた。アドレナリンも小便に混ざって噴出しそうなほど、全快だ。 次の瞬間、オレとモンキーは何か叫びながら走り出した・・・。・・・つづく
2005年06月13日
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今日ひさしぶりにHPを更新したよ。なんか全然ほったからしだったから、リンクとか切れまくってたし・・・。まあ今から飲みに行くし、またぼちぼち気合入れてガンバルゾ~~~!!
2005年06月11日
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(18) コンビニ駐車場の手前でチャリを停めて、角からそっと覗いてみた。「おいおいおいー、何かヤバくねーか、あいつ」「うおー、マジですか。アレって・・・、何かいかにもっポイっていうか、キツイやん」 モンキーが少し大きめな声を出したので、軽く頭を叩いた。 コンビニの自動ドアの1・5メートル前位の場所に、エンジンかけっぱなしのバイクにまたがった男がいた。そいつはヘルメットは被っていないが、代わりにストッキング?を頭に被っていた。怪しすぎ。さらに店内のレジの前に、手に何か持ったフルフェイスを被った怪しいのがいる。「マジでビンゴしちゃってるっポイよな」「そやなー、ストッキングの上から無理やりタバコ吸ってっるしな。そりゃ顔面全体から煙でるよなー」「いや、それをいうならよ、あの外のヤツと中のヤツ普通逆やろ。・・・っていうか早くケイタイでバヤシ呼ぼ。」 携帯電話でバヤシに連絡を入れた。電話に出たバヤシに今の状況を、手短に説明した。「おいおいおいー。ついにきちゃたんじゃないのー。」バヤシは興奮気味だ。「とりあえずソッコーでそっちに向かうから、それまで頼むぞ。絶対逃がすなよ」そう言うと電話は切れた。 絶対逃がすなよ・・・だとよ隊長が。ってどないせーちゅうねん。あのフルフェイスとパンスト野郎とヤリ合えってか。 一瞬沈黙がよぎったが、背中のリュックからなんとなく金属バットを取り出し、握りしめた。少しだけ強くなった気がしたが、当然こんな物で人を殴るような野蛮な事はしたことない。モンキーはビビッているのか、持参した木刀を手にしようとはしていない。「なーどうするのナオくん、マジでやるの、ちょっとヤバイんちゃうん」オレに聞くな、オレに。それに『ちょっと』じゃねーだろ。・・・つづく
2005年06月06日
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(17) あの夜の事は何か一瞬の出来事のようでもあり、五分位だったのか、十分位だったのかよく覚えていない。それ位の興奮と混乱と混沌と、恐怖だとか武者震いだとか、そんなんが入り混じった感じだった。 あの時たまたまオレとモンキーは、一週間前から始めたパトロールと評して、自転車でブラブラしていた時だった。 バヤシの計画に付き合ってやっていた訳だが、一週間も何も無くもう完全に飽きてきていた。それどころかそもそも、本当にコンビニ強盗なんかに遭遇するとは思っていなかった。 ところでバヤシはその時どうしていたかというと、あいつの兄貴に借りていた原チャリで別行動を取っていた。正確に言えばあいつの番だったからだ。 そもそもこんな与太話に付き合った真の理由は、順番ににその原チャリを乗り回す、というささやかな、しかしほんのチョッピリ背伸びができるというエサが用意されていた。 オレ達はヤンキーだとか、暴走族だとか、そんなわきゃない。 ・・・で、原チャリ組とチャリ組に分かれて、バヤシが勝手に目星を点けた市内のコンビニを巡回していた。一応念の為にと、金属バットと木刀を多少は目立たない様にとリュックに突っ込んでいた。 あの時は確か、目星を点けた十件のコンビニの巡回の二周目だった。チャリ組が一周回る間に、原チャリ単独で反対回りで乗り回せる、というルールだった。その日は一番目がオレの番で、次がバヤシだった。 ちょうど二周目で四件目の『セブン・マート』で、ふと異様な光景を目にした。 パトロールとか言っても、所詮はただいつもの下らない話題で駄弁りながらコンビニの横を通り過ぎて行くだけのものだ。そりゃ一応は駐車場と、外から店内をチラッとくらいは見る。深夜のコンビニなんてのは一~二台の車が止まってるか、ヤンキーが数人店前で溜まってるか、誰一人いないかだ。 四件目もいつもの様に一度は普通に通り過ぎたのだが、何となく変な感じがした。「ナオくん、なんか今ヘンなのおらんかったか・・・」「んー、やっぱそうやんなー。さっき何か変な感じしてたんや」とオレはいい返し、二人は回れ右した。・・・つづく
2005年06月01日
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自分でこういうのも何だが、よく感が当たる。しかしそれは半分本当で半分間違っている。なぜかと言えば、いわゆる『嫌な予感』ってヤツはよく当たる。本当によく当たる。でも『何か良いことがありそうな予感』はサッパリだ。『何か良いことがありそうな予感』が当たらないということは、逆説的にいえばやはり『嫌な予感』はよく当たるってことの裏付け(?)にもなるのか・・・。とにかく、自分の感はよく当たる。先日も・・・・・。。。
2005年05月22日
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(16) 卒業式の四日前、そしてあの事件のあった日のことだ。 あの馬鹿げた計画を実行に移して、ちょうど一週間後だった。三人とも本命の高校の受験も無事終了、というかぎりぎりでなんとか合格した。そんな安心感の中でほんの軽いノリだった、最初は。 私立高校という事もありいち早く合格を決めたバヤシは、一人で計画の準備を進めていた。 証言者1 コンビニ店員(アルバイト)「いやー、あの時はマジでビビリましたよー。いや最近コンビニ強盗がよく出るって言ってるけど、ここだけは無いと思ってましたからねー。でもここだけの話、もしそんなことがあったとしても自分は絶対に反抗しないって決めてましたよ。だってそんな事して怪我とかしたくないですからね。ってこの話は店長には内緒にしてくださいね。」「犯人は三人・・・いや二人かな。最初はただの客だと思って特に気にしてなかったんですよ。