怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】

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2015/10/31
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カテゴリ: 有川浩作品
『図書館戦争 THE LAST MISSION』


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本ブログ勝手に推奨作家・有川浩さん原作の実写映画版「図書館戦争 THE LAST MISSION」を観ました。
ようやく観に行くことが出来た。。
面白かったですよ。

前作「図書館戦争 LIBRARY WARS」や、先日TVで放送された「図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ」を観ていなくても楽しめる構成になっていますが、これら2作を観ていていたので、より楽しめました。。
作品放映前に、TVで前作と「~ブック・オブ・メモリーズ」を放送したのは最高にグッジョブ!だったと思いますよ。

内容は、原作の「図書館危機」を映像化したものになっていますが、「図書館戦争」という名が冠されているだけに、より「本」と図書館にこだわった話になっていましたよ。
メインの戦闘場所は図書館だったし、良化隊から守るブツも本になっていたしね。
戦闘シーンは、銃撃戦が前作より激しくなっていたように感じました。
やっぱり、図書隊が劣勢に戦闘が進んだからでしょうか。
被害・・・・・負傷者も、前作の比じゃないほど出ていましたよ。
↑玄田隊長は原作より軽傷っぽかったけどねw
 あれだけまともにバラ弾喰らって普通に指揮続けるとか・・・・・・本当に超人じみてましたw
でも、今回玄田隊長が「降伏」の言葉を口にしたんだよね。
あれが意外だった。
なんか、意表をついた作戦とか考案して、戦況をひっくり返してくてれるイメージの人だったからさ。
まぁ、一人だったら降伏なんて口が裂けても言わないんだろうね。
一緒に戦っている部下のことを考えると、降伏もやむなしってことなんだろう。
優秀な指揮官は、引き際もわきまえているって言うし。

堂上教官=岡田さんの格闘シーンも健在。
でも、前作に比べると、ちと派手さは減った感じだったですね。
暗闇での格闘が多かったし。
あれ、格闘シーンだけちゃんとみえるライティングでやったら、相当カッコ良かったんだろうけどね。
なんかもったいなかった。
でもそうしちゃうと、映画としてはダメだったんだろうな。
あの暗闇にも意味があったんだろうし。
照明弾が上がって、戦場を照らすシーンは、より戦争をイメージさせるシーンになっていたもんな。
あの世界の異常性をよく表していたシーンになっていたように思う。

そして、なんといっても今作で一番の見どころとなったいるのは、手塚慧の存在。
個人的にはそう思ったな。
松坂桃李さんという配役は、最初聞いた時には若すぎるんじゃないかと思ったけど、実際彼の演技を観たらそんな杞憂は吹っ飛ぶくらいの存在感だった。
この作品の影の主役は彼だったように思える。
郁とのレストランのシーンでは原作読んでいる時よりも、彼の台詞に説得力を感じましたよ。
そのカリスマ性も、よく表現されたいた様に思える。
さらに、彼の異常性・・・・・というか、その壊れっぷりを感じさせてくれたのは、彼が平和な街中で車を走らせているシーン。
そこに流れる手塚慧の台詞と表情。
平和な世界の中で、図書隊と良化隊だけが、図書館を舞台に戦いを繰り広げている。
表現の自由を巡って銃撃戦を続けるという、ある意味この作品の肝とも言える異常さを彼の主張が後押ししています。
そう、彼が言うとおり、『「たかが本」「たかが表現の自由」を巡って命をかけるなんて馬鹿げている』
まさにその通りなんですね。
実際、もし表現の自由がどれだけ規制されたとしても、このように内戦じみた世界になることはないでしょう。
作者の有川さんもその辺はよく理解されていると思います。
だからこそ、フィクションでこんな世界を描いたんだと思います。
表現の規制を行う世界というのは、この作品で描かれているような世界と同じように異常なんだということを、言ってしまえば極論として書いているんじゃないかと。
表現の規制の怖さ。
作品内には、表現の自由を旗印に戦ってくれる図書隊がいます。
でも、仮に表現が今より厳しく規制されても、そこに図書隊はいないでしょう。
だから、そういう世界にならないように、我々は今のうちに注意し見守り、必要ならば意見して戦わなければならない。
本作で描かれた手塚慧を観て、より一層そんな風に思わされました。

ただ、最後の最後で手塚兄も仁科司令に持って行かれたけどねw
司令の言葉で、手塚慧が自分の思惑を崩されてしまうトコロは、原作にないシーンだったけど、彼の人間らしさがようやく出てきた感じで良かったよ。

さて、「~THE LAST MISSION」は終わりました。
郁は堂上教官がいなくても、ちゃんと一人でミッションをこなしましたよ。
これは、原作最終巻である「図書館革命」で描かれたことです。
二人の関係も、ある意味ハッピーエンドで終わっています。←ちゃんとチューしたしね。(^з^)-☆
↑キスシーンの本屋は、思い出のあの本屋なんだろうなぁ・・・・・・と思ったら、やっぱりそうだった。
そうなると、続編はないのかいな?・・・・と。
いやいや、まだまだ可能性はありますよ。
良化隊との戦いは、まだまだ終わっていませんし、世界も変わっていない。
図書隊の必要ない表現の自由が認められた世界を実現するために、まだまだ戦いは続くわけですからね。
タイトル的に「図書館戦争」でまずいなら、「続・図書館戦争」でも、それこそ「図書館革命」でも良いわけですよ。
郁と堂上教官がくっついても、それはそれでお話は続けられるでしょうからね。
それに、恋話なら手塚(弟)と柴崎の方が残っているしさ。(・∀・)
再び続編を、やってほしいなぁ・・・・・。
切にそう願いますよ。


<追記>
ラスト、カモミールのハーブティーのカップが向かい合っているシーンで終わったね。
本当に堂郁はハッピーエンドだったんだ・・・・って感じが出ていた。

そして、
アニメ版で手塚役をやった鈴木達央さんが出ていたこと忘れては行けない。
パンフ読んで、そういやネットでそんなニュースを見ていたことを思い出した。
しまった、意識して見てなかったからどこに出ていたんだろうか?!・・・・円盤じゃないから見直せない!!・・・・・と思っていたが、再生余裕だったw
いや、あのシーン・・・・モブの図書隊員にしては目立っていると思ったんだよ。キャラチャラかったしw(^^;)

あと、
実写版有川作品でおなじみの阿部丈二さん。
今回も当然登場していましたね。
探す必要が無いくらいに、もう図書館戦争では一主要キャラとして定着している感じでした。
今後も、有川作品には出続けるんでしょうね。
毎回、どんな役で出てくるのか、楽しみデスよ。(^^)


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最終更新日  2015/11/01 01:11:29 AM
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