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「どれだけの努力も、天腑の才の前では色褪せる」と審査員に言わしめ、数多くの良作を蹴散らしてしまった第十一回大藪晴彦賞受賞作。内容は、今なら半グレと呼ばれそうな男二人の、どうしようもない日々を書きなぐったような中編。格差の固定化が言われる昨今、これが書かれたのが2008年かぁと、その類の感慨も無いではない。ただそれより、その後の同氏の傑作を知った上で読む身としては、乱暴に見える中にも滲み出る知性になるほどと。タクシーメーター度★★★☆☆
2024/05/01
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5月以降随分ブログをさぼっていて書けていないことも多いのですが、現実に今年は遊んだゲームも読んだ本も例年よりかなり少ない状況です。とりあえず、今年読んだ本の中のマイベストと今年出たゲームの中のマイベストだけは年末恒例で書いておきましょう。***まず本の方(いつもの通り、今年出た本ではなくて私が今年読んだ本からの選出です)「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び / 大島真寿美」今までで最も多くの人に薦めた本ではないかな。主人公は熱いけれど暑苦しくはなく飄々としていて嫌味がなく、内容は濃いけれど話のリズムは軽快で、無常の世界を描きながら最高の人間賛歌になっている。エンターテイメントとしての小説の、一つの完成形であると言っても過言ではないと思う。***ボードゲームは今年出たモノから一つ。ベタですけど、やはりこれが一番かな。「テラミスティカ 革新の時代」テラミスティカ系統は持ってなかったんですが、これは買いました。これだけで無限にできますよね。***と書いているうちに、年が明けちゃいました。2023年は10年にわたる東京単身赴任が終わって滋賀に戻り、仕事の内容も大きく変わりました。振り返れば人生何度目かのステージチェンジの年だったのでしょう。無常の中に賛歌あり。私にとっての革新の時代が始まるのかもしれません。2024年もよろしくお願いいたします。
2024/01/01
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週刊文春ミステリーベスト10・2022国内部門とMRC大賞2022ともに第一位。まあね、ラストは確かに衝撃の種明かし。ただ、全体を通した「小説」感は薄く、むしろマーダーミステリーのシナリオにしたら相当面白いんじゃないかって気はした。ラストワンチャン度★★★☆☆方舟 [ 夕木 春央 ]
2023/12/24
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随分前になる2015年7月、東京国際ブックフェア@東京ビッグサイトで西加奈子と柴崎友香の対談があって、それ自体とても興味深かったのだけれど、二人が作家の多様性や自由度の極端な例として挙げていたのがケリー・リンク。ずっと気になっていた。相当ぶっとんでるので初心者はまずこの本からいっとけ的な解説を読んだので、従ってみたわけだ。一話目の「妖精のハンドブック」で全然いける気がして油断してたら二話目で露頭に迷いかけて、五話目あたりで理屈を捨てて流れに身を任せる術を身に着けてようやく最後まで乗り切った。なるほど。万人におススメはしない。無制限自由度★★★☆☆
2023/12/18
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このコラムはgraswizさん作成の「ボドゲ紹介 Advent Calendar 2023」 の9日目として書かれたものです。本ブログは前回5月にゲームマーケット2023春のレポートを書いて以来放置しちゃってたんですが、これをきっかけに再開しようかという魂胆です。というわけでアドベントです。昨日はあずまさんの「ダンデライオン」というゲームの紹介でした。面白そう!まだまだ知らない良ゲームがたくさんありますねぇこの「ダンデライオン」は日本の「バース」のリデザインなんですね。バースからはルールは少し改変されているようです。この バース → ダンデライオン の例とは違い、完全に同じゲームなんだけど、違う名前になってるゲームがありますよね。その代表格が、かのアレックス・ランドルフ大先生作の「ガイスター」です。私が持ってるのは「ファンタスミ」という名前。(写真ピンボケでごめんなさい)最初はガイスター、出版社が変わってファンタスミとなって、そのあとまたガイスターに戻るっていう、なんともややこしい歴史を持っています。現在売られているのはガイスター。どちらも「幽霊」の意味で、ガイスターはドイツ語、ファンタスミがイタリア語なんですね。ギークだとどちらで表記されているのかと調べてみたら、「Good &Bad Ghosts」だと!どの名で呼ぶにせよ、これは間違いなく二人用ゲームの最高傑作のひとつだと思います。ルールはシンプル。良いオバケ4つと悪いオバケ4つ、相手からは正体が見えないように自陣8マス内で自由に配置。手番では縦横1マス移動で、相手のコマのあるところに進めば取る。勝利条件は3通り・相手の良いオバケを全部取る・自分の悪いオバケを全部取らせる・自分の良いオバケを1体、相手側最奥ライン左右にある出口から外に出す最後の条件があるために、突っ込んでくるヤツがどっちなのかそれまでの動き方で判断しつつも、ある程度取らないと勝負にならない。このあたりが実にニクいルールです。読み合いがとにかく熱いし、初期配置が毎回自由だから繰り返しプレイがまた面白い。ガイスターが得意という女性が彼女だと、日常生活も随分緊張感あるんじゃないかなぁ、なんて妄想しちゃいます。もし未プレイの方がいれば、是非お試しを!【送料無料】 ボードゲーム ガイスター Geister***中身は同じだけど違う名前の例で言えば、「ブラフ」と「ライアーズダイス」なんかもそうですね。あと、トランプの「大富豪」は大阪では「大貧民」っていうの、知ってました?***というわけで、ゲームマーケットの真っただ中、行かない私は新作の調達を息子に任せて、なんとか今日中にアップできましたぞ!明日はうらまこさんです。お楽しみに!
2023/12/09
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毎度のことながら、買ってきたものが全然遊べていないのです。ということで、まずはゲームマーケットの全体感と、買ったもの以外の話を雑多にメモしておきます。1.大盛況コロナ下での様々な制限が緩和され、久々のフルスペック開催というところでしょうか。来場者数は当然増えてはいますが、数値的には前回比でそこまでで劇的な増加ではなかったようです。(公式発表:2022秋が土曜12,000、日曜9,000人、2023春が土曜12,000、日曜10,000人)規模感だけでいえば、概ね飽和状態なのかもしれません。私は日曜だけの参加だったので土曜の様子はわからないのですが、皆さんのレポートを見ていると夕方まで残っている人が増えた(遅い時間になっても人が減らない)のが昨年との違いとのこと。試遊の復活はその理由のひとつかもしれませんし、購入だけが目的でないイベント感覚のライト層が増えていることもあるかもしれません。『本当に面白いユーロゲームの世界』の試遊スペースは土日とも終日満席だったようですしね。また、外国人来場者も目に見えて増えてきているように感じました。片言英語で対応している同人ブースが微笑ましい。英語のルールブックが入っているゲームは少ないでしょうが、英語ルールはWebでpdf公開してるっていうサークルはあるみたいですね。「同人から世界へ」はもう単なる夢物語とも言えなくなっていますから、英語対応はこれから大事になってくるかもしれません。2.進化するゲームマーケットロベルト・フラガ氏との対談ステージ前には常にたくさんの人が集まっていました。日本の市場に注目するデザイナーもパブリッシャー今後増えていくでしょうから、この種のイベントも続く事が期待できるんじゃないかな。7枚のカードで立ったままで対戦できるTCG『デュエルボーイ』も面白い企画でした。私はやりだすとそれに集中しちゃいそうだったので手を出しませんでしたがwmake.ctrl.Japanからは、ちょっと変わったコントローラーを使ったデジタルゲームの展示。写真はコーラの瓶を振って、炭酸の噴射エネルギーでロケットを飛ばそう!という趣向。そのとなりでは、ファミコンの本体を直接叩いてバグらせることで絶対的ピンチの場面を通過していくという、超尖った発想のゲームをやっていて、笑えると同時に驚きました。従来なら電源系ゲームは対象外だったと思うのですが、近年はスマホを道具として使うゲームも増えてきて、アナログとデジタルの境界はどんどん曖昧になっています。そんな中で、これからも柔軟な発想で他分野との共催的イベントも増えていく予感を抱きました。3.トリテ多いよねトリックテイキングは、基本のシステムとして使い勝手がよく、それを使ってもマネだとは言われないので作り手としてハードルが低いのだと思います。今回買った7作のうち3作がトリテ。変則トリテ呼ばれるゲームの中にはもはやトリテと言えるかどうかも微妙なものもある昨今ですが、私自身はトリテコレクター的なところもあるので、代表的なものはおさえておきたいのです。ロボトリックが再販されたのはありがたや。以下、トリテじゃないけど試遊したものをいくつかご紹介。今回の拗らせ案件(ねこカフェKASANEKO/スタジオムンディ)パッと見て判断して早取り系いろいろ捻って捻りすぎて私には無理、ことごとくお手付きしたw「おばけキャッチ」では簡単すぎて物足りないという人は是非!今回のぼろ負けw(エンリョのかたまり/EMPLAY)引きにかけて飲み物どんどんめくって酔っ払い負け。悪い流れにはまるとなかなか抜け出せない。ジーピーのブースで試遊「ベルラッティ」なぜかおじさんばかりの卓が成立して、これがなかなかのチームワーク。3回戦ぐらいの段階でベルラッティ1点、美術館員9点と圧勝の展開でした。人気作のリメイクなので、まあ面白いのは当然!