・・・そうですね、確かに黒のフルフェイスを被ったまま店に入って来ましたけど、なぜその時点で不審に思わなかったって、そりゃ刑事さんアレですよ、なんか『猿の着ぐるみ』やら、全身タイツ着てる客とか、もっとスゴイのが、寝巻きでスッピンのおばちゃんでねー、何かほら『おばちゃんパーマ維持装置』みたいなやつほら、えーっとロッドっていうやつですかね。アレはヒキョウですよマジで。スッピンなのにハリウッドの特殊メイク顔負けっていうか・・・」 「ええ、その時は僕一人しか入ってなかったんですよ。ちょうどほかに客もいなかったんですけど、今思うと犯人はそうなるタイミングを見計らってたんですかね。もう一人は店には入らず、外を見張ってる感じで、バイクのエンジンもかけたままでした。」「・・・ナイフを突きつけている犯人をできるだけ刺激しないように、速やかにレジと金庫のお金をバックに入れましたよ。刺されたくないですからね。・・・そうですね、週末だったから結構入ってました。」「・・・で、犯人が店を出た後すぐに裏の事務室に駆け込んで警察に電話したって訳ですよ。その時なんか外が騒がしくなってましたけど、なんかこれ以上巻き込まれ・・・」・・・つづく
2005年04月29日
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(15) バヤシの話だとこうだ。 ゼットの解散ライブに行けなくなり、中学生活の最後を締めくくろうとしていた俺達の卒業が、かなりショボクなりつつある。 このままではきっと、グレーな青春の一ページとして永遠に悔いが残るとか、残らないとか。バヤシはそんな事を言ったが、ただ単に派手な事をして、目立ちたいだけだろう。 バヤシが言ってる『コンビニ強盗』とは、ここ最近この近辺で連続的に起きている事件の事だろう。 しかし何でまたこの男は、こんな訳の分からん発想でてくるのか。 なぜそんな事をやろうと言うのか。 いったいどこに強盗がいるんだ。 どうやって捕まえるんだ。 危ないんじゃないのか。 本気なのか。 いやいや、だいたい俺達はまだ、本命の受験をひかえているじゃないかよ。 もうそんなことをあれから、なんとなく頭から離れない。・・・つづく
2005年04月29日
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(14)「なんやねん。面白いことって。」「もうパチ屋とかはカンベンしてくれよ」 とりあえず釘を刺しといた。 バヤシは「わかってる、わかってる」と言いながら続けた。「それでよ、前に宇宙人捕まえたらスゴイことになるって話してたやろ」「あんた、まさか」「いやいや、まあ最後まで聞けって」「宇宙人はちょっとないやろ」「いやだから」「バヤシ君、それはちょっと、いろんな意味でキツイって」「だから聞けって」「バヤシ・・・、なんか変なクスリとかやってんのか」「やってねー」「マジでマジでー。ちょっとわけてよ」「もってねー」「いい病院紹介してやるぞ。リハビリって大変らしいって」「バヤシ君、お見舞いの時はエロ本まかせろ」 そんな感じで十五分ほどバヤシをからかった後、話は戻った。「だからそこで考えたのが、『コンビニ強盗を捕まえて俺達ちょっと有名人になっちゃうぜコノヤロー2005』ってのはどうだ」 こいつ、何言ってるの。「なんやそれ」「ホンマやバヤシ君、タイトル長すぎ」「そっちかい」 とりあえずモンキーにツッコンだ。・・・続く
2005年03月07日
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(13) しばらくの沈黙が続いた後、モンキーが申し訳なさそうに沈黙を破った。「悪りぃ、なんか嫌な事・・・」と言いかけた時にバヤシが間髪をいれずに口を挟んだ。「まーまー、あれはなんだ、珍しく俺の計算ミスだわ。まっ、そんな過ぎ去った過去は置いといてだな」 なんて奴だ、もう過去の出来事と言い切りやがった。俺は二秒でブチ切れそうになるほど、怒りとも憤りともつかない複雑な感情が押し寄せたが、一・五秒で持ちこたえた。 しかしそんな俺の表情を悟ったかのように、バヤシは話題を変えてきた。「ところでよ、昨日のアレみたか」「おー、みたみた。あの解剖手術の映像やろ、激熱やな」 それは昨晩テレビの特番でやってた、UFOスペシャルのことで、俺は不覚にも見逃していた。聞くところによると、墜落したUFOを極秘に回収した米軍が、UFOに乗っていた宇宙人を解剖した時の映像を、これまた極秘に入手したらしい。 極秘情報を入手した上、全国放送してしまう日本のテレビ局は太っ腹というより、ある意味恐ろしい連中だ。だが、その話に盛り上がっている二人を、はたで聞いている俺にはさすがにキツイ。「そういや、だいぶ前に宇宙人が目の前に現れたらどうするって話してたやろ」「そんな話してたことあったな」「そう、それでちょっと面白いこと思いついた訳よ」・・・つづく
2005年03月02日
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(12) 二月の寒さも厳しい受験戦争の真っ只中、俺はとりあえず滑り止めの私立高校に合格していた。そこはあくまで滑り止めの学校で、県外の悪名高い男子校で、絶対に行きたくない。本命は市内の公立高校で、そっちの受験日まで一ヶ月を切っていた。 モンキーも俺とほぼ同じコースで、バヤシは県内のサッカーが強い、有名私立高校が本命らしい。 この頃になると、学校に行く日も少なくなり、クラスメートでも特に付き合いのないやつはほとんど会わなくなっていたが、俺達三人はちょくちょくファミレスとか行ったりした。「しかしこの前の、合格発表の時は緊張したなー」モンキーはホットココアを口にしながら言った。「今からそんなこと言ってたら、身がもたへんぞ。それにあの学校に落ちるようならもう行くとこないぞ」「そーそー、君らの低レベルな学校の悩みなんか聞いてたら、うらやましく思えるわ」 バヤシは憎まれ口を叩いたが、いつものことだ。もちろんこっちも負けずに言い返すし、そんなことではケンカにはならない。言いたい事は何でも言うし、遠慮もないが、困った時は助け合う、それが俺達の主義だ。「ところで、もうすぐあれがあるねんなー」「言うな、それ以上言うな。そんなこと思い出しとったらやってらんねーよ」もちろん、ゼットのコンサートのことだ。この話は以前のパチンコ屋の一件からほどなく、タブーに なっていたが、モンキーが口に出してしまった。・・・つづく
