最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2024年11月21日
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中国のサッカーチームはW杯最終予選で日本に敗れましたが、歓喜の写真がありました。前回の0:7の負けが、1:3の負けと差が縮み、特に得点を得たことを喜んだのです。習さんはサッカー贔屓だそうですが、日本に勝つようになるでしょうか。

 さて今日の話題ですが、中国の学校は全寮制が多く、日曜日や休日には実家へ帰る人もいますが、彼らが学校へ戻ってくる時に禁制品を持っていないか厳しい身体検査をするというのです。​

学校の構内安全の維持は、学生を集団で身体検査するだけでは不十分
 雲南省の高校で学生が校内に戻る時に並んで持ち物や身体の検査を受けた。学校は学生の安全のためにナイフ、タバコなど禁制品の検査を実施し、学生や父兄の同意を得ていたという。

 彼らは未成年だが生理的、精神的には成熟しており、プライバシーと個人の尊厳を重視すべきだ。検査は同性の教師が行うが、衆目の下で検査を受けることに学生は不快を感じる。

 「学生、父兄の同意を得て、異議がなくて実施した」というが、この同意は本当の同意か、ソフトな強制か判断しにくい。学生は学校の管理を拒絶できず、父兄も学校との対立を避ける。

 ナイフの検査なら金属探知機を使えば受け入れやすくなる。過度な制約でなく、安全教育、自律能力の育成がはるかに重要である。それは学校の評判を高め、学生の将来に役立つだろう。

 学校に厳格な管理を望む父兄は教育の意識が低く、子供のしつけに時間と精力を使わず、学校に任せたいだけだ。だが学校の教育は万全でなく、父兄の指導と手本はかけがいがないのだ。

次も全寮制だからこその問題ですが、学校の先生方は何にも疑問を持たないのでしょうか。

高校生が夜11時過ぎにトイレに行くのは重大な規律違反になるのか
 夜11時10分ごろ、山西省の雲東中学の学生がトイレへ行ったところ厳重警告処分を受けた。

 この学校は毎晩10時20分に自習が終わり、10時45分に消灯する。規定では、消灯してから11時40分までは、特別な事情がない限り、トイレへ行ったり、勝手に動いてはいけない。

 それは他の学生の睡眠に影響するという理由からで、どうしてもトイレへ行く場合は、事前に管理教師に知らせる必要があり、そうでなければ厳重警告処分になる。

 新入生には10余日の軍事訓練があり、その時に学生手帳で学校の規則を学び、規則を暗記させられる。今回は道徳教育の責任者が、新入生に規律を行き渡らせようと考えて処分を決めたという。

 その学生は「夜中にトイレへ行き他の学生の睡眠に大きな影響を与えました」との「自己反省」を書き、1000部プリントして寮内に配布したが、その費用100元を学校の財務に納付した。

 喫煙の禁止はいいが、トイレを我慢するとか、水を飲まないとかすれば健康に悪影響がある。

 学校は自分の決めたルールで学生を懲戒処分にしたが、その措置も議論の余地がある。学生に「自己反省」をさせるのはいいが、自費でプリントさせるのは、経済的懲罰になる。

学生会の幹部が級友から賄賂をとったそうで、賄賂の習慣は早くから身につくようです。

学生幹部が没収したスマホを賄賂をとって返却
 河南省の信陽実験高校で、学生幹部が違法に所持していた学生のスマホを没収し、300元の金を受け取ると返却していた。学校は事実関係を調査し、4人の幹部を学生会から除名し、公安の調査結果を待って処分すると発表した。

 学校が学生のスマホの持ち込みを禁止し、学生会が学校の許可を受けてスマホを一時的に預かるのは、学校管理への協力と言えるが、金をとってそのスマホを返却するのは恐喝の疑いもある。

 彼らは17、18歳、大人社会の悪習に染まり、すばらしい青春に汚点を残すのは悲しいことだ。

 汚職役人に比べると300元はたかがしれているが、学生にとっては300元も積もれば少なくない額になる。キャンパスは本来シンプルで清浄であるべきで、金や官僚臭で汚染されるべきでない。

 報道によると、この学校の学生会幹部の「受賄」現象は長期に存在したという、学校の学生会の管理が不十分で、学生たちに正確な価値観を育てず、この種間違った気風を放任したのであろう。





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最終更新日  2024年11月21日 07時43分10秒
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