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以前お付き合いのあったIT会社元社長Kさんの訃報が届いた。
麻雀がお好きで何度かお付き合いさせて頂いた。
豪快に危険牌を「これ、どうだぁ」って切られていた。
見た目は豪快だが、その心は繊細だった。
社員の方達やパートナー会社への心配りはきめ細やかだった。
今回、訃報連絡をくれた友人H君の会社が、立ち上がったのもこのKさんのおかげだった。
お正月に新年のご挨拶に伺った時に「君の会社、以前に運用もやるって言ってたよなぁ。」
「はい。」
「本気でやるか?」
「是非、やらせてください。」
「OK、分かった。」
そこからが速かった。
担当役員、部長をご紹介いただき、当時運用を担っていた会社からの引継ぎが始まった。
当時、引き継いでくれたのが、訃報連絡をくれたH君。
まだ役員か部長だったかなぁ。
引継ぎをされる側の会社は面白くない。
追い出されるのだから。
真剣に引継ぎしてくれない。
担当部長さん達も寝耳に水で、何処の馬の骨とも分からない会社に引き継がなきゃならない。
面倒くさい。
1月から始まった引継ぎ、H君、相手の部長達さんから怒鳴られっぱなし。
H君の性格のおかげもあったが、辛抱強く、丁寧に、引き継いでいった。
幸い、担当者が酒好きだったこともあって、鹿児島育ちのH君、酒宴を一切断らなかった。
そっち方面は全てH君にお任せしていた。
何とか引継ぎも完了。
その後、H君、社長として苦労されながらも、独立され、現在に至る。
その間、今回訃報の届いたK元社社長からは、陰に日なたにご支援頂いた。
Kさん、リタイヤされてから、お加減がすぐれない噂は伺っていた。
今でも、豪快に笑われるお顔を思い出す。
ご冥福をお祈り申し上げます。