レキシオ(ネオ)/ Lexio Japanゴーアウト系で大富豪のルールにプラスしてポーカー役の5枚セットでも出せる。牌の重量感がすごくいいのは確かだけど、その分かなりお高いのを受け入れる人がどれだけいるかが厳しそう。ピタカックン/ジオゲームズいろんな角度を持った三角形を置いていって、どこかで360度埋められれば勝ちという図形パズルなんだけど、クアルトと同じ、相手が選んだものを置く形式なのが良い。攻めないと勝負がつかないが、攻め過ぎたら自滅する。KLASKは知ってはいたけど今まで遊べていなかった一品。まあね、オープン会に持ってきてる人はそうそういないのでw初めてで自陣に落っこちたりという自爆を連発しちゃいました。練習したら、うまくなりそう!作者との対戦コーナーもあったFILLIT/ラディアスリー作者ではなくスタッフさんとの対戦は勝利。木駒はもちろんだけど、石の動かし方が肝になりそう。カリウチ(加利宇知)かつて平城京で遊ばれていたであろう、失われた古代ゲームの復刻。私は残念ながら試遊はできなかったけど、研究者さんが売り場でお相手してくれているという、ある意味すごいブースでした。***他に気になったものとしては、普段は仕事でベトナムに駐在している方がベトナム発のゲームを紹介しているものがありました。ベトナムのボードゲーム事情を聞いてみましたが、それなりに市場が出来てきている様子。ボードゲームカフェも東京ほどではないけれど日本の地方都市よりは多いぐらいには存在して、盛り上がってきているみたい。今後が楽しみです。一日で味わいつくすことはできないほどのボリュームに膨れてしまったゲームマーケット。それでも、クリエーター・出展側の熱量が維持される限り、このお祭りの盛り上がりは続くことでしょう。拡大と多様化で、それぞれの楽しみ方を模索する形になるのでしょうね。閉会時間も近づいたスタピ君とともに、「皆様お疲れさまでした!」
2023/05/21
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今年のゲームマーケット(春)は日曜だけ行きます!で、もう3か月前になりますが、2月8日の湖畔のゲーム会レポートを(もう詳細状況は忘れてるけどw)○ TEN(テン) 1/3シンプルだけど良く出来たゲームとの評価をあちこちで聞いた「TEN」、なるほど噂通りの良作でした。めくりゲーといえばめくりゲーなんですが、いくつかの工夫が良バランスで戦略性を与えています。バーストの条件を数字カードとお金カードの両方に適用し、数字カードはお金の合計分減算される。数字カードを取ればお金は他プレイヤーに行くというルールにすることで、「ただうまいことたくさんめくれた人の勝ちではない」という状況を作り出してます。共有の場に出たカードは数字分のコストで「購入」。ワイルドカードは出た時点で一旦めくりは止めて「競り」っていうのも面白いし、うまくできてる。この時はたぶん重要なルールを一つ忘れていたようなので、もう一度ですね。○ テラフォーミング・マーズ・カードゲーム アレス・エクスペディション 1/3バリアブルフェイズオーダーによるアクション選択で、元のテラフォに比べるとシステムは随分簡略化しました。火星も海タイルだけでシンプルになっちゃいましたしねwまあでも、火星の地球化パラメータを上げて点数にするぞ、っていう根幹テーマは変わってないですし、相変わらず膨大なカードの中からなんとかうまくシナジーするものを見つけれたり見つけられなかったりというところも同じ。5種類のアクションはだいたい方向性が決まってくるので、プエルトリコのようにうまく他者を出し抜くプレイというのは難しい。その点では特に後半終盤に向かってはやや作業感があるのは正直なところです。この時はかみ合って33点で勝ち。○ ブーンレイク 1/3昨年の夏に一度やっていて、もう1回はやらなきゃねぇといいながら随分久々になっちゃいました。季節をまたぐとさすがにルール忘れてる(´;ω;`)前回はレバーの能力はほぼ全無視に近かったけど、今回はそこに拘ってみた。いろいろな方向性で作戦が立てうるので、これは繰り返し遊べる!(といいながら3回目はできてない。新作が出るペースにおいつかないのよ!!)いずれにせよ、ボード最下段の中間決算と目標は大事。メインの盤面ばかり見てこれを忘れているとまず勝てないですぞ。カードは同様のものが比較的多く、テラフォのようにユニークカードが多すぎて引きたいものが引けないというストレスはあまりない。私はその方が好みです。***滋賀に帰ってきて、オープン会への参加の機会は圧倒的に下がりますが、その分クローズ会は頻繁にできる!りんさん、でこねぇさん、いつもお世話になります。今後ともよろしくです。
2023/05/13
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早いもので、東京から滋賀に戻って3ヶ月以上経ちました。1月の東京探索記録も残しておきたいと思います。1/8 東京ステーションギャラリー「鉄道と美術の150年」ステーションギャラリーは初めてでした。ここには何度も来ているのに、同じ空間に美術館が繋がっているとは知らなかった!展示内容は撮影不可ですが、2階の周回通路部分にもいくつか展示物がありました。(こちらは撮影可)ここは建物のレンガ壁そのものが重要文化財だったりします。鉄道を扱った絵画の中には「教科書で見たことある!」というものもあって、見ごたえがありました。東京駅で乗り継ぎに時間があるときに、ギャラリーに寄ってみるのも一考だと思いますよ。ちなみに今は「大阪の日本画」大阪か~い
2023/05/10
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ゲームマーケット直前で、ようやく出始めている注目作に関する記事や動画をあさっております。で、確認してみるとボードゲームのプレイ記録は昨年のもので止まってしまっていた(Twitterでは時々写真などupしてましたが)ので、ぼちぼち更新していこう。まずお正月休み 家族といくつか○ ジャストワン : 連想ゲーム系ワードゲーム かぶったヒントは消されるというヒネリが絶妙 「道沿い」「小便」「景観」 から連想する答えは何? 誘われたら何度でも遊ぶレベルで好きだけど、これ以降やってないw○ ワードインパイル : 平仮名が書かれた透明シートを90度づつ回転させて3枚or4枚かさねる。 すべて表向きのパターンと、1枚だけ裏返すパターンがあり、後者になるだけで 難易度が激上り。今のところ、持っているゲームの中で最少・最軽量(物理的に)と思われるw○ ロストシーズ : 得点条件を決めるタイルを選ぶフェーズでは、裏表を自由に選べるのだけど、片面は達成が比較的簡単だが低得点、裏面は難しいが高得点になっていて、これをどうバランスし、ポジション取りをどうするか悩む。その後は配置するタイルをドラフトしていくのだけど、ここでもまた、自分の達成を優先しつつ下家を抑える選択に悩み、後半はどこで諦めるか悩む。これも軽いタッチだけど十分戦略的という、軽中量級ゲームの見本みたいなゲーム。長男圧勝w○ ミステリーハウス ~ある家族の肖像~なんか進まないなと思ったら、ルール間違ってた。正しいルールに修正したら高速で進みました。謎は難しくないです。ジャストワンとロストシーズはまたやりたいですね。ロスト・シーズ 日本語版
2023/05/07
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魔王を倒した勇者一行のメンバーであったフリーレンでさえも、「勝つイメージは持てない」という圧倒的強さを持つ【黄金郷のマハト】そのマハトに、さらに厄介な知力を有する魔族ソリテールが加わる。閉じ込められたマハトの力が解放されるのが先か、デンケンから託されたフリーレンの「対策」が間に合うのか・・・ストーリーに込められたテーマはいくつかありそうだが、「全く相容れぬ者同士の理解あるいは共存」という新たな側面が色濃く出始める、節目の第10巻。葬送のフリーレン(10) (少年サンデーコミックス) [ 山田 鐘人 ]
2023/05/02
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量子重力理論の最先端を走る理論物理学者が、時間という概念が物理学の中ではどのように扱われるか、現段階での理解を解説する。最低限、理系の大学教養課程で学ぶ量子論の基礎の基礎、エントロピーの概念、ぐらいは解っていないとさすがにしんどいような気がするが、一般向けの本として結構売れているらしい。確かに物理とか数学はつきつめると哲学に近づく感はあるよね。「この世界は物ではなく出来事でできている・・・」、前後の脈略無しに読めばなんとも哲学書然としたフレーズじゃないですか。世の中の理解の根幹部分で、こうであるはずという前提を一旦完全に白紙にする過程は、知的な経験あるいは訓練として貴重ではあるかも。
2023/04/16
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ちょっとした発想と、工夫と、時に妄想を動員して普段の街歩きが素敵な探検にかわる。好奇心満載の二人の女の子が楽しく散歩するお話。「死んでる水飲み場」を探す散歩「剥がしアート」を愛でる散歩見つけたモノでしりとりする散歩などなどいいねぇ。散歩する女の子(1) (ワイドKC) [ スマ見 ]今日の帰り道で「剥がしアート」を探してみた。確かに、何かを剥がした跡というのはちょいちょい目にするんだけど、アートになっているのはなかなか見つからなかったですねぇ。こだわり町歩きに関しては私もいろいろアイデアがあるのですが、その話はまたあらためて・・・
2023/03/28
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話題の(話題なのかな?)エブエブ、観たよ。○ エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★☆☆大喜利なんかでも、ある程度正面からの答えが出た後に捻った一発がハネるじゃないですか。だから、ドクターストレンジがあって、次がこれ、その順でないとダメなわけですよ。そういう意味ではちょっとズルいwそれにしても、映画の冒頭とラストでのミシェル・ヨーの佇まいの違いといったら!さすがです。あと、税務署のおばちゃん(ジェイミー・リー・カーティス)もいいよね。***面白いよ、面白いのに★3つなのっていわれそうだけど、もっとつけるのがなんか腹立つw
