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中国の科学研究や大学の国際的地位、世界とのチェーン、人材育成など
中国はいつも世界ランキングを気にし、上位にあることを誇っています。最初は世界の科研都市ランキングですが、最近、科学技術、創新に関しては近年全般に広範囲に躍進しています。北京は連続8年、世界の科研都市ランキングのトップに 清華大学で開かれた科技創新中心と科研都市論壇で発表された報告によると、北京は依然として世界屈指の科研都市で、連続8年トップになり、国際科技創新中心では連続3年世界3位となった。 長年、北京は「自然指数-科研都市」部門のランキングでトップで、今年は世界の主要都市と都市圏の2023年の自然指数雑誌での科研産出状況に焦点を当て、世界の科学発展の傾向を探った。 北京は物理科学、地球と環境科学、化学科学の領域でトップとなり、生物科学の領域で3位、健康科学領域で6位となった。我国は成都、合肥などの省都も地位が上昇した。 科研の最も盛んな都市として、北京はサンフランシスコ-サンノゼ、ニューヨークに次いで3位となり、広東・香港・マカオビッグベイエリアは6位、上海はパリ、東京を抜いて世界7位になった。 次は大学ランキングに関する記事で、「軟科（ShanghaiRanking）」という機関が世界中の大学の学術、教育成果に基づいて、研究の質、論文の影響力、業績で客観的に評価しているということです。日本の大学の名前は出てきません。軟科（ShanghaiRanking）が2024世界一流学科ランキングを発表 軟科が2024年世界一流学科ランキングを発表した。中国内地では合計335の大学がランキングに入り、ランキングに入った総数は3278回で、アメリカに次いで世界第二位だった。 今回の対象は世界の3000余の大学で、最終的に学科ランキングに入ったのは、96の国と地域からの1900余りの大学で、理学、工学、生命科学、医学、社会科学の5大領域の55の学科におよんだ。 アメリカの大学が各学科ランキングで絶対優勢を占め、29の学科でトップになり、300の大学でランキングに入った回数の合計は4277回だった。 ハーバード大学が14の学科で世界トップになった。その他の大学では、MITが4つ、清華大学が3つ、プリンストン大学が2つ、シカゴ大学が2つ、オックスフォード大学が2つだった。 世界トップ10に入る学科の数が多かったのは、ハーバード大学（24）、スタンフォード大学（19）、MIT（18）がトップ3で、続いて清華大学（17）、浙江大学（14）、上海交通大学（13）、カリフォルニア大学バークレー校（11）だった。 次は世界のサプライチェーンですが、トランプさんの出現で影響が出ないよう願っているでしょう。この博覧会に参加した各国企業はデカップリングとサプライチェーンの分断に反対しました。第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会開幕：世界をチェーンで結び、未来に向かって勝つ 中国国際サプライチェーン促進博覧会が北京で開幕し、世界の100以上の国と地域の政府、企業、学術界の代表が集まり、世界のサプライチェーン産業の合作について深く話し合った。 今回の博覧会は、開放合作、イノベーション主導、ウィンウィンの発展という鮮明な特色を出し、世界のサプライチェーン、産業チェーンの安定とグレードアップに新たな推進力を注入した。 サプライチェーンは世界各地の生産と消費をつなぎ合わせる。農産物からスマホまで、自動車から車用電池まで、生活での全ての物はグローバルなサプライチェーンで支えられている。 この博覧会は、世界経済の成長が不十分ななか、着実な合作によって方向を見定め、国際化プラットフォームを強化し、世界経済にさらなる靭性と包容性を促進するものである。 STEMはサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マセマティクスの略です。上海青少年STEM教育研究院がオープン 2023年にユネスコの国際STEM研究院が徐滙区に設置されることが決まった。 本日、徐滙区と上海交通大学が設立する上海市青少年STEM教育研究院の開幕式が行われた。この研究院は2025年下半期に使用開始、体験、実践、展覧を一体化した科学教育センターとなる。 2026年には国際STEM教育大会を開催する予定で、中国の青少年のSTEM教育成果を発表するプラットフォームとなり、世界各地から300人のSTEM教育専門家が一堂に会し、学術交流を深める。 人材育成はどこでも大切で、他の各地でももちろん力を入れています。第1回北京デジタル人材発展大会が開幕 人工知能と教育の高度融合、デジタル人材の発展のために、昨日、「AI+教育創新と人材発展、および北京デジタル人材発展大会」が中関村の国際創新センターで開幕した。 北京市人社局は、北京市のデジタル人材育成の典型事例について、人工知能、ビッグデータ、ネット安全、知能エネルギーサービスなどで顕著な成果を上げたと発表した。 2000平米の展示エリアでは、華為のデジタル人間が農産物を販売する農民を助け、魔珐科技のAI３D人間が宣伝ビデオを効率よく生成し、狩聘のデジタル面接官は求職者と対話して、相手の回答、表情などから性格、能力を分析し面接レポートを作成する。AIによる変革と創新は目覚ましい。
2024年12月01日
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中国に多いプロの偽物取締り人をなくすには
多分、日本にも色んな商品にクレームをつけて稼ごうとするクレーマーはたくさんいると思うのですが、中国には昔からたくさんの報道があり、最近もいくつかの記事を見ました。 中国ではだいぶん前に規則が変わり、商品などに欠陥があると、その何倍もの賠償が得られることになり、それ以来クレーマーが増えたのです。上海だけで、偽物取締りを職業にしている人が6000人もいる 上海市消費者権益保護委員会は、偽物取締りのデータを発表した。2023年に職業として偽物の賠償を請求した件数は24.6万件で、10件以上請求した人が8000人近くいた。 上海市市場監督部門は各地区の、6000人近い偽物賠償請求をするプロたちのリストを作成し、彼らが目をつける商品、サービスのカテゴリーと、市場監督領域の違法行為を明らかにした。 プロが行う偽物取締りの社会的イメージは近年大きく変化した。最初の正義の色彩を帯びて、奨励された正当な行為から、次第に偽物取締りで利益を得るグレーな行為に変っていったのだ。 彼らは告発、異議申立て、訴訟などの方式で商業者に圧力をかけ、懲罰的な賠償を求めて利益を得る。狙うのは正規業者で、例えば許可を得ずに冷菜を出す業者に賠償を求め、1年で1372の零細飲食店に高額賠償を求め人がいた。 中には、自分の利益を求めず、純粋に偽物をなくしたいと思う人もいるわけだから、監督管理部門は単に回数だけで判断する訳にはいかない。 上海だけで6000人近くもいることは、偽物の取締りがしっかりしたビジネスモデルになり、さらには個人がやる段階が終わり、企業化しており、取締りはより困難になっていることを示している。 監督部門だけでなく、被害を受ける企業も立ち上がり始めたようです。企業がプロの偽物取締り人を起訴、製品の品質問題は全て公開すべき 武漢市市場監督管理局は、スナック食品の会社「良品舗子」が訴えられた食品の検査結果が出たが、原料は表記された通りで、告発者が訴えた問題はなかったと発表した。同社はこの事件で経営と名誉に損害を受けたので、告発者を起訴すると発表した。 企業にとって虚偽の告発は評判を落とし、当局が問題なかったと発表しただけで挽回できるものではない。同社が起訴することは企業とプロの偽物取締り人との正面対決となる。 ショートビデオの流行で、プロの偽物取締り人は世論に乗ってアクセス数を稼ぎ、虚偽の告発が頻繁に見られる。本来、プロの偽物取締り人は経営者に法律を守らせ、市場を浄化するものだが、近年、不正な金儲けの手段になっている。 調査などには時間がかかるので、損害を抑えるためにプロの偽物取締り人と私的に取引して金を払い、攻撃を止めるよう頼む企業もあり、悪循環になっている。 品質問題が起きた時、もし企業に問題があれば、市場での罰と監督管理部門の処罰を受ける。もし企業に問題がなければ、世論から逃れる必要もないし、悪い影響を恐れて妥協する必要もない。 日用化学品の「百雀羚」も禁止された原料を使っていると告発された。同社はその原料が禁止されるまでは使っていたが、禁止されてからは処方を変えて使っていないと公表した。上海市薬品監督部門も報告を受けて調査し、現在は違反する原料は含まれていないと認定した。 タイムリーに疑問に対応し、調査し、公表することは消費者の知る権利を尊重し、良好なビジネス環境を作るものである。関係部門が公正に処理することは必要不可欠で、企業が正規のルートで解決する道を開き、悪徳のプロの偽物取締り人の生存空間をなくすことになる。
2024年11月27日
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多額のお金を騙し取られる事件が多発：騙される人の気持ちも考えるべき
今は暴力闇バイトが注目されますが、言葉巧みに大金を騙し取る例も少なくありません。報道を見ると、すごい大金を自分から相手に振り込む例があり、私にはとても理解できません。この例の37歳の女性が700万元もの大金を持っていることが不思議です。700万元を引き出そうとした女性が、説得した警察に「私はやりたいの」 上海のある銀行で、37歳の女性教師が700万元の現金を引き出そうとした。彼女はその理由を言わなかったが、警察の調査で、彼女は以前にも不正口座にお金を振り込んだことが分かった。 警察が止めようとしたのに対し、彼女は堂々と言った。「私はやりたいと思ってやっているのです、これを騙されているというのですか？」 洗脳された女性は「これは私のプライバシーで、あなたには関係ない」といい、警察はその口座を保護のために支払い停止にした。そして結局、700万元の損失を食い止めるのに成功した。 説得を聞こうとしないのはこれに止まらない。3月には、上海の某社区で、74歳の母親が騙されたことを知った息子が警察に通報した。 だが、母親は警察の説得を聞こうとせず、地面に跪いて「でももう帰って下さい」。結局9時間も説得を続け、老人はやっと偽の公安、検察による詐欺にあったことを打ち明けた。 電信詐欺では、詐欺師は被害者を誘い、先入観を持たせ、本当の警官に不信感をもたせ、敵対心さえも持たせ、彼らを説得するのを困難にさせる。みなさん、騙されないようにしましょう。 騙される側も、孤立しているなどの問題があり、それに対応して、精神面で寄り添ってあげることが大切だと言いますが、私もそうだと思います。老人の精神的なニーズに注目すべきだ 杭州の75歳の女性に子供はなく、アルツハイマー病を患っていて、2020年から今までに美容院で96万元も消費したことに注目が集まっている。 彼女の親戚や友人は何度も止めたがダメだった。医者は軽度の認知障害と診断したが、美容院では要求をはっきりと伝えることができた。市場監督部門が介入して美容院は36万元を返却したが、こうした件では心理面で考えるべきことは多い。 他にも、保健品詐欺、ダイレクトコマースのペット詐欺など老人を騙す例は多い。杭州の美容院で96万元を消費した老女も、美容保健だけでなく、恐らく至れり尽くせりに世話をしてくれる店員との交流に抵抗できなかったのではないかと考えられる。 2023年末、我国の60歳以上の老人は3億人近く、社会や家庭の構造の変化で、老人は孫の相手をする楽しみも、隣人との往来もなくなり、精神生活は貧しくなった。 老人の精神的なニーズをもっと見える化すれば、銀髪経済を発展させ、老人に適した文化消費の要求にかなうことになる。今年の全国両会で「銀髪経済の発展」が政府工作報告に書かれた。 かつてル・コルビジェは、「偉大な都市は文化的に老人、子供、障害者にいいものだ」と言ったが、上海は早く高齢化社会になる都市として、新しい手本にならなければならない。 次は老人向けスマホの問題ですが、いわゆる電信詐欺ではなく、単なる犯罪でしょう。全国で98万台の老人向けスマホから密かに料金を引落し、金額は347万元！ 常州市の張某は、深センの科技公司の責任者と知り合い、その会社が生産するスマホの基板に勝手に料金を引き落とすソフトを組み込み、その基板を老人向けスマホの生産メーカーに売った。 それらスマホは深センのサーバーから遠隔操作され、老人は勝手にお金が引き落とされ、全国で98万台におよび、その金額は347万元に及んだ。常州市中級法院は、張に懲役12年、罰金30万元、李に懲役10年、罰金18万元の判決を言い渡した。
2024年11月24日
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学校の管理は難しい：校内へ時の身体検査、夜11時からのトイレ禁止、学生会幹部の賄賂
中国のサッカーチームはW杯最終予選で日本に敗れましたが、歓喜の写真がありました。前回の0：7の負けが、1：3の負けと差が縮み、特に得点を得たことを喜んだのです。習さんはサッカー贔屓だそうですが、日本に勝つようになるでしょうか。 さて今日の話題ですが、中国の学校は全寮制が多く、日曜日や休日には実家へ帰る人もいますが、彼らが学校へ戻ってくる時に禁制品を持っていないか厳しい身体検査をするというのです。学校の構内安全の維持は、学生を集団で身体検査するだけでは不十分 雲南省の高校で学生が校内に戻る時に並んで持ち物や身体の検査を受けた。学校は学生の安全のためにナイフ、タバコなど禁制品の検査を実施し、学生や父兄の同意を得ていたという。 彼らは未成年だが生理的、精神的には成熟しており、プライバシーと個人の尊厳を重視すべきだ。検査は同性の教師が行うが、衆目の下で検査を受けることに学生は不快を感じる。 「学生、父兄の同意を得て、異議がなくて実施した」というが、この同意は本当の同意か、ソフトな強制か判断しにくい。学生は学校の管理を拒絶できず、父兄も学校との対立を避ける。 ナイフの検査なら金属探知機を使えば受け入れやすくなる。過度な制約でなく、安全教育、自律能力の育成がはるかに重要である。それは学校の評判を高め、学生の将来に役立つだろう。 学校に厳格な管理を望む父兄は教育の意識が低く、子供のしつけに時間と精力を使わず、学校に任せたいだけだ。だが学校の教育は万全でなく、父兄の指導と手本はかけがいがないのだ。 次も全寮制だからこその問題ですが、学校の先生方は何にも疑問を持たないのでしょうか。高校生が夜11時過ぎにトイレに行くのは重大な規律違反になるのか 夜11時10分ごろ、山西省の雲東中学の学生がトイレへ行ったところ厳重警告処分を受けた。 この学校は毎晩10時20分に自習が終わり、10時45分に消灯する。規定では、消灯してから11時40分までは、特別な事情がない限り、トイレへ行ったり、勝手に動いてはいけない。 それは他の学生の睡眠に影響するという理由からで、どうしてもトイレへ行く場合は、事前に管理教師に知らせる必要があり、そうでなければ厳重警告処分になる。 新入生には10余日の軍事訓練があり、その時に学生手帳で学校の規則を学び、規則を暗記させられる。今回は道徳教育の責任者が、新入生に規律を行き渡らせようと考えて処分を決めたという。 その学生は「夜中にトイレへ行き他の学生の睡眠に大きな影響を与えました」との「自己反省」を書き、1000部プリントして寮内に配布したが、その費用100元を学校の財務に納付した。 喫煙の禁止はいいが、トイレを我慢するとか、水を飲まないとかすれば健康に悪影響がある。 学校は自分の決めたルールで学生を懲戒処分にしたが、その措置も議論の余地がある。学生に「自己反省」をさせるのはいいが、自費でプリントさせるのは、経済的懲罰になる。 学生会の幹部が級友から賄賂をとったそうで、賄賂の習慣は早くから身につくようです。学生幹部が没収したスマホを賄賂をとって返却 河南省の信陽実験高校で、学生幹部が違法に所持していた学生のスマホを没収し、300元の金を受け取ると返却していた。学校は事実関係を調査し、4人の幹部を学生会から除名し、公安の調査結果を待って処分すると発表した。 学校が学生のスマホの持ち込みを禁止し、学生会が学校の許可を受けてスマホを一時的に預かるのは、学校管理への協力と言えるが、金をとってそのスマホを返却するのは恐喝の疑いもある。 彼らは17、18歳、大人社会の悪習に染まり、すばらしい青春に汚点を残すのは悲しいことだ。 汚職役人に比べると300元はたかがしれているが、学生にとっては300元も積もれば少なくない額になる。キャンパスは本来シンプルで清浄であるべきで、金や官僚臭で汚染されるべきでない。 報道によると、この学校の学生会幹部の「受賄」現象は長期に存在したという、学校の学生会の管理が不十分で、学生たちに正確な価値観を育てず、この種間違った気風を放任したのであろう。
2024年11月21日
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国は電動自転車の買換えを推進するも、なかなか進まない
先ずは最近のニュースです。11月14日国連の糖尿病の日でしたが、中国では糖尿病の患者が12.2億人に増えており、体質改善を訴えています。それから中国でもパックご飯が増え、長期保存は大丈夫かと心配の声が出ています、日本のレベルなら問題ないのですが・・・。 2025年の大卒者は1222万人、教育部は全力で質の高い十分な就職を促進すると言いますが？ 経済では、新エネ車の生産が初めて1000万台を突破したなど、10月の経済指標は明らかな回復を見せたそうです。経済にも関係するのでしょうが、来年から法定休日を2日増やします。 それからさっさとうまくやったらということはどこの国でもあるのでしょうが、中国は省エネと経済効果を狙って古い製品を新製品に買い替えると補助金を出しているのですが・・・。電動自転車の買換えはよいことであるが、なぜ早く進まないのか 上海では10月16日から電動自転車の買換え補助金が始まり、補助金は1回限り500元が支給される。この措置は消費を刺激するだけでなく、防火減災の役に立ち、社区の平安に寄与する。 消費品の買換えは党中央、国務院が質の高い発展と言う大局に着眼した重大な決定であり、今年8月末、電動自転車の買換え推進の実施方案が発表された。 目下、電動自転車は全国に約4億台あり、毎年大きく増加している。しかしずっと以前から電動自転車の爆発炎上による火災が多発し、重大な死傷と財産損失を招いてきた。 ここ3年関連の火災は年平均20％増加し、今年の電動自転車の火災は10051件起き、35人が死亡した。その火災の80％は充電時に起きており、電池自体の品質不良以外に、老化した電池の使用や、一部業者がスピードアップなどのため違法に改造することも重要な原因である。 国は安全管理を強化しているが簡単でない。買換えは強制でなく、宣伝、普及の努力が必要である。またこの補助金を機会に値上げして儲けようとする企業や販売店への対策も必要になる。 宅配などの運転手は輸送能力とスピードアップのために改造車を利用する人が多く、交通警察の取締り強化や、古い車体、電池などの中古市場への流入も取締らねばならない。新国家標準の電動自転車はなぜなかなか供給されないのか 北京市は11月4日に、電動自転車の買換え補助金の申請を開始した。だが販売店へ行ってもほとんど品がなく、「メーカーが新国家標準に合うように生産ラインを調整しているからだ」という。 この写真は指定店で、商品がたくさんあるように見えますが、「旧式車で販売できない」「メーカーへの返送品」などと表示され、買うことができないのだそうです。 しかし新国家標準が発表されたのは数ヶ月前、なぜこんなに時間がかかるのかを調査した。 今月から電動自転車のリチウム電池、充電器、電気系統の新しい国家標準が実施され、旧標準の電動自転車は生産販売ができなくなった。その実施の前日、北京市電動自転車製品目録で14種類が発表されたが、それらは今も店には出回っていない。 記者が江蘇、浙江、天津の主要生産地のメーカーに聞くと、製品認証が間に合わないという。新国家標準の3標準は8月末に出そろったが、品質の検査標準は10月20日ごろやっと明確になり、今は多くのメーカーが製品を検査に送っており、混み合っていて時間がかかるという。
2024年11月17日
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習近平思想にもとづいた軍事力の強化が進み、航空ショーでは最高レベルの軍事装備を展示
中国はずっと前からアメリカに対抗できる軍事大国になることを目指してきましたが、その成果が出て、このごろは台湾の武力統一まで言及するようになりました。そうならないことを祈りますが、尖閣周辺への進出も激しくなっています。 次は、ロシアが兵隊の数が不足して苦労しているのを見ているための措置でしょうか。習近平中央軍事委員会主席が「予備兵管理暫定条例」の発布命令に署名 習近平思想の「新時代の中国の特色ある社会主義思想」を堅持し、強軍思想を徹底するために、習近平主席は「予備兵管理に関する暫定規則」を公布する命令に署名した。 この条例は軍事人力資源制度の改革の重要な成果であり、予備兵の管理レベルを高め、質の高い予備兵の隊伍を作る上で重要な意義がある。習近平が空挺部隊を視察：現代化した強大な空挺部隊建設に向けて努力しよう 11月4日、習総書記は空挺部隊を視察した。空挺部隊は軍の戦力と作戦において特別かつ重要な任務を担っており、新時代の強軍思想を貫徹し、戦争の準備と訓練を強化するよう強調した。 集合写真撮影後、装備を視察し、性能や状況の紹介を受け、武器装備体系の改善を喜んだ。そして作戦に応えられるよう、装備の標準化、シリーズ化、実戦化を進めるよう訓示した。 その後、空挺部隊軍事史博物館を参観し、革命年代、抗米援朝の戦役時代、平和建設の時代を経て、一連の任務を果たし、多くの英雄が生まれた話に耳を傾けた。 航空ショーが始まった珠海で、それとは全く関係ありませんが、車を暴走させて35人が死亡する大事件が起きました。他にも無差別事件は多く、なんか不満が溜っている気がします。第15回中国航空ショーが珠海で開幕：壮大な目標に向かって剣を鍛える 中国国際航空宇宙博覧会が珠海で開幕した。2年に一度の航空ショーでコロナ後では初めて。 殲-35A、殲-20S、殲-15Tなど国際先進レベルの国産戦闘機、初めて中国へ来たロシアの第5世代戦闘機Su-57、初参加の人民海軍彩虹-9、彩虹-7など先進無人機、紅旗-19地対空ミサイルなどの武器装備が出展された。 ロシアは最新鋭の戦闘機を出品したり、中露戦略安全協議をしたり、密接さが高まっています。 殲-35Aは中国空軍が初めて出展した中型ステルス多用途戦闘機で、ステルス性能は世界一、戦闘力は同類の海外戦闘機に対抗できる。 商用飛行機C919、C929、月探査機、長征六号ロケットなどの最新成果も集中展示された。 海外からの参加も増え、ロシア、フランス、アメリカ、サウジ、イタリアなどが参加した。 中国兵器集団は我国の陸軍の最高レベルの装備を展示した。VT4A主戦タンク、VT5U軽無人タンク、VN20クローラ式歩兵戦車、防空対ミサイルシステムなど。
