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アン・マキャフリイ ハヤカワ文庫SF
現在10作品出ている、SFファンタジーの最高傑作
人間が「竜に乗って飛ぶ」という「夢が現実の世界」を描いた冒険活劇
遥か未来の物語。
高度に科学が発達した結果、人類の生活は科学に振り回されるようになった。
地球連邦と独立した星間連邦の間で戦争が勃発し、泥沼化した戦争が終わった時、
自然回帰を望む人々が現れ、彼らに移住を決意させた。
移住場所として選ばれた星「パーン」には、地球と同じ成分の空気・水、
そして地球の植物が成長できる土壌があり、地球産の動物たちが成長できる素地があった。
しかし、重金属の産出量が少く地球生活圏から遥かに遠い場所なので、
見捨てられた惑星だったのだ。
やがて・・・移住し、夢に見た牧歌的な生活を送る人々に、災厄がふりかかる。
この星が位置する星系には、遥か昔に太陽に引き寄せられて迷い込み、
200数十年の周期で太陽を周る「赤い星」があった。
この赤い星から、石と金属以外は総て食べ尽くす銀の糸「糸胞」が降り注いだのである。
糸胞を排除できるのは火と水のみ。
片道切符でパーンに来た人類は、生き延びるためのサバイバルを始めた。
先ず、温暖な南の大陸を捨て、死火山の洞窟が多い北の大陸に移った。
そして、パーンの原種である地球の竜に似た小型の生き物(小型犬ほどの大きさ)を、
遺伝子操作で大型化(馬から象くらいの大きさ)した。
共感能力のある男女が選ばれ、この竜と感合し生涯の伴侶となり、
「パーンの竜騎士」が誕生した。
竜の体は、燐火水素を含む火焔石を食べて火が吹ける構造になっており、
騎士は火を吹く竜に乗り、糸胞への戦いに挑んだのである。
200数十年ごとに訪れる災厄から生き延びるため必至になっている間に、
人々から地球の記憶は忘れ去られていった。
第1巻の物語は、人類が地球から移住して2000年以上経った所から始まる。
長~い説明を読んでいただいてありがとうございます
初版は1970年代、40年以上前。
この物語を扱ったロープレまである、アメリカのベストセラーです
私が見付けたのは高校生の頃だと思います
以来、出る度に手に入れて、読み終わると「次が読みたい!」って叫んでいます
出てくるキャラクターが実に生き生きしているんです
タイプの違う長所も短所もある普通の人間が、必死に生きている姿から元気がもらえます。
中世の騎士物語を近代的にして、スピード感を持たせた感じですねぇ~
アン・マキャフリイは、ストーリー・テラーとしても定評があります
ちなみに、最初に書いた説明は、もっと詳しく各巻冒頭に入っています。
ちょっと落ち込んだ時に元気をもらえる作品です
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