2023/03/11
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父親に連れられて操浄瑠璃(人形浄瑠璃)の小屋に入り浸り、やがて作者としての人生を踏み出す、近松半二の生涯。・・・という紹介では何も伝わらないもどかしさよ。物語を編み出す者の情熱といくばくかの狂気。このあたりの感傷は、読んでいる間に観た「映画大好きポンポさん」から受けるものともオーバーラップする。主人公が周囲の者たちを巻き込んで作り出す渦は、同時に時代やもっと普遍的な言うなれば「創造」の神が作り出す渦に巻き込まれることでもある、という感覚。かといって物語は押しつけがましく熱にうなされるようなタイプではなく、常に飄々とした生き様で人を惹きつける半二のキャラクターを中心に回るスタイルが、まずもって小気味いい。浄瑠璃に取って代わる勢いの歌舞伎作者として目覚ましい活躍を見せる並木正三との、ライバルであり、理解し合える友でもある関係性も、読んでいて気持ちが良い。半二の妻となるお佐久、兄の許嫁であったお末など女性陣も魅力的だ。創作者の業の物語でもあり、人生の素晴らしさの賛歌でもあり、と同時に人と世の理のままならなさ、無常さの物語でもあり、それら全てが虚実の被膜の中での夢物語であるという多重構造さえ感じてしまう。といったあれこれが、実に軽快な関西弁のリズムに乗って一気に読める、上質のエンターテイメントに仕上がっている。すごいっしょ、これは。随分久しぶりに、万人に薦めたい傑作を読めた!第161回(2019年)直木賞受賞作。何を今更というご批判は甘んじて受けますです、はい、すみません(ぺこり)道頓堀ドリーム度★★★★★
2023/03/06
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奥さんが海外ドラマ見たくてUnext契約してくれたおかげで、気になっていた作品を観ることができたのであります。○ 映画大好きポンポさん ★★★★▲「芸術は爆発だ!」は岡本太郎が残した名言だけど、抑圧された想いが解放される時に奇跡の芸術は生まれるというのは、確かなんだな。一つ間違えば重くなる主人公のキャラ設定も、正反対のポンポさんの明るさが救ってくれるし、なにより抜群のテンポの良さで物語世界を一気に駆け抜けることができる。みんなが「良い」というのがよくわかりましたぞ。【特典】映画大好きポンポさん 通常版【Blu-ray】(スペシャルポストカード8枚セット(劇中ポスターデザイン使用)) [ 清水尋也 ]
2023/03/01
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昨年12/18には、三鷹市の南部を歩いています。荻窪から芦花公園駅経由北野行のバスに乗り、下車後は西に歩いてまずはこの日の目的地その1、中嶋神社。神社 in 神社 が二つ。一つは、富士嶽神社↑ 富士塚? なのかな・・・↑↓ こちらは厳島神社↓ 中嶋神社の拝殿ここからしばらく、仙川の川沿いを歩きます。↓ スタート地点が天神山城跡。今は特に痕跡らしきものもなく小さな公園になっています。 木々の向こうに見える高架は中央自動車道。川沿いを歩くのはそれだけで幸せの時間。↓ 少し歩いて、川が大きく湾曲するあたりに丸池公園↓ 勝淵神社 勝淵の勝は柴田勝家の勝もう少し川沿いを歩きます。次は左に湾曲するあたりに仙川平和公園このあたりで川沿いの道は終わり、三鷹駅方面に向かいます。途中コメダ珈琲で糖分補給w↓ 八幡大神社、もう遅い時間になっちゃったので参拝はなしで。で、この日のゴールは三鷹駅の南、テンデイズゲームズ。ここの入口のわかり難さはなかなかのモノなので、小さな文字に注意して通りを歩こう(店は二階です) この日は「ティルトゥム」と「フォーラムロマナムの商人」を購入。どちらも買ってよかった、名作でした!
2023/02/25
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昨年11月26日に三鷹産業プラザで開催されたテンデイズゲームズ・アウトレットセールに出かけて、この時はテケン拡張~セトの時代、八分帝国の二つを買ったわけですが、当然のごとく、テケン拡張は積んでありますwこのままだと遊ぶ機会がないままに過ぎていきそうなので、どこかで「拡張の日」を設定して遊ぶとしよう!で、購入後は産業プラザ周辺(三鷹駅の北側)を少し散策しました。その後12月18日には、荻窪からバスで北野(三鷹市の南側)まで出てそこから三鷹駅まで歩いているのですが、今回は11月の駅北側散策内容から。↑ 太宰治の「斜陽」の一節が刻まれた本の形のレリーフ。下部には、亀井勝一郎の「三鷹村下連雀」の一文もあり、これも実は中々興味深い内容です。後で調べてみると、これ以外にも駅周辺には、山本有三:「生きとし生けるもの」を題材とした未来を見つめる少年の像三木露風: あかとんぼの碑武者小路実篤: 「人間万歳」地球を支える手と、三鷹ゆかりの文学者にまつわるモニュメントが設置されているようです。そこからすぐのところに「天文・科学情報スペース」なるものが・・・国立天文台が三鷹にあることに因み、無料の学習スペースとして開放されています。そして、駅前の商業ビル「CORAL」の5階にある「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」↓コロナ禍の真っただ中2020年の12月にオープンした施設です。自ら命を絶つ1948年6月まで家族とともに暮らした下連雀の借家が再現されているのですが、単に部屋が作られているだけでなく、各種資料も結構充実していて予想以上に見ごたえがありました。太宰は、親交のあった画家鰭崎潤の影響で油絵なども描いていて、小説の原稿や知人との間の書簡等とともにそういった絵の類も展示されています。残念ながら各種資料は撮影不可ですので、興味のある方は是非現場まで!(ここも入場無料! 月曜と年末年始は休館です)
2023/02/17
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昨年12月のゲーム会はもう一つ、12/11袋小路さんに参加してたのをまだ書いてなかった。今回は遊んだゲームを一気にご紹介○ 宝石の煌き デュエル 負け勝ち筋が3つになって、序盤で方針を決めれないとどっちつかずになってしまいます。遅れをとるとなかなか取り返せないよね。○ カフーツ ○○×話題になってたので、やってみたかったゲームです。同じ色か数字を出せる。場は4カ所。で、順番に手札を出していって全部の課題を達成するという協力ゲーム。課題は常に4枚公開されていて、達成すると次の課題が新たに出てくる。よくあるルールっぽいけど、協力型としては意外となかったのね。課題が絶妙のバランスで設定されてるのがミソ。サクサクモードで2回成功したあと、エキスパートモードでチャレンジしてあと1個まで行くも失敗。だって、これは厳しいでしょwなるほど、これは失敗するとすぐにもう一度挑戦したくなるわ!○ 地獄の釜 3/6中央の釜から、高得点を狙って石炭を掘る(トークンを取る)。石炭の価値はかなり幅があるので、高得点が出るまでがんばりたい。ただし閻魔様が出たらバースト。これだけならよくあるチキンレースだけど、面白いのは全体の中の最高値をビッドするフェイズが最初にある点。(これの成否が大きなボーナス点になる)自分のビッドの大小、そして他の人のビッドとの関係で、どの程度無理するかの判断が変わるので、そのあたりの駆け引きと思い切り、そして閻魔様が出たときのショックがなかなかにオモシロ。ずっと前に一度プレイした事はあるんだけど、新鮮な感覚で遊べました。○ グリーンファイブラ 4/4カードの裏が全部「緑の5」という超斬新なトリックテイキング。独特の戦略性と駆け引きが要求される。見事にインスト負け(そんな言葉は無いかw)どうしようもない配牌というのはある。特に緑の5より上のカードがどさっとかたまってる来ると、絶望的なのねw○ フォーラムロマナムの商人 2/4いやぁ、これは面白いですねぇ。どう面白いか簡潔に説明できないのがもどかしいですが、まあ一度はプレイしてほしいです。4人限定ってのがちょっとハードルだし、カードゲームなのに意外と時間かかっちゃうのは覚悟する必要ありますが、その価値はあります。自分の手番以外でもずっと考えてるし、考えてても上家の手で状況はごろっと変わったりするので、気を抜く暇がない。なので、プレイ中の写真を撮り忘れる罠。 フォーラムロマナムの商人 日本語版
2023/02/08
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いよいよ、黄金郷のマハトと対峙する。やや説明的な部分が多い巻ではあるけれど、独特の緊張感を湛える展開。まだまだ目が離せない。葬送のフリーレン(9) (少年サンデーコミックス) [ 山田 鐘人 ]だいぶ前に発売されてたんだけど、見逃してましたw
2023/02/02
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12月オオバコボドゲ会ラスト最後は小箱だけどw○ ザ・クルー:深海に眠る遺跡 4人「協力型トリックテイキング」という大発明の好評第2弾。課題のバリエーションが増え、シナリオもランダム要素が加わって、繰り返し遊べる魅力がより深まった。課題がランダムになった分、「配牌時点で不可能決定」の率は少し上がったと思うが、欠点はそれぐらいで、全体には面白さアップということで良いと思いますw途中から交代で入って、レベル25-30あたりを体験しました。かなり失敗したけど、その分難し目の課題を「ここしかない」って感じでクリアした時はうれしいよね。ジーピー|GP ザ・クルー 深海に眠る遺跡 完全日本語版
2023/01/25