2004年10月26日
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勝負は昼過ぎになる前についた。延長戦も無い、ロスタイムも無い、ましてや敗者復活戦なんてぬるい現実は存在しない。 みごとにやってくれた、結局最初で最後の三連チャンだったらしい。後はだらだらとコインは台に飲まれていき、夏目さんは全滅した。 帰り道は、誰も一言もしゃべらずに歩き、みんなと別れ際に無言で力なく右手を上げただけだった。 この時の情けなさというか、愚かしさというかは、サッカー部最後の試合の日に三人揃って遅刻していった時以来だ。当然、監督はブチ切れて試合には出られなかった。レギュラー三人も出てないから試合は負けるし、チームメイトには親の敵の様に睨まれ、しばらくみんな口も聞いてくれないし、散々だった。 いろいろ考えてみたが、後の祭りで、しばらく何もやる気が起こらなかった。 コンサートに行くと言うささやかな夢は断絶され、俺達は本業の受験勉強に励んだ。 あれから俺はゼットの曲は聴いていない。というか、聴かないようにした。そうでもしないとあの時の空しさや、コンサートに行けない怒りが込み上げてきて、勉強にならないからだ。 俺はただ無心に勉強をした、余計な考えをしなくてすむからだ。・・・つづく
2004年10月20日
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(10) 俺は駅前で、パチンコ屋の斜め前にあるコンビニにいた。週刊誌を立ち読みをしながら、ガラス窓越しに外の様子も見ていた。 モンキーとバヤシがパチンコ屋に入ってから、一時間ほど過ぎていた。バヤシは大当たりしたら、とりあえず携帯で連絡してくる予定だったが、まだそれはなかった。何度か店の前を通り過ぎ、自動ドアが開いた時に中の様子を覗いて見たが、二人がどこにいるのかはわからなかった。 俺はホットの缶コーヒー買って、タバコを吸うために表に出た。一応まわりを見たが特に気になる様子もなく、コンビニのアルバイトの店員も無関心だ。 スタジャンの内ポケットからタバコに火を点けて、煙が空気に溶けていくのをぼんやりと眺めていた。 すると、パチンコ屋のドアが開き、中からモンキーがきょろきょろしながら出てきて、俺の姿を確認すると笑顔で片手を上げ、駆け寄ってきた。「調子はどうなんや」「いやー、すごいぞ今三連チャンしてて、コインがじゃんじゃん出てきてるで」モンキーは少し興奮ぎみに答えた。「おおそうか、でかした。ところでいくら使ってんのや」「ええと、一人一万二千円使った時点で当たったから・・・、でも今出てるからなー」 おいおいもうそんなに使ってるのかよ、あと六千円しか軍資金がないじゃないか。「結構使ってるな。一回の当たりでいくらぐらい出るんだ」「んー、はっきりとはわからんけど、千円で五十枚だから、一万くらいはありそうかな」「まじかよー、じゃあいけそうなんじゃないのかー」一気にテンションが上がったが、それはただの序章にすぎなかった。 ・・・つづく
2004年10月19日
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(9) 最近バヤシの兄貴は、なぜか羽振りがいいらしい。大学生で、バイトも特にしていないようだし、家も別に金持ちでもない。 バヤシは兄貴に何故かと聞くと、得意げにパチスロで稼いでいると言ったらしい。それでバヤシはこれはいけると思ったらしく、兄貴をおだてながらそれとなく情報を聞き出したという。 駅前のパチンコ屋『ベガス』はあまり人気はなく、いつも客はガラガラらしいが、日曜日にイベントをしていて朝から爆裂するようにセットされた台が何台かあるらしく、いがいと穴場なのだそうだ。「それにしても、そんなんで本当にうまく行くとは思えないけどなー。第一パチスロなんてやったことあんのか」俺はバヤシに言った。「だから、そういうのもちゃんと聞いてあるから、なんとかなるって。だいたいほかに手はないだろ。バイトとかできないしな」 確かにそれも一理あった。中学生を雇ってくれる バイトなんてなかなかないし、それ以前に俺達は受験があるので、どっちにしても時間が無い。でも、コンサートにはいうらか無茶をしてでも行きたい。 「こんなカッコまでしてきたんやで、やるしかないやろ。どっちにしても、このままやったらどうにもできへんもんな」小心者のモンキーが、珍しく乗り気だ。 結局作戦は決行する事となった。パチンコ屋に入るのは、バヤシとモンキーで、俺は店の見える駅前で、学校の教師とかが店に入ってこないかどうか、見張る役となった。 それぞれがコンサートの為に取って置いた、一万円を出し合い、合計三万円が軍資金だ。 店が開店して、二人は戦場へと向かって行った。まずは一万ずつ両替して、店員に目立たない一番奥の席に、二人並んで座り、周りの人を観察してみた。 モンキーは落ち着きが無く、周りをきょろきょろし、店員やほかの客に自分達がばれていないか気になって仕方がなかったが、周りの客はそんなのには関心は無く、真剣な顔で勝負に挑んでいる。 一方バヤシはそんな事には動じずに、「モンちゃんなんか挙動不審で、かえって怪しまれるで。それより、そこの穴に千円札をいれたらコインが出てくるみたいやぞ」と言った。 二人は千円札を入れ、出てきたコインを慣れない手付きでスロット機に投入し、スタートレバーを押した。 千円分のコインは、大当たりしなければ五分と経たない内に台に飲まれ、夏目漱石はみるみる内に姿を消していった。・・・つづく
2004年10月14日
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今日、何度か行ったことある店だが、ラーメン屋に行った。九州は博多ラーメンで有名な、「一風堂」だ。自分は料理人でもなければ、グルメ評論家でもない。ただラーメンの味にはちょっとウルサイ方なのだが、「一風堂」はマジで美味いと思う。人それぞれ好みもあるので、一概には言えないだろうが、トンコツ味が嫌いな人でなければ、たいがいの人はいけると思う。ラーメン屋って、どこに行っても比較的数多く存在するが、美味しいラーメン屋はなかなか無いような気がする。もちろん、それぞれの好みは大きく影響するが、まずくないにしても美味しい店は一握りだ。だから美味しい店を発見した時は、なんだかすごく嬉しいものだ!!
