本を読めば『道は開ける』

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3.社会人に数学ブーム(問題付き)


ブルーバックスの『大人のための算数練習帳』(佐藤恒雄)が
発売2ヶ月で6万5千部も売れているそうだ。

讀賣新聞で、「大人のための算数練習帳」から問題を掲載したら、
その問題に対する反響が凄かったらしい。

「わからない」、「答えが違うのではないか」、「朝まで考えていますが、
このままではきっと夜も眠れません」(中一女子)。

そして問い合わせの半数が女性だったそうです。

その問題とは

{問題1}

ある牧場において、牧草は一様に成長するものとする。
いま馬27頭飼えば6週間で食べ尽くし、23頭を飼えば
9週間で食べ尽くすとういう。このとき、21頭を飼うとすると
何週間で食べ尽くすか = 「大人のための練習帳」より
     (讀賣新聞5月5日号から)

そうか! このような問題が世間では求められていたのか。

「旅人算」とか「つるかめ算」という小学校でやった文章題ですね。
ちなみにこの問題はニュートン算というそうです。

「一般相対論」とか「楕円型偏微分方程式論」など、自分でもよく理解していない
ことを言うより、こういう方に力をいれるべきだったか。

上の問題では「牧草は一様に成長する」というのがポイントですね。

これを見られた方はぜひ解いてみてください。

こういう問題を算数的に考えるのもいいのかもしれないけれど、私なんかは、中学的に代数で解くほうが好きというか慣れているし、「数学の威力」が実感できていいですね。

と、そんなことを考えている今日この頃、私が家庭教師をしている高校生から、とてつもない問題を出された。

{問題2}

8,8、3,3 を使って加減乗除のみで 24 を作りなさい。
ただし使用できるのはそれぞれ一回ずつ。かっこも使ってよい。

「適当にやっているうちに解けるだろう」

と考えていたのが甘かった。
はっきりいって毎日数時間は潰してしまっている。

「わからない。答え間違っているんじゃないの? 夜も眠れません!」

と讀賣新聞の反響のような状態に陥ってしまった!
加減乗除の組み合わせを考えているのだが、どうどうめぐりというか
同じような組み合わせに陥ってしまってブレイクスルーできない・・・。

私の頭の堅さというか、思考の幅の狭さを思い切り知らされてしまった。

数学(算数)が得意なあなた! ぜひ挑戦してみてちょうだい。


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