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12/4おおばこボドゲ会、その2○ ハドリアヌスの長城 4/4これは一度やってみたかった大型の紙ペンゲーム。大判の紙が2枚ある上に、ボードとカードもある。いや、ここまでするんなら紙ペンでなくて普通のボードゲームで良いんじゃないか、という気がしないでもないw最近の紙ペンは連鎖的にアクションがどんどんできていく快感が肝になっていることが多い。これもまさにそのパターン。これを埋めればこの色のワーカー来るから、そしたらここでアクションできて、そしたらまたこれが・・・ってのを何回か繰り返したりできる。うまく無駄なくできると嬉しいのよね。でも、点数に繋がらないと意味はないわけで、どこに注力するかは悩ましい。基本的には、左側の紙の下にある「名誉」「信仰」「武勇」「規律」の4要素を上げていくのが目的と考えてよいので、そこは判りやすいのだけれど、右側がちょっと難しい。(ルール的な面ではそれほど複雑ではないけど、紙ペンで盤面が小さいのが年寄りには厳しいかもです)初見では序盤の加速のしどころがよくわからなくて、トップとは倍の点差をつけられての最下位(トップ86、私42)でしたが、ゲーム自体は面白くできました。ラウンド毎に敵が攻めてくるわけですが、3方向のどこにどれだけ来るかがカード次第。全方向に完璧な防衛は不可能なので運もある。そこに関しても超大外れでしたwハドリアヌスの長城 完全日本語版
2023/01/21
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まだまだ昨年のボドゲ記録が残ってたりするのです。12/4はオオバコボドゲ会、専ら重ゲーが遊ばれる稀有なゲーム会。まずは、その1○ ギルドマーチャントエクスプローラーズ(The Guild of Merchant Explorers) 2/4各自の地図の中心から、カードで指示された地形に従って移動し、隅々までの開拓を目指す。現ラウンド内の軌跡は残っているが、ラウンド終了時にそれらは全て一旦取り除かれてしまう。より遠くに旅するには、途中で拠点の建設を行い、後のラウンドでそこからの再スタートを可能にしていくわけだ。指定カードは共通なので、序盤こそ通れる道筋が限定されて同じようにはなるが、それぞれ独自の移動ルールが毎ラウンド1つ追加されていくのと、何を重点に得点するつもりなのかで、行程は自然と多様化していく。特定の都市を繋ぐことで得られるボーナスや、数多く訪れるほど加速的に点になる塔など、高得点手段をどこに求めるか、それを実現するために都合の良い順番でカードがめくられるかどうか、そこは運もある。理想的にはどの順でめくられても選択肢があるように展開できればよいのだが、なかなかそううまくはいかないw海の移動手段がある程度限定されるため、それをどう確保するかが戦術的には重要になる気がします。私は結構うまく立ち回ったつもりでしたが、塔を全部回ったプレイヤーに捲られての二位。(128点)ルールは比較的シンプルで中量級といえるクラス。にもかかわらずしっかりとボードゲームを遊んだ充実感は得られる。これは良ゲーですね。「書かない紙ペン」という表現もされるようですが、書かないのに紙ペンは変じゃないかな、と私は思いますけどw(でも言いたいことはわからないではない)
2023/01/16
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強い絆で結ばれた兄弟たちが仕掛ける前代未聞の銀行強盗。破滅が約束された物語が、終着点に向かってどうしようもなく進む。それを我々は観客として傍観しつつ、ある種の昂奮に巻き込まれるのを避けられない。同時進行で犯罪を追う側の刑事が描かれ、その執念が確実に兄貴(犯罪グループのリーダー)を追い詰める。通常ならそれは成功ストーリーであるはずなのに、これがまたカタルシス無き進行とエンディングを迎える。犯罪者と刑事、それぞれの現在と過去。けして暴力そのものを昂奮の燃焼剤とすることはなく、むしろ暴力の再生産に対する強い怒りが根底に流れる。いずれにせよ悲しい話なのだが、どうも人の自傷要求のようなものを刺激してしまうところがある。わかりやすく言えばヤバい。しかも、これはスウェーデンでは有名な実話ベースだというから驚く。共著者の一人であるステファン・トゥンベリが何者なのかは、本の訳者あとがきで是非確認してほしい。血の絆度★★★★☆北欧ミステリの頂点といわれる「ガラスの鍵」賞を受賞米国パブリッシャーズ・ウィークリー誌選出の年度ベスト・ミステリ日本では2017年の「このミステリーがすごい」海外編 第一位 など
2023/01/14
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これは評判通り、面白かったです。○ ナイブズ・アウト ★★★★☆ジェームズ・ボンド役で有名なダニエル・クレイグが探偵として狂言回しを務めるミステリー。飄々としたクレイグの雰囲気も悪くないが、ナイトメア・アリーでも怪演が光ったトニ・コレットをはじめ、周りを固める俳優陣のクセ強感が最高にイイ。アップを多用するカメラワークも効果的で、ある種の大仰さがこの映画全体の古典的風味を醸し出しています。薬の取り違えにまつわるネタは、たぶんそうなんだろうと始めから予想できちゃったけど、それでもやっぱりハラハラさせられますよね。
2023/01/11
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昨年のゲーム会でまだ未レポートなのが残ってる(^^;11/27もえぼど会、その10と11○ 宝石の煌き デュエル ×/2二人用リメイクの中でも傑作の呼び声高い「Splendor Duel」宝石トークンの取り方を変更し、勝利条件を3通りに拡大することで戦略に幅が出た。飽きずに長く楽しめる良作です。(元のゲームも全然長く楽しめますけどね)青で勝てると思ったら先に「王冠マーク」の条件を達成されて負け。○ ゲーム・オブ・チップス 1/3お菓子の袋みたいなパッケージのお手軽ゲーム。袋はそのままランダム引き用のバッグとして使う便利仕様w大物手を狙うか、着実な奴を揃えるか。勝利条件はかなりあっさりしていて、トップを2回取ると終わってしまう(つまり最短2ゲーム)。運の要素が大きいだけに、流れをつかむ感じを捉えるにはもう少し長いゲームにした方がいいのかもしれないですね。ジーピー|GP ゲーム オブ チップス
2023/01/09
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毎年年末には、30日にその年に遊んだボドゲのベスト、31日にその年に読んだ本のベストを紹介してきました。今年は自分でもびっくりするぐらい本が読めてないので、読書編はパス。その他いろいろのメモ書きでむりやり締めくくっちゃいますw☆印象に残ったボードゲーム「エカテリーナ二世」 中量級ゲームでのベスト。 全体としても、これかもしれない。 小さな工夫が全部うまく機能してる感が良いです。 「そうそう、結局これぐらいでいいのよ」ってなると思うのよ、プレイした人はみんなさw 手札上限を超えた分は引けないけど、引けなかった枚数分点数になるっていう得点方式が目から鱗。「アーク・ノヴァ」 重量級ではやはりこれか、またはブーンレイクかな。 圧倒的に新しいところは何もないと言ってよいんだけど、現代はもうそれが前提になるのかもしれない。☆積んだまま気になってるゲームで賞「ティルトゥム」 年内にやっておきたかったなぁ・・・ 今年は史上最高に未プレイゲームが積み上がりました。○ 今年観た映画のベスト「ナイトメア・アリー」 前にも書いたけど、プロットそのものは全く救いの無い内容なのよね。 だけど、映画としての完成度はピカイチ。 全てのキャストがいい仕事をしていて、演出も最高です。 「映画を観た~」って満足をお腹いっぱい抱えて映画館を出ました。 蛇足情報だけど、エンドロールに感染症対策スタッフみたいなのがクレジットされてて、おおー、って思ったりもした。 次点は「PLAN75」***来年はもっとボドゲしたいです。では、皆様良いお年を。引き続きよろしくお願いいたします。
2022/12/31
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11/27もえぼど会、その8~9○ 菓子道 2タイ/4ボード中央にセットされた和菓子(練り物?)の透明駒が実に美しい和製ボードゲーム。その中央のお菓子を動かして、その結果同列にならんだ特定の色のお菓子の数に相当するトークンを外周にある場から取る。数値分が得点だけど、色ごとに特殊効果が付いてます。直接ボーナス点(基礎点を二倍)になる物もあれば、最初の移動数や取れるトークンの数を増やせる効果を持つ物などがあって、それらを駆使して有利にゲームを進めましょう、という感じ。1より4のパワーが高いのは当然なんだけど、3とか4の大きな数字の効果は結局使えない事も多くて、そのあたりのバランスなり補償のあり方はもう少しルール的に工夫ができる気はしました。(結局、直接点になる青の高得点を取った人が勝つ印象、今回も実際そうでした)運の要素の無いパズル系なので、ガチでやると結構シビアなゲームではあると思いますぞwそれにしても、日本人ってなんでも「道」にしちゃいますよねw○ フロリストリー 2/4和製「宝石の煌き」花屋(の見習い?)になって顧客の要望に沿った素敵な花束を作りましょう、というテーマ。最初に手番順を入札するフェイズが一工夫入ってます。これは良いアクセントですね。所定の個数のダイスがラウンド毎にランダムに取り出され、手番順を競り、ダイスピックしてそれを振り、出目に従って花のカードを取る。手番順に応じてボーナスが得られますが、遅いと自分が欲しいと思う色のダイスは無くなってるかもしれないので、そこがジレンマ。手番順ボードではワイルドカードが得られるところが一番人気でした(そりゃそうよねぇw)その花カードを使って、場の花束注文カードを獲得、そのカードに書かれているマークの分だけ以後の同色コストは軽減されます(このあたりが宝石の煌きのシステムなわけです)注文カードを誰かが8枚獲得のラウンドで終了。得点が多い人が勝ち。一番高コスト=高得点の最下段の花束は固定なんですね。これを見据えた上で、早取りのセットボーナスに合った形でいかに最短ルートを作れるかというのがポイント。ということで、要は一段目、二段目の花束の出方がすごく大事で、そこは運です、はい。そういえば、昔は女の子のなりたい職業の上位は「お花屋さん」が常連だったのよねぇ~今はベスト10にも入らないのねぇ~(一位は漫画家・イラストレーター・アニメーターらしい/進研ゼミ調べ)
