Maria Schneider / American Crow-Bespoke Art Piece Edition w/Sharecard グラミー賞受賞作曲家であり、現代ビッグバンドのパラダイムを塗り替え続けるマリア・シュナイダーによる、緊急提言とも言える最新CD。 本作『American Crow』は、前作『Data Lords』の系譜を継ぎ、現代社会における「ビッグテックによる支配」と「聴く能力の減退」への警鐘を鳴らすストーリーテリングに満ちた作品である。 表題曲ではマイク・ロドリゲスの内省的かつ誠実なトランペット・ソロを軸に、カラスの鳴き声を模したミュート奏法や実際のフィールドレコーディングを交え、分断されエコーチェンバー化した現代の「対話の不在」を冷徹に、かつ独創的なオーケストレーションで描き出す。 また、前作収録曲を再構築した「A World Lost」では、ジェフ・マイルズのギターをフィーチャーし、より風通しの良い、しかし複雑な情景を提示している。 即興演奏の本質である「他者に耳を傾け、反応し、変化を受け入れる脆弱さ」こそが、今の脆く砕け散った世界に必要であると説く彼女の音楽は、ベートーヴェンにも比肩する動機的発展を遂げ、ジャズの枠を超えた切実な芸術的響きを放っている。
Maria Schneider - composer, conductor Mike Rodriguez - trumpet Tony Kadleck - trumpet Greg Gisbert - trumpet Nadje Noordhuis - trumpet Keith O'Quinn - trombone Ryan Keberle - trombone Marshall Gilkes - trombone George Flynn - trombone Steve Wilson - saxophone Dave Pietro - alto saxophone Rich Perry - tenor saxophone John Ellis - saxophone Scott Robinson - tenor saxophone Jeff Miles - guitar Julien Labro - accordion Gary Versace - piano Jay Anderson - bass Johnathan Blake - drums
Edward Simon Trio + 1 / Venezuela:The Latin American Songbook Vol. 2 ベネズエラ出身の至宝、エドワード・サイモンによる「ラテン・アメリカン・ソングブック」シリーズの待望の第2弾。 本作は単なるジャズ・アルバムの枠を超え、ラテン・アメリカのリズムとメロディの鼓動に、現代クラシック音楽のような緻密な構成美が吹き込まれた、気品溢れる作品である。 長年の共演で深い信頼を築いたルーベン・ロジャース(b)、アダム・クルーズ(ds)とのトリオを軸に、自身の故郷ベネズエラや周辺国の文化的記憶を、洗練された即興演奏を通じて現代に蘇らせている。 サイモンのピアノは過度な装飾を排し、一音一音の響きと余白を大切にする極めて抒情的なタッチが特徴で、トリオ全体がまるで室内楽アンサンブルのような高い集中力と親密さを保ちながら、伝統を未来へと進化させている。
Edward Simon - piano Reuben Rogers - bass Adam Cruz - drums Jackeline Rago - cuatro, maracas (track 5)
SOPHIA DOMANCICH · PIANO MARK HELIAS · CONTREBASS ERIC MCPHERSON · DRIMS
1.I wish that I could wish and it will come true 2.La Bagatelle 3.For J-J 4.It could be so simple 5.Le royaume des ombres 6.Universal Harmony 7.Free together 8.Eliott et Noah 9.Come again 10.Twofold sense 2026年作品 2026年4月下旬入荷予定 ご予約承り中です。
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Dawn Clement / Dear Ms. Dearie ピアニスト兼ヴォーカリストのドーン・クレメントによる、唯一無二の存在ブロッサム・ディアリーに捧げたルミナスで深くスウィングするオマージュ作品。 マット・ウィルソンのプロデュースのもと、ジョン・クレイトン、ジェフ・ハミルトン、スティーヴ・コヴァルチェックという名手たちの伴奏に乗り、ディアリーの代表曲15曲を再構築。 ウィットと静かな大胆さを備えたアレンジにより、「Lies Of Handsome Men」のような豊かなバラードから、クールにスウィングする「Tout Doucement」まで、親密さと輝きを併せ持った現代のピアノ・ヴォーカル作品に仕上がっている。
Dawn Clement - piano, vocals John Clayton - bass Jeff Hamilton - drums Steve Kovalcheck - guitar
1. The Gentleman Is A Dope 2. Tout Doucement 3. Figure 8 4. Dance Only With Me 5. Hey John 6. I Like You, You're Nice 7. Our Love Is Here To Stay 8. It's Love 9. I Know The Moon 10. I'm Hip 11. Lies Of Handsome Men 12. Our Day Will Come 13. Once Upon A Summertime 14. The Party's Over 15. Home 2026年作品 2026年4月下旬入荷予定 ご予約承り中です。
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Gabriel Espinosa / The Brazilian Project ベーシスト兼作曲家ガブリエル・エスピノーサによる、1960年代から彼を魅了し続けてきたブラジル音楽への献身を形にしたプロジェクト。 メキシコで育ち、ボサノヴァの旋律美とリズムの繊細さに自身の芸術的ルーツを見出したエスピノーサが、リオデジャネイロの精鋭ノンセットとタリン・スタジオ・オーケストラを迎えて制作。 ラファエル・ロッチャ(tb)とブルーノ・サントス(flh)による鮮やかなアレンジが、彼の楽曲にエレガンスと生命力を吹き込んでいる。 伝統を敬いながらも現代的な響きを湛えた、多国籍な感性が交差する至福のボサノヴァ・アルバム。
Gabriel Espinosa - compositions Rafael Rocha - trombone, arrangements Bruno Santos - flugelhorn, arrangements Tallinn Studio Orchestra - orchestra
1. Gabriela 2. Caramelo 3. Fe 4 4. Mi Jarana 5. Euro 12 6. Paz 7. Encuentro Maya 8. Nuevos Horizontes 9. Klavier Latino 10. Morning Breeze 2026年作品 2026年5月中旬入荷予定 ご予約承り中です。
「Gabriel Espinosa / The Brazilian Project」のご予約はこちらへ Blue Mood / Directions & Expressions Posi-Toneレーベルが展開する「Blue Moods」シリーズの最新作は、ジャズ界の至宝マイルス・デイヴィスの楽曲を現代的な視点で再解釈した意欲作。 本作『Directions & Expressions』では、マイルスの幅広いキャリアから選曲された楽曲に、静謐なアンビエント感と燃え上がるような熱量を同居させ、現代的な躍動感をもって新たな息吹を吹き込んでいる。 ディエゴ・リヴェラ(sax)やアート・ヒラハラ(p)ら実力派陣による繊細なフレージングとダイナミックな相互作用は、マイルスが掲げた「新たなる方向性と表現への大胆な探求」という伝統を正当に継承し、敬意を払いつつも未来を見据えたリスニング体験を提示している。
Diego Rivera - saxophones Eli Howell - trombone Behn Gillece - vibraphone Boris Kozlov - bass Vinnie Sperrazza - drums
1. Boplicity 2. Somethin’ Else 3. Circle 4. Stuff 5. Agitation 6. Générique 7. Lazy Susan/Half Nelson 8. La Suite De Kilimanjaro 9. Fran Dance 10. U’n’I 2026年作品 2026年4月下旬入荷予定 ご予約承り中です。
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