2024年11月14日
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国際輸入博覧会閉幕：意向契約金額が800億ドル超
今日は11月11日、「双11」と呼ばれ、昔は独身の日でしたが、最近は大ショッピングの日です。例年、詐欺まがいのことがたくさんありますが、その金額の大きさが華々しく報道されます。 今日は昨日終わったばかりの国際輸入博です。世界中の貿易を増やし、中国の経済発展を進めるものですが、グローバルサウスなどの国を引き付け、中国の影響力を強める狙いもあります。 米欧、日本などからのたくさんの出展がありましたが、アフリカや中央アジアなどの小さな国からの出展もたくさんありました。うまくまとめられないので、ごく一部を取り上げます。 先ずはビッグボスがやってきたというシリーズ報道で、各国のキーマンが中国の重要性を述べ、さらに投資して、共に発展したいなどと発言しました。パナソニックの本間哲郎「百聞は一見に如かず、私は常に日本企業に輸入博を紹介している」 「パナソニックは輸入博に皆勤で、私は6回目だ」。彼は中国日本商会の会長でもあり、いつも日本企業に輸入博は「百聞は一見に如かずですよ」とその重要性を紹介している。 「中国で現地に溶け込む本土化戦略をとり、中国の優秀な若者をR&Dに採用した。中国で18の事業拠点に拡大し、蘇州半導体材料工場は今年基礎を築き、さらに中国投資を拡大する」と述べた。 ソニーは沼音楽を現地化しようと、少数民族のひょうたん（葫芦）を共鳴器にした伝統楽器葫芦絲を元に、ボードコンピュータSpresenseを組み込み、誰でも簡単に演奏できるようにした。 次は資生堂のブースと、オムロンの卓球訓練ロボットです。 中国はこれまで国有企業を優遇しましたが、10月10日に、民営経済を発展させる「民営経済促進法（草案）」を公表し、パブリックコメントを求めました。民営経済促進法草案を発表 習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想の下、社会主義の基本経済制度を堅持し、公平な競争、投資融資、科技創新、規範経営、権益保護、法律上の責任などを規定した。 北京市でもビジネス環境を改善し、プロのクレーマーが金融サービスや監督管理について悪意で告発して利益を得る行為を取締稀るよう条令を修正しました。広東では広東・香港・マカオビッグベイエリアの世界投資大会を開くなど、各地が頑張っています。
2024年11月11日
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農村でのすねかじりをなくすには、若者の収入の道を作り、見栄を張る習慣をなくすべきだ
昨日は立冬で、日本も寒かったのですが、北京も寒く、アツアツの手作り餃子が人気でした。 下の文章にはどの程度一般性があるのか知りませんが、最近のものです。すねかじりというと、私は都市の若者を思っていたのですが、農村にもあるというのです。最近、若者の就職が厳しいということに関係しているのかも知れません。 農村からは大勢の人が都会へ出稼ぎに出て、稼いだお金で農村の両親らを支えるのが一般的ですが、うまくいかず、いつまでも親が子供の面倒を見なければならない例が少なくないのでしょう。 一部農村地区で青年や中年が高齢者のすねをかじる現象が出ていることが調査で分かった。出稼ぎに行って数年たっても家の老人からお金をもらったり、結婚の時や結婚後も老人にサポートしてもらったり、自分の子供の世話ができず、老人から養育費をもらうこともある。 大人になっても経済的に自立できず、父母に資金援助を頼るのは、以前はすねかじりとして知られ、主に都市で発生していた。 最近の調査で、農村のすねかじりは20歳から40歳代にまで広く広がり、稼ぐお金が足りない、家で失業などの形をとる。30歳以上は車の購入や住宅ローンの支払いを親に頼り、一部の父母は子や孫のために自分の養老金を使っている。 その原因は、農村は教育が不足し、学歴が低く、職業技能も限られ、就職競争力が低いためだ。出稼ぎしても報酬が低く経済的に自立できない。故郷にいても、よい仕事はなく、独立できない。特に結婚、住宅購入などの高額の支出は家族の支援に頼らざるをえない。 老人の側も、家庭内の不和を好まず、子や孫を溺愛し、すねかじりに抵抗がない。例え虚栄心からの消費の要求も全力で満足させようとする結果、すねかじりが一種の習慣になったのだろう。 結婚の競争激化も農村のすねかじり現象の一つの要因である。地方では結納金が高いこともあり、結婚させるために、親たちは貯めてあった養老金を使ったり、借金する可能性も高い。 老人の方は、農村地区で収入は限られ、長期にすねかじりされると経済に影響し、自分の生活の質が下がる。若者の方も、長期に依頼すると自信も達成感も失われ、全家庭にとって長期のすねかじりは、世代間の摩擦を生み、親子関係が疎遠になり、家庭崩壊に至る可能性がある。 農村のすねかじり族はみながのんびりとすねをかじっているわけではない。多くの人はやむを得ずかじっているわけで、老人が困ったことになった時、罪悪感がないわけではない。 自立精神のある農村の中青年が父母の支援に頼らずに幸福な体面ある生活を送るためには、収入を増やして、支出を減らす必要があるが、これは絶対に個人の力だけではできない。 記者が取材した多くの専門家が建言したように、農村のすねかじり現象をなくすには、総合的な施策で、農民が近くで市民となれるよう保障し、結婚のコストを下げ、徳を尊び、善を目指す風習を広め、自立自強の意識を強める必要がある。 「農民が近くで市民となれるよう保障する」には、都市部と農村部の統合を加速し、産業構造をよくし、同時に職業教育訓練を強化して、中青年農民の技能を高め、彼らに多くの就職の機会を作って収入を増やす必要がある。 「徳を尊び、善を目指す風習を作る」には、郷村の統治を改善し、お互いに比べ合ったり、高い結納などの悪い風習を改善することによって、中青年農民の負担を軽くする必要がある。
2024年11月08日
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最近のいくつかの話題
習近平さんの記事はずっと前から必ずと言っていいほど毎日、それも一面、二面に大きく報道されますが、同じことの繰り返しが多く、また面白くもないので私はほとんど読んでいません。 最近、スペインで大雨で洪水になり大きな被害が出た時は、習近平さんはすぐにスペイン国王に慰問のメッセージを送りました。また外国訪問や外国の賓客があれば、ものすごく報道します。 日本では首相の外国訪問は大きく報じますが、外国の重要記念日や災害などには何らか対応していると思いますが、余り報道されません。日本は民間の報道が多く、報道の姿勢が全く違います。 中国も経済振興のためにインバウンドを増やしています。ビザ取得の簡素化や免除をし、しばらく前からドイツ、フランス、スペインなどはビザ免除をし、訪問客が増えたといいます 今度新たに9ヶ国にビザ免除を始めましたが日本は含まれていません。ここにも中国の日本に対するメッセージが含まれていそうに思います。中国はフィンランド、アイスランド、韓国など9ヶ国にビザなし入国を試験的に実施 11月1日、外交部定例記者会見で、林報道官は、人的往来を便利にするために、2024年11月8日から、スロバキア、フィンランド、デンマーク、韓国など9ヶ国のパスポートを持つ人がビジネス、観光、友人訪問などで中国へ来る人に15日間のビザなし入国を試験的に実施すると述べた。 最近、神舟 十九号有人飛行船の宇宙ステーションとのドッキング、クルーの交代成功は日本でも大きく報道されましたが、宇宙技術ではもう中国に敵わないのかもしれませんね。 日本では今年、各地に熊や猪がたくさん出て、被害が出ましたが、中国も同じで、猪の出没が増えているようです。人間が彼らの生活の場所を奪った結果が大きいのだと思います。猪の氾濫に対しては、生態系の管理から答案を探す必要がある 最近、猪が多くの地区で現れ、人を傷つけ、物を壊している。10月27日には南京で高速列車が猪と衝突し、整備士が故障を確認するため下車した時、隣の列車にはねられ死亡した。 野生動物の保護の観点から、殺傷は厳しく制限されており、他方、猪の繁殖力、適応力は強く、さらに天敵の減少で数が増加しているのだ。 このため国家林草局は2023年に猪を野生動物保護の範囲から外した。今年1月、全国の猪の数は200万頭で、被害は26省に及んだ。農村では作物が被害を受け、都市では人の生命財産を脅かす。 都市部が拡大し、人の生活圏に猪が出現することは避けられない。野生動物の通り道を作り、人の生活圏から隔離したり、都市を盲目的に拡張せず、野生動物の生存空間を残す必要がある。 次は全く関係ないのですが、中国も余裕ができて、ペットが増えているようです。上海でペットのファッションウィークが開幕 10月25日、上海ペットファッションウィークが開幕した。人とペットのファッションに焦点を当て、ペットチャンピオン、ペット論壇、ペットマーケットなどが開かれた。 以前、中国でもコーヒーが流行り、値段が上がるのではという記事を紹介しましたが。コーヒーを飲みながら大学で本科の授業を受ける 雲南農業大学は「コーヒー科学と技術」専攻を作り、コーヒーの品種、豆の選別、焙煎、コーヒーの抽出、淹れ方などを教え、フレーバー、焙煎と評価などの専門知識を持つ人材を育て始めた。 我国のコーヒー産業は目覚ましく発展しており、全国11の省市区からこの大学で学んでいる。 仿膳飯庄は北海公園にある宮廷料理を出す店で、昔、熊の手など食べたことを思い出しました。仿膳茶社が北海公園の元の位置に再び登場 仿膳飯庄にかつての仿膳茶社が再び登場し、手頃な価格で宮廷菓子を提供するようになった。清王朝末期から中華民国初期の宮廷文化に根付いた美食文化は多くの観光客を引き付けている。 店内に入ると、明るい黄色のメインカラーに調和した古典的で優雅な装飾が出現する。カウンターには、宮廷風味の各種菓子類や点心、杏仁豆腐やシャオビン（焼餅）などの主食もある。
2024年11月05日
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進学の方法は多様になったが、入試点数が低くても入れるという内外合作の大学は大丈夫か？
もう来年の大学受験の話題が出始めました。昔は全国統一の大学入試を受けて進学するか、海外留学するかでしたが、最近は内外合作の大学ができるなど、進学方法が多様化しています。 昨日、習主席が就職は非常に重要だからしっかり取り組めと発破をかけたとの記事を見ました。今は大卒のいい就職先がなく、親も子供の進学をどうするか悩んでいることでしょう。内外合作の大学は本当に入試点数が低くても入れるのか？ 伝統的な大学入試以外の道を薦める宣伝がネットに出ている。国際的な大学の本科、内外の合弁、中学から大学本科までの直通コースなど百花繚乱で、父兄はよい情報の収集に余念がない。 「内外合弁の国際本科で学べば、在学中に外国へ行く必要はなく、費用が安く、普通の家庭でも可能」・・・などの情報を高3学生の母親林さんは最近、何度も見た。 その中の北京理工大学に関するものに林さんは心を引かれた。「子供の成績は普通、北京理工大学への入学は難しいが、内外合作に応募すれば合格できるかも？」 同大学には確かに米ユタ州立大学との「国際経済」コースがある。大学入試成績が当地の大学入試の本科合格最低点以上、かつ英語、数学の成績が60点以上で、24年の最低点は490点だった。 4年間の学費は39万元で海外留学より安い。ユタ州立大学の学生とされ、学籍と学位授与はユタ州立大学が行い、北京理工大学は何の証書も出さないので、メリットがあるかどうか分からない。 内外合作で他に人気があるのは、上海ニューヨーク大学（NYU上海）で、卒業生は同校の学位証、卒業証書、および米ニューヨーク大学の学位証の3つを取得できる。 高校の毎学期の成績、獲得した賞状、英語テストの成績を郵送し、パスすれば、来年のキャンパスデーに招待される。そこで合格すれば大学入試成績が省の本科合格ラインに達すれば合格になる。だがこれは容易ではない。シンガポールへの留学 中学から本科まで一貫で進めるという話もある。それは中国に近いシンガポールである。 「80万元払えば高校入試や大学入試の心配なしに、シンガポールの南洋理工大学に入れる」「シンガポールの高校は初級学院と呼ばれ、大学予科に相当する。中国の義務教育を終えると、直接シンガポールの初級学院に入れ、最終的に大学に入れる」というが本当だろうか？ 白さんは2002年に国内の初級中学卒業後、シンガポールへ行って勉強し、シンガポールに定住している。彼女は、上の宣伝は間違いで、初級学院も大学も受験が必要だったという。 今は多くの選択肢があるが、留学について信頼できる公的機関がなく、業界の専門家が情報を収集更新し評価、推薦する。だが利益競争から、同じプログラムをいいという人もけなす人もいる。 だから親か子供自身が専門家になることが最善だ。どの学校も公式サイト、募集パンフレット、相談電話で自分で調べられる。低い点数でも合格などとあれば、しめたと思わずに、よく考え、警戒する必要がある。 海外留学には危険も伴います。中国留学生がタイで誘拐され、身代金を要求されたが、無事釈放に 先日、3人の中国留学生がタイで身代金目的で誘拐されたが、後に救出された。 タイ警察によると、彼らは新学期の始まりを待つ間、仕事を探していて、メーソートまで誘われ、150万バーツの身代金を要求されたが、交渉して最終的に47万バーツ払って釈放された。その後、森林の中で当地の農民に発見され、負傷はなかった。 次は春頃の記事ですが、アメリカは最先端、軍事などの情報流出を心配しています。中国の留学生に政治的目的で嫌がらせ、尋問、送還を繰り返すアメリカ 中国の留学生がサンフランシスコ空港で20時間以上拘束され、順繰りに尋問された。 毛寧報道官は、「アメリカは政治的目的で、頻繁に尋問、送還している。イデオロギー的偏見があり、本人の権益を侵犯し、正常な人の往来を阻害しており、中国側は断固反対である」 アメリカは常に開放、自由を誇示し、米中人文交流を重視し、中国の留学生を歓迎すると言いながら、中国の留学生を選別し、差別する。未だに冷戦時代の思考が残っている。
2024年11月02日
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世界の新しい秩序を目指す
先日のBRICSの会議は連日大きく報道されましたが、日本の報道も多かったので省略しますが、中国式現代化とグローバル化の新モデルを作るんだという主張が目につきました。 これまでは経済独占のグローバル化だったが、今後は経済平等のグローバル化の時代になるといいます。G7が主導する体制に満足できない国は多く、BRICS参加を希望する国も増えるでしょう。 かつて習さんは、習・オバマ会談で太平洋を二分しようと言いましたが、ノーベル平和賞のオバマさんは平和が大切だと何もしなかったので、中国は南シナ海を軍事要塞にしてしまいました。 でもいずれアメリカを凌駕したいと思っても、今の経済状態では対立はしたくありません。習近平主席が米国上院の超党派代表団と会見、米中関係が人類の前途、命運を決定 10月9日、習主席は人民大会堂で米国上院の超党派議員団と会見し、米中関係は世界で最も重要な二国間関係で、いかに付き合うかが人類の前途と命運を決定すると指摘した。 競争と対抗では、自国の問題も世界の問題も解決できない。中国は両国の共同利益は、対立よりもはるかに大きいと考えている。広い地球は米中両国の発展、共同繁栄を可能にする。 中国は世界の科学技術でリーダーシップを取りたいと、色んな催しをして外国人を招きます。2024世界トップ科学者論壇開幕 上海で2024世界のトップ科学者論壇と表彰式が開催され、世界の300人近い科学者が招待され、ノーベル賞受賞者11人を含む海外トップ科学者、中国の院士と上級科学者、および約100人の内外の優秀青年科学者が、対話交流を通じて、国際合作を強化し、科学の発展を促進する。 今回は「卓越科学（Excellence in Science）」をテーマに、卓越科学の意義、本質、実現の道筋を掘り下げ、青年科学者大会、「She（女性）」論壇、メビウス論壇、科学T大会などを開く。 この論壇では特に女性がクローズアップされました。 生命科学、知能科学、物質科学の三大領域で初めての科技創新卓越事例セミナーが始まり、質の高い科学創新の事例を選定発表し、科学者、創業者、企業家、投資家、政策制定者などの創新主体が実際の価値がある交流を行う。 中国はアメリカよりはヨーロッパの方が付き合いやすいと考えているように見えます。日本は昔から政経分離でしたから、あんまり重視しているようには見えません。中国・欧州人材論壇を北京で挙行 昨日、中国・欧州人材論壇が北京で開催され、北京市市委尹力が出席し挨拶した。 尹力は北京の人材発展を長期に支持してくれたことに謝意を述べ、人材は第一の資源で、習総書記も非常に重視し、中国政府は世界の重要な人材センターを建設すると述べた。中国と欧州は世界で最も重要な経済体で、戦略的パートナシップとして人材交流合作の余地は大きい。 北京はさらに一流人材が発展する環境を作り、夢を達成するのを助ける。知財保護、入出国、外貨使用、支払いを便利にし、北京で安心して働き、生活できるよう支援する。さらに国際交流合作を進め、世界トップ級の創業大会、大学や研究機関との合作などで、質の高い発展を図る。 開会式では、フランスの元首相ピエール・ラファランがビデオスピーチを行い、外交部副部長、スイス駐華大使、北京大学校長などがスピーチした。
2024年10月29日
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高所からレンガを投げて人を死なせた男に死刑執行：なくならない高所からの物体投下
学校の食堂の安全衛生問題、次々と新規設備を投入するが一向に改善されないごみ処理問題などと共に、高所からの物体の投下もずっと昔から問題になっているのですがなくなりません。 ビルの上から物を投げたり、飛び降り自殺を図って、通行人を死傷させた事件は確か日本でもあったと思いますが、中国は広い国ですから件数も多いです。 今回は若者が生活に困り、自殺の勇気はなく、人が死ねば死刑になると思ってやったと言うから怖い話です。こんな状況で中国へ行く気にもなりませんが、それほど経済が悪いのでしょう。 中国人も東南アジアから電信詐欺をしたり、仮面強盗をしますから、日本で今流行のスマホで若者に指示して強盗や殺人をやらせる「トクリュウ」犯罪も中国にもきっとあるでしょう。長春の高所から物体を投げ捨てて人を殺した事件で、被告は死刑に 昨年6月、28歳の女性が長春の夜市のグルメ街で、上空から落下したレンガが頭に当たり死亡した。犯人の男は数日前から、高層ビルから5リットルのペットボトル2本、開封していないコーラ缶3缶を投げて、別の2人に命中させていた。 長春検察によると、20歳過ぎの被告周某は自活できず、厭世観が起きて社会を敵視する気持ちを持つようになり、高層ビルから物体を投げ捨て、地上の不特定者の生命を奪おうとした。 事件発生の10日以上前から、周某は長春で部屋を借り、事件当日、彼は地上の人に向けて8つのレンガを投げ、そのうちの1個が被害者の頭部に命中した。 この死亡事件以前にも、周某は何度も物体を投げ捨てていたのですから、市場の管理者、公安がもっと警戒していれば防止できた可能性がありますから、彼らにも責任がありそうです。 法医学の鑑定では、周某が事件を起こした時には、精神疾患はなく、完全な刑事責任能力があったので、検察は起訴した。 昨年末、長春市中級法院は周某に死刑判決を下し、政治権利を終身剥奪とし、被害者の家族に葬儀費用4万元の支払いを命じた。最高人民法院は死刑と裁定し、周某はすでに死刑執行された。 被害者の姉は、「周某は法廷で、自殺の勇気がなく、人を殺して死刑になりたかったと述べ、判決に異議を唱えなかった」、「その後、彼の父母は彼が死刑執行されたと聞くと泣き出し、もう何を言っても遅いと言って、我々に謝罪もしなかった」と話した。 そして家族は、レンガを投げた男だけでなく、不動産管理者、夜市の管理者なども責任を負うべきで、さらには関連部門の責任も問いたいとの考えを示した。 この判決は具体的な司法事例で市民に法律の教育を行ったと言える。高空から物体を投げることによる危害を誰もが本当に理解しなければならない。 最高人民法院は2019年に、故意に高空から物体を投げれば、危険な方法で公共安全に危害を与える罪、故意傷害罪、故意殺人罪によって処罰し、同時に管理企業の責任も追及すると明確にしていた。
2024年10月26日
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学校や教育機関の運営でのいくつかのひどい話
