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今から約15年前…動物保護管理所(2017年閉鎖)で殺処分を待つ子犬がいました。子犬が殺処分?今では信じられないでしょう…15年前、あの時代は管理所に収容されると生きて出られる確率はわずか10%そんな過酷な時代で奇跡的に生き延びた子犬は「モモ」と名付けられ新しいお父さんお母さんと三人のお姉ちゃんお兄ちゃんができました。末っ子のモモは家族からたくさん愛されました。夏はお庭でプールや花火で遊び海や川でも泳ぎました。4月に殺処分という運命だったことなどまるで何もなかったかのように壮絶な過去を背負っていたことなどまるで消されていくかのように幸せな時間が上書きされていきました。だけど・・・その時間も終わりを告げようとしてます理不尽な方法で最期を迎えようとしていますお母さんをもう一度動物保護管理所に向かわせてくれたのは紛れもなくモモでした。私が知る限りの数だけでも最低2,000匹を超える犬猫を、2,000匹の命を「生」に導いてきた犬でした。それなのに…なぜ、安堵な最期じゃないのか…なぜ、安らかな最期を与えてくれないのか…神も仏もいないんだなと思った。モモに残された時間は約一ヶ月…たった30日…それが2,000匹の犬猫を導いてきた犬の理不尽な結末なんです。なぜ癌で死ななきゃいかん?なんで癌で殺されると?なんでモモを苦しめると!この感情をどこにぶつけたら…?ご支援ご協力をどうかよろしくお願い致します▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年12月25日
2018年12月…福島県からやってきた老犬「ピン子」空港に迎えに行くと…いのちのはうす保護家までの60分間の帰路ずーーーーっと「怒り」Max!到着してもずーっと「怒り」続けるピン子を長時間ご機嫌取り続ける…。私の場合は…ですが、信頼関係が築けてない犬は観察から入るので、その子が気が済むまで落ち着くまで待ち続けます。「鳴くまで待とうホトトギス」なのです。この日…ピン子が寝床につくまで何時間待ち続けただろう…(:_;)ここまでの頑固バアチャン久々でしたね!写真を撮られるのが大嫌いなピン子は、カメラを向けると表情が一変。「撮るんじゃねーよ!」咬む勢いでガウガウ怒ります。ピン子は頭の良い子だから、カメラを向けてる人間の心を読みとっていたのです。「記録に残さなきゃ」「報告しなきゃ」という気持ちだと、ピン子は撮影NGなのです。「ピン子素敵だな~」「ピン子カッコいいな~」という気持ちでカメラを向けると「…よしよし!」ピン子の撮影許可が下りるのです。だけど…それでもイヤそうなピン子…妥協してくれてることに気付いてからは、私がカメラを向けるのは最小限に抑えるようにしました。「ジロジロ見てんじゃねーよ!」観察してるだけで怒られ続けた日々でしたが、カメラを向けなくなった日を境にピン子ひとつひとつの反応から信頼関係が徐々に築けている事を確信しました。いつしかピン子は、ホスピスルームを仕切る存在になっていたのですが、その勇ましい姿を私に見せているかのように私の顔をチラチラ確認しながら老犬達を仕切り続けるピン子。「ピン子カッコいいね~(笑)」私が笑顔でホメるとドヤ顔で嬉しそうに立ち続けるピン子。ですが…このときすでにピン子の体は…6月3日正午…ホスピスルームのドアノブに手をかけると同時に「バタンっ!」中から大きな音がしました。ピン子が倒れた音でした。長時間続く激しい痙攣…このときは「突発性の前庭疾患」だと思い、いつものように(老犬で多々経験してきたので)坐薬で眠らせる処置を取りました。この日は朝までピン子を看ていましたが…突発性の前庭疾患には思えず、かかりつけの獣医師さんに発作の動画をLINEしました。中枢性の前庭疾患脳梗塞だろうとのことでした…。ピン子に意識はない。苦しみは感じていない…との事だったので、発作による体力の消耗だけでも抑えていく方向を選択しました。目の前にあるのが「死」だけであっても、ピン子の魂が体内にあり続けるまでピン子を尊重していこうと…。ピン子の坐薬を病院に取り向かおうとしたそのとき、「私はピン子から離れちゃダメだ!」第六感でした。「ごめん…代わりに坐薬を取りに行ってもらえる?」スタッフに丸投げしてしまった数分後…ピン子は最期を告げようとしました。気高いピン子は静かに逝くことを望んでいるとそう気付きましたが、「ピン子、みんなを呼ぶからね!」私は、ピン子の声を払い除けました。それは…ピン子のお世話をしたのは、ピン子を想い続けたのは、ピン子を愛し続けたのは、私じゃなかったから…。【ありがとう?さようなら?それを伝える相手は母ちゃんじゃないやろ?感謝を伝える相手を間違えるな!】こんな頑固バァちゃんを無条件に愛し続けてくれた人たちを当たり前だと思うな!