2022/12/29
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11/27もえぼど会、つづき。なんかこのペースだと年内に終わらない気がしてきたから、その5~7、一気に三つ。○ インスタントサガ 2?/3?前回「ドロンビー」が最高にイケてたから期待のハレルヤロックボーイからの新作。ミニマルなドラフト&入札。カードが3色あって、4ラウンドの中で指定された色を出せない回があったら即脱落というのが思い切った設定ですね。そこも見越してドラフト時に考えろと・・・悪くはないけど、結局大きな数字が強い結果だったので、もう1回はやってみたいところ。【中古】ボードゲーム インスタントサガ○ クベルネシュティッヒ 4/4毎回ルールが変わるタイプのトリテ。最初の4トリックの前にシート上に駒を置いて、今回の得点設定を決めたりスペシャルアクションを可能にしたりする。今回は無理がたたって最下位でしたが、これは結構やりこみ型のゲームですね。いろいろ複雑なのが賛否分かれそうですが、私はわりと好きです、負けたけどw写真は間違いがあって、奥の「行動」のエリアは本来一人1個しか置けません。○ 音速飯店 たぶん最下位/?上二つは自分で持ち込んだものですが、これは遊ばせてもらったゲーム。中華料理の名前になるように、皿にどんどんカードを放りこんでいく。手番順はなくて、出せれば連続でもガンガン出してよい。テレビ映えする「見てるとめっちゃ面白い」タイプです。これは一度は体験しとかないとなぁ、と思ってたのでいれてもらいましたが、やっぱり年寄りにはスピードタイプのゲームは無理でござるw
2022/12/27
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11/27もえぼど会、その4〇 ゴールデンアニマル 1/4佐藤雄介デザインの三か所同時入札カードゲーム。22年春に新ボードゲーム党から出た同人ゲームが、早くも秋にJELLY JELLY GAMESから別府さいアートワークで再誕!というわけで期待していた作品で、その期待を裏切ることはない良作でした。森と川で三つのエリアに分けて配置されたカードに対して、自分のコインカードでそれぞれ入札し、同時公開してそれらを取り合う。マジョリティ争いの対象になる三種の食物カードと、後の入札を有利にするコインカード、直接点になるカードが場に並びます。エリアに3枚あれば3人まで、2枚あれば2人まで、入札値が高い人から順にカードが取れますが、単純にマイナス点になるカードも混じってたりするので、それぞれの考えを読み合っての入札が熱い。高額値(4)のコインカードはマイナス点を持っているので、後半処分してしまいたいがそううまくは回らないwなどなど、ルールの細部にニクい工夫が散りばめられていて、それが確かに機能してる。手札にも森と川のカードがあって、それを使って3か所の入札をするっていう方法論も「なるほどなぁ」と感心してしまう、目から鱗のスタイル。(過去に同様のものはあったかな?)ルールを見た時は入札額(及び最終のマジョリティ判定時)が同値の時の処理がどうなのかなぁと思ったのですが、やってみるとそれもアクセントとしてちゃんとプラスに効いてました。ゴールデンアニマル
2022/12/25
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11/27もえぼど会、その3〇 ピンコンビトリオ 2/4アドベントカレンダー用の記事(ちょっとズラして面白い!)で既に紹介済みですが、ちょっとした工夫で今までと違う面白さが加わったゴーアウト型(大富豪のように配られたカードをいち早く無くしたものが勝ち)のカードゲーム。3枚出しの規則が《差が等しくなるように出す/その後は前の人より差が大きくなるように出す》という捻りが、ゲームとして実にうまく効いている。「これはもうパスでしょ」って感じで出された3枚を上回れると実に気持ちイイw作者がモデルの【0】のプロモカード付です。ピンコンビトリオ内箱の底、カードを取りだしたところにあるイラストと台詞が面白いので、出会ったら確かめてみてね!
2022/12/23
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11/27、もえぼど会、その2〇 サニー・デイ(Sunny Day) 4?/5親子さん持参の超カワイイ系パズルゲーム。場からタイルを一枚もってきて、自分の場に置く。一か所でも絵柄が繋がるように置けばOK。揃った絵柄が点になるので、複数の絵柄が揃うようにうまく取れると気持ちいいのです。勝負そのものは運の要素が強いですが、パズルとしては良く出来ていて、ちょっとしたボーナス点のアクセントも悪くない。大人でも十分楽しめますよ。JELLY JELLY GAMESから販売されているんだけど、メーカー名は「HAPPY BAOBAB」聞いたことないなぁ、と思ったら韓国の会社なのね。
2022/12/21
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11月後半から12月前半にかけて、ちょいちょいオープンのゲーム会にも参加してましたが、レポしてなかったので年末にかけてボチボチと書いていきます。まずは11/27のもえぼど会。最初は小さな女の子とそのお父さんといっしょに、買ったけど遊べてなかった、これ。〇 スーパーメガラッキーボックス 2/3ランダムに選ばれた数字カードが1枚づつ9枚めくられ、その数字をチェック。列か行が揃ったらそのボーナスで他の数字をチェックできたりする。カードは必ずしも1から9まで一枚づつにはなってないし、ビンゴカードの方も数字が偏ってたりする。このあたりは運もあるけど、ビンゴカードは配られた中から選べるし、数字を±1できる稲妻マーカーも使いながらうまく連鎖を狙っていく。ビンゴは楽しいし、連鎖は快感なので、面白くないはずがない。タイトル名がぶっとんでるのも楽しいから許すwお二人はこれ、家で遊んでるってことで慣れたものです。月マーカーの数が勝敗を分けました。4ラウンドで終了なのでサクサク。とりあえず、一日一回ビンゴでもいいぐらいのカンタン&オモシロです!
2022/12/17
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今回の記事は、hal_99さんの「ボードゲームに関わるエトセトラAdvent Calendar 2022」の12月14日分として書かれたものです。昨日は、珍ぬさんの「Interplay」という名の異なる二つのゲームと、それを題材に「不偏ゲーム」の概念について考察した記事。興味深い内容でした。いやぁ、ほんとにまだまだ知らないゲームがあるものです。***さて、この企画に参加するにあたって、最初はクイズをやろうと思ったんですよね。クイズ作るのも解くのも好きなので。そうしたら、Twitterですごく良く出来たボードゲームクイズが公開されていて、これには勝てないなぁと思って、諦めました。次に「ボードゲームって人生ゲームみたいなやつですか」っていう質問を今年久々に受けたので、これに対する『適切っぽい答え決定版』、みたいな記事を書こうと思って実際半分ぐらい書いてみたのですが、なんの面白みもない気がしてきてこれもお蔵入り。(いつか公開するかも)で、結局、今日の記事のタイトルは「ちょっとズラして面白い!」基本のシステムはこれでもかってぐらい古典的で、ありがちに思えるんだけど、ちょっとした小さな工夫で感動的に変わる。そういうゲームに今年もいくつか出会ったので、それを書いてみることにしました。1.スリーブロックス(ダイソー)いくつかの形状の異なったピースを決められたスペースにぴったり収めなさい、というゲームは極めて古典的なパズルゲームで、今最もポピュラーなのは「ウボンゴ」でしょうか。ところが、この「スリーブロックス」は、盤面は5×5の正方形で固定。置くピースも、写真にあるように灰色のテトロミノ3つで固定。他のピースはありません。これでもって、お題(写真では左上)にある空白(白地)ができるようにピースを置け、ってわけです。いやもうこれ、天才としか言いようのない所業。簡単に見えて、ウボンゴより結構難しい。(問題により難易度は違いますが)これがダイソーで税込み110円で買えるってのもまた驚きの現実w2.ピンコンビトリオ(小学館)基本大富豪なんですよ。ピン、つまり1枚出しなら、前の人より大きな数字1枚を出せる。コンビ、つまり連番2枚出しなら、これも前の人より大きな数字の連番2枚が出せる。(カード構成が1~80の一枚づつなので、同じカード複数枚出しはありません)ここまではありがち。でトリオ、つまり3枚出しのルールにちょっぴり捻りが効いていて、差が同じになるよう3枚出せる。つまり、2・5・8とか4・11・18とかそんな感じ。(前者は3差、後者は7差ですね)で、前の人より大きな「差」になるように出す。つまり、30・33・36(3差)より1・5・9(4差)が強いのです。これにより、単純に大きな数字が強いとは限らなくなり、バラバラの数字でも大逆転がありうる。出せても敢えて引くの選択も生まれる。なんで思いつくかね、こんなの。3.グリーンファイブラ(倦怠期)基本は切り札(紫)あり、マストフォローのトリックテイキング。秋のゲームマーケットだけでも非常に数多くのトリテが新たに世にでました。その中でもこれは新しさの方向が一際尖ってる。このトリテの特徴は見た通り、裏が全部「緑の5」一定のルールに従って、ワントリック中一人だけ裏向けに緑の5として出せる。この発想が先にあって、これでゲームとして成立させるために得点ルールを調整したのかもしれない。私はこれ、TCGでマニアがやる「裏スリ」(カードを入れるスリーブの裏側に、同じ種類のカードの表面を入れること)から思いついたんじゃないかと勝手に想像してるんだけど、違うかなwこれもまた、なんでそんな事思いつくかな系です。***で、書き進めつつ調べ直して気づいたのですが、これ全部、倦怠期の新澤大樹氏作なんですわ。すごくない?もしかして、たまたま私に波長が合ってるってだけなのかもですが、おススメですぞ。***ちょっとしたズラしでイノベーションが生まれることは、ビジネスの世界でも起こる事です。すばらしい発想と、発想を活かす調整、製品にして世に出すエネルギー。どれが欠けても実現しない。もう新しい物は出ないだろう、そう思っても、まだまだきっと可能性は残っているものですよね。***単なる新澤さん推しの記事になっちゃった気もするけど、結果論なのでしょうがないw面白そうと思ったら、是非プレイしてみてください。明日は、ようがくじ「不二の会」向井真人さんの「お絵かき系紙ペンボードゲームについて」私もお絵かき系は好きなので、楽しみです。