2004年10月11日
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(8) 日曜の朝九時半、T駅前に俺達は集合した。 昨日の夜、バヤシから電話があり妙な注文があった。できるだけ大人っぽい、なんだったら親父の服を着て来いと。 もちろんそんな注文など聞き入れる訳にはいかない。だいたいそんなダサいカッコで、街を歩けるはずがないし、いよいよ嫌な予感がする。 バヤシの注文は無視し、結局俺は普段着のジーンズにスタジャン、スニーカーとマフラーとニットキャップで行った。 それにくらべて、モンキーは律儀に親父さんの服を着てきたようで、ダサい水玉のシャツに、使い古された茶色のズボン、刑事コロンボあたりが着てそうなレインコート。しかもサイズが大きすぎてバランスがおかしいし、猿顔が災いして老けて見える。頭は茶髪のままなのが、さながら小さいオッサンが少しだけ若作りしているみたいで、なんか悲しくも切なくなった。 バヤシは兄貴の、成人式の時のちょっと高そうなスーツに、青のシャツ、黒光りした革靴にブランド物でウルトラマンの目みたいなサングラス、親父さんのオメガスピードマスター、なんか香水の香りもほのかにする。髪型もビシッとオールバックで固めて、ピアスはそのままだ。あんたはホストか。「あーあ、やっぱりナオはそのまま来たな。でもまあ、一人は緊急のための見張りがいるからいいけどな」バヤシは予想どうりといった口調で言った。「どうでもいいけど、どうすんねや、そんなカッコして。っていうか、モンキーそれはなんか、ヤバイぞ」「そ、そんなふうに言わんとってかー。親とかに見つからんように家から出てくるの、大変やってんぞー」モンキーは苦労を訴えかけていたが、あえて無視した。「それで、こんな時間から、しかもそんなカッコして、金を増やすって、どうすんねん」「それは・・・、ほれ、そこで増やすんやって。」バヤシは親指を前に出し、正面の見えないボタンを、軽く三回押す仕草をして、道路をはさんで向かいの店に視線をやった。「なにー。まさかパチンコ屋かー」「そーそー、でもパチンコじゃなくて、パチスロな」バヤシは涼しい顔で言った。「おいおい、マジで言ってんのか。俺ら中学生やぞ・・・、ってそうじゃなくて、もっと根本的にいろいろ問題があるやろ。」「そーやって、だいたいやり方とかわからんし、見た目でバレルって」 モンキーはそう言ったが、見た目は大丈夫かも、と思ったが彼は傷つきやすいので言えなかった。バヤシも微妙だが、その点はいけそうだ・・・、いやいやもっと冷静になろう。「そうやぞ、モンキーの言うとうりやし、だいたいパチスロってギャンブルやろ。勝てるとは限らんやろがー」モンキーの援護射撃を打った。「だーかーらー、そんな事はちゃんと手を打ってるって。」 バヤシはこの作戦の理由を語り出した。・・・つづく
2004年10月10日
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今日、友達二人と海釣りに行った。ターゲットはアジで、さびき釣りだ。自分は釣りは超初心者で、つい最近はじめたばかり。台風が過ぎ去ったばかりで、最初は正直まったく釣れる気がしなかった。ところがこれがなかなか、釣れるは釣れる、入れ食いだった。三人で2~3時間で、100匹くらいは釣れた。まだ数回しか釣りをしたことがないんだけど、すんごい面白いよ!!
2004年10月09日
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(7) バヤシの考えとは、チケットをインターネットオークションで手に入れる、というものらしい。 いくらか割高になるだろうが、多少の望みはあるらしい・・・、がしかし、そうは問屋が卸してくれないらしい。 概に相場は、定価の五倍は超えていて、それでもまだどこまで上がるかはわからない。「全然ダメダメじゃねーかよ、確かに売ってるけどこんなに金ねーよ」 不満をもらす俺に同調して、モンキーもうなずいている。 そんな俺達をよそ目に、バヤシは、「あまい、甘すぎるよ君達。そんなことはわかった上で、良い手があると言ってるに決まってるやろ」 なんだか自信満々だ。「じゃあ、どないすんねん」「そりゃ、足りなきゃ増やせばいい訳だろ」「・・・・。」 何を言っているんだ、この馬鹿は・・・。それができたら悩んでないんだよ、と俺は思っていたらバヤシが、「なんとなく言いたいことはわかるけど、あるんだなこれが・・・」 意味有り気な言い回しをしながらも、こうゆう時のバヤシは変に秘密主義なとこがあり、詳しくは言わなかった。 ただ、次の日曜日にチケットを買う予定だったお金を持ってT駅前に集合、と言った。 なんだかとても嫌な予感がするが、どちらにしても、そんなのにすがるしか手が無い俺達はとりあえずその案に従ってみる事にした。 ・・・つづく
2004年10月07日
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(6) 十二月 吐く息も白くなり、受験戦争へのラストスパート真っ最中で、もちろんもうクラブは引退ている。 そんな中、あってはいけない最悪な事態が発生してしまった。 チケットを取り損なってしまったのだ。 チケットは販売日に、電話で注文して取るのだが、今回の様に人気のあるバンド、特に解散ライブのチケットなんかになるとそれはもう入手困難は必死である。 そういうチケットの場合、勝負は発売日の、発売開始時間から最初の十分から二十分位だとバヤシの兄貴から教わった。 その時間に、チケット会社に電話が殺到するために、繋がりにくくなる。つまりは、売り切れるまでに電話が繋がらなければ、アウトという事だ。 それで当日、三人で集まって電話を掛けまくったが、ずっと通話中の音で、繋がった時には売り切れのアナウンスが空しく聞こえてきた。「ふはははは、今日こそ決着をつけさせてもらうぞ。タイガーマスク」「望むところだ、ブラックタイガーマ・・・」 タイガーことモンキーが、名乗りを挙げ終わる前に、バヤシが先制のローキックが放たれた。モンキーはそれをガードし、素早く後ろに回りこみ、コブラツイストの体勢になった。 いつもの光景だが、こいつらアホすぎる。「どうでもいいけど、ブラックタイガーだったら、海老だろエビ。って、こんな事ばっかやってる場合じゃねーだろ」 もちろん、チケットの事だ。二人ともそんな事はお構い無しで、プロレスごっこは続いていた。 俺はあきれた顔で見ていたら、バヤシがモンキーに、腕ひしぎ十字固めを決めた。 必死にもがくモンキーをよそに、バヤシは言った。「おいナオ、いい考えが思いついたぞ」・・・つづく