学校はやや閉鎖的なところですから、問題が表面化されることを嫌います。学校側が父兄や学生、生徒に学校の悪い点を公表しないように要求することはしばしばあります。今朝の記事には、簡単に問題を暴露できるので、まともな学校や教師を傷つけるので、何らかの制限も必要ではないかとの意見がありましたので、追記します。父兄に「学校の悪い話」を外にするなと言った校長が停職に 広東省掲陽市の学校の校長が父兄会で、「学校の悪口を言ったり、監視カメラに関していい加減なことを言えば自分の墓穴を掘ることになる。校内の問題は校内で解決すべきだ」と警告した。 その後、市教育局は校長のその言説は本当だったと確認されたので、すでに校長を停職にし、書面で自己批判をして父兄に謝罪することを要求したと発表した。 家庭と学校の関係には難しいところがあり、父兄の立場は微妙である。たいていは父兄は学校の取り決めに従うが、時には対立が起き、話し合いで解決できないと大きな話題になる。だが問題の公開は改善の契機になることもありそれほど恐るべきことではない。 父兄だけでなく、生徒も問題を指摘することは許されるべきだ。少し前に杭州の小学生が「学校の食事問題を発表したら、学校から思想教育を受けた」と暴露して、注目された。 当時メディアは、色々考え、発言するのは成長が期待される人材であり、つぶすのではなく、成長を助けるべきだと論評した。父兄や生徒に「悪い話」を許さない学校でよい教育ができようか？ 最近、スポーツジムなどで前金を払ったのに、つぶれてしまったという記事を多く見ます。中国文化の教育機関が突然営業停止、生徒の父兄は「多額の前払金を使わない内に倒産した」 書道、中国画、古筝などの伝統中国文化の教育を主とする「秦漢胡同」は22年も経営を続けてきた有名な教育機関だが、全国各地で大規模な閉鎖を始め、生徒と父兄が返金を求めて訴えている。 記者は授業料の返還を受けられない多くの生徒と父兄、給料が未払いの教師を取材した。 今回の閉鎖は非常に突然で、直前まで授業料の納入をしていた人がいた。深センの劉さんは「14800元払って子供の竹笛クラスの88時間分の授業料を払ったが、30時間分以上が残っている」 鐘先生はここの教師だが、7月、8月分の給料は支払われなかったので、全く予兆がなかったわけではないが、閉鎖になるとは思わなかったという。「私は日曜日に、営業スタッフと共に、父兄に授業料納入のお願いをした。ところが月曜日には噂が出た」 同社は公式アカウントに「生徒および父兄への手紙」を公表した。「去年から会社経営に問題が生じ、創業者らが、色々な措置を講じ、給料を払い、今年の上半期は税金、社会保険料も支払った」「だが今年8月中旬、一部社員が『倒産』発言を流し、一気にパニックが起こった」 弁護士は、前受金を当面の給料や家賃などに使ったのが問題で、キャッシュフローが不足になった可能性がある、もし資金の不正流用や職務横領があれば刑事事件の可能性もあるという。 学校の食堂で衛生問題が起きることはしばしばあり、以前に食事からネズミの頭が出たなどという記事を紹介しました。しかし最近も昆明の学校食堂の腐った肉事件がありました。 8月に食堂運営を業者に委託した後、肉の冷凍保存に問題が出て、腐った肉を出して、異臭がし、下痢を起こした子供が出ました。委託に際し不正があったのかどうかは書かれていません。 しかし、ごくわずかの人を処分しただけで、子供の被害の調査など全くしていないとして疑問が残り、今後どのように信頼を取り戻していくのか見守る必要があるなどと書いてありました。
2024年10月23日
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「女性が天下の半分を支える」中国でも、女性の地位は依然低い
日本でも女性の地位の低さがよく問題になりますが、毛沢東が「半辺天（女性が天下の半分を支える）」といった中国でも、女性の地位は高くない事象はしばしば見られます。公的試験合格を目指す教育機関の低俗な宣伝に強い批判 職業教育の華図教育の宣伝文句が批判された。「あなたが努力しなければ、あなたの娘があなたと同世代の男性に抱かれ、努力すれば、同世代の男性の娘をあなたが抱けるかもしれない」と、勉強して合格を目指すよう促した。 同社は女性教師の授業のPPTの文句で、会社の宣伝ではなかったと釈明したが、そんな教育を受けた人が公務員になってよいのか。教育は知識を伝えるものだが、根本は正しい価値観を持たせ、人間として育てることである。 上司が部下に、自腹で朝食を用意させるなど、ちょっと考えられません・・・。上司の不当な要求にあらがった部下の女性 「朝は瑞幸のコーヒーと卵1個、ミネラルウォーターを常に準備しろ・・・」、上海のある教育訓練会社の女性教師が、上司に朝食を出すよう要求され、断ると、処罰されたとSNSに暴露した。 実は彼女はこの問題を社内のグループチャットで訴えたのだが、管理者にブロックされていた。 記者が会社に聞くと、その上司は労働契約を解除され、女性教師は在職中だとのことだったが、もしSNSが注目されていなかったら、女性教師の末路は想像に難くないだろう。 昔は日本でも結婚式の後で、友人や同僚がストームと称して押しかけた時代がありました。新婦を電柱に縛り付け：結婚式で過度に騒ぐのを習俗として当たり前にすべきでない 最近、山西省で「花嫁が電柱に縛りつけられた」という動画が物議を醸した。 結婚式で騒ぐのは長い間の伝統風俗で、大部分は節度を守っているが、時に女性の気持ちを考えず、低レベルで野蛮に振舞う人がいる。だがひどいと処罰の対象になりうる。 かつては結婚式や春節には派手に爆竹を鳴らしたものだが、何度も啓蒙し、今は大いに改善された。喜び事で行動が過激になる場合は、参加者もノーと言うべきで、過度に寛容ではいけない。 中国では共産党のトップ24人の政治局員に、2022年から女性はゼロになり、政治面ではどこでも男性が権力を持っています。次は珍しく女性に味方する条例が作られたという話です。女性保護の特別規定、女性への愛護は時代と共に進む 雲南省は最近、雇用者は採用に際し、基本的な個人情報以外に、婚姻や出産の状況を聞いたり、調査してはならない、セクハラのない職場環境を提供しなければならないなどと規定した。 我国の法律は男女平等だとしているが、女性は生理的な特性から、労働で特別な保護を必要とする。調査では、6割以上の女性が結婚、出産の状況を問われ、就職を断られた。中には、3年内は出産しないとの約束で採用した場合もあった。 大学生の就職状況が厳しい中、国も地方も就職を増やそうとしています。上海では今秋初めての大規模な就職説明会を開き、1200余社が参加し、3万人以上の求人をし、多くの学生が参加しましたが、女子学生も平等に扱われているのでしょうかね。 そんな中、女子大生を対象とした行事もありますが、具体的なことは分かりません。上海市女子大生の創新創業大会がスタート 6月13日、2024年上海市女子大生の創新創業大会がスタートした。創業グループと創意グループに分かれて、市内の現役女子大生と、卒業10年以内の各地の女子大生を対象とする。 組織委員会はオンラインと現地を組み合わせて決勝に残ったテーマに集中トレーニングと指導を行い、優秀テーマにはエンゼル資金援助、融資プラットフォームの紹介などをする。過去3年、累計2651件の応募があり、創業訓練などを通して、創新精神と創業能力を高めた。 次は医療のオープン体験デーの一つとして男性に陣痛の痛みを体験させたという話です。生命の秘密を知るためのオープン体験デー：父親は何級までの陣痛の痛みに耐えられるか 上海市の「市民健康科学普及ウィーク」と「医院開放日」の分会場の一つとして上海市第一婦人嬰児保健院は、市民に医療業務の日常を深く知ってもらうオープン体験デーを開催した。 今回は、二人の間もなく父親になる人が妻と共に参加し、分娩の痛みを体感した。一人は最後まで我慢し、「この痛みを知れば、子供を育むのは簡単じゃないと分かる。みんなが奥さんをいたわり、大切にすることを希望します」
2024年10月19日
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外国語学習が盛んに、認知症予防にも効果？
先日、石破首相がASEAN首脳会議で外交デビューし、中国の李強首相とも会談しましたが、中国では同じ時期に中国で開いた中国国際友好大会の報道が圧倒的に目立ちました。 この頃は中国人は日本だけでなく世界中の国へ旅行に行きますから、英語の必要性を痛感しているのでしょう。2000年頃までは、中国の新聞でローマ字をみることはほとんどなく、ソニーを「索尼」と漢字で書いていましたから、隔世の感じがします。老人のための英語クラスを開講、教えるのは海外旅行に必要な内容 「今日は海外旅行の英語を勉強します。最初の場面は‘airport’で、チェックインは‘check in’です」、海淀区の甘家口街道が老人向けの英語クラスを市民活動センターで始め、歓迎されている。 「私は68歳で、子供の頃から英語を勉強するチャンスはありませんでした」「英語クラスはたくさんあるけど、老人向けはありません」「市民活動センターは、近くて便利です」などと好評だ。 この市民活動センターでは近年、ビーズ、中国画、ダンス、合唱・・・など豊富な文化芸術のコースや活動があり、この秋の新学期から英語クラス設置の希望が出ていた。 市民活動センターは、「北京冬季オリンピックの時に英語クラスを開いた。今回は街道事務所の英語の達者な人が教師となるが、今後状況を見て、専門の教師を雇うつもりだ」と言う。 センターが事前に英語クラスについて、希望や意見を聞くと色々とよい提案が寄せられた。 「妻と外国旅行した時に外国語ができなかったので、外国旅行に役立つことを学びたい」「老人は余り深い内容を学ぶ必要はなく、英語で日常の交流ができればよい」「1回の内容が多すぎるとマスターできないと思う」 老人の要求に応じて、授業内容は主に日常の生活のシーンに焦点をあて、授業は2週間に1回とし、十分復習できるようにした。教師は仕事の空き時間に、色々なシーンで常用される英語の単語と文章を整理し、プリントアウトして受講生に配布した。 すでに授業は2回開いたが、参加者は熱心で、参加者も増えている。王さんは毎回熱心にメモをとり、「内容が実用的です。覚えるのに時間がかかるけど、先生は辛抱強く、何度も私たちに読ませ、雰囲気がいいです。みんな相互練習し、収穫が多いので、今後も毎回来ます」 外国語を話すことが脳を鍛え、認知症予防になるとは知りませんでした。私は中国語を読んでいますが、話すことは長い間やっていないので、脳を鍛えることにはなっていません。 この記事を見た後、日本のテレビで、認知度改善には麻雀がいいとか、eスポーツは脳トレになるとか言っていたので、脳を鍛えるのは世界的な関心事になっているのかもしれません。中国人に適した大脳の健康運動を探索、バイリンガルの訓練で老人の認知能力を向上 “Happy Birthday！” 養老サービスセンターで、上海交通大学のプロジェクトチームが、老人たちに英語を教える。ここでは実用的な場面での対話、歌唱などで老人の口を開かせている。 これは国際的に先端の認知科学理論に基づいて老人の認知障害の予防、遅延をするための研究と実践である。「バイリンガルの学習と訓練は老人の認知障害の予防と遅延のための有効な手段だ」 プロジェクトリーダーは、モノリンガルの人と比べ、バイリンガルの認知障害の発病は4-5年遅く、バイリンガルの人が脳卒中を起こしても、失語症状の程度は軽く、回復が速いという。 彼女はケンブリッジ大学の博士課程で、言語と健康に関する研究を行った。その後上海交通大学で、言語学、心理学、脳科学などでチームを作り、「中国語と英語」「方言と普通語」などの組合せで、中国人に適した健康言語学を作ろうとしている。 上海方言には声調が5つあり（普通語では4つ）、学習の難点だが、チームは「愉快に普通語を学習」のプログラムを作り、方言しか話せない老人に普通語を教えたりもしている。 「言語学習と訓練と健康の関連の研究は始まったばかりだ。身体の鍛錬に運動が必要なように、言語は大脳を鍛錬する手段で、私は中国人に適した大脳を鍛える健康運動の研究を進めたい」
2024年10月15日
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中国の伝統的な祝日、重陽節に際し、いくつかの老人に関する話題
中国には昔から旧暦9月9日、今年は10月10日が重陽の節句で、爽やかに山に登って遠くを眺め、また古くからの敬老の日です。上海では10月を「敬老月」として、多彩な活動が行われます。 何かあれば習さんが出てくるのが中国ですが、重陽の節句でもボランティアを励ましました。養老年金の不足が言われ、定年延長が予定される中、老人が元気に働くことは重要です。重陽節に際し、シルバーエイジアクションのボランティア代表を激励 習主席は、老人は党と国家の貴重な財宝であり、老いても壮健で、進取の気持ちを持ち、中国式現代化に貢献するよう強調した。各級党委と政府に、高齢者を重視した政策措置をとり、よい社会環境を作るよう指示した。 シルバーエイジアクションは2003年に始まり、全国で700万人以上が参加し、老人を支援する重要な組織で、その代表者が習主席に状況を報告し、中国式現代化に貢献する決意を述べました。復旦大学が健康に100歳になれる鍵を発表：禁煙、定期的な運動、多様な食事がやはりよい 健康的な生活は病気の発生を減らすが、80歳以上の高齢者の研究は少なかった。彼らの生活方式を研究すれば、より効果的に健康寿命を伸ばし、社会福祉政策を作る上で重要な意義がある。 アメリカ医学会雑誌に、復旦大学が「健康的な生活方式と百寿老人になる可能性」を発表した。 研究チームは1998-2008年の間調査に参加し、追跡期間中に100歳まで生きると予想された80歳以上の高齢者の考察をした。研究参加者は5222人で、1454人が100歳まで生存した。 健康な生活を評価するために、喫煙、飲酒、食事、運動、体質指数（BMI)の5つの要素を調べ、喫煙、定期的な運動、食事の多様性は100歳まで生きることと顕著な関係があることが分かった。 中国にも各地にたくさんの老年大学がありますが、入学希望者が多すぎるのが悩みです。老年大学の入学希望者が多すぎる問題をどう解決するか 「中国で入学が最も難しい大学は北京大学や清華大学でなく、老年大学だ」。これは戯言だが、上海老年大学が秋季学生のオンライン募集をすると、枠は数秒で埋まってしまった。 近年、老年大学の入学が難しいことはもはやニュースにもならない。2020年の国勢調査の結果では、60歳以上の老人は2.64億人で、老年教育を受けられる人はわずか5％ほどしかない。 中国老年大学協会の最新統計では、全国の各種老年大学は7.6万校に達し、学生数は2000万人以上になっている。それにも関わらず高齢社会がもたらす巨大な需要には対応できない。 人気があるのは、年間わずか数百元程度で、質が高く、内容が豊富な学習ができ、社交もできるということで、退職後の人間関係の縮小による精神的空洞を埋めることができるからだ。これが老年大学がオンライン授業をしても人気が出ない原因である。 下はある老年大学の写真ですが、ちょっと高級そうな感じがします。 eスポーツは日本より中国の方が普及しているかも知れませんが、高齢女性もやっています。eスポーツおばあさん 王文芳さんが最初に上海に来たのは2005年で、道を歩いていると「おばさん」と声をかけられた。次に再び上海へ来た時には「おばあさん」になっていた。今回は「元夢之星」eスポーツ競技に参加するためで、ライトアップされた舞台の中央にいた。 一緒に来た仲間は78歳の張鳳琴、ゲーム界では二人は有名だが、年齢のせいではない。彼女たちには腕前がある。最初は張さんが、養老院のゲームのコースで夢中になった。王さんや他の仲間を引き入れ、プロのコーチを見つけ、驚くほど早く腕を上げた。 ゲームを始めると、孫との距離が縮まったが、最初は「ゲームは子供の勉強に影響ある」と思い、抵抗があった。だが勉強の後にリラックスのために、節度を持ってやれば有益だと分かった。 他の記事を見ても、養老産業については高齢先進国日本への期待が大きいように思います。養老産業を開放し、技術をうまく使えば大きく発展できる期待がある 最近、養老サービスについて2つのニュースがあった。一つは、民政部が新技術の運用を探索し、養老サービスの監督を強化したことである。もう一つは、国務院が瀋陽、南京、杭州、武漢、広州、成都の6都市で養老領域に外資の参入に同意したことである。 養老サービスの発展につれ、品質と安全、従業者、養老資金、運営秩序、突発事件対応などの領域で各種リスクが顕著になり、老人を騙したり、虐待する行為を厳罰にし、養老サービス機関の質を高める必要が出てきた。 一例として、北京西城区の知能養老プラットフォームがある。区内の36の養老機関の1000以上の監視カメラの信号を集め、AIアルゴリズムで、人員の流れ、火災、転倒、行方不明などのリスクを予測、判断し、スマート監督の切り札になる。 対外開放について言えば、中国より高齢化が進んだ国があり、養老産業の経験が多い。外資参入を広げれば、より多くの資金を導入でき、先進的なサービスがやってくる。 技術以外に理念の面でも学ぶことは多い。例えば、老人の世話をする人に一息つかせて休ませることろ実践するとか、犬や猫を入れて老人を楽しませるという考えもある。国内の養老産業のレベルが上がれば、大きな利益があるだろう。
2024年10月12日
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国慶節の長期休暇が終了、期間中のいくつかの話題
この休暇中各地の大変な人出が連日報道されました。北京では天安門広場や先日世界遺産になったばかりの中軸線、長城などいっぱいあり、祝日を楽しむ幸せな様子がたくさん示されました。 次は湖南省衡陽市の様子ですが、上海でもどこでも同じようでした。 それからこの期間中、二つの大きなスポーツイベントがあり、連日熱狂的に報道されました。 一つはWTT中国大満貫賽（WTT China Grand Smash）という卓球の試合です。これは国際的な大会で、日本からも参加があったようですが、日本ではほとんど報道されませんでした。 もう一つはテニスの試合で、二つのイベントを合わせると、1.4億元の入場料収入があったと報道されました。また合わせて食住、ショッピング、娯楽などの消費も非常に多かったとのことです。 その他、住宅や車を見に来た人も多く、連休明けには株価が急伸し、株式口座を申し込む人もすごく増えたとか、中国経済の先行きは明るいという記事ばかりでした。 今年は建国75周年でしたから、すぐに中華人民共和国を承認した国は、国交樹立も75周年になるわけで、首脳間で祝賀メッセージを交換しました。石破さんは中国へ何かメッセージを送るような余裕はなかったでしょうね。中露国交樹立75周年に際し、両国首脳が祝賀メッセージを交換 習主席とプーチン大統領は10月2日、国交樹立75周年を祝うメッセージを交換した。 習主席は、中露関係の発展を重視し、プーチン大統領と共に努力し、全方位で着実な合作を拡大し、両国の質の高い発展と現代化建設を促進し、世界の平和安定の維持と、人類運命共同体構築に新たな貢献をしようと表明した。 プーチン大統領は、我国は世界で初めて中華人民共和国を承認し、緊密な両国関係は時の試練に耐えたと述べた。今や露中関係は史上最高関係にあり、公正な多極世界の構築を進めている。 北朝鮮も中朝国交樹立75周年ですが、どういう訳か、少し遅れて10月6日に、両国首脳は祝賀メッセージを交換しました。 次は、題目を見たとたん台湾のことを思いました。習近平さんは毛沢東ができなかった台湾統一を実現し、中華人民共和国最高の人間になりたいと思っているはずですから。すごく長い記事でしたが、ダイジェストだけ読むと、台湾は直接書かれていませんでした。習近平の時間観 中華人民共和国は建国75周年を迎えた。この75年は、中華文明の長い時間の歴史の中で、壮大な歴史の時間になる運命にある。 時間について、習近平主席は深い思考と深い自覚を持っている。長い時間観で過去、現在、未来を思考し、長い時間軸で国を治め、よい政治を行い、弁証法で時間の運用を把握し、貴重な時間を祖国と人民に捧げる・・・１ 私はいついかなる時もそのような歴史観を持つことを自分に言い聞かせている２ 我々の時間の理解は、100年、1000年を考えるべきだ３ 急いではいけないし、待っていてもいけない４ 我々は時間を先取りし、時代をリードしなければならない
2024年10月09日
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ユニクロがコストパフォーマンスが高いものに取って代わられる：生活方式の変化によるものだ
ユニクロは中国でもうまく行っているものと思っていましたが、非常な価格競争にさらされているんですね。圧倒的に数が多い中小所得者の収入が減っていることが原因のようです。 ユニクロの親会社迅銷集団が発表した財務報告によると、今年の総収入と総利益は順調に伸びたが、総収入の22.1％を占める大中華地区の第三四半期の営業収入は減収、利益は大幅に減少する。 同地区の潘CEOは、前年同期の好調な業績で、ベースが高くなっていたので、今年業績が下降したと分析した。その他、天候不良や競争激化で、各店舗の業績にばらつきが出て、さらに商品ポートフォリオ、マーケティング活動の問題も業績に影響した。 潘CEOは非常に重要な原因として、若者が費用対効果を目指す動きが顕著になったことがあるという。コストパフォーマンスの高さを求め、ブランド品を求めず、品質に大きな差がなければより手頃な値段を選ぶようになった。 このことについてはSNSに多くの投稿があるが、実際に消費習慣が変化し、多くの有名ファストファッションブランドが中国内地では広く市場収縮のプレッシャーを受けている。 中国は世界の工場であり、膨大な生産能力を持ち、特に衣服、靴、帽子など軽工業製品でそうである。全世界に向けた生産能力は、コストを非常に低く抑えられ、低価格で提供できる。 例えば、ユニクロの子供用の純綿靴下は一足20数元するが、eコマースではノーブランドの純綿の子供用靴下なら20数元で10足も買える。 これがいわゆる低価格代替であるが、そっくりに見えても多くの場合に、値段に見合ったものにしかならず、値段が安ければ、品質も悪くなる。 製品品質の向上には限界効用があり、品質が高くなるほどコストパフォーマンスは低くなる。ある製品の品質が50点で、50元で売れる時、品質を70点に上げれば、70元で売れるかもしれないが、品質を90点に高めても価格は同じようには上がらない。 消費者がブランド、品質を緩めれば、価格を大きく節約できる。ブランドは会社の名誉であり、長期的利益のために、手抜きや不良材料を使うなど消費者に損害を与える短期的なやり方を取らない。 ノーブランドにブランドの保障はない。例えば、純綿靴下が純綿でないとか、染料に有害物が含まれることなどがある。だがそれらは余り重要でなく、純綿かそうでないかで履き心地はそれほど違わず、有害物は洗濯すれば洗い流すことができる。 ブランドには品質以外に、情報発信、広告、輸送、交渉、契約、監督などの活動の費用もかかる。消費者がeコマースで安い品を買う場合、店の紹介や顧客の評価を見て、先ず1件だけ買って、悪ければ返品するなど時間と精力が必要で、やはりコストがかかる。 eコマースで婦人服の返品が大幅に増加しているが、消費者がコストを払っているのだ。 まとめると、消費者が価格に敏感になり、品質で妥協し、十分な時間があれば、彼らは安い代替品を探すことになる。そしてユニクロ自身が代替されつつあるのだ。 実際には、多くの消費は、自分が見て、感じて、自分で決める。どこで散髪するか、どこで衣服を買うか、自分の社会階層に合った消費をする。ブランドは、その商品を買うことができるライフスタイルとして宣伝してきた。しかし収入が減ると、こうした消費は真っ先に放棄される。 ユニクロのような企業は、一方では、市場の変化に合わせて消費者が必要とするコストパフォーマンスに合った製品を提供し、もう一方、自分自身の価値を強調し、支払うだけの価値があることを認識させねばならない。
