2008年06月11日
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秋葉原殺傷事件が、毎日報道されている。
だんだん事件の全容が明らかになってきた。
事件直後に撮影された通行人による動画も見た。
日常の光景とは違う、異常な姿。
普通の公道に倒れる人、そして救急車が来る前に、手当に懸命な通行人。

刺された人は、いきなりぶつかられ、何が起きたのか解らなかったそう。
人から指摘され、自分が刺されているのに気が付いた人が多い。
そういうものなのかもしれない。

突然、家族を奪われた悲しみは、いかばかりだろう。
いや、悲しみになる前に、判然としない思いにただただ、囚われてらっしゃるに違いない。
「なぜ?うちの子が」
「なぜ?うちの人が」
「なぜ?うちのおじいちゃんが」
多分、「なぜ?」の気持ちの方が大きいだろう。
亡くなられた方の、ご冥福をお祈りします。

犯人の異常な行動が、次々明らかになった。
なんて、甘えた物の考え方なのだろうと、驚いた。
自分の努力を棚にあげ、人のせいにする。
そして、刃は全く関係のない人に向けられた。
どうしたら、こういう人間ができてしまうのか、理解に苦しんでいたら、
犯人の親が、謝罪に応じた。

こういう凄惨な事件の犯人の親が出てくるのは、
前代未聞だろう。
出てこれる神経が解らない。
そういう親だから、こういう息子が育つのかもしれない。
マスコミの前に出て、お詫びしたい。
多分、こういう事件の親は皆、そう思うのだと思う。
しかし、それが出来ない、そんなことでは償えない大きな物に、
思いとどまるのが、被害者への思いやりだと思う。
祖母に至っては、まだ、人事のような発言をしていた・・・・。

人の人としての部分を大切に育てなければならない。
人に対する思いやり、
人に対する感謝。
人の悲しみに敏感に気がつく人に。
そして何より、命の重さを教えなければならない。
それが、親ってもんじゃないだろうか。
テストの点が悪くたって、この子には、こんな良いところがあるんだからと、
その子の人格を認めなければ、いけない。
その子が生れて来てくれたことに感謝し、
その子とともに、生きられる幸せを感じていたら、
絶対に、こちらの気持ちは子供に伝わると思う。

ご夫婦仲がわるかったそう。
倒れこんだ犯人の母親を一旦父親は、放って中に入ろうとした。
この人は、人に対する思いやりってものがないのか・・・
それとも、息子が起こした未曽有の事件にただただ戸惑っているのか・・。
だが、目前で倒れこむ「人」を見て、
そこにいたマスコミの誰も手を貸そうとしないことにも、
私は怒りを感じた。

いったい、この国は、どこに向かっているのだろう。

これは私の持論であり、
多分、たくさんの批判の声もあがるだろうけれど、
あえてまた、書きたい。
母親は、子供が高校生になるまで、家にいて『ただいま』を毎日、聞いてあげて欲しい。
そのために、少々、生活が困窮しても、子供の心は豊かでいられることを、
忘れないでほしい。
本当に、生活が困窮して、働かなければならないかどうか、
子供はちゃんと分かっている、見ている。
贅沢をしたいための共働きに対して子供は「自分より贅沢が大事なのか」と
厳しい目で見ていること、忘れないでほしいと思う。
何故なら、働き手の代わりはいくらでもいるが、
その子の「母」はたった一人しかいないのだから。
子供を産んだ以上、自分の全人生をかけて、育ててほしいと思う。

ただ、もう一つ忘れないでほしいのは、
こどもも「一個の人格」であること。
いくら母親が家にいても、子供は自分じゃない。
自分の思い通りにはならないのだ。
はやく、一人の人間として認め、その子の道、その子の歩いている歩幅と一緒に、
歩んでいかなければならないと思う。
そして、時々、あっちにこつん、こっちにこつんとぶつかって苦しんでいる時に、
余計な手出しをせず、
その子が、助け舟を必要としたとき、
しっかり道を修正してやれば良いのだ。
その間違った道に行きそうになったことを知るには、
助け舟を出している時なのかどうかを知るには、
やはり、共働きで接する時間が少ないよりも、
出来ることなら、いつでも対応できるようにしてやってほしい。
何故なら、子供が赤信号をともすのは、一瞬で、
本当にその時だけで、貝が蓋を閉じてしまうように、一旦閉じてしまうと、なかなか開かないからだ。
その一瞬を親の勘を鋭く研ぎ澄まし、受け取ってやりたい。

人に対する思いやり、
人に対する感謝の気持ち、
人の悲しみに敏感に気がつく気持ちは、
そうやって育つと、25年子育てをしてきて思う。

この犯人の母親や、父親がどうやって、この犯人を育ててきたのか知らない。
ただ、この犯人が、両親を批判していること、
それも中学生じゃなく、25歳の大人の男として、批判していることは、
間違いのないことで、
だから、自分は爆発してしまう・・・というのは絶対違うが、間違いだが、
25歳にもなって、自己反省じゃなく、表にその憎しみが向いたことは、
それまでに彼の人生の中、子供時代に軌道修正を親がきちんとしてこなかった証拠だということは、
間違いのない事実だ。









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最終更新日  2008年06月26日 13時38分06秒
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