と…私からピン子へ最後の最期に入れた「喝」でした。中心になってピン子を支え続けたスタッフがピン子を抱きしめながら声をあげて泣いてる姿を見ながら温かい安心感に包まれる感覚でした。私には「悲しみ」という感情はありませんでした。一生懸命ピン子と向き合ってきたスタッフの姿を私はずっと見てきたから…。全部全部、わかってたから…。ピン子は…自分が一番お世話になったスタッフの腕の中で最期の眠りにつきました…。昔の私は…看取る最期の瞬間までその子を抱きしめてる存在でした。感情を抑えることなく声をあげて泣いてましたが、いつからでしょうか…私は涙を隠すようになりました。みんなが後悔のないお別れができるよう…感情に蓋をすることなく、涙を流せるように…大声で泣けるようにと…冷静に一人一人観察しながら看取りに立ち合うようになりました。ビデオを回しながら「耳はまだ聴こえてるから声をかけ続けて!」「体に触れてあげてね」「〇〇さん、顔の所に来てあげて!」ビデオに残された私の声はまるで「看取りプロデューサー」淡々とみんなの感情を読み取りながら動いているのです…。「私…何者やと?」ここ数年、自分が何者かも分からない状態でした。ピン子火葬の日…私はいつものように周りを見渡していました。「最期のお別れはもう大丈夫?」「ピン子に会いたい人はみんな来れた?」「火葬は何時に連れて行く?」そんな私を見て副代表が言いました。「はいっ!由美さんの喪主の時間は終わり!」副代表から強引に手を引かれピン子のサークルに入れられました…。「由美さんはこの子達の母ちゃんだもんね。喪主は悲しむ暇ないもんね。でも、もう泣いて良いとよ?」という副代表の言葉で私は素に戻った感覚がしました。このとき、ピン子になんて声かけたのか全く記憶にありません。ただ、やっと泣くことができたと胸がギュッと痛くなったことだけは覚えています。副代表がソッと扉を閉める音と同時にピン子と過ごした何気ない時間が脳裏に次々と現れてきました。ピン子は私に甘える子ではありませんでしたが、私から褒められるのをニコニコしながら待つ姿が真っ先に思い出されました。それはいつも誰かに向かって吠えてるとき…ホメられるどころか「ピン子!なんでワカコを怒るとけ!」逆に私に叱られることも多々あり、そのガッカリした気持ちを長時間引きずるピン子…。「すごいね~!」ホメられると自信満々のドヤ顔。今振り返って思うと…私からホメられることがピン子の生きがいだったのかもしれません。頑固なバァちゃんだからとピン子のパーソナルエリアはここまでだろうと決めていた範囲が間違っていたのかもしれません…。本当はもっともっと小さなエリアだったのかもしれません。ピン子が倒れたときに、ピン子が最期を迎える瞬間にはじめてそう感じたのです。今頃…今になってやっと…レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年07月04日
昨年の夏に出会った1匹の老犬は、動物愛護センター収容犬でした。「飼い主の持ち込み」飼主さんが、癌で入院したとのことでした。それ以上は聞きませんでしたが、大切に可愛がっていた事だけは充分に伝わりました。愛護センターに収容中、徐々に老化が進行しました。立ち上がる力もなくなっていき、昨年の9月にレスキューしました。「ラン」おばぁちやん!多頭でオンボロ保護施設という環境は、室内で大切にされてたランにとって、決して良い環境とは言えないでしょう…。スタッフ皆、分かっていたからこそ、ランが理想とする環境に少しでも近付きたいと、みんなで試行錯誤のくり返しでした。ランは、自信に満ち溢た仔でした。何があっても気持ちが揺るがないどっしりとしたオーラを持っていました。決して人間に甘えない…いいえ!甘えないのではなく、甘えさせる立場であるような…気位の高さを感じる仔でした。そんな「肝っ玉ラン」だったのに…老いが進むにつれ、徐々に変わっていきました。赤ちゃんでいう「夕暮れ泣き」のようにみんなが帰宅する夕方から夜鳴きが始まるのです。「ヒッ!ヒッ!ヒャンヒャン!」夕方、かん高い第一声が始まると、私の中では、ただただ恐怖でした。体勢を変えたり、立たせたり、補助して歩かせたり等々…朝までエンドレスの介助がはじまるよ~の合図でしたから…。介護疲れで日に日に弱っていく私をスタッフやボランティアさん達が一丸となってサポートしてくれました。日中の介護を頑張ってくれました。(中学一年生のスーパーボランティアななこちゃん。ランの介護も完ぺきにマスターしてました)私も自分の体を優先させなければと、体力の限界を感じたときは耳栓して仮眠を取ったり、介護に手を抜くようにしましたが…今度は、そんな手抜き介護をしている自分に罪悪感を抱くようになり、心まで堕ちていきました。私が堕ちると同時に、ランも衰弱していくのが分かりました。次第に声を出す事も少なくなりとうとう寝たきりになりました。