2024年10月06日
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下級公職者のよくない習慣いくつか
今は建国記念日の長期休暇真っ最中、各地で大勢の人が出ている様子や、経済も好調で、上海の株が上がったなどの報道、習近平さんが石破さんに祝電を送ったなどの記事がありました。 東京の女子医大で、寄付の額によって合格を決めていたという報道を見ましたが、コネや面子が重視される中国では理不尽なことは下の例以外にもたくさんあるのだろうと思います。最初から採用者を決めての人材募集だったのか？ 疑惑を解くには情報公開しかない 「煙草専売局がスポーツ専攻の学生を採用し、顧客マネージャーにした」「江蘇省の某事業組織は成績が上位の3人を採用しなかった」など、各地で採用の問題が起き、議論は止まりそうにない。 貴州の煙草専売局のスポーツ専攻の学生採用問題では、顧客マネージャーに必要な専攻は「体育、運動」と書かれ、さらに「サッカー国家二級運動員以上の資格者を優先」と注記されていた。 専売局は「実際の状況に応じて人材をとり、採用プロセスは法規に則り、公開透明だった」と回答しただけ。どんな「実際の状況」がスポーツ専攻の学生を必要とするのか？に答えるべきだ。 江蘇省の某事業組織も、上位3人を不採用とした理由を公開すべきだ。成績が2番の人は別の仕事を選び、自ら専売局を放棄したとネットで報じられたが、それが真実なら、そう回答すれば、「最初から採用を決めていた」などの詮索を受けなくて済むのだ。 次も強いコネが疑われた例です。実習生が秘密漏洩？ 国内トップ級投資銀行の中信建投の実習生がショートビデオを発表、高級車や高級時計、ゴルフなどの映像が出たので炎上した。彼の家庭背景が推測され、コネが疑われたのだ。 実習のチャンスは本科生、特に大学院生にとっては望む仕事につけるかどうかに関係する。金融機関の本社での実習の機会は少なく、一般に大学3年か、修士2年に行われるが、彼は大学1年で、なぜ実習に行けたのか疑問が出た。 同社は、「これを参考に内部管理を強化する」と回答したが、それでは疑惑は解決しない。 実習生のショートビデオには、新規上場を予定していた3社の名称、財務診断報告、銀行確認書など敏感な情報が含まれ、情報漏洩と騒がれた。 この実習生は後にメディアを通じて不満を述べた。「ビデオの資料は会社から学習資料として渡されたもので、機密資料との説明はなかった。会社が機密を私なんかに渡すでしょうか？」 中国では14、5歳の子供を大学に入れて英才教育をすることが少なくありません。「神童」の公務員採用が失敗、異常な公職の選定は疑問を明らかにすべき 河南省の監獄が2024年の大学卒の公務員募集で、20歳以下の受験生を合格にし、ネットで議論が起きた。普通は22、3歳で大学を卒業するが、18、9歳で大学を卒業することは可能で、ネットには彼らを「神童」と揶揄する声が出た。 その後、同監獄管理局は、生年月日が疑わしいので不採用にすると発表した。 下級役人が自分の成績を達成するために、企業などに無理難題を吹っ掛けるのでしょう。「企業をつぶすのは簡単だ」との言論に驚く、法執行を規範化してこそ信頼が生まれる ネットに流れた4分余りの録音が大騒ぎを起こした。法執行官が「企業をつぶすのは簡単だ」「今年の成績目標は5000万元だが、まだ2900万元足りない・・・」などと語った。 「企業をつぶすのは簡単だ」には脅しの意味があり、「まだ2900万元足りない・・・」の部分は罰金の目標額を決めているという意味ではないだろうか。法執行機関と企業の関係では前者が強者と考えられえ、権力乱用を連想させる。
2024年10月03日
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最近の学校での死傷事件に関係あるのか？：中国の学校の警備を強化
明日は国慶節、各地で観光客を誘致したり、食事券を配布したりと消費を増やそうとして、なんとかこのチャンスに経済をよくしたいという願いが現れているような気がします。北京の天安門広場の大きな花籠の飾りつけは終わり、すでに見物人が集まっています。 また昨日は習近平さんが国家勲章、国家栄誉称号を授与し、重要講話をしました。栄誉称号には人民科学者、人民兵士、人民芸術家、スポーツ貢献者などがあり、豪華車で送迎しました。 先日、集団結婚式について書きましたが、9月22日には全国各地で5000組、10000人の集団結婚式がありました。どうやって全国的に組織するのか知りませんが、とにかくすごいです。 少し遅れて鉄道関係者の集団結婚式があり、男性は鉄道の制服、女性は中国式礼服を着ました。礼服は主催側が貸してくれるのだと思いますが、他にもきっと特典があるのでしょう。 さて今日の話題ですが、最近、日本人の子供が通学時に襲われた事件がありました。動機は分かりませんが、中国の子供も襲われる心配があるのか、北京では学校の警備を強化しました。幼稚園、小中学校の警備の新しい規定を10月1日から実施 北京警察は、幼稚園、小中学校の新しい保安サービス規定を10月1日から実施する。 新規定では、警備員は学校の規則を守り、教師と学生、学校の情報を集めたり漏らしてはならないなどの規定を追加した。警備会社は警備員の心理健康を監視し、半年に一度は全員の心理テストを実施しなければならない。 警備員は最低16時間の保安業務訓練を受け、また毎年最低16時間のOJTを受ける。 警備サービスと緊急対応では、ピーク時に勤務と待機の量を最大にし、各校門に最低2人を配備し、パトロール警備員も2人以上とし、校門、巡視、セキュリティ監視室は24時間勤務とする。 警備員は外来者、車両を確認し、疑問があれば学校のセキュリティ部門に報告、処理する。毎日5回以上巡視し、記録し、0時から6時の間に少なくとも1回は巡視しなければならない。 違法侵入があれば警備員は制止し、学校の警備と公安に連絡する。火災、爆発などの事故も学校の警備に連絡し、事態拡大を防止し、負傷者を救助する。 若者のよい仕事がないことが事件発生に関係しているとも言われ、そのためか「意見」が発表されましたが、この内容では効果が出るのはだいぶん先になるでしょう。質が高く十分な就職を促進するために、中共中央と国務院が「意見」を発表 ■ マクロ経済の観点から、質が高く、十分な就職を経済社会発展の優先目標とする■ 教育側の供給と人材需要をマッチし、理学、工学、農学、医学類の募集規模を拡大する■ 生涯に渡る職業技能訓練制度を改善し、企業の新しい徒弟制度育成を推進する■ 青年のキャリアと成長のチャンスを拡大し、困難家庭の卒業生などの就職支援を強化する■ 組織的な指導を強化し、就職工作を県級以上の指導部の成績評価の重要な内容とする
2024年09月30日
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掃除ロボットが私の生活を覗いている？ スマート家電はユーザのプライバシーを保障せよ
私はスマホは一応持っていますが、外出時に持って出ることは滅多になく、外から、家の中のエアコンを制御するとか、ペットの様子を見る必要性を感じず、スマート家電には縁がありません。科沃斯は中国の企業の名前です。 世界最高峰のセキュリティコンテストDef Conで、二人のセキュリティ専門家が科沃斯（Ecovacs）傘下の掃除ロボットや芝刈り機などに安全上の問題があると指摘した。 ハッカーがブルートゥースを介してデバイスに侵入して部屋の地図情報を読み取ったり、カメラ、マイクなどの機能を操作できるのだという。 科沃斯は、そのような攻撃には多くの特殊な前提条件があり、再現性が低いので、日常生活で攻撃を受ける確率は低く、仮に発生してもユーザのプライバシー侵害の程度は大きくないと答えた。 5G技術の広まりで、全てのものをインターネットにつなぐことが可能になり、スマート家電が誕生し、中国では歓迎されている。 IDCの統計では、2022年の中国のスマート家電は2.6億台、2026年には5億台を突破すると予測している。スマート家電の便利さの基礎は情報収集技術にある。 センサーでユーザの使用習慣、周辺環境とその変化の情報を集め、設備間で情報を交換し、よりユーザの習慣を理解し、より正確なサービスを提供するのである。 だがこれらの情報はユーザのプライバシー情報で、音声、指紋、顔などの生物学的情報以外に、リアルタイムの位置情報、家庭環境、各種パスワードはユーザの人身安全や財産安全に関係する。 ネットワーキングはスマート家電の基盤技術だが、データ漏れのリスクがある。2017年にカメラが公共場所や家庭の部屋で撮影した映像が、ユーザが知らない間にネットにライブストリーミングされる事件が起きた。 ネットワーキングはハッカーに違法に侵入するチャンネルを提供し、人身安全に影響する。あるコンピュータセキュリティ会社は、LGのスマートホームの脆弱性を公開した。 ハッカーはその抜け穴を通して家庭の全てのスマート家電をコントロールでき、その中にはリモートで加熱できるオーブンもあり、潜在的なリスクを高めることを示した。 業界トップの科沃斯に脆弱性があると、消費者はどのブランドを信頼できるだろうか。スマート家電のプライバシー保護能力は、ブランド選定時の重要な要素で、メーカーは重視すべきだ。 国の「スマート家電総合標準化体系建設指南」は、ユーザのプライバシー情報の安全、データ安全、システムの安全を高め、産業の基本安全保障能力を高めるべきことを明確にしている。 スマート家電は新興産業で、規範化をするには一定の時間がかかるが、消費者のプライバシー保護には試行錯誤の余地はない。メーカーは強固なシステムのバリアーとファイアウォールを構築しなければならない。 中国には至る所に監視カメラがありますが、自分が悪いことをしなければ関係ないと考える人が多いと言われましたが、だんだんプライバシーに敏感になるのでしょうか。
2024年09月27日
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怖い事故！：観覧車のドアが空中でオープン、高層階からエレベータ落下
中国ではエレベータや遊戯設備などは特殊設備として、安全面を厳しく管理していますが、最近、それらの事故に関する記事を連続で見ました。観覧車のドアが空中で開くと怖いでしょうね。突然の恐怖：観覧車のドアが空中で勝手に開いた 広東省清遠市の観覧車が上昇中に突然扉が開いた。高さ101メートル、ゴンドラの数は48、各ゴンドラの定員は6-8人。同市市場監督管理局は、観覧車を営業停止にし、特殊設備の専門家と現場調査をすると発表した。 この時乗っていた人が、ビデオ動画に、「大人は私だけ、二人の子供と一緒だったが、恐怖で手に汗を握った」と書いた。 観覧車の責任者は、「観覧車の上には全て救助電話があり、ドアが開いた時にすぐ運用チームに電話し、すぐに彼らを下ろして助けた。開業以来8年間こんな事故はなかった」 「雨が原因で自動扉のセンサーに異常が起きたのかもしれない」「特殊設備の専門家に調査を依頼しており、後に結果を公表する」 去年の高層エレベータの事故の記事を最近見ました。具体的な状況は書いてありませんが、足を骨折していますから、相当な距離を落下したはずです。90階から地面へ落下したら、骨折どころではないでしょうから、途中で停まったのだと思います。深センのホテルの96階からエレベータに乗ったところ、事故が起きて足を骨折 先日、ある人が、深センの瑞吉ホテルの96階からエレベータが墜落したと動画で発表した。去年11月17日の夜、ホテルの96階で超高層エレベータに乗った時、事故が発生し、右足の7ヶ所で骨折したが、ホテルは事故原因の説明も謝罪もないという。 記者がホテルに質問すると、返信があり、緊急対応して客を救助し、スタッフが病院へ送り、治療を受けたという。ホテルはそのエレベータをすぐに使用停止にし、メンテナンス会社が故障原因を調査し、メンテナンスを行った後、中国特殊設備検査院の合格を得て使用を再開した。 記者が動画の投稿者関さんに連絡すると、「その日は深センへ出張に来て、そのホテルに宿泊した。エレベータが走行中、突然振動し、一瞬で床に倒れた。意識が戻った時、室内は埃と騒音が充満し、何階にいるか分からなかった。その後、病院へ送られた」 関さんは、11月20日に北京の病院へ転院し、11月23日に骨折部の切開、固定手術を受け、2ヶ月ベッドで過ごした。退院後、行動が困難で、4ヶ月リハビリを受けた。 「こんな大きな安全事故が起きたのだから、ホテルから正式の連絡があると思っていたが、10ヶ月経っても事故の発生原因を尋ねても拒否された。エレベータは依然として運転している」 このホテルは2011年12月開業で、ビルの75-100階にあり、中国大陸では最も高い。 関さんは、治療費は全て自分が立て替えており、ホテルの保険部門が払い戻すと言うが、まだ右足の釘を取り出す手術があり、費用の総額が確定していないという。 ホテルは、「お客様の安全と健康は常に私たちの最優先事項です。同様の事故が再び起きないよう、メンテナンス会社と緊密に合作し、国の基準を厳格に守っていきます。負傷されたお客様とは密接にコミュニケーションをとり、必要な支援を提供します」
2024年09月24日
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基層労働者の悲哀
前回、配送員などの職業について紹介したばかりですが、直後に無茶な働き方をして大金を稼いだ配送員についての悲惨な記事を見ました。こうした人々の不満が高まって、最近の色々な事件につながっているのではないでしょうか。 その前に、9月18日について書きます。この日は中国では「九一八」と呼ばれ、盧溝橋事件の起きた日です。それに新中国成立75周年ということもあり、最近は中国、中華を讃える記事が多く、19日には北京文化論壇が開かれ、国内、世界に向けて中国の主張を宣伝しています。九一八国旗掲揚式で「中華を愛し、国防を強化」 9月18日、鐘の音と共に「歴史を銘記し、九一八を忘れない」--北京市青少年の国旗掲揚式が中国人民抗日戦争記念館で開かれ、300人以上の青少年が歴史を追体験し、国家への思いを育んだ。 93年前、日本軍は「九一八事変」を起こし、中国人民は14年に及ぶ血生臭い闘争を始めた。 人民解放軍の退役軍人が、南京大虐殺、宛平の城壁の弾痕など歴史の傷口を語った。「今は国は豊かで軍は強い。貧困で外国に蹂躙された中国は歴史の記憶にしかないが、祖国を愛し、自立自強、国家の繁栄に貢献して欲しい」 参加した学生は「九一八の歴史の教訓」の詩で祖国への熱愛を示し、「私はもっと抗戦の歴史を学び、友人に伝えたい。落伍すればひどい目に遭う。努力して勉強し、国をより強くしたい」 このような教育が続き、中国はアヘン戦争など西洋からもひどい目にあったのですが、大きな行事は抗日戦争に関するものだけで、反日教育はずっと続き、「反日無罪」とも言われている状態が、先日の深センでの日本人の子供の虐殺につながったのではないでしょうか。 以下、今日の本題です。配送員たちが社会を支えていますが、労働条件は悪く、この記事を見ると韓国でも死者が出ており、なんとかもう少し改善すべきではないでしょうか。3年で102万元稼いだ上海の「配送キング」が交通事故にあった 配送の運転手はスピードを優先するので、交通安全を無視しがちで、事故に遭いやすい。9月18日、3年間で102万元稼いだと自称する配送員の陳さんが交通事故にあった。 診断書によると、右大腿骨が骨折し、軽い傷ではなく、目下病院で治療を受けている。事故の原因は公式にまだ発表されていないが、多くの人が働き過ぎが大きな原因だと思っている。 陳さんは3年間で102万元を稼いだと自称し、話題になった。彼は1998年に江西省で生まれ、小学校を中途退学した。地元で食堂を開いたが失敗し、借金を背負って上海へ来た。それから3年の努力で上海の「配送王」の一人になった。 彼は朝は5時50分から夜12時まで働き、自分の出費は最低限におさえ、借金を返済したら、飲食業で創業したいと語っていた。だが彼は、他の人はこんなにきつい働き方をせずに、身の丈にあった働き方をした方がよいと話していたという。 ネットには、「彼はすごいが一般の人がやれるわけがない」、「誰もが配送王になれるわけではない」など、普通の人には真似できないとのコメントがあふれている。 陳さんが交通事故にあったことは多くの人の心を揺さぶった。「せっかく稼いだ金はみんな病院へ行ってしまった」「人間はロボットではなく、身体健康が第一だ」 つい先日、韓国の41歳の「配送キング」全さんが交通事故で死去した。彼は毎日16時間働き、月収1200万ウォン（6万元余り）、韓国で収入が最高の配送員と呼ばれていた。 最近、杭州の55歳の配送王もまた突然死したというニュースがあったばかりである。人の一生でお金はもちろん重要だが、健康が全ての基礎であることを忘れないで欲しい。
2024年09月21日
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最近の労働、就職について：退職年齢引上げ、新しい就業形態の人のケア、住いの確保など
中国では高齢化が進み、労働年齢人口が減少し、養老年金も不足するのではないかなど以前から問題になっていた退職年齢引上げが決まりましたが、反対の声はなくならないようです。退職年齢引上げ改革は来年1月1日から、15年かけて順次実施 全国人大常委会は退職年齢引上げを来年1月1日から、15年かけて実施すると決定した。同時に毎月支払う養老年金の最低納付年限を、2030年から、毎年6ヶ月引上げ、15年かけて20年に高める。 現行の退職年齢は男性職工は60歳、女性幹部は55歳、女性職工は50歳、1950年代の平均寿命、労働条件に応じて決めたものだが、当時と比べ平均寿命、教育程度、人口構造と労働力需給は大きく変化したので、退職年齢引上げは必然の傾向である。 人々は、退職年齢引上げ自体だけでなく、それによる就職の問題も懸念している。「若者の就職が困難になるのではないか」「年齢の高い労働者が雇用機会を得るのが困難になるのではないか」 配送員など肉体労働が増え、彼らがいないと困りますが、敬遠する人も多そうです。新しい就業形態の人々を暖かくケアする必要がある 今は、宅配便、出前、ネット配車の運転手など新しい就業形態が市民生活を助ける重要な力になっており、それらの形態の労働者は8400万人と、全労働者4.02億人の5分の1を占める。 彼らに便利な作業環境を作ろうと、一部の社区が出入口、建物番号、部屋番号などを整理した地図を作り、オンラインで最適配送ルートを示し、配送時間を約20％短縮できた事例がある。 彼らへのケアは衣食住など生活面にも及び、彼らの住宅が普陀区にでき、月550-950元で住めるようになった。静安区には彼らのための食堂ができ、値段が安く、安心して利用できる。出稼ぎの都市建設者のためのアパートを都市の中心部に建設 宅配便の程さんに最近、上海中心部に新しいアパートができた。室内はエアコンで涼しく、テーブルに座って、飲料を手にスマホを操作しながら、昼休みを快適に過ごせるようになった。 ここには196部屋、1310のベッドがあり、ベッドは月800-1000元で提供する。各部屋に洗面所、トイレ、洗濯機、冷蔵庫、洋服ダンス完備で、保安、配送員、介護者など基層労働者が住む。 次は求職などに来るホワイトカラーの一時的な住まいの提供です。上海へ求職に来る時にどこに住むか：人材支援ステーション 求職、インターンの面接を受けに来る新人にとって、最初の挑戦は短期的な住まいをどう確保するかである。短期的に部屋を借りるのは難しく、ホテルは非常に高い。 この問題を解消するために、上海は無料で最大14日滞在できる人材支援ステーションを建設した。目下、浦東区、宝山区、閔行区がこのサービスを提供している。 今年の夏の暑さはひどかったですが、次のような人がいないと都会の生活は回りません。今年の夏は多くの宅配人は真っ黒になった 昼のピーク時には彼らの姿が都市の風景 この夏は高温が続き、午後、43歳の付さんが宅配便の受取り場所へ着いた時には、オーバーオールは汗でびっしょりになった。1.8リットルの水のボトルと宅配便を受け取り、配達に向かった。 彼は山東省出身、上海で宅配便業界で働いてすでに18年になる。「29階建てのオフィスビルと居民区を受け持ち、毎日500件程度を配達します」 防暑のアームカバーをつけて電動自転車で走るが。「汗がすごく、1日にボトル1-2本飲む。会社が作業服を4着支給するので、毎日交換できる。お客さんには少々の遅れなどは理解して欲しい」 でも基層労働者の賃金は安いですから、300円足らずで食事できれば助かります。一食当たり10数元、社区の食堂で若者と老人が食事を共にする 社区の食堂でおすそ分けしてもらうことが若者の新しい選択になった。この食堂は全ての年齢の人に開放されていて、1食の費用が10数元程度だが、高齢者にはさらに優遇がある。 責任者は、仕事の後でやってくる若者は増えていて、食堂の提供する量も増え、経営にも役立っており、今後はさらにメニューを増やし、様々な年齢層の需要に応えたいという。
2024年09月17日
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すごく力を入れてきた国際サービス貿易交易会がいよいよ開幕