2022/12/14
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11/6、「マインドゲームフェスティバル」っていうのがあるという事で、出かけてみた。場所は新宿住友ビルの三角広場。当該フロアに降りてきて、最初に目に入ったのがこちら。World Poker Tour : Season20 WPT Tokyoポーカーの大会です。ポーカーもマインドゲーム(ざっくりいえば心理戦)の代表ではありますよね。ただ、WPTの参加料はマインドゲームフェスティバルの20倍ぐらい・・・ちょっと別世界。参加したのはこちらTwitterで見た事があったボドゲアイドルのあやみんさん。ジーピーのお手伝いだったのかな?エニタイムモルックジムのスタッフによるモルック体験会とか、日本バックギャモン連盟スタッフからレクチャーしてもらえるバックギャモン教室とか、JELLY JELLY GAMESとジーピーのゲームのいくつかを遊べたり買えたり。とはいえゲームマーケットの翌週で、それに比べると遊べるゲームも限られるとあっては、参加者が少ないのもやむをえないところ。最初に遊んだのは、こちら「キングダム 盤上大戦」キングダム 盤上大戦相手の将を取るか、本陣に攻め入るかで勝利だけど、駒の動きにプラスしてカードを使った戦略があり、さらにゲーム毎に自軍大将の特殊能力が決まることで戦略も変わる。手番では駒を動かすか、カードを引くか、カードを使うかの3択。私の大将は1手番で2枚カードを使えるという能力なので、これを活かすためにカードをがんがん引く作戦。ここぞで強力な2枚を使って大将獲りの勝利!次に遊んだのは、スナック菓子みたいな見た目がキャッチーな「ゲーム・オブ・チップス」ジーピー|GP ゲーム オブ チップステキサスホールデムからインスパイアされて出来たゲームだと聞きました。一見全然違うゲームだけど、公開される情報が増える過程で、よりよい結果を求めて判断していくというのが共通するわけね。なるほど。これはその場で買いました。そうしてるうちに、WPTから流れてくる人がぼちぼち増えてきた。で、その人たちといっしょに、ゲムマで買うかどうか迷った「ニゴイチ」を。やっぱり面白い!ナイスプレーに拍手し、苦しいこじつけにつっこむのも楽しい。ニゴイチその後、モルックを遊ぶ。日本チャンピオンのスゴ技を見れたので、来たかいがあったというもの。2年後の世界大会は日本開催(北海道)有志を集めて出たい気もしてるのよねwちょっと仕事も残ってたので、この日は早めに撤収しました。
2022/11/25
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東京の仮住まいである荻窪。まだまだ未開拓のゾーンもあったのです。11/3文化の日に、駅の南側の未探索エリアを歩きました。「西郊ロッヂング」昭和初期の建物だけど、今も現役。(新館が賃貸住宅、本館は旅館「西郊」として)ここから南西にまっすぐ行けば、「大田黒公園」大正~昭和初期の音楽評論家、大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が公園として整備したものです。↑入口から大イチョウの並木、ここからもう立派過ぎるw↑氏の仕事部屋に、実際使っていたピアノや蓄音機なんかも展示されています。まだ紅葉にはちょっと早い。来週末から夜間ライトアップも始まるようなので、もう一度行ってみても良いですね。結構立派な鯉たち。↓下は公園内ではなく、駅方向に戻る途中で見つけたお花。ピンクと黄色、赤と黄色のツートンがすごくかわいい。調べてみると、「ランタナ」という花でした。「シチヘンゲ」という別名を持っていて、色が2パターンあるように見えるのは異なる株というわけではなく、色が変わる過程の違いであるようです。
2022/11/20
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イベント以外ではボードゲームを遊べてないこの数ヶ月ですが、9月、10月はボードゲームアリーナでの対戦を、湖畔のいつもの3人で一度づつ遊んでます。リビングフォレスト 1/3、3/3、1/3、1/3センチュリースパイスロード 1/3ラッキーナンバー 1/3、1/3ドラフトサウルス サマー1/3 ウィンター2/3イッツ・ワンダフル・ワールド 3/3、2/3アズール 1/3(実は下の二つ以外はリアルで遊んだことが無かったりするw)どれも面白い!中でも、今年のドイツ年間ゲーム大賞のエキスパートゲーム大賞受賞作「リビングフォレスト」はやはり良いですね。9月につづけざまに3回遊んで、10月も1回やってます。神花で勝つのは難しいのかなぁ、やれないことは無いと思うけどなぁ・・・という事で試してみたのが10月の1回。白丸付のカードを買って、カードを引き切る形。それでも全然足りないから木とボードから7点。計14点!!***それにしても、全て自動で処理してくれるBGAに慣れると、リアルがちょっと面倒に思えたりもするんだよねぇ・・・リアルはリアルで良いのですけどね
2022/11/17
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10月はいろいろあって富士塚探索は1日だけでした。10/8のウォーキングは落合南長崎駅スタート。以前は同じ駅から東側に出てトキワ荘マンガミュージアムを訪れたわけですが、今回は哲学堂公園が最初の目的地なので西側に出ます。新青梅街道(県道440号)を西へ。途中に瓦屋さん。十二支の瓦がお見事。どうでもいい話だけど、周りのマンション・アパートあるいはビルの名称が「〇〇哲学堂」「哲学堂△△」という感じなのが大袈裟っぽくていいw地名からは哲学堂通りで左折したくなるけど、地図的には入口が遠い感じなので、蓮華寺下交差点まで出てから左へ。妙正寺川沿いに入口がありました。ちなみに下が妙正寺川。川の左は哲学堂公園の一部です。さて、哲学堂公園とはなんぞやと。詳しくはリンク先を参照いただくとして、簡単に言えば、明治時代の哲学者で東洋大学の創始者である井上円了氏が精神修養のために作った場所。哲学がテーマのコンセプチュアルな建造物が敷地内にいろいろとある。今は中野区有形文化財に指定されており、令和2年には国指定名勝になってるとさっき知ったw10月の土・日は、普段閉鎖されている各建物の内部が公開されているということで、この時期に行ってみたのです。上の写真、中央辺りに見えるのが、「四聖堂」。円了氏が最初に取り組んだ公園の中心的建造物で、当初はこれが哲学堂と呼ばれていたそうな。東洋・西洋の4人の哲学者、孔子、釈迦、ソクラテス、カントが祀られている。(なので四聖堂)釈迦涅槃像は後から持ち込まれたもの。(このあたりの事情は公式のHP参照ください)一連の建物があるこの空間が「時空岡」と命名されている。四聖堂の左側に見えるのが宇宙館。その中に、皇国殿。不思議な空間設計です。図書館の役割をしていた絶対城。東側の出口、理外門。菖蒲池を抜けて、哲学堂通りに出ます。で、ここからはひたすら北上し、大江戸線新江古田駅から西部池袋線江古田駅。その北側すぐのところに、茅原浅間神社。奥に「江戸八富士」の一つに数えられる富士塚があります。正月、7月の山開き以外に9月第二土曜日曜も登れるとのことなので、ここはもう一度来たいですね。こちらが本殿。え顔あふれるこの街だい好きというわけで、富士塚探索は通算37回53富士新江古田駅まで戻って、この日は約1万5千歩也
2022/11/14
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今年、ネトフリで観たけど書いてなかった映画をまとめて・・・たぶん他にもあるけど、覚えて無いw〇 ジョーンの秘密 ★★★☆☆イギリスで「おばあちゃんスパイ」と呼ばれた実在の人物を描く。現在と過去が交互に描かれる映画様式は悪く無いけど、なかなか感情移入はしにくいテーマだからねぇ・・・〇 ブックス・マート ★★★☆☆明日公開の「ドント・ウォーリー・ダーリン」のオリヴィア・ワイルド監督第一作目。卒業前夜、クラスの人気者のパーティに参加しようと悪戦苦闘する陰キャ少女二人組の一晩の物語。下ネタ全開で、日本人にはついていけない感じがするけど、ラストは一転前向きでちょっと泣ける。〇 ジョン・ウィック ★★★☆☆皆さんご存知、キアヌ・リーブスの超有名シリーズ第一作。今更だけど見た事なかったので。怒らせちゃいけない人を怒らせて、いっぱい人が死ぬ。〇 嘘喰い ★★▲☆☆漫画で感じるピリピリした感じはなくて、コメディ寄りになってる・・・***今公開されてる映画の中では「RRR」が気になってるけど、3時間だからなぁ・・・
2022/11/10