2004年10月05日
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(5) 去年の冬休み行った、コンサートの時には、バヤシに振り回された。当時、といっても今も同じだが、中学生の俺はまとまった金などあるはずもなく、親に無理を言ってお年玉を前借りしてチケットを買った。 大きなコンサートに行くのはこの時が初めてで、チケットの取り方など良く知らなかった。そこで、よく洋楽のコンサートに行くという、五歳年上のバヤシの兄貴に、チケットの手配を頼んだ。 俺とモンキーは、バヤシにお金を預け、当日にキャップがみんなのチケットを持ってくるというものだが、見事にやってくれた。大阪に向かう途中の電車の中、俺達は普段にも増してテンションが高く、緊張と、興奮と、期待で武者震いにも似たものが込み上げた。 前日は一睡も眠れなかった。 そして、神戸を過ぎたあたりでだったか、バヤシが何やら自分リュックを漁りながら、挙動不審な動きをしているではないか。 俺は激しく嫌な予感がした。俺の感は自分で言うのもなんだが、良く当たる。 よく当たるといっても、良い予感は全然当たらないが、悪い予感は百発百中といってもいい。 バヤシは、ちゃんと持ってきたはずのチケットが無くなったと騒ぎ出し、俺達は一時軽いパニックに陥ったが、結局家に忘れてきていたのが発覚し、バヤシのお母さんに持ってきてもらって、事なきを得たが、あの時ほど失望と殺意を覚えたことはなかっただろう。 もちろんその後の、コンサートでそんなののは吹っ飛んだ訳だが。 そんなこんなで話が弾んでいたところで、モンキーが改まって、ある提案があると言い出した。その時点で俺は、いやバヤシもそうだっただろうが、何を言い出すかはわかっていた。もちろん、ゼットのラストコンサートに三人で行こう、という提案だった。 問題はいろいろとある。 まずは金の問題だが、これはまた親にお年玉を前借りするしかないだろう。 次に、当たり前だが、チケットを確実に手に入れなければいけないことだ。前回のように、バヤシの兄貴にも協力してもらいたいが、今回ばかりはチケット入手は非常に困難だと予想される訳で、みんなで手分けしてのぞまなければいけない。 あと忘れてはいけないのが、俺達は受験生であり、そっちの方もヤバイ感じだ。 俺達が狙っている、ライブ会場は大阪で、というかほかの会場は東京とか、札幌とか、福岡なんかは遠すぎて行けない。時期的には卒業式の三日前なので、その頃にはきっと進学先も決まっているだろう。・・・つづく
2004年10月04日
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(4) 宇宙人話に一息ついていた時に、モンキーが何かを思い出したらしく、話しだした。「そういえば、大変なことがあるんやって」「なんやモンキー、大変なことって」「前々から、ちょくちょく噂になってたあれが、どうやらホンマみたいなんや」「だから、なんやねん、あれって」「モンちゃん、ひょっとしてまさか、あれって、あれのことか」 バヤシが、わざとらしく、そして大げさなリアクションで俺の方を見た。 むっとしている俺を見てか、バヤシが、「それって、ゼットの解散の話だろ。おまけに、冬からのライブツアーが、ラストのツアーになるとか、ならないとか」「まっ、マジかよー」 バヤシが話し終わる前に、モンキーは特ダネを横取りさた芸能記者の如く、負けじと付け加えた。「ゼットのメンバーって、知ってると思うけど、全員が高校からのメンバーで、みんな今年で二十歳になるやろ」「モンちゃん、そんなことは常識やで、それがどうした」 俺は口を挟んだが、モンキーは無視して続けた。 ゼットは、中・高校生を中心とする若い世代で壮大な人気を誇る、メロコア系パンクロックバンドである。未成年、特に学生の心の代弁者というか、少し古い表現になるがいわゆる「カリスマ」なのだ。 ゼットの出身が大阪になるのだが、あまり知られていない話なのだが、ボーカルのヨシトがなんとこのT市なのだ。俺達三人ともそんなこともあり、熱狂的なファンでもあり、ヨシトは俺達のヒーローなのだ。 モンキーの続きの話では、メンバー全員が来年の一月で成人式を迎え、未成年者の代表のような彼らも、とうとう大人になる為の儀式がやってくる訳で、そんな自分達の節目に区切りを付けるべくとりあえず一度、解散をするのだという。 ラストツアーは、三月にあるらしい。 その後、ゼットの曲や、かっこ良さ、思い出話になった。・・・つづく
2004年10月03日
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(3) 俺が住んでいるのは、兵庫県神戸市から少し離れたT市で、T中学校の三年生だ。 バヤシは、身長は175センチ位で、黒髪で少し長く無造作ヘアで、左耳だけピアスをしている。 流行にも敏感で、ファッションにも気を使っている上に、なかなかの男前で、後輩や女の子にも人気がある。学ランのボタンは閉めずに、パーカーのフードを後ろから出している。ポジションはフォワード。 モンキーは、小柄で猿顔で、坊主頭で茶髪だ。 小心者だが、身のこなしは軽く、情報通でおしゃべりだ。まさにモンキーという、ニックネームが当てはまるが、猿と呼ぶとなぜか怒るのだ。着替えるのが面倒なのか、ジャージのままだ。ポジションはミッドフィルダー。 俺は、織田直人でナオ。身長はバヤシとモンキーの間くらいで。黒髪で短めだが、常に固めのワックスで髪を全快に逆立てている。 学ランはボタンを上二つ開ける派だ。ポジションはキーパー。 ちなみに、当たり前だが俺達は受験生で、もうすぐ引退の身だ。 ・・・つづく・・・