9月12日に国際サービス貿易交易会が北京でいよいよ開幕しました。このような催しは中国ではとても多いのですが、この会議については何ヶ月も前から力を入れて報道されてきました。 開幕式には習近平主席が、「中国は世界各国と共に、経済のグローバル化の大きな動向に合わせ、チャンスを共有し、合作をはかり、発展を促進し、世界経済を成長させ、各国人民の福祉に貢献する」とメッセージを寄せ、内外各界の人々が熱狂的に反響したと報道されました。 新中国ができた時は、工業、農業の発展が中心で、サービス業は補助的なものだったが、改革開放後は、サービス業は大きく変化した。1978年、2012年、2014年、2023年のGDPに占めるサービス業の割合は28.4%、45.0%、49.9%、60.2%と急速に高まった。 近年、ライブコマースのインフルエンサー、宅配や出前の若者、ネット配車タクシーの運転手、データアナリスト・・・、サービス業の振興と共に新しい職業が庶民の日常生活に身近なものとなった。 ということで、この交易会は大規模で、会場もいくつかに分かれ、色々な角度からの報道がありますので、全体を把握することは困難です。いくつか目についたものを写真で紹介します。 目的は中国のサービス貿易を盛んにし、できるものは外国へ売り込み、また外国からの投資を増やしたいのが根本です。一番売りたいのは高速鉄道で、各種高速鉄道の模型が展示されました。 航空宇宙も売り込みたい技術で、北京の第二国際空港である大興空港の模型、海南島にある宇宙発射基地に関する展示もありました。 医療健康に関する展示も色々あり、ダビンチだけでなく自主開発のもあります。次は内視鏡手術のデモンストレーション、その次は膝の手術をするロボットです。 中国だけでなく、海外からのブースもたくさんあり、次はナイジェリアの展示ブースです。シーメンスの医療機器の展示もありましたが、記録するのを忘れていました。日本に関する記事を私は見ていませんが、日本企業の出展も多いでしょう。でも長期的な利益があるかどうか、よく考えて欲しいと思います。
2024年09月15日
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店探しの達人（食レポ？）が新職業の一つになった
10日は中国では「教師節」でした。習近平さんが全国教育大会で「教育大国から教育強国へ」と発破をかけ、各地で行事があり、9日の夜には上海で学生たちが教師に敬意と祝福を送りました。 最近、「店探しの達人」という言葉を見て、これは食レポをする人なんだろうと思いました。日本でもテレビでグルメや大食い番組、芸能人の食レポなどが多いですが、同じようです。 私はテレビで時々見ますが、うまくコメントするのは簡単ではなさそうです。この記事にも幾人かの達人が紹介されていますが、売れるまでには非常な努力と苦労があったようです。 「新開店の和食ビュッフェを試してみませんか？」「80元のセルフ串焼きは本当に値打ちがあるのか、私が試してみます・・・」など、ショートビデオでは多くの店探しの達人が活躍している。 最近、人社部が新しい職業のリストとして28の職業を発表したが、その中に「店探しの達人」が入り、「生活サービス体験員」と名付けられた。 シンシアは店探しの時には、撮影台本を丁寧に作り、服装や挨拶、セリフには非常にこだわっている。そしてこの業界が発展し、より規範的になることを望んでいる。 「私は食べるのが好きで、最初は評価サイトに書き込んでいたが、ショートビデオの台頭で、この方が店探しの内容をうまく表現できるので、これをメインにするようになりました」 「人気の観光地の招待で、何人かが体験、撮影して、発表したけど、観光地は約束の報酬を払ってくれなかった。またお店でも口頭での約束だと支払ってもらえないことがあります」 劉譯陽は、「私が達人になって最も嬉しいのは、父親と過ごす時間が増えたことです」。ある時、彼女が父親と一緒に店へ行った動画を流すと意外に好評で、父親と一緒に店探しをするようになった。 彼女は舞台演芸を10数年やり、中央テレビにも出たが、コロナで仕事が大幅に減った。「私は美食が好きで、演技もでき、やって見ると34万人ものファンを獲得し、新しいキャリアが開けた」 でも最初からうまく行ったわけではない。「実は、ある店の料理は普通だったが、美味しそうに演じて評価された。でも観衆が見たいのは演技ではなく、真実だと気づいた」 ある火鍋がとても美味しかったので、推薦したところ、客が大幅に増え、待ち時間が長く、メニューの品切れなどの問題が出て、「期待外れ」と文句が出た。「店から金をもらったわけでなく、あの時は確かによかったのだけど・・・」ということもある。 現状、この業界は真実の内容と誇大な内容が混在していて、達人の権益は必ずしも保障されていない。この職業が正式に認められたから、業界も規範的な発展を目指さねばならない。 プラットフォーム側も対応を始め、例えばTIKTOKは、業界初となる「店探し規範」を発表し、虚偽宣伝を取締るために、店と達人が合作する場合に守るべき規範と権利責任を明確にした。
2024年09月12日
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2024科技フェスティバル：外灘大会を開催、中国の科技を誇る
最近上海で「2024 Inclusion·外灘大会」が開かれました。Inclusionは包摂という意味ですが、私は見ていないのでよく分かりません。大規模だし、連日報道されたので写真を主に紹介します。 なおこの直後に浦江創新論壇も開かれ、多くの外国人も出席して、科技創新のフロンティアを論じますが、中国はすでに世界の科技創新の重要な貢献者になったと、自信を示しています。 2024 Inclusion·外灘大会が万博公園で開幕した。テーマは「科技が持続可能な未来を創る」で、1万平米の科技展示を行い、観衆に没入式の体験をもたらした。 復旦大学の金校長は、新しい質の生産力をいかに発展させるかについて述べ、有名な未来学者であるケビン・ケリーは、言語の壁がなくなり、国境を越えた交流で革命が起きるだろうと述べた。将来の交通として展示されたのは空飛ぶ車のようで、ありふれたものだと思いました。次ははるかに離れた人と本当にハグする感じがするというウェアラブルデバイスです。子供や老人と気持ちの交流ができ、生活支援をするというデスクトップロボット 持続可能では、廃棄物の回収再生も大きなテーマです。NIKEが古い靴を粉砕処理して運動場のトラックを作る、卓球台やラケットにするとか、漁網からバッグなどを作るとかも展示されました。靴を再生して作った卓球台とラケット漁網から作ったバッグ類 健康や医療に関する展示も多く、老人の上下肢の筋力を測定し、運動の指導をするとか、ロボットがオンライン問診したり、医者の診察の前に患者の状況を評価して医者に伝えるシステムとか色々ありました。 その他人の相手をする子犬型ペットロボットとか、逆に老齢ペットの体温や姿勢から健康状態を識別し、給餌方法を提案したり、戸外活動の中止を勧告してくれるというのもありました。冷蔵庫の食材の写真をアップロードすると料理の提案をするというのもあります。 フェーク画像が大きな問題になっており、改ざんされた映像を見破る競技もあります。 ちょうどこの時期、日本の大学生たちが上海を訪問し、見学したり、中国の学生と交流したことが何度も報じられましたが、彼らにもこの大会を見て欲しかったと思いました。
2024年09月09日
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中国でコーヒーの消費が急増
2014年に、国際コーヒー展が開かれたが参加したのはほとんどが外国ブランドだという記事を見ました。中国の消費は1人年平均4杯で、日本の340杯とは大違いで、「100杯と言わず、20杯になれば、世界のコーヒーの価格が3倍になる」などと書かれていました。 あれから10年、中国のコーヒーの消費は大きく伸びました。そのせいかどうか、日本はコーヒー豆の入手に苦労するようになり、値段も上がってきました。 次の記事は今年7月のもので、首創郎園駅というのは鉄道の駅ではなく、工業施設をリノベーションして、文化と芸術の複合施設とした所で、様々なイベント、展示会、ワークショップなどが開催される場所だそうです。北京に全国の60以上のコーヒー店が集まり、コーヒーフェスを開催、週末に3万人が来場 7月6日、7日の週末に首創郎園駅で初めてのコーヒーフェスが開かれ3万人が訪れた。フェスは7月14日まで続き、北京の「国際交流センター」と「国際消費中心都市」建設に役立つ。 北京中心街の東北部にあり、40軒のコーヒー店がある。フェスは中央駅で開かれ、全国各地から60以上のコーヒー店が参加し、各国料理、コーヒー豆、コーヒーカップなどの商品も集めた。 現場では全国から数十人のバリスタが集まり、ラテアートの腕前を披露した。市民はお気に入りのコーヒー店へ行って、ラテアートを楽しみ、SNSにアップした。 朝陽区は「コーヒー都市」建設を目指しており、責任者は、このフェスはコーヒーの香りだけでなく、国際的なトレンディなライフスタイルと文化を人々に届けるものだと説明した。 北京は以前に紹介した瑞幸コーヒー発祥の地で、2018年創業、急激に成長しました。 上海は昔は租界があったところですから、中国の中では一番西洋文明にふれたところです。だから至る所にコーヒー店がありますが、次はBBC放送の紹介で、写真はレポーターです。外国人もビックリ！ 上海のこの通りには100メートル余りにコーヒー店が18もある イギリスBBCが制作した「Coffee City: Shanghai's Coffee Love」の中で、BBC記者は「わずか100メートル余りの通りになんとコーヒー店が18もある」と紹介した。 実はこの通りは永康路で全長は500メートル余り、、コーヒー店が多いだけでなく、特色のある小さな店の密度もとても高く、とても面白い。すぐに出かけて色々と食べてみませんか。 最初に思い浮かぶのは海外のBig 7 Travelのサイトでアジアのコーヒー店ベスト50に選ばれたCafe del Volcanである。他にも熊爪コーヒー、BATHE COFFEE、雷米コーヒーなど特徴のある店がたくさんある。 他の都市の話題もあり、中国人がコーヒーを楽しむのはいいことですが、あまり値段が上がり過ぎないようにして欲しいものです。
2024年09月06日
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結婚する人を増やしたい中国：いくつかの話題
もう中国は人口ではインドに抜かれ、若者の就職難で結婚できない人も多く、国としてはなんとか結婚を増やそうと考えています。確か9月にも大きな集団結婚式が予定されています。被災地を救援してから1年後の特別な集団結婚式 特別な集団結婚式が北京市門頭溝区で挙行された。同区委と政府が北京武装警察の某支隊の戦士たちのために集団結婚式を行ったもので、22組のカップルの笑顔は彼らの幸せを示した。 1年前の7月、北京は豪雨に見舞われ、河や湖の水位が急上昇し危険になった。武装警察の兵士が命がけで救援して困難を乗り越え、1年余り、軍と人民は共同建設を続け、関係はより深くなった。 一部の兵士は結婚式を延期していたので、門頭溝区は今回の集団結婚式を開いた。この集団結婚式は軍民団結の力があれば難関を乗り切れるとの確固たる信念を感じさせた。 日本でもマッチングアプリが流行していますが、現実の出会いが重要だといいます。人工知能の時代、どのように自分の伴侶を見つけるか 人工知能技術を使い、ブライダルビッグモデルに年齢、職業、趣味、性格、価値観などの個人情報を提供すると、大量のデータベースから最良の伴侶を選定してくれるという。 専門家は、異性とのコミュニケーションが重要で、これは人工知能が代替することは困難だという。マッチングアプリを使った人は、AIはヘルパーで、やはり直接の接触が重要だと語った。 高齢の独身者が最も嫌がるのは親や親族の絶え間ない催促や、同僚や友人の詮索で、好意のある関心かも知れないが、当人は落ち込む。効率的に相手を見つける方法の提供は重要である。 北京では生態環境、文化センター建設、郷村活性化などに関連した活動や独身サロンなどの活動を行い、成果が見え始めた。下の写真は長城での交流活動。ロマンチックな七夕の日に北京では婚姻登録のピークを迎えた 8月10日は中国の伝統的な祝日「七夕」で、北京市は婚姻登録のピークを迎えた。東城区で一番に登録したのは、新郎は陝西省、新婦は河北省出身で、新婦は旗袍を着て、ロマンチックな雰囲気を作った。 このカップルを喜ばせたのは、東城区が屋外に大スクリーンを設置して、一番に親戚にグッドニュースを伝えられるようにしてくれたことだった。 それほど福祉をよくするのは、人手不足のせいなのでしょうか。深センの企業がお見合い、恋愛、家族のためなどの特別有給休暇を実施 深センの最大の不動産仲介の楽有家は、9月1日から全従業員は12種類の有給特別休暇をとれる。リフレッシュ休暇、誕生日、健康診断、学業やスキル向上のための休暇、お見合い、恋愛、家族のためなどの休暇もある。 婚姻登録の手続きを便利にした位で結婚が増えるとは思えませんが、いいことなんでしょう。婚姻登録条令を改正、全国どこでも手続きできるようになる 先日、民政部は「婚姻登録条令改定」の意見聴取を始めた。この条例が2003年10月に施行されて以来初めての改定となる。 現行の条例と比べると、結婚と離婚の登録に際して、戸籍簿の提出が不要になり、どちらか一方の戸籍地へ帰って手続きする必要がなくなり、二人が希望した場所で登録できるようになる。
2024年09月03日
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中国へのインバウンドが大幅増加：平均1人1日3459元を消費
テレビを見るとこの暑い時でも各地へ大勢の外国人客が来ているようです。中国はビザ取得を緩和し、外国人客が増えているそうですが、日本人へのビザは厳しいままです。日本人駐在員の起訴、中国軍機の領空侵犯、NHKラジオの中国人の異常な発言など、友好には遠そうです。中国への観光客が大幅増加 8月19日、国家移民管理局は今年1-7月の統計を発表したが、中国へ来た外国人は1725万人で、同期比130％増加し、外国人による消費は1000億元を超えると見られる。 この大幅増加をどう見るか、この変化はどのように起きたのか、インバウンド観光の人気が高まる中、いかにしてより多くの観光客を中国に引き付けるか？ 中国観光研究院の戴院長は、先ず、144時間のトランジットビザ免除、一方的および相互ビザ免除が便利になったことが外国人観光客が増えた最も重要な要素だという。 ビザ免除以外に、その他の措置も有用で、例えば、外国人の中国でのカード支払いを便利にしている。国内の観光ルート、観光プランの宣伝、観光企業の専門的な運営も重要な要素である。 外国人客が来る理由は、我国が日増しに強大になり、中国へ来て、中国の変化を見たいと思うようになったことであり、各方面が共同で訪問を促進した結果なのである。 外国人が中国で消費する金額は1人1日平均3459元だが、そのお金はどこに使われているのか？ 統計データで見ると、遠距離の交通費以外に、外国人客の消費で最大の支出はショッピングで約25％を占める。第二は宿泊、第三は飲食、その他、市内交通、娯楽、通信などがある。 戴院長は、対外開放を長期的に継続することが必要で、例えば今の一方的ビザ免除は2025年までだが、その後はどうするのか、明確な方向を示す必要があるという。 144時間のトランジットビザ免除では、ある都市で入国し、別の都市で出国できないか？ 今の対象国は54ヶ国だが、もっと多くの国に適用できないか？ 外国人は中国文化に興味があり、豊富で質の高い体験をしてもらうことが大切で、そのためには多様な観光資源、文化資源、自然資源を発掘して新しい観光製品を提供する必要がある。 伝統文化では詩経から紅楼夢まで、優雅な中国は外国人を引き付ける。北京中軸線が世界遺産になったのは、優秀な伝統文化を世界に示すチャンスで、観光、体験を考える必要がある。 昔の外面を緑色に塗った鈍行列車を改造し、「オリエント急行」のような観光列車として運行し、銀髪族に人気があり、これをインバウンドの外国人にも売り込もうとしています。鈍行列車の料金が2万元からと高いのに、人気は高い 今年7月、「シルクロードの夢」号が青海省西寧から敦煌まで、4泊5日の運行を始めた。料金は24999元から最高は10万元以上、宿泊、飲食、観光地入場料などが含まれている。 我国には90年代に遊覧列車があったが、高速鉄道、飛行機の普及で衰退した。2021年から、ウルムチ鉄路局が観光列車「新東方快車」の運行を始めた。 昔の緑色の鈍行列車を改造し、冷蔵庫やエアコンを完備、5000万元以上かかった。2024年は年間17回運行するが、人件費、ホテルや飲食代のコストがかかるので、利益は10％程度だという。 観光列車は交通、宿泊、飲食などのサービスを提供するので、利用者は銀髪族が多い。だが144時間のトランジットビザ免除で、インバウンドが観光列車の主要な顧客になる可能性がある。
2024年08月31日
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公共の名前のついた機関や組織の違法行為が多発
今も習近平さんは違法行為をなくそうと、党が先頭に立って撲滅を図ると言っていますが、日本の新聞では、中国軍が腐敗し、国防相が賄賂で摘発されたと報道されました。中国では軍の汚職の報道は見ませんが、下級の行政機関や組織の違法行為の報道はよくあります。行政機関は起訴されることを恐れないのか？ 組織の長は法治意識を強化すべきだ 紹興市の設計会社が、洛陽市新安県の都市管理局からデザインプロジェクトを受注したが、設計料の支払いが3年以上遅れ、延滞金は675万元に達した。 管理局は「金がない」「待ってくれ」とうやむやにしてきた。今年5月に責任者が「訴えなよ・・・支払いが遅れている会社はたくさんあるが、まだ起訴した会社はない。我々は行政機関だ、起訴しても法院はどうもしないだろう」 1996年の中央テレビの春節晩会では、債務者が借金を返さず、逆に傲慢に債権者をいじめるというコントを流し、鋭く風刺した。もう30年近く経つのに、一部の政府部門は当時のままだ。 行政機関が判決を拒否すれば、法院は銀行にその行政機関の口座から支払いを命じることができ、行政機関の責任者に罰金を科したり、直接拘留でき、刑事責任を問うこともできる。 地方政府でも責任者が基本的な法律の規定を知らないはずはないのに、今回のような行動を取るのは、企業に債権回収の方法はないと知らせ、巨額の債務をあきらめさせるためである。 我国は長年法治政府の建設を進めてきて、政府が法治を無視して債務を踏み倒すべき理由など何もない。法治政府の建設を推進するには、たゆまぬ努力を続けるしかない。中国管理科学研究院は違法に走り、名声を失った 国が、中国管理科学研究院の登録を取消し、今後の活動を禁じた。同研究院が公的機関のイメージを損ね、公益性を逸脱し、人民の権益を侵害したからだが、これほど厳しい言い回しは珍しい。 同研究院は勝手に下部機関を設置して業務範囲を拡大し、職業技能訓練証明書を販売し、論壇や会議を開き、「中国」の名前で対外宣伝、報道を行った。 それ以前にも規律違反で何度も処罰を受けていた。3年前に注目を浴びた「ゆで卵を生き返らせる」論文の作者は、同研究院の学術委員会のメンバーだった。 この研究院が規則違反したのは、その事業組織という身分に関係があり、多くの人が大金を払っても一枚の証書を欲しがる「事業組織」というオーラがあるためだ。 役人とのコネを利用して、不正な取引を促すブローカーはいくらでもいるでしょう。行政の裁量の余地を減らすことが、「プロの違法行為請負人」の生き残る余地をなくする 恵州市で4階建の許可を受けた住宅を10階まで建て増した事件で、鎮政府が強制取壊しを命じた所、「プロの違法行為請負人」が建物を守れると言い、建物所有者に金を要求した。 この件では（1）違法建築自体がおかしい、（2）鎮政府は裁判で負けないだろう、（3）「プロの違法行為請負人」の背後には役人の腐敗があったのだろう、が人々の話題になった。 「プロの違法行為請負人」は、特別なコネを持ち、公職者と特定の頼み事を持つ人とを取り持つ。成功すれば公職者は当然見返りを受け、それらを支払うのは頼んだ人間である。 今回、建物を守ろうとした梁さんは100万元も払った可能性があるが、最終的には、違法な追加工事部分だけでなく、合法であった4階までも取り壊されることになった。 梁さんは同情に値しないが、当地で違法建築は多く、きちんと説明しておかねば、人々に誤解を与え、今後も「プロの違法行為請負人」が暗躍する余地を生むことになる。 しばらく前に東京女子医大で、寄付金の不正事件の報道がありましたが、中国でも入学の不正や、校長が食堂や制服などの業者から賄賂をとっていた事件がありましたが、省略します。
2024年08月28日
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最近のいくつかの話題と写真