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ゲームマーケットで買ったものはプレイしてからレポートしたいと思いながら、当面いつになるかわからない。で、今日は買わなかったor買えなかったもので注目したものをご紹介。〇 ニゴイチ(jellyjellygames)jellyjellygamesからは、「スーパーメガラッキーボックス」と「ゴールデンアニマル」の2作を購入。3つ目でこれも相当気になったけど、「ことばのクローバー」とちょっとかぶってる気もして(買うモノを減らすための言い訳w)〇 おだんごびんご(natriumlamp games)ゲームとしてはパズルゲーで、串や箱のデザインまで拘りがあって所有欲をくすぐる品ではある。外国人受けするだろうなぁと思ったら案の定で、私がいた時も興味津々の方が一人内容を聞いていました。すかさず英語のルールブック説明書を渡していて、「おー、準備万端~」って感心してましたw〇 ビルドキャッスル(A.I.Lab. 遊)ゲーム自体はかなり面白そうだった。ただ、二人用は妻が遊んでくれそうかどうかが判断基準になるので、残念ながら戦略性が勝ちすぎていて落選。〇 リクレイム(フダコマゲームズ)一見カートグラファーの二番煎じかと思いきや、既に囲んだ場所から資源を産出してコストにする等、新たな工夫があれこれどれも面白そう。事前チェックが漏れていた事を悔やんだ一作。夕方に予約キャンセル分の販売があるってことで抽選。13人中4人買えるという状態で、引いたカードの数字で5番目(実際は4番目同点二人で再抽選で負け)というギリギリアウトだったのが余計に悔しい。素晴らしいことにこれは再販アリとの情報で、出たらたぶん買う。〇 セミファイナル~お前はまだ生きている~(RMBC)こういう下らないけど面白いのが完売するのもまたゲムマの魅力w〇 美術大戦(Azb.Studio)ゲームのルールより絵のパワー。ネタゲーの一つの方向。〇 ワードインパイル(locogame)透明のシートにひらがなが書かれていて、3枚か4枚で出来る単語を作り、それらを重ねて表示。その単語を当てる。裏返してもOKなのがいいよね。なんとシンプルでよくできたゲームだろう。これも気がついたのが遅くて、売り切れてた。ある事情があって作者さんが再販を決断、という情報が入りました。買う!会社の同僚に話したら「俺も買う!」ってことなので、二つ買うよ。***今回のゲムマはメジャーブースより一般ブースを楽しんで回ろうと思って、想定外の収穫もあった一日でした。
2022/11/05
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ゲームマーケット2022秋@東京ビッグサイト昨日は昼まで部屋にいないといけない用事があったので、日曜のみの参加になりました。まあ今日は開門ダッシュしないと買えないってものも無いだろうからと、のんびりブランチしてたら少し出遅れたw購入品は以下(順不同)グリーンファイブラ(倦怠期)クベルネシュティッヒ(フーリエ解析)スーパーメガラッキーボックス(JELLY JELLY GAMES)ゴールデンアニマル(JELLY JELLY GAMES)ピンコンビトリオ(小学館)インスタントサガ(ハレルヤロックボーイ)もっとドミノたおさず。(書籍/狂道化)コンポジカンジ(朋優学院高等学校ボードゲーム部)ティシュール(シラオサ@サムバディズペイン)ここまでは選んで買った品々以下はお祭りならではの、中身不明でのお買い物。ジーピー1000円ガチャ(E賞) ・デックスケープ~エルドラドの神秘~ ・マグネットサッカー ・GPチップ(ポーカーチップ) 30枚×2色さらにサニーバード福袋(7000円) (閉幕直前でさらに割引あり) ・カレトス ・Bites ・The Fox in the Forest購入品に関する解説はまた後日。また、買いたかったけど買えなかったゲーム、買うかどうか考えたけど今回は諦めたもの、などの話もあらためて書きたいと思います。
2022/10/30
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9/25は東京生活10年目にして初の西武新宿線を利用(たぶんだけど)w下落合から中井の一駅分のウォーキングです。↓下落合駅前の「せせらぎの里公苑」、東京都下水道局が管理する施設。公苑を抜けて神田川。川沿いに日本で最初のクラフトコーラのメーカー「伊良コーラ」があります。伊良は「いよし」と読むのね。お店で飲むこともできますが、ビン入り(炭酸で薄めて飲むタイプ)を買って、妻と家で飲んでみました。メジャーのいわゆるコーラよりも複雑な香りで、スパイシー。ある種、漢方的なテイストも含むけど嫌味はなくスッキリ飲めます。南へ戻って、月見岡八幡神社。神社の創建の歴史はあまりよくわかっていないみたい。浅間神社と富士塚は元は別だった(山手通りと早稲田通りの交差点あたりにあった)ものを昭和2年に合祀したようです。八幡神社含め、東京の多くの場所がそうであったように一度空襲で焼かれていて、戦後すぐに再建されたものです。再建時は八幡公園の場所にあって、昭和36年から37年にかけて今の場所に移転したとのこと。左側に浅間神社があって、その横に富士塚。登れるという情報もあったんだけど、入り口の扉は閉まっていたので下からのお参りに留めておきました。扉に鍵はなかったので、登って良かったのかな?***ここから西側に少し歩けば最勝寺。正確には「牛宝山・明王院・最勝寺」通称「目黄不動」徳川家光公の崇拝篤いお寺だったようですね。***ちょっと歩き足りないけど、ここから川を渡って下落合の隣、中井駅がこの日のゴール。富士塚探索通算36回、52富士
2022/10/29
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9/11湖畔の会、ラスト〇 ドミニオン 移動動物園 3/3、3/3移動動物園の拡張カードのみを使ったサプライセット2種類。お二人が貸し馬屋でブンブンする中、独自路線を目指すも惨敗よし、これから毎ターン属州買っちゃる、ってなった時には3山切れで終了いつも言ってますが、ドミニオンは下手です。下手でも面白いのがドミニオンなのです。***既に次の拡張(同盟)も出てる中、まだそこまで到達してないのよね。もう、いいんじゃないか、とそろそろ思い始めてる。***タイトルのカード名が間違ってたので修正しました。×習慣〇習性
2022/10/25
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9/11湖畔の会、その3〇 スリーブロックスダイソーの100円(税込110円)ボードゲームの一つ。基本はソロプレイで「脳トレ」を謳い文句にしているパズルゲームですね。これは面白いと思ったので、同じものを3つ買って対戦ゲームにしてみました。ウボンゴ的なゲームなんだけど、ウボンゴが様々な形のスペースに対して指定されたピースをはみ出さないようにきっちり置くのに対して、スリーブロックスはスペースの方は常に5×5。しかも、ピースも固定の3種類。この3ピースをうまく置いて、お題の「空きマス」ができるようにしましょう、というゲームです。やってみるとウボンゴよりずっと難しい。(特に3つの空きマスに分割するパターンに難問が多い感じがします)この発想はすごいよね。ボードゲームのルールは年々複雑化する一方なんだけど、これは極めてシンプルなルール。なおかつ「異なる形のピースを置いて決められた形を作る」という使い古された基本メカニクスであるにもかかわらず、ほんのちょっとした発想の転換を持ち込むだけでこんなに新しいゲームができるという好例。今や何年かに1回ぐらいのペースでしか発動しない、「これ考えた奴、天才じゃね」案件ですわ!いっしょに遊んだメンバーも、「これは買う、なんなら10個ぐらい買って配る」とか言ってましたw
2022/10/22
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飯塚富士から再び亀有ゾーンへ。下は中川橋中央あたりから、また対岸側にスカイツリーが見えますねw駅の南東側、香取神社にお参り。両サイドに狛犬ならぬ狛亀?神社境内にこち亀関連の案内マップがあって、これはなかなかの大作。これは冊子版を駅前なんかに置いて欲しい。こんなところにも両さんがいます。拝殿前には狛犬がちゃんといました。神社横のラ・ローズ・ジャポネで休憩。そこから駅南側をこち亀関連の像を探して周ります。↓本田像↓大原部長のマンホール↓少年の頃の両さん像少年両さん像のある三角ポイントがちょっと歪んだ空間の風情で、いい感じ。↓亀有の由来↓中川像↓麗子像は室内。この日は見つけにくい像を探してぐるぐる同じところを回ったりもしたので、15000歩(最寄駅往復含)頑張った
2022/10/20
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9月4日、まだまだ暑い中、飯塚富士とたくさんの両さん像を巡るウォーキングでした。スタートはもちろん亀有駅。駅北側で最初に出迎えてくれるのは、こちらの両さん。続いて、数分歩けば亀有公園。公園内にもう一つ。もはや有名な話ですが、亀有公園前には派出所(=交番)はありません。実際は、駅の南と北に一つづづありますよ。マンホールも両さん。中川公園を横切りつつ川沿いの道に出ます。その川が「中川」なわけですが、「こち亀」の中川巡査の名前はこれが由来という説もあるようです。先に見えるのが、飯塚橋。下が橋の西側です。橋を渡ったら、今度は川の東側を南へ下ります。しばらく歩くと、飯塚富士がしっかりと見えます。左側から入口を探すものの、残念ながら登れないように閉鎖されていました。浅間山の盛土の上にボク石による築山の二段構えの構成はちょっと珍しい感じです。富士神社自体が木花咲耶姫命を祭神とし、正慶元年(1332年)創建とされますが、富士塚は明治12年(1879年)に地元富士講によって造られたもの。最近まで修繕(移築?)工事中だったというのもどこかで読んだ記憶があります。さて、ここからもう一度川沿いの道に戻って、南下を続けます。さっきまで歩いていた場所を対岸に見つつ・・・さらに奥にはスカイツリーも(中央やや左)しばらく歩くと、今度は正面にスカイツリーが見える。まあ、単に川が蛇行しているからなんだけど、ちょっとした「お化け煙突」感・・・w中川橋を渡って川の西側、亀有ゾーンに戻ります。前半はここまで。後半「こち亀」の仲間たちをの像を巡ります。***富士塚巡りに関しては、通算35回51富士