2004年10月02日
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自作小説「イージーライフ」(2) 無機質なコンクリートの壁、鋼鉄の扉、なぜか窓を開けた所には、鉄格子があり、二つ並んだ蛍光灯の一つは点滅している。床は乾いた土と埃まみれで、簡単に備え付けられた木製の、五・六人掛けの長椅子がある。 長椅子の下には、一応足場の邪魔にならないようにと、そこにサッカーシューズが押し込まれているが、どれが誰のだかきっと本人にしかわからない状態だ。 悲しくもそこに収まりきれないシューズは、非常にもみんなに踏みくちゃにされ悲惨な感じになる。 長椅子の上には、みんなにたらい回しされた挙句、ボロボロになったマンガの週刊誌と、エロ本が散乱している。 「だから、宇宙人はマジな話、いるとは思うけどな・・・」 俺達は、昨日のテレビのUFOスペシャルについて盛り上がっていた。「いると思うけどって、どうした?」バヤシこと、大林が尋ねてきた。「ひょっとしたら、いるかもしれないって思ってるけどな、だからってUFOと無理やり結びつけるのはどうかと思うぞ」それを聞いたモンキーこと、岡田が反論してきた。「でもナオ君あれやで、昨日の最新情報では、ミステリーサークルが出現する前日の夜に、UFOが目撃されたらしいし、あんな物、宇宙人じゃないと作れないって言ってたぞ」 部活が終わって、ほかの部員は着替えて帰ってからも、俺達三人はよく部室でくだらないおしゃべりをしたりしていた。 そんな時バヤシが鞄から何か取り出し、窓の近くに移動した。 するとドアの近くにいたモンキーは、開け放っていたドアから少し顔を覘かせてから、ゆっくりと閉めて、鍵をかけた。そしてもう暗くなったというのに部屋の明かりを消した。これは、今からタバコを吸う時の合図だった。 バヤシは換気を良くするために、長椅子とは反対側の、三分の一ほど開いていた窓を全開にした。 なぜ反対側なのか、また、もう秋だとはいえまだ暑さの残るこの時期に、なぜ元々窓が中途半端にしか開いていなかったのかというとそれには理由があった。 それはうちの馬鹿な部員の何人かが、トイレに行くのが面倒だと、長椅子に立って窓から用を足すという愚考が繰り返されたため、そこからは異臭が立ち込める悲惨な事態になっていたからだ。 俺とモンキーは、バヤシに一本ずつ貰い、緊急時に備えて一人ずつ吸った。 同時に吸うと、煙が多くなるし、部屋に臭いが篭もるので、それだけリスクが高まるからだ。 それだったら、タバコなんか吸わなきゃいいだろ、とか言う奴もいると思うが、余計なお世話だ。ある意味この場所で吸う事に、意味があるような気すらする。「それじゃあ、例えばな、そこのグランドにいきなりUFOが降りてきたらどうする」バヤシが質問を投げかけてきた。「とりあえず、全力で逃げるな」「いや、俺やったら隠れて、様子を見るかな」と、俺は答えた。「あー、お前ら根性無いなー。情けないわほんまに」とバヤシ。「じゃあ、お前はどうするんや」「そんなん、当然、捕まえるに決まってるやろ。宇宙人を」「でもなあ、逆に捕まったらどうすんの。テレビで言うてたけど捕まったら、頭に変なチップみたいな物、埋め込まれて洗脳されるらしいで」「ヤバクなった時は、その時は逃げるけどな。せやけど、もし捕まえれたら、凄い事になるぞー」 そりゃそうだろう、世界中がひっくり返るわな・・・。 ・・・つづく・・・
2004年09月30日
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自作小説「イージーライフ」(1) 神経質なほど一直線に、そして四列ごとに区切られ延々と後ろまで続き、碁盤の様に並べられたパイプ椅子。 その碁盤のマス目を埋め尽くす、白と黒の学ランと、セーラー服。 普段の体育館からは想像もできない、厳格な物々しさと、静寂の中にわずかに木霊し、伝染病のごとく繁殖するもらい泣き。いつもならあくびしかでない、長すぎる朝礼で貧血で二、三人倒れることで有名な、校長のありがたいお話も、これが最後かと思うと軽く哀愁すらこみ上げてくるから不思議だ。働き蟻がえさを運ぶかの様に、列を乱さずに規則的に続く。 卒業証書授与の順番がもうすぐうちのクラスの出番だ。後ろに座っている、モンキーと俺は、三日前に、体育の武田による愛の鞭を受け、まだ右のほほが赤く腫れて、まだ奥歯で物を噛むことはできない。それとは対照的に、四日前のあの時一緒に行動していたはずのバヤシは、柄にも合わず、すました顔で俺の少し前の席に座っていた・・・。 今朝のこと、まだほほの腫れた情けない姿を、できるだけクラスの連中に見られまいと、卒業式の時間ぎりぎりまで、コンビニで立ち読みしてから行った。 もちろん、連中に冷やかされるのを避けるためだ。 モンキーと校門の前でばったりと出会った。 三日ぶりの再会に、そしてお互いの腫れたほほを指差して笑った。あいさつ程度に言葉を交わしてから、「なあ、バヤシはもう来てるのか。あいつ、あれからどうしてるんだ」と、俺も疑問に思っていることだったが、まもなく始まる卒業式に遅れる訳にもいけないと、小走りで体育館へと向かった・・・。
2004年09月29日
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今夜はなんだかモーレツにヒマだったので(まーだいたいヒマなんだが・・・)飲みに行くしかない!と思ったのだが、こんな日にかぎって誰も捕まらない。しかし、自分は一人で飲み屋とか、スナックとかに行くという習慣は無いので、仕方なくスーパーでビール(と言いたいがケチって発泡酒)を買ってきて一人で飲んでいた。テレビでK1とか観て、筋トレしないとな~とか思いつつ(K1や、プライドを観ると何時も思うが、毎回三日坊主になってしまう)一人寂しい週末の夜が更けていくのだった・・・。
2004年09月25日