日本はまだ暑く、巨大台風まで来そうですが、中国もまだ暑い所も多く、色々な災害も起きています。私は停電でエアコンが停まらないことを祈っています。今日は最近見た話題を紹介します。 経済状況では、やはり国民が心配するようなことは言わず、7月の国民経済は平穏に上昇し、スマート家電、文化娯楽観光、国産のトレンディな製品が新しい生長点になったと報じました。 8月21日には、習さんが北京でパリオリンピックの選手と会見し、「祖国至上、祖国のためにたくさんの栄誉をもたらしてくれた、スポーツ強国を目指そう」とねぎらいました。 いつものことですが、中国は世界を牽引していると、最近も様々な催しを宣伝しています。 HICOOL世界創業者サミットが北京で8月23-25日に開催され、新型消費が急速に増大しているということです。新しい技術の表彰や合作のマッチングなどが行われます。 8月23日には鄧小平さんの生誕120周年記念座談会が開かれ、習近平さんも挨拶しました。最近は鄧さんの記事を見ませんでしたが、外資撤退を防ぐために、開放の重要性を思い出したのでしょうか。でも日本人駐在員を理由も示さず起訴するなど逆行しているとしか思えません。 8月22-25日には北京で世界ロボット大会が開かれ、世界から参加がありました。日本のSMCの記事を見ましたが、今は中国のロボットが非常に多く、レベルも高くなっているそうです。昔は日本製が多かったのですが、最近の状況を見たい気がします。 こうした展示会、博覧会は中国では非常に多く、すでに来年の予定も決まっています。 2024年サービス貿易会は9月12日から16日まで、国家会議中心と首鋼園区で開催され、72の国と国際組織が現地展示を行い、内12の国と国際組織は初めての独立の展示を行うそうです これは2012年から10回開かれ、世界のサービス貿易で規模が最大の総合型展示会ということで、サミット会議、展覧展示、交渉、成果発表が行われるそうです。 また、来年の2025年7月23-26日、上海で国際低空経済博覧会が開かれる予定で、各種空飛ぶ車が展示され、参加者は低空飛行の魅力を体験するチャンスもありそうだということです。 低空経済はすでに紹介しましたが、技術的にも進んでいるようです。積載量2トンクラスの国産大型無人輸送機が初飛行に成功 翼長 16.1メートル、高さ4.6メートルで、12立方米の積載空間があり2トンを積載でき、積み降しが容易で、信頼性、安全性が高く、知能化され、低空経済の新物流を支援する。 以前日本のアニメが人気と紹介しましたが、中国は優秀な伝統文化を世界に売り出しており、最近「黒神話・悟空」が話題がすごいです。よく分かりませんが、日本でも流行るかもしれません。
2024年08月25日
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大学入学に関する話題：新生活のための金が余りに多額など
もう早入学の話題です。多くの新入生は親元を離れ、新たに学習や生活用品がたくさん必要で金がかかり、親は大変です。卒業後の就職が不透明な時代だから、複雑な心境でしょう。入学に必要な用品を揃えるのに数万元、親は負担しきれない 6000元のタブレット、8000元のスマホ、1000元のヘッドフォン、1万元を超えるパソコン・・・、新学年の始まりはまだ先だが、新入生が準備する機器は消費のブームを起こしている。 だが店が宣伝する新学期に向けた電子機器、文房具、生活用品、寝具などの値段には多くの親に耐えがたく、親の財布は空っぽになる。 週末に余さんは大学に合格した息子を連れて北京撮影器材城へ行った。「入試の後で、息子にどんなプレゼントが欲しいかと聞くと、新しいカメラが欲しいと言われたからだ」 息子はこれまで家のミラーレスカメラを使っていたが、古くて、各種性能が十分でないと言い出した。撮影が好きで、入学後は写真部に入りたいというので買ってやることにしたのだった。 余さんは写真に詳しい友人に話を聞き、フルフレームのミラーレスカメラを買うことにした。 北京撮影器材城で探すと、息子が気に入ったものが見つかった。値段を聞くと11500元だった。父親がスマホで支払いをしようとした時、息子はまた新しいものを欲しがった。 息子は店員に写真の効果を出す方法を尋ね、本体にレンズを追加する必要があると知った。息子の欲しそうな顔を見て、父親は4000元以上もするレンズを追加するしかなかった。 息子は満足したが、余さんは1ヶ月分の給料をつぎ込んだ。「息子にはお金の概念がない。今後まだスマホやパソコンなど大物が待っていて、息子の要求通りに買ってやるのは耐え難くなる」 今の子供は一人っ子が多く、甘やかされて育ったので、経済観念が余りありません。 「211」大学は中国の重点大学で112校あります。非常に多く見えますが、大学と名の付く学校は3000以上あり、上位の大学ですから、合格すればとても喜ぶでしょう。 陳さんは、息子が「211」大学に合格した喜びが過ぎる前に、早くも息子と入学に必要な用品で対立が起きた。導火線は息子が入学用品を一式揃えたいと言い始めたからだった。 「息子が合格した時は一家でとても喜んだが、息子から渡された「入学用品」リストを見て、不愉快になった」、陳さんと夫は共に出稼ぎ族で、月収は合わせて1万元ちょっと、それに親の扶養もあり、全く余裕がない。 「息子が中学に入った時は歯を食いしばって有名ブランドのタブレットを買ってやりました。今度は同じブランドのスマホ、ノートパソコン、ヘッドフォンがいると言うのです」 ブランドを揃えると便利だが高くなる。リスト全部では1万5000元以上、さらに学費、生活費、生活用品もいる。しかも息子のスマホは去年買ったばかり、無駄遣いとしか思えない。 入学式がすごく早いように見えますが、授業が始まる前に軍事訓練があるのです。また中国は英才教育に熱心ですから、超有名大学に14歳という日本では考えられない新入生がいます。清華大学で入学式を挙行：校長は「厚徳」をキーワードとして新入生に挨拶 清華大学は8月15日に入学式を行い、3800余人が参加した。校長は校訓の「厚徳」をキーワードに、新入生に高潔な品格を養い、時代の重任を引受け、誠実で謙遜の心を保つよう激励した。 新入生は大学入試、基礎強化計画、自強計画など10余種類の入学方法で選ばれた。その中には数学、物理で突出した能力を持つ人を190人受け入れたが、年齢わずか14歳の人がいた。 その14歳の学生張芸瑄は望遠鏡を持って講演台を見た。彼は先天性白皮症で視力が非常に悪く、日常の学習で望遠鏡で板書の文字を読む。それでこの入学式にも望遠鏡を持って来た。 「私の父母も分会場でこの式典を見ています。彼らは私の成長に非常な努力をしてくれました。私も大学生活に非常に期待しています」
2024年08月22日
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日本降伏79年、これらの動向には警戒が必要
終戦記念日の前後、関連した記事がたくさんありましたが、主張は例年と変わりはありません。日本降伏79年、これらの動向には警戒が必要 日本が降伏した8月15日朝、岸田首相は就任以来連続3年で靖国神社に玉串料を奉納した。 木原防衛大臣、新藤経済再生担当大臣、高市経済安保担当大臣高市早苗らは実際に参拝した。 この他、日本政府の今年の多くの挙動は国際社会に懸念を引き起こし、高度の警戒を要する。 文部科学省が4月に承認した中学の日本史教科書は従軍慰安婦の強制徴用を否定した。3月には戦闘機の輸出を解禁し、7月には駐日米軍を格上げし、米側が「統合軍司令部」を新設する方針を表明するなど、専守防衛の原則を度々破った。 目新しいのは、元731部隊の隊員が戦後初めて訪中し、罪を認め、謝罪したことです。なぜ今になって行ったのか知りませんが、もちろん支援組織があり、中国の工作もあるのかもしれません。731部隊の元隊員が日本軍の細菌戦の罪を認め、中国の被害者に心から謝罪した 94歳の高齢の清水英男は79年ぶりにハルピンに戻り、かつて勤務した731部隊の跡地で中国へ侵攻した日本軍の罪を認め、「謝罪と不戦和平の誓いの碑」の前で懺悔、謝罪をした。 731部隊は秘密部隊で、日本が細菌戦や人体実験を計画、組織、実施する大本営だった。 清水は1945年3月に少年兵として応召され入隊、8月15日に敗戦部隊と共に逃げて帰国した。 清水はスケジュールにしたがって、731部隊の本部ビルの部隊長室、標本陳列室、および凍傷実験室の跡地などへ行き、侵略日本軍の細菌戦の犯罪行為を認めた。 彼は当年本部の標本室で、解剖された人間の各種臓器がホルマリンの入った瓶に入っているのを見たり、実験対象となった捕虜の骨を拾うよう命じられたことを思い出した。 今回は彼の戦後初の出国で、記念碑の前で頭を下げ「中国の被害者に心から謝罪します。日本が残酷なことをしたのは事実で、日本は歴史を正視し、平和を祈り、教訓をくみ取るべきです」 外交部報道官は当日、清水英男が姿を見せて、歴史の真相に直面した勇気を称賛し、日本は国内外の正義の声を聞き、日本軍国主義の侵略の歴史を正確に認識し、反省すべきだと述べた。 神風特攻隊は中国と直接の関係はなく、早田選手が知覧へ行きたいと言ったのは、特攻に追いやられた若者を悼むためだと思うのです。中国もそんなことは知った上で、日本の最近の姿勢は悪いと国民に教えているとしか思えません。残酷な過去の歴史を隠すことはできない 8月15日は日本が無条件降伏した79周年の記念日で、各地の博物館でテーマ教育活動を行った。 今年、731部隊員の清水英男がハルピンで罪を認めて謝罪したこと、パリ五輪のメダリスト早田選手が、神風特攻隊の遺物を集めた知覧の特攻平和会館へ行きたいと言ったことが注目された。 老兵の中国への謝罪と、若い選手が戦犯を拝むのは非常に対照的である。日本の無条件降伏から79年、日本政府は歴史を正視せず、逆に抹殺し、侵略の歴史を美化したことは到底受入れ難い。 南京大虐殺の生存者はわずか33人、日本の慰安婦制度の生き残り被害者は7人、彼らは日本政府の謝罪を受けておらず、日本政府は彼らの死去を待っているのだ。 日本政府が歴史を抹殺するならば、中国人はますます歴史を銘記し、被害者は亡くなっても、民族の記憶をなくしてはならない。歴史の正義を守ることは、今の平和を守るためだから。
2024年08月19日
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日本のアニメが大人気？ コナン、EVA、鬼滅の刃、ドラえもん、各種アニメが上海に全員登場
立秋が過ぎても暑い日が続き、いつまで続くのだとのぼやきの声や熱中症に注意しようとの呼びかけもありますが、今は夏休みの最中ですから各地で色々な催しが開かれています。 下はすでに始まっていますが、いずれも10月初旬まで続き、日本のアニメは人気のようです。各種人気アニメが上海に登場アートとトレンド EVAが中国初登場 15の展示エリア、300以上のアニメ原画、劇場版アニメ4部、200近くの限定品が初デビュー。 期間：8月2日-10月7日 時間：10:00-22:00 場所：静安大悦城北座5F中庭 入場料：69元から鬼滅の刃集中展 2016年に鬼滅の刃が少年ジャンプで連載が始まり非常な人気を博した。2019年に竈門炭治郎 立志編のアニメが放送され、鬼滅の刃が世界で人気を博した。未発表の原画も中国で初展示され、体験エリアでは炭治郎 と一緒に戦う魅力を感じられる。 期間：これから-10月7日 時間：10時-22時 場所：月星環球港北下沈広場 入場料：108元から名探偵コナン連載30周年記念展 特別巡回展で原画の名場面を完全に再現し、緊張感と刺激に満ちた推理の旅を体験できる。 原作者青山剛昌の特別展覧室では創作の情熱とインスピレーションの源泉を感じられる。 期間：7月27日-10月7日 時間：10時-22時 場所：南京西路 新世界都市 入場料：79元からTHEドラえもん展 1970年の誕生以来、ドラえもんは世界各地に喜びと夢を届けてきた。「THEドラえもん展」は、心の中のドラえもんをテーマに、村上隆、奈良美智、蜷川実花など、国際的に活躍するアーチスト30組を招き、アートの饗宴を開催する。 期間：8月2日-10月5日 時間：10時-22時 場所：iag芸術院線 入場料：88元から ビリビリワールドというコスプレショーも人気ですが、この人は47歳には見えません。47歳のコスプレイヤーが若者のように熱心 広い会場では色々なコスプレイヤーが行き来し、写真を撮ったり、グッズを買い、舞台での演技に歓声が上がった。会場には「SPY×FAMILY」の「ヨル」に扮した女性がいたが、47歳のアニメ愛好家姜福春だった。 日本ものだけでなく、中国製のものもこれから増え、日本にもやって来るかもしれません。「異人世界」：人気漫画が映画になり、上演開始 「封神第一部」が中国の神話叙事詩となった後、烏尔善が監督として作った「異人世界」が上映された。映画では中国の伝統文化、中国医学や武術などの要素を持った「異人」が出現する。 以上は上海での展覧でしたが、もちろん他の都市でもアニメは人気です。「アニメ北京」開幕 北京市文化観光局が主催する第11回「アニメ北京」が開幕し、主会場の活動は8月4日までだが、各セクションの活動は11月まで続き、文化消費の拡大と質の向上に取り組む。 アニメゲームの娯楽展として、広大なアニメ愛好者の饗宴を開く。ちょうど夏休みで、開幕初日には各種コスプレをしたアニメファンが朝から会場に集まり、展示を見ながら、写真を撮った。 ステージでは即興ダンスが観衆に受け、中国風のパフォーマンスが青春の活力を示した。
2024年08月15日
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日本にまでやってくるか中国の仮面強盗
先日、大阪心斎橋で、中国人の男が6300万円もの高級腕時計を強盗し、店員を刺殺した残忍な犯行があり、関西空港で逮捕されました。うんと厳しい判決を出して欲しいものです。 私は7月1日の中国の記事で仮面を使った犯罪が頻発していることを知り、日本でも似た事件が起きるのではと思いましたが、まさか中国人がやってきて犯罪を起こすとは思いませんでした。「人皮面具」：人の顔をした仮面を使った乱れた現象が頻発、重視すべきだ 映画では仮面は普通の小道具だが、今は現実の世界で使われ、シリコンゴムの仮面をつけて老人に扮装して同じ小区の4つの民家に入り、合計10数万元の財産を盗んだ事件があった。 通販サイトで検索すると、数元から数万元に至る多くの種類の仮面が出てきた。写真を送るか、３Dスキャンで顔画像と360度の顔写真をとると、ショップはそれを元に仮面を作ってくれる。 仮面そのものに問題はなく、それで悪事を働く人間の問題だとの意見があるが、それは違う。 科学技術の進歩で、目視や顔認証システムでも見破れなくなり、仮面をつけた違法者は簡単にセキュリティシステムを破り、警察から逃れ、解決困難な事件を起こすことになるからだ。 仮面製造者は私欲のために、社会安全に反し、他人の人身財産などの権益を侵害する。 一部企業は有名人の仮面を売り、有名人そっくりだと宣伝している。オンラインプラットフォームが混乱の元となっており、そのまま放置していることには避けられない責任がある。 プラットフォーム事業者は、違法行為を全て知る立場にあり、法律は安全保障の義務の主体と規定している。こんな問題はメディアでも発見できるのだから、彼らが知らないでは通じない。 科学技術は諸刃の剣で、うまく使えば人類の利益になるが、そうでなければパンドラの箱を開くことになる。仮面は本質的な危険品ではないが、下心を持って使えば悪い結果をもたらす。 次は実際の犯罪例ですが、犯行の前に仮面をつけ、逃げる時は外すなど大阪と同じ手口です。シリコンゴムの仮面をつけて小区に入り、6軒で盗みを働いた男を逮捕、起訴 胡さんはいつものように寝室で寝ようと窓を閉めたが、故障のためかいつものように閉まらず、窓や地面に泥の跡を発見した。不審に思って引出しを調べると、現金、ダイヤの指輪、腕時計などがなかったので、すぐに派出所に通報した。 警察がすぐにその小区の監視カメラを調べると、怪しい男が浮かび上がった。黒いコートを着て、明らかに老人の顔をした男が小区に忍び込んだことが分かり、他の5軒も被害にあっていた。 ある家で男が残した痕跡から、窃盗の前科がある通某だと特定した。だが通某は40歳過ぎで、映像の男とは違っていた。真相を明らかにするために、警察は通某を逮捕し、道具や盗品を押収すると、シリコンゴム製の仮面があった。 自供によると、通販で老人の仮面を買い、バールや懐中電灯を持って小区の近くの公衆トイレで仮面をつけ、品物を盗んだ後はまた同じ所でもとの姿に戻ったという。
2024年08月12日
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パリオリンピックについてのどうでもいい話題いくつか
オリンピックも終盤、米中のメダル争いが激しく、今の両国の力関係を示しているように見えます。中国は連日の金メダルに、「大満貫」達成などと国威発揚を図っているようです。それにしてもメダルランキングの上位は経済力のある国ばかりです。 私はオリンピックの熱心な視聴者でなく、テレビのニュースで見たり、新聞を読むだけで、現地へ応援に行こうとは全く思いません。今日は中国の記事で見たどうでもいいことを紹介します。 サーフィンはタヒチで行われましたが、一枚の写真に本当かと驚きました。とてもあり得ないようなポーズをとっています。この選手が優勝したかどうかは書いてありませんでした。オリンピック サーフィン競技でのシュールな写真が偽物と疑われた 7月29日、サーフィンの男子競技で、ブラジルのメディーナ選手がSNSに写真を披露した。彼は右手を空中に向け、サーフボードと共に地球の引力を脱して空中に浮いているように見えた。 この写真は、物理学の常識を超えた姿勢から、撮影した写真家が現れるまでは、映像が加工されたとか、AI生成されたのではないかと疑問視された。 「当時の気象条件は完璧で、波は予想以上に高かった」と、写真家は付近の船の上からこの写真を撮ったことを明らかにした。 「この写真を撮れたのは適切な時間に適切な場所にいたからだ。選手は波の後ろに隠れていたが、最後にポーズをとることを知っていたので、チャンスを待ち、突然現れた時に写した」 普通の日本人はこんな求婚をするのを躊躇するのではないでしょうか「金メダルと求婚」 オリンピックがよりロマンチックに 8月2日夜、バドミントンの鄭思維と黄雅琼のコンビが金メダルを獲得した。表彰式の後、黄雅琼の男友達であるバドミントンの男子ダブルス選手である劉雨辰が彼女に求婚した。 キャリアと結婚は人生の二大重大事で、黄雅琼はロマンの都のパリで両方を獲得した。 オリンピックでの求婚はこれが初めてではなく、リオオリンピックでは4組の求婚があったが、このような場外の予期しない喜びは当事者だけでなく、観衆にも甘さを共有させる。 場外のサプライズは、オリンピックの意味合いを豊かにする。選手はメダルを争うだけでなく、自己を超えることが目的だから、会場外での愛情、友誼など人生を多彩にすることをやっていい。 日本でも、雨や風に強い聖火トーチ、選手村の寝具、ブレイキング用の音楽ターンテーブルなどを提供したと聞きましたが、中国はもっとビジネス狙いのような感じを受けます。メイドインチャイナの実力が世界に輝く あるスペインの記者が「私は2008年からこのバックパックを使用し始め、もう16年になった」と書き、「パリで2008北京オリンピックのバックパックが再現」と話題になった。 16年も前の製品が使われるのは、品質がよく、長持ちし、取材などに適しているからだ。女性記者は「どんな服装にもマッチし、生地が丈夫で、背中への負担を軽減してくれる」 これがメイドインチャイナが世界で輝く理由で、今回、歓迎されたものがたくさんある。 競技場で採用されたナノメートルの汚染防止、抗菌技術を応用した柔道やレスリングのマット、可変照明の卓球台、センサー搭載サッカーボールなど、またマスコット、記念品、LED大スクリーン、ネオンライトなどのオリンピック用品にメイドインチャイナの姿がある。 メイドインチャイナの細部までのこだわり、卓越を目指す精神は、選手が「より速く、より高く、より強く」のオリンピック精神を目指して自分を鍛え、すばらしい成績を出すのと同じで、さらにインテリジェントに、そして中国創造の新しい物語へと続く。 日本でも選手やコーチを中傷するSNSがありますが、中国でも鉄棒で落下して日本に敗れた選手への中傷がありましたが、女子卓球決勝戦の選手を貶めた29歳の女が刑事拘留になりました。匿名で好き勝手なことを言い、金まで儲かることが元凶だと思います。
2024年08月09日
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卒業式にビデオで祝辞を送った癌患者の哲学教授が死去、享年56歳
中国人民大学は、社会科学系では中国でトップクラスの大学です。そこの末期癌だった教授が6月の終わり頃に、ビデオを通して、卒業生に祝辞を送ったという記事を読んだのですが、最近亡くなりました。 「もしいつか私が教室で倒れたら、悲しまずに、私を誇りに思って下さい」と語った、中国人民大学の癌を患っていた朱鋭教授が昨日亡くなった。 昨夕、同大学哲学院が訃報を発表した。「著名な教授で、人民大学の哲学と認知科学の学際プラットフォームの首席専門家である朱鋭教授が治療むなしく亡くなった。享年56歳」 今年の春学期の初めに、癌を患った教授が松葉杖をついて教えているという情報がネットに投稿され、注目された。その後の授業はいつも満席になったが、その先生が朱鋭だった。 彼は、講義の前には大量の鎮痛剤を飲む必要があり、それでやっと講義ができるのだと笑いながら話した。末期癌の患者として、彼は生命を最後の講義まで燃やし続ける努力をした。 彼が最後にみんなの前に出たのは、1ヶ月余り前、卒業式にビデオを通して卒業式に出席した。ビデオの彼は教室の時よりもさらに痩せていたが、元気いっぱいに卒業生に挨拶した。 朱鋭教授は古代ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、英語などに精通し、心の哲学、神経哲学、神経美学、分析哲学、プラトン研究などの分野で画期的な貢献を果たした。 人柄は謙虚で温和、知行合一を実践し、名利に執着せず、教育に情熱を注ぎ、尊敬された。 病気を前にしても、前向きにとらえ、学術を追求し、教室で示した生命力は、学生や教師を感動させ続けている。生前の意思で葬儀は簡素にし、告別式は行わなかった。 次は私が読んだ卒業式の時の記事です。末期癌の教授が卒業生に祝福を送る：皆さんが自分の天空を見つけることを期待します 「内部闘争は欲望のゲームで、寝そべりは欲望をすり減らすことだ。だが我々は第三の道、すなわち欲望は高いが、内部摩擦の少ない調和した社会を目指すことができるかもしれない」 6月23日の中国人民大学の卒業式と学位授与式で、同大学哲学院の朱教授はビデオで今話題の「内部闘争と寝そべり」の概念を深く議論し、8000余人の卒業生に最後の講義をした。 身体の都合で卒業式の現場へは来られなかったが、映像で卒業生と対面した。痩せているが矍鑠とした顔が大スクリーンに映し出されると式場に拍手喝采が起きた。 「私は誰もが気になっている共通の話題、内部闘争と寝そべりについて話すべきでしょう」、教授の語調は静かで飽きさせなかった。 フランスの社会学者ルネ・ジラールの言葉を引用して、人の大部分の欲望は社会的模倣からきており、内部闘争は我々の欲望が外在的メカニズムで単一化されていることから起きると述べた。 もし我々が自分は何が必要かを考え、自分の欲望と事物の価値を結び付ければ、自然に欲望の多元化が起きる。そうすれば資源の不足は相対的に緩和され、人と人の衝突が減るだろう。 教授は聴衆の卒業生に祝福を送った。 「将来どこにいても、中心でも末端でも、地位が高くても低くても、自分の天空を見つけて下さい。善良な知恵を使い、努力をしてその天空を明るく輝かせて下さい」
