2009年03月28日
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良いお天気。
引っ越し日和だった。

午前中に、やはり郷里に帰るオネエの友人のマンションに行き、
大きな電化製品を頂いた。
この電化製品、その方も、先輩から受け継いだもので、
何だか、二人とも、今の子にしては、堅実だなあと感心した。

台車に乗せて、トラックに乗せ、
オネエは、7年間仲良しだったお友達と、別れを告げた。
寂しくなるね。

このマンションがあった場所が、私にも懐かしい街だったので、
車窓からの景色を見ながら、思い出話をパパとしたりして、
娘のマンションに向かった。

荷物を次々運び込み、設置し、
午後からは、ガス会社の人が来たり、
パソコンの工事の人が来たり。
私は午後からはすることがなく、
パパが電化製品の設置をしている間、
ソファに座り、うとうとした。

目が覚めふと目を向けると、家にあった白い本棚の上、
オネエの部屋にあった鹿のお人形や、鳥かごの飾り物を見ていたら、
ああ、本当にもう、この子はここに住むんだなあ・・・と
今更ながら、胸が痛かった。

午後3時前。
全部済んで、荷物を片づけ、部屋を出て駐車場に出た。
見送りにきたオネエが「ありがと」と言うのを、普通に聞いて、
トラックの助手席に座り、窓を開けて「じゃね」と手を振って
パパとマンションを出た。

角を曲がった。
思わずこみあげてくるものに我慢できず、
「泣いてもいいかな?」と言った途端、涙が溢れた。
パパが「なぜ泣く?娘が独り立ちし、目出度いじゃないか?」と言った。
解ってる。
でも、とうとうこの日が来たのかと思うと、
もっともっとしてやりたかった事が有ったような気がしてしまい、
切なかった。
「お前は精一杯してやってきたじゃないか、あいつが知らなくても、俺がちゃんと見てきた。
だから、泣く事ないじゃないか。誇りを持てよ」
パパが、泣いてる私に、畳み込むように言った。
最後に娘を抱き締めたかった・・・・。
片腕をもぎ取られたような気がした。
多分、こうだから、娘は私から離れていかなくちゃと思ったのだろう。

頭では分かっていたが、涙が止まらなかった。
高速道路に乗ってしばらくした頃に、やっと、諦めがついた。
娘の門出なのだ。
一生懸命頑張って勉強してきた子だ。
優しい良い子に育ったと、親ばかだが思う。
これからは、オネエの人生だ。
邪魔はしちゃいけないのだ。

自分は子離れできていると思っていた。
子供に、頼っているとは思っていなかった。
ただ、毎日、顔が見られれば、安心だった。
子離れとは、遠くでじっと我慢して見守ってやることなのだとも、
解っているつもりだったが、
こんなに、切なくて、さみしいことなんだと今更ながら思った。

親。
切ない思いを一杯しなきゃならないんだなあ。
子供が大人になればなるほど、切ない思いが増える。
この年になってまで、
子供は親を育ててくれるものなんだと、思い知った。
頑張ってほしい。
でも、今は前しか見えていないだろうけれど、
たまには、思い出してほしいな。

今晩は寒い。
あのマンション、ストーブは電気だけだ。
風邪、ひかないと良いのだが・・。
そういう心配も、子離れできてない証拠かな?

私も明日から、頑張ろう。
娘に負けないように。







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最終更新日  2009年03月30日 13時26分48秒
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