2008年11月18日
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先日、クリスマスの飾り付けをした。
沢山の飾りの中から、
ふわふわの毛糸で出来たクリスマスツリーが出てきた。
思わず、そっと抱きしめ、泣いた。

このクリスマスツリーは、
亡くなった従姉妹のお姉ちゃんに作ってもらったものだった。

従姉妹は、編み物が本当に得意で、上手だった。
お姉ちゃんが編み物をしている姿は、すぐに思い出せる。
自分の着るものはもちろんのこと、
子供の物や、たぶん、孫の物まで、
編んでいたのだろう。

ある暮の事。
嵐君のお芝居で、東京に帰った日。
いつものように、伯母の家に行った。

伯母の家は、下の従姉妹の家に渡り廊下でつながっていた。
上の従姉妹の家も、その母屋の裏にあった。
昔は、大きなお屋敷で、
茶の間から、広い芝生の生えた庭を見ながら、
長い廊下を歩いて行くと、お客様用のお玄関に行き着いた。
勿論、裏には家族用のお玄関もあり、本当に広い家だった。

後年、リフォームをして、そのお客様用のお玄関の方だけ残して、
下の従姉妹の住まいを建て
伯母は、その昔のままの建屋に住んでいて、
伯母の家と下の従姉妹の家のダイニングが渡り廊下でつながっていた。
その日も、伯母とそのダイニングで、おしゃべりをしていた。

下の従姉妹の家のダイニングには、広い飾り台があって、
従姉妹のコレクションやらが置かれていた。

ふと見ると、そこに、ちょこんと可愛いクリスマスツリーが置かれていた。
ふわふわの毛糸で、うまく、モミの木の感じが出ていて、
所々には、小さなオーナメントもぶら下がり、
てっぺんには、黄色いお星様まであった。

「きゃー、可愛い!」と言った私に、
裏の家からやってきた、亡くなった上の従姉妹が、
「あーやっぱりそう言うと思った」と優しい笑顔。
「これ、お姉ちゃんが編んだの?」と聞くと、
「そうよ~、可愛いでしょう」とユーモアたっぷりに言った。
「欲しいよ~」とねだると、
「これはだめだけど、そのうち編んだげるわね」
と約束してくれた。

そして次の年の秋、やはりまた、嵐君のコンサートの際、
伯母の家に行った時、
お姉ちゃんが、小さな箱を「はい」と渡してくれた。
「ん?」
と思って、開けたら「!!!!」
あのふわふわのクリスマスツリーが入っていた。
「わあ、ありがとう!」
という私に、お姉ちゃんは、
「約束だもんね、そうやって、『わあ』って嬉しそうにしてくれる人がいると、私もうれしいわ」
と優しい笑顔で言った。

勿論、大切に持ち帰り、次の年から、ほかの飾りと一緒に、
お玄関にチョコンと飾った。

そんな事を、ふわふわのクリスマスツリーを見ていたら、
走馬灯のように、思い出した。
そして、たまらなくなり、泣いた。

お姉ちゃんは、もう、この世にいないんだなあ・・・と、
改めて、思い知った。
悲しかった。
寂しかった。

お姉ちゃん、今年も飾らせていただきますね。
ふわふわのクリスマスツリー。
私の大切な大切な宝物になりましたよ。


従姉妹のお姉ちゃんが編んでくれた、クリスマスツリー。
何とも、可愛いです





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最終更新日  2008年11月29日 18時59分16秒
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