7~SevenDoors~

Feb 22, 2010
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あの娘を見掛けた。でも私は電話応対中、つまらない内容の相手に限って話が長い。彼女の表情は強張っているようにも見える。きっと今でも心は不快感で満載なのだろう。結局は私の電話も終わらず声を掛けることは出来なかった。今日も運に見放されてしまうのかと溜息。
二度目の機会。私は接客中で金銭の絡む大事な状況、少しでも早く応対を終えようとするけれど焦ると上手く行かない。万事休すと思っていたら彼女も寄り道。鼓動は早くなり平静を装っているけれど落ち着かない。気付いた時には彼女は後ろ姿。私は走って追い掛けました。
玄関を出て、走り寄りました。「ごめんなさい」その後は何を言ったか余り憶えていない。口は渇き、息を呑み、彼女の言葉に頷き、ひたすら謝罪の言葉を口した。彼女の言葉は正しい。私には反論の余地は無い。彼女に不快な思いをさせたのは私以外の誰でもない。
どんな言葉を発しようとも彼女には伝わらないと思ったし、きっと軽々しく聞こえていたと思う。私が熱くなれば彼女は冷める。そうに違いない。だから悔しいけれど淡々と謝ることしか出来なかった。もっと罵倒して欲しい、気が済むまで引っ叩いてくれたらと思った。
もちろん殴られたりはしなかった。仕事に戻ると涙が溢れそうになった。メールではなく直接謝ることが出来た。全てが終わった。彼女との想い出が走馬灯のように甦って来た。私は生きている。死の淵を彷徨っていた私は思い止まることが出来た。
彼女の言うとおりに酒は止めようと思う。彼女の前では。意志が弱いのではない。あの日のことは彼女を想ってのこと。だから彼女が居なければ私は酔い潰れるような呑み方はしない。さすがに理由も無く酒を断つのは周囲に対して難しい。今まで散々呑んでいるのだから。いつか彼女以外に愛する人が出来たなら、彼女を忘れることが出来たなら、その時は彼女の前で酒を呑もう。
この気持ちが彼女に届くことは永遠に無いだろうけれど、私にもしものことがあったら彼女に私の本心を伝えて欲しい。彼女は何て言うかな。そうだなぁ。「もっと早く居なくなれば良かったのに」ちょっとブラック過ぎるか。でも思われても仕方が無いんだ。

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Last updated  Feb 23, 2010 01:53:03 AM


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