★★愛犬とのEnjoy青春日記★★

May 26, 2006
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カテゴリ: まじめなお話
こんばんは。
今日はまじめなお話です。

前にも何回か書きましたが保健所のお話です。

犬を捨てるにあたり色々もしかしたら理由があるのかもしれません。

飼い主が死んでしまった。引越しで飼えなくなった。子供がアトピーだった。
病気で入院してしまって飼えなくなった。近所がうるさいので飼えなくなった。
こんなに大きくなるなんて思ってなかった。こんな犬だと思ってなかった。


捨てた方の理由を見たらこのような理由です。

防げる ものっていくらでもあると思いませんか?
防げない ものもあるかもしれません。

でも 防がなかった ものもあると思いませんか?


年間80万頭が殺処分されていると聞きます。
実際飼い主の元に戻れる犬は保健所に持ち込まれる5%にも満たないのです。
(3万頭ほどだそうです)


赤ちゃんが生まれて困った。こんなに飼えない。だから持ち込んだ。

その赤ちゃんはどうなるのでしょう?

赤ちゃんだから貰い手もあるなんて思っているのかもしれません。
実際それはまず、ないです。

離乳前の場合即日処分されてしまいます。
目を開けることもなく、そのまま殺されてしまいます。
手間がかかるからだそうです。
生まれてくることに意味のないことなんてきっとないんです。
生きる価値は私には決められません。
価値は見出すものだと思います。


死ぬために生まれてきた。
そうなのかもしれません。
でも目もあけることもなく生まれてすぐ殺されて
生きてきた証は残るのでしょうか?


安楽死 。今の行政では残念ながら
安らかに楽に死ぬっていうのは存在しておりません。
注射による薬での安楽死。それが一番苦痛がないものかもしれません。
でも今の行政では炭酸ガスによる 窒息死 。そちらの方法をとられています。
注射の方がお金がかかるというのもあります。
なにより殺処分しなくてはいけない仕事に携わった人に対する
配慮だそうです。一頭一頭自分の手で殺すというつらさから
少しでも救う配慮のようです。
窒息死は15分かけてガスを入れて窒息死させます。
中には死に切れない子もいます。
生きたまま焼かれる子もいるそうです。
子猫なら袋に入ったまま窒息死させられます。
子犬も同じくそうです。

話は違うかもしれませんが「ユダヤ人の虐殺」
というフィルムを私はチェコで見たことがあります。
同じくガス室です。
どうしてもかぶってしまうのです。
人と犬。違うかもしれません。
でも 同じ命あるもの です。


安楽死だからいいってことはありません。
自ら選んだ死ではなく人間側の都合による 殺処分 という形なのですから。
死は死で処分は処分ですから。
何がよくて何が悪いって事自体もしかしたらないのかもしれません。



せめて苦痛なくというのが願いです。都合のいい願いかもしれません。
でもそれは今は存在しておりません。

最後の最後まであきらめない子、最後の最後まで飼い主が来ると信じながら
窒息していく子。人間を恨みきれず信頼しきって最後を迎える子。
そして飼い主に看取られることなく一人で最後を迎えなくてはいけない子。


一日に日本だけで2000頭以上の犬猫が処分されている計算になります。
処分という言い方は嫌いですが実際人間が =処分= していることなので
処分という言い方を使わせていただきます。
邪魔だから処分。それでいいのでしょうか?


最後を迎える子達の目を犬を捨てた方たちは見たことがあるのでしょうか。
犬と人間は違います。
でも邪魔になったからじゃぁわが子を処分しましょう
って考える人はいないのではないでしょうか?
わが子でなくても邪魔になったから友達を処分しようって考える人はいないので
はないのでしょうか?

処分という形の裏で何が起こっているか、それをわかっていて処分という形を
とっているのか。私には理解しがたいです。
自ら殺すのは嫌だ。だから施設に任せてしまう。
自らの責任から逃げているんではないかなと思います。


年間80万頭殺処分されている。と聞いて
あぁうちの子はよかった。って思うのが普通かもしれません。
私もそう思いました。
80万という数字でも私たちに実際関係のない数字、そういってしまえば
事は簡単にすまされてしまいます。
あまりに大きな数字でいまひとつ実感がわかないのも事実です。
でも現実の数字です。その数字 一つ一つに命がある のです。
そして 命が失われた数字 です。


知らないワンコを自分のワンコと同じように愛せ、それは無理かもしれません。
かわいそう、かわいそうで保健所の犬を引き取っていてはほんとに
きりがありません。
法律を変えよう、それも難しいと思います。
私たちにできること。


自分のワンコを守ること。
これ以上保健所にいってしまう運命の子を増やさないこと。
何かの形で関わったのだったら責任を持って
最善の方法をとってワンコに安心できる生活を保障してあげる努力をすること。
途中で投げ出さないこと。続ける勇気をもつこと。
ワンコの命が自分の手にかかっていると自覚すること。


どれもこれも中途半端かもしれません。
実際の数を減らすにはあまりにも小さな力もしれません。
でも一人一人の気持ちがしっかりしていれば一頭一頭そういう子達も減るんじゃ
ないかなと思います。
少なからず不幸なワンコは増えません。

全部がなくなるなんて思いません。願っていてもそれは無理だと思っています。
一人一人の力なんて小さいものだと思います。
全てを変えられるなんて思っていません。

でもせめて自分のワンコだけを守る強さと勇気をもってほしいと思います。
エゴでもかまわないと思います。
自分の手のひらで守れるだけのものを
自分の力で守れればいいのです。

「どうぶつたちへのレクイエム」を
昨日久々読みながら思ったことです。

感情的で一方的な文かもしれません。
一意見としてお聞きいただければ幸いです。

どうぶつたちへのレクイエム
「どうぶつたちへのレクイエム」


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最終更新日  May 26, 2006 08:46:00 PM
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