2022/10/18
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9/11湖畔の会、その2〇 モナステリウム ?/3修練師を修道院(教会?)に送り込んで学校の名誉を高めようというテーマのダイスドラフト系。中量級と重量級の間ぐらいかな。全員ダイスを振って、出た目に応じた共通場に置く。手番では、いずれかの目のダイスをピックして、該当するアクションを実施。同じ目ならまとめて取れるので、自分がスタートプレイヤーの時には出目が偏って欲しいし、ラス番ならばらついて欲しいわけです。こりゃまずいとなれば毎回1回だけダイスは振り直せるので、このルールは積極的に使いたいところ。修練師を個人ボードからメインボードに送り込むと新たなアクションが解放されたり、教会から得られるステンドグラスパーツを個人ボードに組み込む事で追加アクションや点数が得られる仕組み、使節団を進めて自分だけが使えるカラーダイスを増やしたり、などなど、最近のゲームの面白いところをいろいろ盛り込んでる。それでも、とにかく修練師を送り込まなきゃ話にならないゲームであるのは明確なので、やることはわかりやすい。概ね好きなゲームのタイプではあるのだけど、ちょっともやもやするところもある。回廊をぐるりと囲む三種の部屋、これが三種類あることの戦術上の意味がイマイチよくわからかったのですよねぇ。何かルールを読み飛ばしてるところがあるのかな。。。勝負の方は、点数上トップではありましたが私がルールの一部を間違ってたので今回は仮。上記疑問を再確認の上、再戦必要ですかなw
2022/10/12
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9月のリアルのゲーム会は1回だけ。9/11湖畔のゲーム会はいつもの3人で、最初は気になってたパズルゲーム。〇 フレームワーク 3/3ウヴェ・ローゼンベルクと言えばアグリコラのような中・重量級ワーカープレイスメントが一番に想い浮かぶけど、ノヴァルナ、サガニ、そしてこのフレームワークと、タイル配置ゲームもいろいろ作ってるのよね。5種類あるフレーム。数字と種類が指定されたところからうまく繋ぐ事が出来たらそこに駒を置く。一番に全部の駒を置き切れば勝ち。毎ラウンド人数+1枚のタイルがめくられ、先手番の人が余った1枚を受け取る。これがたいがい邪魔になるってところが、ゲームのアクセントとしてうまいよね。始まった時は、「全部なんて置けるのかな」と思った。けど、でこねぇさんは早々に置き切り・・・りんさんももうすぐ・・・私まだ全然なんですけど・・・下手にもほどがある、って感じでしたwまあ、先手番が回ってきたときにいかに都合の良いタイルをめくれるか、ってところが無いわけじゃないけどね。これはリベンジ案件だ!ホビージャパン 「フレームワーク 日本語版」Hobby JAPAN ボードゲーム カードゲームパーティーゲーム テーブルゲーム 大人 子供
2022/10/08
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8月はお盆は自分の家に帰ってましたし、富士塚探索も一休み。後半にいくつか気になってた場所を歩いたり訪れたりしたので、まとめてのメモ。〇 杉並区立郷土博物館Twitterにも書きましたが、とにかく不便なところにある。歩きたい人にはちょうどいいw↑博物館の入り口になっている門も実は見どころの一つ。旧井口家住宅長屋門。建築されたのは文化・文政年間(1804-1829)頃とのこと。この時は、中央線100周辺を記念した企画展でした。10月14日には鉄道開業150年を迎え、各地で様々な企画が実施されることでしょう。私は特に鉄道好きというわけではないですが、面白そうなものがあれば行ってみたいと思います。博物館本館の裏には、旧篠崎家住宅。こちらは、長屋門より古い寛政年間の建築と推定されています。↓囲炉裏の火は本物。↓立派な梁。暑さもさることながら、蚊がやっかいな夏の昼下がり。あちこちで、蚊取り線香が焚かれていました。〇 東高円寺 ~ 高円寺東高円寺は降りたことが無い駅だったので、特に目的はなかったけど・・・杉並区立蚕糸の森公園蚕糸科学技術発祥の地。蚕糸技術はかつて産業の基盤をなすものだったんですよね。↓萬壽山松応寺〇 昭和館7月に北の丸を歩いた時に、いっしょに行っとけ、って話ですが、時間がなかったんですよね。戦中・戦後の日本の生活がどんなだったか、その記憶・記録を残しておこうという趣旨の資料館。お昼食べてからでかけたら、ちょうど13:30で掃除の時間。30分待つことに。せっかくなので、周囲を撮影。↓九段会館、改装中14時になって、やっと入場。中は一部を除いて撮影不可。かわりにパンフレット表紙の写真で雰囲気を感じてくださいw常設部分はビデオ資料も多くて、もし全部見る気で回ったら半日かかります。今回の企画展は「お菓子の記憶 ~甘くて想い出たち~」戦後、軍用品払い下げのチョコレートには注意書きがあって、「元飛行機搭乗員用ニシテ昂奮剤ヲ含有スルニ付児童には少量ヅツ分与セラレタシ」と。歴史です。
2022/10/06
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7月30日は皇居の北側、北の丸公園を訪ねました。北の丸には日本武道館、東京国立近代美術館などがありますが、それだけではないのです。(ちなみに、近代美術館では今日までゲルハルト・リヒター展でした)この日の主目的は「国立公文書館」国の機関で作られた公文書の中から歴史資料として重要なものを選んで保存し、一般に公開して利用できるようにすることがその使命です。近年デジタルアーカイブ化も随分進みましたが、定期的に企画展示も行っていて、実物を見て学ぶ機会を提供してくれています。この時の企画は、「江戸城の事件簿」古い文献・資料の中から、歴史上有名な出来事や、殊更有名なわけではないけれど当時の実情が知れる事件を取り上げて展示・解説してくれていました。例えば、下の写真は【狩場の霞】宮崎成身の『視聴草(みききぐさ)』という雑録集、全176冊(!)の中の1冊から。松平外記が起こした刃傷事件の顛末を記した一部なのですが、その背景には、同僚の外記へのひどいいじめがあったといいます。上記のページに描かれているのは、追鳥狩という行事の予行演習時、外記が弁当を広げると馬糞が満杯に詰め込まれていたという場面。全身真っ赤にして怒っている外記を同僚たちがからかって笑っている。この日は我慢して帰宅したが、その後刃傷沙汰に及んだということでしょう。人間の中身はなかなか進歩しないもんなんだなぁって、ちょっと悲しくもなりますね。上は有名な「桜田門外の変」関係の資料。上は珍事件の一つとして紹介されている、「御実紀」の中の記録。政保3年(1646年)、切手門内に火のついた紙鳶(しえん)が投げ落とされたという事件により、紙鳶が禁止されたという内容。紙鳶というのは下のような、一種の凧です。今でいえばドローン攻撃ですね。***こんな感じで、興味深い資料がいろいろありましたが、公文書館のホームページからそれらの資料の目録が閲覧・検索可能ですし、一部の資料は画像として見ることもできます。そもそも国民が広く自由に利用できるようにすることが目的の施設ですので、施設の入場料も無料ですし、上記のような写真撮影やSNS公開も禁止されていません。常設展の方も見どころは多く、日本国憲法の御署名原本であったり、平成の新元号発表の時のあの書(額入り)の実物とか、歴史の貴重品を見ることができますよ。次の企画展示は10月8日から、「鉄道開業150年、広がる 広げる -公文書で描く鉄道と人々のあゆみ-」です。鉄道好きの方は是非!***公文書館の北には「科学技術館」があります。こちらは有料。基本は子供たちに科学を身近に感じてもらおうという趣旨での展示構成なので、理系の人間にとっては、「そんなの知ってるよ」って内容も多いかもしれません。それでもジャンルは多岐にわたっているので、何かしら新しい知識は入ってくると思います。当日はそうでなくても夏休み中で子供たちとその家族がいっぱいの中、イベントもあったのでかなり人が多く、こんな時にわざわざ来なくてもよかったなぁ、なんて思いながらw・・・***公園の側からの日本武道館↓旧江戸城田安門、重要文化財です↓***この日は、外歩きに関しては竹橋から北の丸公園を抜けて九段下までなので大した距離はありませんが、科学館等室内をかなり歩いたので、歩数自体は最寄り駅行き来も含めると1万歩以上でした。いやぁ、この日も外は暑かった・・・
2022/10/02
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瑞江近辺の翌週、7/24も引き続き暑かったけど東京街歩き。スタートは西大井駅。滝王子通りを東に歩いて、滝王子の交差点を右折、すぐに右側に見えてくる小さな社が、「瀧王子稲荷神社」です。境内の草刈りをされていた方の話では、この日はお祭りの日だったとのこと。コロナ禍以前は子供達にお菓子を配ったりして、お祭りらしい賑やかさもあったようですが、今年も残念ながらそれらは中止。ちょっと寂しいけど、致し方ないですね。小さいけれど、地元の方に愛されている神社という印象を受けました。左側に富士塚。登山道入り口の表示の向こうに頂上の祠が見えます。祀られているのは木花咲耶姫。かつては谷の一番奥に位置し、滝王子の水神池は農地に水を供給する貴重な水源であったようです。***滝王子通りに戻って、警察署の交差点を右折し南へ歩きます。品川区立品川歴史館は休館中、残念。(改装?結構長い期間のようです)鹿嶋神社大森貝塚遺跡庭園貝塚から出た本物を見たり触ったりもできる。庭園の一番奥にある碑は昭和4年のもの。戦前だ。史跡大森貝塚の碑は、ここからもう少し南。NTTデータ大森山王ビルの裏。意識していないと気づけないぐらいの地味な表示があります。こちらの碑は実は新しい。ゴールは当然JR大森駅。この日は短め、8000歩程度。富士塚探索、通算34回、50富士。
2022/09/30
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