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夏はホラーだろ、今ホラーといえばやっぱり和製ホラーでしょ、ってことでとりあえず「呪怨2」を観た。「呪怨1」も観たが、やはり洋画には無い独特な和製の怖さがある。洋画のホラー映画の場合、自分の印象だと怖いとかいうよりも、ビックリするとか、気持ち悪い(グロイ)とかの印象ばかりが強い感じがするが、呪怨シリーズは怖い。どう怖いかというと、まず視覚的な怖さもさることながら、なんか心理的に怖いというかゾクッとするものがある。もちろん、ビックリの要素もあるが、なにより音(効果音)がこっていると思う。1と比べると、怖さはパワーアップしているし、ストーリーの流れのメチャクチャさも、1よりだいぶ改善されていると思う。例の(霊の)、トシオ君(美白のパンツ一丁のガキ)とカヤコさん(トシオ君の母上様)はもちろん健在(?)だが、こいつらがどうしたいのかはいまいちわからん!?ストーリーはラストを除いては、基本的に1と似ているし、カヤコさんはパワーアップしすぎで、悪霊とか怨霊などの存在を超えて、もはや妖怪の域に入ってるといっていい。そろそろ水木しげるの、「妖怪大百科」に載せてのいいぐらいだろう。こうなってくると、「呪怨3」のサブタイトルは「バースデイ」とかになるんじゃねーのか?とか思えてくる。そんなことはまあ置いといて、とにかく怖い映画を観たい人は、楽しめると思いますよ!
2004年09月01日
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昨日TVで邦画の「リターナー」がやってたので観た。SFアクション映画で、最初は邦画にしてはなかなか気合の入った(金のかかった)映画だなあと思って観ていたが、それが次第に「オイオイ!」とツッコミの連続へと変わっていった。ストーリーの上でのツッコミもさることながら、なんとまあ過去のハリウッド映画のヒット作のパクリの連続には、なんとも節操が無いと言うか、あきれた。まずは、基本設定は「ターミネーター」、アクションやファッションなどが「マトリックス」、宇宙人の子供を守り返してあげるのいう話の流れと宇宙人のデザインが「E・T」、ストーリーのクライマックス後のオチが「バック・トゥ・ザ・フィーチャー1」、などなどの数々のパクリだと思った。パクリなだけに、それぞれの要素もオリジナルを超える「面白さ」や「斬新さ」はあるはずもない。また、途中のアクションは多少はがんばっていたが、クライマックスがあまりにも盛り上がりに欠けた印象があった。「ああ、どうせパクリまくるんだったら、邦画や、世界に通用すると言われるアニメのネタをパクってほしかった!?」と正直思ったが、っておいおいオリジナルで勝負しろ~~~~~!!
2004年08月30日
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タイに到着してからさっそく問題が発生した。まあ、4人もいるといろいろ意見の違いやらなんやらあるもんでしょうがないが・・・。4人中2人が自称グルメ通らしく、不幸にもタイ料理でよく使用される香料「パクチー」の香りが全く受け付けず、「味はけっして悪くもないが、こんなもん臭くて食えるかぁ~~!!」と言う始末。。せっかくタイ名物(!?)屋台に来ているというのに「臭い、臭い」を連呼し、食も進まない様子だった。少なくともこの2人は観光よりは食べ歩きを楽しみにしていたらしく、そうとうがっかりしていた・・・、というか「これで楽しみの半分は消えた・・・、責任取れー!明日帰る~!」とか言って八つ当たりされまくって初日からテンションは最悪だった。ちなみに自分ともう1人のつれは、「なんでこんなに美味しいのにな~、わかんね~なー」ってな感じだった。そのあとグルメコンビ(自称)は町並みが汚いだとか、サービスが悪いだとか散々八つ当たりを繰り返し(ってオイ!いったいタイという国に何を求めて来たんだこいつらは・・・?)夜は更けていくのだった。正直、「なぜこんな奴等とここへ来たのだろうか」とこの時は心底後悔をしたものだ。。。
2004年07月09日
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6月11日昼過ぎにタイはバンコクの国際空港に到着した。まずはバンコク郊外の空港から中心部に移動する事となった。4人中2人はタイは初めてで、「タクシーだったら500バーツ(約1350円)で行けるらしいよ」とか言うので「甘えるな~!、市バスで行くぞ!」と一蹴した。バンコクでは地下鉄など無く、市バスは現地人の足だ。しかしその種類が多すぎて現地人でも自分の乗るバス以外はよく分からないというほどややこしい代物だ。(当然、外国人で利用している人もかなり少ない)普通の市バスだとどこまで乗っても4バーツ(約11円)冷房付バスだと20バーツ(54円)とかなり安いし、ほとんど外国人も乗らないのでちょっと面白い(初めてだとちょっと怖い!?)という事でそれで行った。もちろん行き先は安宿街「カオサン通り」で、まずは宿探しが最初の仕事(?)だ。バスを降りてからしばらくブラブラして、カオサンに着いた。6年ぶりにカオサンに着いての感想は・・・、「ナンダコリャ~!!、綺麗すぎるやんか~!」そう、カオサンは昔の面影こそは残しつつも新しい建物や改築されたと思われる建物が多くあった(スターバックスまであったのにはさすがにあきれた)。それどころか道はゴミも少なくて綺麗で夕方からは歩行者天国になっていてトゥクトゥク(オート三輪のタクシー)なども追い出されている。路上の屋台も減っているし、タイ人の若者でにぎわっている(以前ではありえない状況で、商売人のタイ人しかいなかった、日本でいえば原宿っぽい!?)。一番変わったところと言えば、ヒッピー風の不良外国人がほとんどいなくて小奇麗な旅行者しか姿を見せないという事だ。カオサンは死んだ、いや生まれ変わったのだ。以前の怪しくて、そして一種異様なふいんきのカオサンが好きだったので、なんかガッカリした。とはいえ、なんかへんてこな無国籍地帯であることは変わらず、それはそれで面白かったかな。続く・・・