2024年08月06日
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女性の地位向上に関するいくつかの話題
パリオリンピックでは中国勢のメダル獲得が最高だと誇らしく報道されています。 さて、日本の女性の地位は低いというニュースをよく見ます。確か、中国の方が上だったと思いますが、党中央の女性は多くありません。最近、女性に関連する色々な記事を見ました。北京市婦女代表大会：北京の専門業務を担う女性が大幅増加 新中国成立75周年活動として、北京の婦女児童事業発展状況が発表された。5年来、女性が平等、全面的な発展を遂げ、高級専門技術人員の中で、女性が56.9％を占め、力を発揮している。 女性の健康レベルが向上を続け、妊産婦死亡率は1.56/10万に下がり、史上最高となった。女性の平均教育年数は12.6年だが、就業女性は14.1年で、教育が女性の発展を支えている。 教育や医療などの分野で高いレベルの専門業務を行う女性は56.9％にも達している。また女性の意思決定や管理への参与も深まり、女性への社会保障の適用範囲も拡大した。 家庭内暴力ももちろんあります。彼女がついに離婚を勝ち取ったことに感慨を覚える 家庭内暴力で、一生人工肛門をつけることになった謝さんと夫の離婚訴訟の判決が、成都市武侯区法院で出され、娘は謝さんが育てることになり、「とうとう自由になった」と語った。 彼女は2年間で恐ろしい家庭内暴力を妊娠中も含め16回も受け、最後の時はICUに9日も入って、やっと生命の危険から逃れたが、腸が破裂し、終生人工肛門をつけることになった。 彼女が家庭内暴力に勇敢に反抗したことは、他の家庭内暴力の被害者を鼓舞した。 2016年施行の「反家庭内暴力法」は、いかなる暴力も認めないと規定しているが、この例を見ても不十分で、法制度の見直しをすべきである。 次はインフルエンサーの妻が夫に大金を支払って、早く離婚できたという話です。女性が離婚して自由になるために夫に16万元支払ったのは理性的な選択だった 50代の女性蘇さんが子供の父親に16万元支払って協議離婚したという動画が注目を浴びた。 離婚時には家庭の財産は折半が基本で、不倫や重婚の場合は、過失のない方は損害賠償を求められる。今回は法的責任もないのに、16万元もの大金を払って離婚したのである。 2020年に鄭州の56歳の女性が離婚しようとしたが、夫が50万元の支払いを求め、4年経っても離婚できない例がある。今回は16万元で速やかに離婚できたのだから、よかったとも言える。 さらに法律では、結婚後に開いたセルフメディアのアカウントは共同財産と見なされる。蘇さんのセルフメディアのビジネスは好調で、16万元で自分の生活基盤を守ったことになる。 嫁姑問題も永遠のテーマかもしれません。姑がどんな理不尽なことを言っても従いなさい：こんな指導には価値がない 深セン市の某社区の婦人連合会が「夫は姑が苦労して育てたのだから、理不尽でも姑と喧嘩してはならない」と書き、物議を醸した。翌日、社区は内容が不適切だったので回収すると発表した。 嫁姑関係で一方が犠牲を強いられれば、長続きしない。メロドラマが批判されるのは、主人公が完璧で、誤解や批判に耐え、最終的に和解に至るという点で、現実にはそんな人はいない。 年寄りの生活観念に若者はなじめず、若者のやり方を父母は理解できない。そこで一方にだけ忍耐を求めても解決にはならず、溝が深くなり、ついに爆発する可能性もある。 嫁姑問題は子育ての過程でよく起きる。世代で育児の考えが違い、育児では細かなことに注意が向くので、小さなことで対立する。些細な事と思って、言わないと関係がぎくしゃくする。 矛盾を直視して合理的な解決法を探り、うまくコミュニケーションをとることにより矛盾を最小に抑えることができる。嫁姑が互いに尊重し合えば、半分成功したようなものだ。 大学教授の学生へのセクハラですが、高校生へのセクハラも報道がありました。女性の博士課程学生がセクハラを受けたと実名告発したのは事実だと認め、教授を処分 中国人民大学の王教授に道徳的不正があったとする女子学生の告発がSNSに出たことを、同大学は重視し、すぐに調査をした結果、その告発は事実であったと発表した。 王教授を党籍解除、教授の職称を取消し、大学との雇用関係を解除した。大学は今後、さらに教師の倫理と指導方法の長期的な改善を進め、清潔で正しい教育環境を断固作り上げる。
2024年08月03日
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AI教師はわずか5分で、クラス全体の作文の閲読、論評が可能：人の教師に取って代るのか
先日、世界遺産が発表になり、佐渡金山が選ばれましたが、中国は北京中軸線が選ばれ、大喜びです。北京の中央を南北に貫き、故宮、天安門、天壇など有名な所が連なっています。 NHKの「ニュー試」という世界の大学入試を紹介する番組を見ると、日本の入試とは全く違い、私は合格しそうにありません。AIはそんな問題への対応力を鍛えることができるのでしょうか。 中国では7月に開かれた世界人工知能大会でAI+教育がホットな話題になったそうです。人工知能の時代に、教師の仕事はどれほど機械に取って代わられるのだろうか？ 「人工知能と教育」論壇で、科大訊飛の董事長が、先月発表されたばかりの製品「星火知能作文チェックマシン」をビデオで紹介し、注目された。 その外観はコピーマシンのようで、クラス全員の作文を入れると、10分間で全ての文章を閲読し、コメントと論評を所定の位置に印刷できる。 その閲読の正確性は99％に達し、中国語、数学、英語の様々な問題で、人手による閲読作業時間90分を5分に短縮でき、クラス全体の学習状況の統計作成を60分から1分に短縮できるという。 これを使うと間違いを個別に指導できるので、学生の間違い解決率が50％から73％に高まったという。作文だけでなく、理科の計算問題なども、ステップ毎に判断して採点できる。 中国語教師は、字句の修正や句読点の使用では、AI教師は人間の教師の効率を高めるのに役立つと認める。だが基礎が弱い学生はAIの提案を理解できないので、人間の教師が個別に対面で教えることが不可欠だという。 次も同じ大会についての別の記事です。教育のビッグモデルは人の教師に取って代わるのだろうか AIが進めば人の教師は不要になるのだろうか？ このような懸念に対して、学而思教育集団のCTO田密は、技術が発展しても、教師に完全に取って代わるとは思えないと答えた。 同社は、MathGPTを発表した。これは直接解答を教えるのではなく、先ず問題に必要な知識を分析し、学生が自分で思考し、質問し、自主的に解くように導くものである。 知能学習の新しいハードウェアも次々と登場している。 猿力科技は対話型個別指導、会話の練習相手、読解などに応用できる機器を開発し、宿題の添削、学習状況分析など学校向けの応用もしている。 このビジネスでは最大の課題はデータであり、多くのコストを払っても優良な教育データを取得し、ビッグモデルを訓練する必要がある。 教育はデリケートな業界で、例えば子供に間違ったことを教えたら、父兄は金を払わないどころか激怒するだろう。この意味で教育ビッグモデルの応用は非常に慎重にやる必要がある。 今の子供はモバイルのネイティブ世代で、幼少期から各種電子製品に触れて育った。時代に遅れないようにするにはどうしたらいいかと、多くの父兄が子供を連れてこの大会に見学に来た。
2024年07月31日
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中国の火災発生状況：今年5月20日までに電動自転車の火災が10051件発生
台風3号は中国では「格美」と呼ばれますが、非常に警戒され、各地で対策が取られていました。でも上陸後熱帯性低気圧になったようなので、もう大きな被害は出ないでしょう。 さて、日本でも火災は多く、多くの死者が出ますが、2022年に日本全国で発生した火災は3万6314件でした。中国は人口比で見ると日本よりやや高く、一度に大勢の人が亡くなる件数は中国の方が多いような気がします。 電動自転車の数は人口比でも中国が圧倒的に多いと思いますが、電池の充電の仕方が無茶苦茶で、各地で何度も取締っても、出火事故は非常に多いです。電池自体の不良も多く、それらが日本へ輸入されなければいいのですが。 国家消防救援局は今年の全国の消防安全の状況と特別行動について発表した。 5月20日現在、火災報告は45万件で、死者は947人、負傷者989人、直接財産損失は26.8億元。死者は去年同期より19％増加、件数と負傷者、直接財産損失はそれぞれ4％、7.7％、28.9％減少した。死者の増加は年初のいくつかの大火によるものである。 都市と農村の火災件数は39％、61％で、死者数は51.4％、48.6％、火災と地域の経済、人口の間には正の相関関係がある。大規模火災で、江西省、河南省、江蘇省の死者数が多かった。 火災が多発する場合では4つの面が注目される。１ 住宅火災：死者の割合が比較的高い。この種火災は13.8万件発生し、死者が726人と、死者全体の76.7％を占め、去年同期より25.4％増えた。2 公共の場の火災が大幅に増加した。ホテル、飲食店など人が集まる場所での火災件数が7400件余りで、去年同期より40.5％増加した。3 各種工場、倉庫での火災死者が増加した。件数は8768件で去年同期より5.7％減少したが、死者数は61人と、7％増加した。4 電動自転車の火災が軽視できない。全国に約4億台あり、毎年増加している。ここ3年、火災件数が年平均で20％増えている。今年の火災件数は10051件で、35人が死亡した。この種火災は我々の身近で起こり、民衆の安全感に直接影響する。 7月4日早朝にも北京で電動自転車の火災があり、14台が全焼しました。 火災発生の原因を見ると、電気系統の故障と火気の不始末が主要原因で、この2つの原因による火災が火災総数のそれぞれ26.2％、22.3％を占めた。 重点領域で、消防通路確保などの行動をとり、大型複合施設、学校や病院、文化財、古建築など高リスク場所の消防安全を確保した。電動自転車の安全問題については根本的な解決につとめる。 もう夏に入り、気温が上昇し、火災の発生が起きやすく、また洪水期の影響も加わり、災害を起す要因が増えてきた。緊急管理の業務を着実に実施し、全力でリスクに対応する。 昔は盗難防止のために家の窓に下の檻のような格子をつけたのですが、あんまり効果がなく、最近は火事の時に、これに邪魔されて、逃げられず焼死する事故が増えているようです。盗難防止の機能は弱まったのに、盗難防止窓が緊急時の逃げ道を塞ぐ 北京の古い小区では、盗難防止窓が多くの家庭の標準装備品になっている。 統計によると、全国で重大な死傷者を出した火災事故の中で、80％以上は「生命の通路」が塞がれたことが原因で、多くは窓が盗難防止窓で塞がれて逃げ道がなくなったことが原因である。
2024年07月28日
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善意から人を助けたのに、逆に犯人にされそうになった事件再び
前回、大学卒業生の厳しい就職を取り上げたばかりですが、関連記事があったので補足します。以前から力を入れている西武開発に学生を派遣し、当面の就職難を少しでも先送りするようです。在来線だからウィグルまではずいぶん時間がかかります。首都の大学生が西部へ：祖国と人民が最も必要とする地方へ行く 北京西駅で、「西部へ、基層へ、祖国と人民が最も必要とする地方へ行く！」との誓いの言葉が響いた。彼らは北京市の「西部計画」に応募した317人の大学生志願者で、西部で1-3年働く。 もう今年の大学合格者が発表されていますが、就職のよい大学を選ぶ人が増えています。高得点の大学受験生が職業技術大学へ進学 杭州の女子学生が入試で602点の高得点で文系も考えたが職業技術大学へ進学した。浙江機電職業技術大学の就職率が98％で有名企業への就職が多いことに惹かれたという。 大学院生が水産物養殖で頑張っている例も奨励され、こうした起業を奨励しているようです。 善意で人を助けたら、その相手に「突き飛ばされた」などと言いがかりをつけられ、金品を強請られる事件は昔からあり、私も2018年に書きましたが、そんな人はなくなりません。犯人にされそうになった若者が無罪と分かり、見義勇為の表彰を受けたが、人々は納得しない 5月14日夜、24歳の楊帆がバイクで走っていて、自転車の老人が転倒、負傷しているのを見て、老人を助け起こし、走っている車を整理し、二次被害に合わないようにした。だが老人の息子がやってくると、親子で楊帆が倒したと責めた。 警察は調査の結果、老人は自分で転倒し、この若者は無罪だと明らかにした。その結果を受け、5月16日の夜、老人の家族は楊帆に感謝を示し、誤解したことを謝罪した。 だが多くの人は「若者は、誤解ではなく、恐喝あるいは誣告を受けた」との感想を持ち、SNSに多くの人が、「謝罪だけでは不十分だ」と書き、老人と息子を無罪放免しようとしない。 当事者同士は和解したのに、外部の人々は満足しないのは恐らく「彭宇」事件の影響から脱却できていないためだろう。 2006年に南京で彭宇さんが転んだ老人を助け、病院へ送り、老人も感謝したが、後に老人一家が彭宇さんに突き飛ばされたと主張し、13万元の賠償を求めた。裁判所は「本当の正義なら、先ず転倒させた犯人を捕らえるはず」と推測し、彭宇さんを犯人と認定した。 民法学者がこの裁判は妥当でなかったと分析、不当判決の可能性が高いと指摘したが、その後、こんな場合に自分だったら助けないという意見が大半になり、社会的に大きな影響を与えた。 次は運転手が言いがかりをつけられたのですが、今はスマホがあるのですぐ記録されます。バスの運転手が酔っぱらって転倒した老人を親切に助けたのに、言いがかりをつけられた？ 最近、ネットに、上海バスの運転手が親切から老人を支えようとしたのに、逆に言いがかりをつけられたとのショートビデオが流された。 5月26日21時半ごろ、バスが停留所についた時に、酔っ払った乗客（64歳）が下車し転倒、運転手が助け起こした。男は酔っていたが、運転手をつかんで離そうとしなかった。警察が来て、酔いが醒めるのを待って尋問し、事実関係を明らかにして、男に批判教育を行った。
2024年07月25日
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若者の厳しい就職状況：「学卒」の期待に反して働く人も
中国の急成長期には人材不足で、高学歴者が高い報酬で引っ張りだこになり、大学進学率が高まり過ぎた感じになり、最近は大学卒業生の就職難は日本でもよく報道されています。 これまでは学卒者の進路と思われていなかった領域へ転身し、成功した事例がたくさん紹介され、例えば、農村、農業でも道は開かれると奨励し、新しい道を探すよう促しています。 今年の大学卒業生は1179万人、前年より21万人増えて多くの卒業生が就職の圧力に直面している。人社部は最近、大学卒業生など若者の就職サービスを強化するアクションを展開した。 今は新しい形態の働き場所が生まれ、若者の就職観も変化し、多くの大学卒業生が周囲から期待される「学歴の重荷」を捨て、独特の創造力、適応力で、時代遅れの印象があった業界で発展の空間を探し求めている。 色々ありますが、下はハトを養殖して、肥料やスープなど食材を開発した事例です。 高学歴者が屋台の商売を始めたという記事がありましたが、まさか本気ではないでしょう。哲学系の修士、博士が屋台で焼きソーセージを販売 最近、哲学系の修士、博士が大学周辺で屋台で焼きソーセージを売り始めたというニュースが注目された。今年卒業したばかりの哲学修士、中山大学、首都師範大学の博士課程の学生などだ。 彼らの目的はそれぞれ異なるが、「面子を捨てて屋台を出す勇気はすごい」などの意見が出た。 彼らが屋台で働くのは経験のためだけではない。「経済面を考えてのことだ」という。「哲学屋台」がネットでバズれば、相当な収入になるかもしれないが、余り長続きしないだろう。 武漢の2020年の卒業生が3年間プログラマーとして働いた後、辞職して「プログラマー串焼き」の店を始めた例があった。だが収入が悪くて、やはり元の仕事に戻った。何をやっても文句をいう筋合いはないが、結果は自分が引き受けるしかない。 中国式現代化を進める大号令の下、やはり世界に誇れる人材を育成したいでしょう。中国の新しい挑戦者：脳の秘密を解読した女性博士が片麻痺患者に光明をもたらした IT技術者の陳さんは、去年、脳出血で半身不随になり、自立能力を失った。だが幸いにも新しいブレイン・マシン・インターフェース（BMI)治療技術を受けて回復し、仕事に復帰できた。 これは上海術理知能科技公司の創始者で董事長の王薇博士が20年余り研究した技術である。彼女は北京生まれ、本科で生物医学工学と経済法のダブル学士を取得した後イギリスへ留学し、生物医学工学を専攻した。 2006年に英国サウサンプトン大学で博士学位を取得し、シーメンス医療に入社し、5年でシーメンスのコアエキスパートになり、大型医療設備とシステムの研究開発と臨床の責任者になった。 だが彼女は中国の将来の科技医療に貢献するという夢を持ち、2015年によい待遇を放棄して、辞職し、「デジタル技術で生命健康を実現する」術理知能科技を設立し、多くの知的財産権を得た。 片麻痺の原因は、脳出血後の傷が中枢神経の働きに影響するためだが、脳には自己修復機能があり、一部が塞がれても別のルートで代替でき、BMI技術がその修復を助ける。 治療者が脳波収集帽子をかぶり、手を特殊なグローブの中に固定する。大脳が動作電波信号を出すと、グローブに指令を出して、手を動かし、動作が行われたという信号を自分の末梢神経を通して大脳にフードバックする。 人工的なルートを作り、脳に片麻痺した身体のコントロールを取り戻したと認識させるのだ。 一定時間の訓練で、脳の損傷を受けた付近のニューロンが、電気信号の刺激を何度も受けることにより信号の新しいルートが形成され、患者は設備なしでも正常な生活を送れるようになる。 1000人以上の患者がこの新しい治療を受け、全国各地に普及している。将来は、子供の多動症、自閉症などの神経発育障害の治療、うつ病や不安神経症などの神経疾患の治療も行いたいという。
2024年07月22日
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中国製品の海外進出がますます盛んに：パリ五輪は中国製品にチャンス
日本では、中国経済は苦境にあると報道されていますが、中国ではIMFが中国のGDPの見通しを引き上げたなどと報道し、回復傾向にあると言います。習さんの「自立自強で中国式現代化を推進」などと大きく報じています。 昔は中国の製品は安かろう悪かろうという印象でしたが、今は家電、スマホ、ドローン、電気自動車などなど、安くてよいという印象になって、広く世界に売れています。 間もなく始まるパリ五輪では、多くの中国製品が採用されるようですが、柔道のマットまで中国製が採用されたということに驚きました。 7月27日がパリ五輪の卓球大会の初日だが、先日、中国製の卓球台と補助設備が順調に会場に運び込まれた。卓球台は「科技とロマン」を融合し、オリンピック組織委員会の高い評価を受けた。 この卓球台は普通に見えるが、可変照明システムを採用し、選手の出場や試合後に色を変えて独特の雰囲気を作る。テーブルトップも高分子処理をして、摩擦、反発の効果がよくなった。 柔道やレスリングのマットも中国企業が提供した。ナノメートルの汚染防止、抗菌技術を応用した。オリンピックを機にスポーツ用品やイベント関連製品の輸出が大きく伸びる傾向にある。 グローバル市場では製品の品質と創新のレベルが決定的になる。研究開発に努力し、中国市場との違いを認識し、中国要素を取り入れ、また他国との互恵的な関係を構築することも重要である。 ドローンや電気自動車など多くの科技製品が海外進出し、ビッグモデル業界も狙っています。中国の科技企業が海外進出を加速 科学技術が急速に発展する中、中国の企業は新しい態度で海外進出をしている。バイオテクノロジーから新エネまで、家電からAIビッグモデルまで、科技企業が海外で積極的に挑戦している。 カメラの大きさの機器で腕を失くした子供を３Dスキャンすると義腕を作ることができる。欧州である医者がこのスキャナーを使って、自分の子供のために非常にぴったり合った義足を作った。 これを作ったのは2014年創業の知象光電で、医療イメージング、メタバースなどで使われる３Dスキャナーなどを世界150ヶ国に販売されているが、大部分は米欧、日韓など先進国である。 バングラデシュでは、中国の支援とセキュリティ技術で、収入を失った500万家庭に政府が電子マネーで援助金を出した。以前はオンライン口座を開設するのも大変で、ミスも多かったが、アントフィナンシャルの信頼できる認証方式で解決した。 数ヶ月前、北京の海徳利森が設計製造したドバイで初めての水素充填ステーションが完成した。同社は中国に140ヶ所以上のステーションを建設しており、今年は欧州へ納入する予定である。 ビッグモデルの業界は2024年になっても期待された大ブレイクは起きていないが、国内企業は価格戦をしかけている。国内競争が激化すると同時に、商湯、阿里、零一万物などの企業は海外進出し、東南アジア、北米、ラテンアメリカ、中東で足跡が見られる。 零一万物の創始者兼CEOの李開複は、このサービスは米国などの国際市場では支払い意欲と消費習慣があり、国内市場よりも前に、国際市場でテストし、よいフィードバックがあったという。 北京大学光華管理学院の路教授は「創業は元から容易ではない。海外進出では文化の距離、制度の距離、地理的距離、経済の距離があり、そこへ外来者として挑戦しなければならない」
2024年07月18日
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高校3年生が実習中に脳溢血に：学校、派遣会社、実習先共に違法の疑い
