本を読めば『道は開ける』

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重力場の方程式



まあ、そこに至るには結構長い道のりがあるのだが一般相対性理論を俯瞰するためには、重力場の方程式(アインシュタイン方程式)と呼ばれるものに至る過程をつぶさに見ていくことを行うことでその全体の概略というものが見えてくるに違いない。

さて重力場の方程式はどのような形をしているのかというと

(時空の曲率)=(時空上にあるもののエネルギー・運動量)

という形で表されている。

(時空の曲率)とは時空の曲がり具合であるが、これは空間のというよりも
時間+空間の4次元時空としての曲がり具合である。

しかも方程式は「一般座標変換に対して不変」という要請を満たすために
「テンソル」という呼ばれる形になっている。

もっと詳しく言うと数学的には「非線形偏微分方程式」という名前で呼ばれる。

重力場の方程式を解くことで、「各空間がどのように曲がっているか」ということを表す「関数」を見いだすことができる。

一番最初に発見された解は、シュバルツシルドによって発見された。これはブラックホールに関係する。

もう少し詳細にこれらのことを見ていこうと思う。


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