2004年06月24日
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本日帰国しました。イヤーしかしまいりましたよ、タイは今雨季なんですけどほとんど曇りか雨で、帰ってきたら台風でもう本当に天候にはめぐまれなかったよ~。(最後の日は晴れていたが、意味無し)でもまあ短い期間だったけど楽しかったし、これといった重大なトラブルもなく良かった。詳細はまた明日以降の日記で書いていきます。
2004年06月21日
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とうとう明後日(11日)の朝に出発だ!! 昨日まであまりピンときてなかったが、さすがに準備もしなければいけないと思い、ちょっとした買い物とかしているとだんだん楽しくなってきた。 11日の朝に飛行機に乗るのだが、ちょっと早い時間なので電車に始発で乗って行ってギリギリ間に合うのだが、早朝からバタバタするのもイヤなので、明日の夜から近くまで行って朝までマンガ喫茶かなんかで時間をつぶすことになった。 今回のタイ旅行は友達と4人での個人旅行(パックツアーではないということ)で、自分とN君は以前タイ・インド・ネパールなど旅をしたことがあるが、あと2人はハワイやグアムとかしか行ったことがないので、何かしでかさないかと少しだけ不安もある。けどまあ、期間も10日間と短いし問題ないかな。 気合入れてイクゾー~~~!!!
2004年06月09日
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昨日、航空チケットを購入してきた。6/11~/21の10日間、ツアーではなくフリーのちょっとした旅行だ。友達3人と合計4人で行く事となった。2週間ほど前に話の成り行きで、突然タイ行きが決定となり即行で計画を立てることとなり、日程ぎりぎりでの出発~帰国の予定となった。自分はタイへ6年前に1ヶ月ほど旅をしたことがあり、かなり久々でちょっと楽しみだが、その反面、いまの時期にこんなことしている場合なのか?という気持ちもある。それは最近将来の不安や、現在の状態の悪さから悩みが絶えない日々が続いているからだ。でもまあそんな時だからこそ、旅行でストレスを発散して、自分を見つめ直すのも悪くないのかもしれない。友達と4人で海外旅行なんてのも初めてで、なかなかそんな機会もないだろうしそういう意味では楽しみだが、しかしあまりにも計画性が無く、能天気な連中だから少し心配な点もあるにはある。タイ出発まであと12日!!
2004年05月28日
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今日、妹が、某・有名求人雑誌の「フ○ム×・関西版」を見ていて、変なのを発見したとか言うので見てみた。はじめは「変なのがある」と言っていたので、変なバイトがあるのかと思っていたが「求人広告の写真に変なのが写っている」と言う。「どうせ面白い顔をしたおっさんか何かだろ」とか突っ込んだら、心霊写真があると言う。最近その雑誌はTVのCMでオールカラーになったとかで、それぞれのお店(職場)の写真が掲載されていたが、(ちょっと待てよ冗談キツイぞ妹よ)とか思いながらそのページをめくって雑誌を渡してきた。妹が「この写真やけど、どこか分かる?」と言うので、隅々まで、それこそウォーリーでも探す勢いでその写真を探したがついにわからなかった。ちなみに自分は、TVなどでよくある心霊写真の類はあまり信じない方で、やれ「変な光が差し込んでる」とか「煙や霧、壁のシミ、木の木目、不自然な陰、何かに反射して写りこんだもの」とかは心霊写真じゃねーだろ!と思う方だ。で、どうせそんな微妙なのを指差して「霊だよこれ」とか言うつもりだなと思っていたら・・・・!!!!!????。興味がある人は、某・有名求人雑誌の「フ○ム×・関西版」の??ページの某ラーメン屋の写真を見てみよう!!(ヒント・その写真は、店内で店員が4~5人で写っている。その中央の人の服の所に・・・(キャーー!!)。ちなみに先週の5/17号と最新号にも載っているよ!!)
2004年05月17日
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ウタダヒカルが歌う、映画『CASSHERN』のテーマソング「誰かの願いが叶うとき」をさっきTVで聞いた。歌詞の一節に「・・・誰かの願いが叶うとき あの子の涙が流れる・・・」「・・・すべての人の願いは同時には叶わない・・・」というのがあって、ちょっと思うところがあった。確かにそうだよな、この社会・世界中でほぼ確実に自分とは反対サイドに人がいて、良くも悪くも共存していると思う。例えたらきりが無いが、競争の勝者と敗者、買う人と売る人、助ける人と助けられる人、騙すと騙される人・・・いろいる。いま自分がやっている株の世界もそうだし、この問題がある以上戦争は無くならないのかなと思うと少し切なくもなる。それはまあ置いといて、『CASSHERN』また観てこよーっと。
2004年04月23日
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パチスロとかこの前万枚出たりして調子が良いし、株取引も今年入ってから全然ダメだったけどこの頃うまくいってるんですわ!で、昨日なんか今時ちょっとめずらしくなってきた当たり付のジュースの自販機で当ったんですよ、マジで!!いやいや、めずらしいしなんか縁起がいいよなーって思いましたよ。これを読んでる人で、今まで当たったことのある人ってどれだけいるのかな?あれってどれ位の確率で当たるようになってるんですかね?誰か知ってたら教えてほしいな~!!ちなみに自分は今までで4回目の当たりだったかな!?ってよく当たってるジャン・・・とか言わないでね。(ホントになかなか当たんないと思います。)
2004年03月25日
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