7月7日は抗日戦争勃発87年の記念日で、中国人民抗日戦争記念館で首都の大学生合唱団が抗戦歌「団結は力なり」「共産党なくして新中国なし」を歌い、抗日意識を新たにしました。 世界中で異常気象が続き、洞庭湖で堤防が決壊しましたが、上海では連日高温が続いています。道路が膨張して白線が変形したり、自転車の座席温度が62度にも達し、一部太陽熱を反射する座席が出て来ましたが、まだ数が少なく焼け石に水のようです。 戸外で働く人たちには、最も暑い時はシフトをずらしたり、ファン付のジャケットを支給し、管理者が水と塩を支給し、様子を見ます。一部にはエアコン付のテントがあり、血圧を測ったり、緑豆湯という飲み物を提供しています。 高校生が学校から実習に派遣され、厳しく働かされ脳溢血になりました。どんな学校か分かりませんが、学生から実習を辞めたいと申し出があったのに、辞めると卒業証書を出さないと脅して、働き続けさせたのですからひどい話です。 湛江呉川市の高3学生が、学校から深セン市の賽尔美電子公司へ実習に派遣されたが、突然脳溢血になり、病院のICUで治療を受けている。 この学生は今年1月18日に学校の手配にしたがって深セン市の工場へ実習に行った。学生の父親李さんは、6月8日の夜に突然、息子のルームメイトから電話を受け、突然脳溢血でICUに入ったと連絡を受けた。 父親がすぐに病院へ飛んで行くと、医者から息子の生存の希望はほとんどないと告げられた。救急車が到着した時には呼吸していなかったが、胸骨圧迫をして呼吸を再開したが、意識はない。 父親は、「学校は責任を実習先に押し付けるだけで、入院時に2万元払った以外、治療費も払わない。私はICUの入院費を払い続けられないが、学校も会社も費用負担する気はない」 「息子は残業が多いので会社を辞めたいと言っていた。以前は健康だったし、実習前の身体検査でも異常はなく、普段から身体を鍛錬し、とても健康だった」 李君と一緒に実習に行った王君は、この会社では流れ作業で電子タバコを組立て、毎日12時間近く働いたという。「実習を終えないと、学校は卒業証書をくれないので、働くしかなかった」 王君によると、今年3月、李君は発熱で休暇を申請したが、工場も学校も許可しなかったので、仕事を続けた。4月初めに李君が卒業をあきらめて、工場を辞める決心をすると、学校は4月21日まで働けば辞めてもよいと言ってくれた。 だがその後、学校は色々な理由で期限を引き伸ばした。6月8日夜、李君は宿舎で人事不省になり、ルームメイトが教師に連絡したが、工場内にはいなかった。会社の人も見ているだけで何もしないので、自分で救急電話をして、病院へ送るしかなかった。 会社は、「5月、6月の学生の実習時間は週5日、1日8時間で残業などなかった。実習前の検査では大脳の異常は分からず、先天性の病気で会社とは関係はない。発病前には深夜2時までスマホゲームをしていた。入院費については、司法鑑定をして責任を明確にしたい」 深セン市人社局は、調査の結果、賽尔美電子公司は、一部の生産を労務派遣会社に外注し、2023年12月3日に、海浜中学はその労務派遣会社と、2024年1-7月に、6ヶ月の実習で学生を派遣する取り決めをしていた。 深セン市人力資源社会保障局は、2024年6月19日に同社と労務派遣会社を法令違反で立件しており、学生を派遣した呉川市の海浜中学を法令違反だとして湛江市教育局に移送した。
2024年07月15日
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中国で進む深海の鉱物採取技術：西太平洋の海底4102.8メートルでの試験に成功
この記事が目についたのは、最近、日本の海底資源探査についての報道を見ていたからです。 ・東京大と日本財団は6月21日、日本のＥＥＺ内の南鳥島沖の深海底で、レアメタル（希少金属）を含む鉱物資源「マンガン団塊」が２億トン以上密集する鉱床を発見したと発表した。 ・6月、四国の南側、沖ノ鳥島周辺の日本の大陸棚に位置する公海上の海域に、中国の海洋調査船がブイを設置したことが確認されたと政府関係者が明らかにした。 上の二つの記事は関連があるのかどうか知りませんが、中国のブイはこの海域の資源調査の可能性があり、中国は海底資源採掘を進めているので、いずれは尖閣諸島のように、いちゃもんをつけて資源を取りに来ないかと心配になります。 海底4102.8メートルの深海から、多金属クラストとノジュールの回収に成功した。上海長與海洋実験室の外で、記者はこの壮挙を成し遂げた「開拓二号」を見た。これは我国の深海鉱物資源開発における重要技術の研究と装備の開発における重大なブレークスルーである。 上海交通大学が自主開発した深海採鉱プロジェクトのプロトモデル「開拓二号」が、海上試験で成功した。最深では4102.8メートルに達し、国内では初めて深海の複雑な海底地形を機動的に移動し、深海での鉱物採取領域の多くの技術を実証した。 同大学船舶海洋と建築工程学院の楊教授は、「深海はマンガン、ニッケル、コバルト、銅など76種類の鉱物の豊富な鉱山であり、埋蔵量は莫大で、太平洋の海底のコバルトの埋蔵量は陸地の3000倍あり、品質はよく、金属含有量が30-50％に達する」と紹介した。 「しかし未知の深い海底へ行くのは難しい。海底の鉱物を効率よく採掘するのは難しく、重量のある設備を安全に送り、制御し、回収するのも難しく、環境への影響を監視することも難しい」 「深海の多種金属採掘技術」「複雑な海底地形を機動的に移動する技術」「深海での重負荷作業の精密制御技術」「非金属ケーブルの深海での展開、回収技術」「深海環境の監視技術」の5項目の技術ブレークスルーをして、「開拓二号」は誕生した。 長さ6ｍ、幅3ｍ、高さ2ｍ、重量は14トン余、作業水深は6000メートルで、複雑な海底地形を自由に移動でき、多金属クラスト、硫化物、ノジュールを採掘できるよう設計されている。 6月22-26日、西太平洋の海域で、レベル4の海況とレベル6の海風の条件下で、1802．4メートルから始め、最深4102.8メートルの海底まで鉱物資源の採掘のテストを実施した。 そして200㎏以上の多金属クラスト、ノジュール、海底基岩などのサンプルの採取に成功した。 実際の映像を見ると、傾斜が30度以上の急峻で起伏に富んだ海山でも、粘っこい沈殿物が堆積した海底でも、「開拓二号」は順調に移動でき、坂を登り、その場旋回もできる。 「この成功は、我国の深海の重装備の研究開発のブレークスルーを示すものだ」と楊教授はいう。「大水深での非金属複合ケーブル、牽引ウィンチ、深海大出力液圧装置などの重要装備、デバイスなどの製造企業の研究開発力を引き上げ、深海採掘産業の形成を導く役割を果たした」 楊教授のチームがある上海長與海洋実験室はこの成功を追い風に、高級海洋装備の研究開発を推進し、さらに成果を上げ、産業化に移行する。
2024年07月12日
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日本の青年訪中団が来訪、交流：ショートビデオの急速な発展に感嘆
今年1月25日には、日本の経済団体連合会の訪中団が人民大会堂で李強総理と会見しましたから、日中交流が少しずつ活発になっているのかもしれません。 中国訪問をしようかという青年がTikTokを使っていないとも思えないので、表題のショートビデオの発展に感嘆したというのは、ちょっとおかしな感じがしました。 今年は北京と東京が姉妹都市協定を結んで45周年、両市は多くの人文交流活動を行った。今回の訪中団は、北京市人民対外友好協会と東京都日中友好協会が共催し、団員は日本の大学生と卒業間もない若者だった。 彼らは6日間に渡り、中国の大学生と交流し、中国の演劇など伝統文化を理解し、長城、故宮など名所旧跡を参観し、最後の日には北京快手本部を訪問し、中国の科技発展に非常に関心をよせた。 「今の日本の若者は中国に興味を持つ人は多く、彼らは中国の発展が非常に速く、特に科技方面の発展に耳目を一新している」と、団を率いた日中友好協会副会長の宇都宮徳一郎が語った。 彼は出発前に、団員に対してアンケート調査をし、多くの団員が創業の考えを持っていることを知った。「今の日本と比べ、急速に発展を遂げている中国は彼らの眼には非常に魅力的なはずだ」 最後に訪問した快手公司の各種科技設備は団員に注目された。掃除ロボット、自在に背景を切り替える撮影スタジオ、スマホを使う食事カウンター、マスコットが並んだ記念品ショップ、フィットネスジム、理髪店からヨガまで全て揃った生活施設を彼らは新奇に感じた。 質疑応答では、快手公司はいかに創作者のモチベーションを高めているか、同業のTikTokがアメリカで圧迫されている現状、海外でのリスクをどう見ているか、最近はAIで生成した作品が多いが、そのIPをどう考えるかなどの質問があり、快手のスタッフは皆さんは同業者ですねと応じた。 日本の村瀬美咲は、「今ショート動画が世界で流行っているが、中国から始まったものです。日本もより多くの企業が参与すれば、いつかはあなたたちと競争できるようになるかもしれません」 彼女は今は大学で中国語を学び、中国の経済成長に注目し、その背後の秘訣を知りたいと思ってきた。北京はずっと政治都市だと思っていたが、来てみると、文化とも融合し、金融への重視の程度も想像以上で、清潔だったと述べた。 宇都宮氏は、年配の日本人はメディアの影響を受けて中国への印象はよくないが、若者は客観的、理性的に自分の眼で中国を理解して欲しいという。団員の多くは今回中国初訪問だが、自分で中国語を学び、中国語検定にパスした人も多く、非常に意欲がある。 訪問を終え、団員は離れがたい思いだが、この交流を大切にし、また暖かさと友情を感じ、本当の中国を見ることができたので、彼らは客観的、理性的な声を日本へ持ち帰ることを信じる。 中国を訪問したいと思うのは日本の若者だけではありません。アメリカの青少年交流団が最初の北京に到着：「私は中国が好き、ここの全てが美しい」 7月1日、アメリカの青少年交流団の歓迎式が北京で開かれた。中国人民対外友好協会などの招待で、アメリカの7州の14の学校の教師、学生グループで、6月30日から7月13日まで北京、河北、上海などを訪問し、中国の青少年と交流し、友好を結ぶ。 北京の歓迎式では、米中の青少年が53年前の「ピンポン外交」という歴史的瞬間をドラマ形式で追体験した。両国青少年が卓球台の両側でラケットを振り回すと、間にあった紙の障壁が破れた。 アメリカの交流団は、習近平主席が提案した「今後5年間で5万人のアメリカの青少年を中国に招待して交流、学習する」というイニシアティブの重要項目の一つである。 参加者は習主席が訪問したり、手紙をやりとりしたワシントン州のリンカーン高校、アイオワ州、イリノイ州、カリフォルニア州、マサチューセッツ州などの高校の15-18歳の学生である。 彼らの絶対多数は初めて中国へ来て、7月1日午前、居庸関長城へ行った。「来た甲斐があった。中国は美しく、ワシントンよりすばらしい。私はここも、ここの人も大好きです」とリンカーン高校の学生が語った。 「多くのアメリカ人は中国を理解していません。もしここへ来る機会があれば、中国を理解し、みんな中国が好きになるでしょう」
2024年07月10日
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銀行のお金を引き出すのに派出所の同意が必要か
最近、世界人工知能大会というのが開かれ、知能、生成AI、ロボットなど、中国の最新の成果がたくさん紹介されていますが、直接見ていないので、ヒューマノイドの写真だけ示します。 さて日本でも電信詐欺は問題ですが、中国も同じで、地方では対策が講じられていますが・・。 長春市の吉林銀行でお金を引き出そうとすると、派出所の同意が必要だと言われたとネットに書かれ、6月12日、同銀行の支店と派出所は、これは電信詐欺を防止するためだったと説明した。 投稿者は、母親が銀行カード、身分証を持って銀行でお金を引き出そうとすると、銀行から派出所の同意が必要と言われたのだという。利子が高い別の銀行へ預けようとしたもので、金額は10万元未満だった。 母親は長い時間待たされ、派出所の確認を受けて、やっと窓口でお金の振込みに成功した。 同銀行支店によると、管轄派出所の要求で、2万元以上引き出す場合には、明細、用途を派出所へ報告しなければならず、派出所が口座を確認した後でないと引き出せなくなっているという。 「目的は電信詐欺から顧客を守るため。顧客が引出し請求すると、オンラインで派出所へ連絡する場合と、窓口へ派出所の警官が来て確認する場合もあり、具体的なやり方はそれぞれ異なる」 吉林銀行は全体的な規定はないが、支店によっては、管轄派出所の関連規定に対応する必要があり、具体的な引出しは支店の実際の状況によるという。 次は5月連休が終わった後に、派出所に関する記事を読みました。若者が派出所の前でポーズをとり、撮影することに寛容であっていい 五月連休、長い行列ができたのは、有名観光地だけではなく、派出所もあった。有名になったのは、派出所の警官の日常を紹介した「守護解放西」ドキュメンタリーの撮影場所だったからだ。 多くの人がしゃがんだり、頭を抱えたり、降伏するなどのポーズをとって撮影した。それらは警察が犯罪容疑者が反抗したり、逃げたりするのを阻止するためにとらせるポーズである。 不真面目で、法律に対する児戯に等しく、やり過ぎだとの世論があるが、注目すべき点もある。 若者が警察をテーマのドキュメンタリーを見て、わざわざやってきて写真を撮るのは、このドキュメンタリーに対する民衆の反響がよかったことを証明している。映画「さらば復讐の狼たちよ」、テレビドラマ「永遠の桃花 三生三世十里桃花」などもそうだ。 今の若者はそうした映像を見て、自分の身辺の現実の姿を発見するよい目を持っている。ここには彼らの物語があり、政府主導、あるいは資本家が作った地方とは違うのである。 普通の人に派出所は厳粛で、避けたり、畏敬を感じる場所である。若者がここで楽しみ、撮影するのは、派出所と人々の心理的距離を縮めるもので、ある意味一種の「政務公開」といえる。 若者がやって来て、ポーズをとったり、冗談を言って楽しむのは、犯罪を犯しているわけではないのだから、派出所の仕事の邪魔をしなければ、この「悪趣味」に寛容になった方がいいだろう。
2024年07月07日
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アップル、アンドロイドの壁を破る「純血」のハーモニーOSが商用化を目指す
中共党員数は、2023年末で9918.5万人に達し、前年より114.4万人増えました。大専以上卒の党員が5578.6万人で、党員の56.2％を占め、高学歴化が進みました。7月1日が創立記念日でしたが、下層党員は次のような挨拶を喜ぶのでしょうか。北京市幹部が党創立記念日に基層党員を慰問 党創立103周年を機に、市委幹部は連日郷村や社区へ行き、基層党員を慰問し、全市のあらゆる戦線で奮戦している党員に、祝日の挨拶と心からの祝福を伝えた。 「各級党組織と党員は、習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想を徹底的に学習貫徹し、中国式現代化の北京版建設のために努力し、素晴らしい成績で新中国建国75周年を迎えよう」 日本の情報産業は「GAFA」のデジタル小作人と言われるようですが、中国はここ10年の生成ＡＩ特許の出願は世界の7割を占めるほどで、自力で立ち向かおうとしています。 スマホのOSはアンドロイドとアップルがほぼ独占していますが、中国では独自OSの開発に取り組み、その一つが華為のハーモニーOS（鴻蒙）で「純血」のOSと呼んでいます。 外国のプログラミング言語などに頼らない「純血」のHarmonyOS NEXTのベータ版が数日前に開発者と先駆者ユーザに提供され、開発は最終段階に入り、今年第四四半期には商用化される。 スマホでアプリを利用するには、データのプライバシーの問題が大きかったが、プライバシーとセキュリティの問題解決がハーモニーOSの特徴の一つである。 通話記録、短信、電話などの8種類の合理的でないプライバシーデータの取得権限をなくし、根本的にプライバシー漏洩のリスクを軽減し、プライバシーの管理権限をユーザに返す。 例えば、スマホであるアプリを使っている時に、パソコンに近づけると、そのアプリのアイコンがパソコンのショートカットバーに自動的に表示され、それをクリックすれば、そのアプリをパソコンでも使用できるようになる。 長年、アンドロイドとアップルがモバイルのOSの絶対者だったが、最新データによると、ハーモニーOSの中国でのシェアは2023年第一四半期の8％から、2024年の第一四半期には17％に上昇し、iOSは20％から16％に減少し、中国市場で初めてiOSを抜いて、2位のＯＳになった。 先日の華為開発者大会で、華為はすでに5000のアプリがハーモニーOSに参加し、すでに1500以上が販売されていると発表したが、その中には支付宝、京東、美団などの主流アプリがあったが、国民的アプリ微信（WeChat）の名は含まれていなかった。 記者が騰迅のカスタマサービスに、微信はいつハーモニーOSに対応するのか聞くと、華為に開発で協力しているが、巨大なシステムで、機能に違いがあるので、もう少し待って欲しいと答えた。 華為の董事長は今年4月、ハーモニーOSのネイティブアプリ環境を作ることが2024年の最も重要なことだと述べた。2024年中に、中国市場でユーザの使用時間が99％を超える5000のアプリをハーモニーOSに移行したいという。 自社開発カーネルを基礎に、アンドロイドと互換性がないことがハーモニーOSが「純血OS」と呼ばれる所以である。だがアンドロイドのユーザは多く、ハーモニーOSとアンドロイドの間で便利に切換え、移行ができなければ移行をためらうだろう。 SNSの書き込みには、「アンドロイドのこれまでのゲームアカウントが取り消されるのか？」「海外のアプリは多くがアンドロイドで動いている、もし外国へ出たら、ハーモニーOSは使えなくなるのでは？」などの心配がたくさん書かれている。 工信部の専門委員劉興亮は、「成熟したシステムにはハード、ソフトの広い協力が必要で、今後は中小開発者のサポートが重要になる。人材不足がまだ多くのアプリケーションをサポートできていない原因で、人材育成のための長期的な投入が必要になる」
2024年07月04日
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老人関連の話題いくつか
人の寿命がのびるのはいいことですが、日本でも介護保険の負担などが問題です。恐らく中国ではもっと深刻になるでしょう。「老老人」は大変な世話が必要な老人を指す言葉のようです。「老老人」のケアサービス解決報告を発表 北京の「老老人」のケアサービスの解決法についてのシンクタンクの報告が発表された。 「老老人」とは、年齢が80歳以上で、身体機能を一部、あるいは全部失っている人のことで、そのケア政策は、身障者、寡婦、一人っ子を亡くした親、特別貧困層にも適用される。 2023年末の北京の「老老人」の規模は88.7万人以上、2035年には145.6万人と予想、60歳以上の老人が、80歳以上の老人を世話するのが普通になるとして、「老老人」の統計を作る、ケアサービス計画を作る、医療と介護の連携、長期介護保険、介護人員確保などを提言した。 老人にもより長く働いてもらいたいのですが、中国では抵抗が強いそうです。人社部がシルバー経済発展の政策を発表、老人向けの職場を開発し、退職者の再就職を創出 近日、人力資源社会保障部はシルバー層の増収の道を開き、雇用者は老人に適したポストを開発し、高齢労働者の権益を保障するなどの「シルバー経済発展を強化する通知」を出した。 技術技能人材の育成を強化し、技工学院が専門の設置を見直し、高齢者介護、健康介護、医療サービスなどシルバー経済が緊急に必要とする職業を育成するよう求めている。 さらにシルバー層の増収の道を開き、雇用者が老人に適したポストを開発するよう導き、老人が老人を助ける方式を広め、高齢労働者を吸収できるようにし、潜在能力を発掘する。 そのために高齢労働者の労働権益の保護が重要で、報酬、休息休暇、保険福祉などを研究し、労働争議、労働災害の認定、労働能力の判断などの申請、迅速な処理を優先しなければならない。退職者の基礎年金が2012年の2倍に 人力資源社会保障部によると、我国の社会保障待遇のレベルは着実に改善している。2023年、全国企業の退職者の平均月額年金は2012年の2倍になり、平均月額失業保険金は2.3倍になった。 貧困脱出の戦いに勝利して、6098万人の貧困層が基本老齢年金に参加した。失業保険、労災保険も充実し、我国は世界で人口規模が最大の社会保障セーフティネットを構築した。 次は上海市の高齢者手当ですが、上海戸籍の人だけが対象で、出稼ぎ者はもらえません。100歳以上の人が増えると負担が大きく増えそうです。高齢者手当を申請なしに受取り可能に 上海市は2016年4月に全国で初めて老人手当制度を始め、その後改善を図り、今年5月1日からは、上海市戸籍の65歳以上の人は申請なしに高齢者手当を受けられるようになる。 高齢者手当の基準は、65-69歳の人は月75元、70-79歳は150元、80-89歳は180元、90-99歳は350元、100歳以上は600元で、支給は四半期毎にカードに入金される。老人の食事補助は現金支給ではない 最近、上海市政府が60歳以上の老人に毎日2元の食事補助を出すという情報がネットに大量に転載されており、多くの老人が現金でもらえるものと思っている。 市民生局は、全市統一の補助ではなく、各区、各街道が実情に応じて補助政策を決めるが、現金での支給はないと発表した。上海には老人食堂が1600あり、毎日20万人に提供している。 老人を騙す例は多く、以前、「中高年収穫機」を紹介しましたが、他にも色々あります。北京、上海に、老人の家の電話に黒い部品を取り付け、詐欺を働く事件が続発 北京市朝陽区の警官が管轄区を思いやり訪問した時、王さんが助けを求めた。数日前にブロードバンド会社の人がきて作業したが、その後家の固定電話が使えなくなったと訴えた。 警官が調べると、電話回線の端末に黒い部品VOIPがついており、海外からの詐欺電話を、市内電話だと思わせる働きをし、住民の詐欺への警戒を緩めさせるものだった。 警官はそのブロードバンド会社員は偽物に違いないと思い、翌日再び管轄区に現れた時に逮捕した。その男は、ネットで「設備業者」の広告を見て仕事に就き、VOIPを設置したと自白した。
2024年07月01日
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