介護する側が元気じゃないと、介護される側はどんなに辛いか…ラン、ごめん…「今の私では…この精神状態では、ランは穏やかな最期を迎えられない!」保護家から3~4日離れる決意をしました。本来の自分を取り戻す方法がこれしか思いつかなかったんです。ランを置いて離れることへの不安はありませんでした。私が元気になって帰ってくるまでランは待ってくれるはず!なぜか…そう信じていました。3月6日、3日ぶりに帰宅した私は、自分自身への疑心暗鬼も消え去り、冷静さを取り戻していました。看取り側としての自信も取り戻していました。「ラン、ただいま!」元気になって帰ってきた姿をランに見てもらいました。「だから…いつ逝っても大丈夫やからね!」記憶は定かではありませんが、多分そんな感じの言葉をランにかけたような気がします。言葉に反応するかのようにランのまぶたがビクッと動いたことだけははっきりと覚えていますから。そのわずか一時間後…3月7日 深夜0時ランの下顎呼吸がはじまりました。(魚が口をパクパクするような呼吸)下顎呼吸は苦しそうに見えるけど、エンドルフィン(モルヒネよりも強い鎮痛効果)が脳から分泌されるので苦しくありません。冷静に声をかけ続ける自分がいました。「自分のタイミングでいいんだからね」「安心して逝っていいからね」多分、私は、笑顔だったと思います。それは…ここまで頑張って生きたランへの敬愛飼主さんと離れても気位くあり続けたランへの敬意…だったのかもしれません。~3月7日 0時33分 ラン永眠~穏やかで優しい表情でした。気位の高いランにふさわしい美しい最期でした。ランに伝えられなかった言葉があります。「私が元気になるまで待っててくれてありがとう」ランを置いてでも保護家から逃げた3日間は、私だけではなくランにとっても必要な時間だったのかもしれません。今になってそう思えるのです。~ランが遺した物~介護で苦しんでる飼主さんをサポートしていく側でもある私が、たかだか5匹前後の老犬介護が半年間続いたからといってストレスと疲労の限界なんて…本当に恥ずかしい!情けない!自分を責め続けましたが、ランの介護で感じたストレスと疲労は、私にとって受けるべき必要な経験だったのかもしれません。ランの元を離れたあの三日間がなければ私だけではなく、ランにとっても悲しい最期を迎えていたでしょう…。私は、介護で苦しんでいる飼主さんをサポートしている立場ではありますが、飼主さんの気持ちに寄り添うには、まだまだ足りてない部分が私自身にあったのだと思います。介護サポートをする側の人間には理屈なんて必要ありません。色んな介護パターンがあります。それは、自分で経験を積みながら、体で学んでいくしかないのだと、ランが教えてくれたような…そんな気がしてなりません。最後に…献身的にランの介護をしてくれたスタッフとボランティアさんに「ありがとう」「お疲れ様でした」レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年04月20日
※2019年12月の記事転載(※編集有り) ■ レスキューを望まない犬「動物愛護センター」開設年から2年間という長い時間、檻の中で生きてきた1匹の犬。重度のフィラリアを抱えてたため、とうとう末期に入ってしまいました。愛護センターからレスキュー要請がありましたが、迷わず断りました。この犬自身が、レスキューを望んでいなかったから…。この犬にとって、愛護センターという場所が自分の家でした。愛護センター職員さん達が、この犬にとっての「家族」でした。愛護センターから離れることを、この犬自身が、望んでいなかったのです。「この犬をレスキューしない!」犬の気持ちを尊重した私なりの決断でしたが…■ 犬の気持ちを無視フィラリア末期の最期は、もがき苦しみながらの死です。「せめて…楽に死なせてあげたい!」愛護センターが出した辛い決断が…「安楽死」この犬と職員さんにとって、こんな悲しい結末であってはいけない!「愛護センターを離れたくない!」この犬への尊重を拒否しました。むりやり愛護センターから引き離し、「いのちのはうす保護家」にやってきました。命名「キヨシ」キヨシは問いかけてきました。自分はどうすれば良いの?…と、くり返し何度も何度も…。私は答えに詰まりました。ただただ、思うように生きれば良いんだと…それしか伝えられませんでした。キヨシが望んでる答えを出してあげれませんでした。私自身、答えが分からなかったから。キヨシが何を望んでいるのかがどうしても分からなかったから…。ただひとつだけ、キヨシに伝え続けた言葉があります。「耐え難い苦しみは絶対来ないから心配するな」それは「安楽死」を意味する言葉でした。安楽死には、必ずタイミングがあります。人間のタイミングではなく、本人が安楽死を受入れる瞬間が…。私が何を考え、何を見て、何を思っているのか、キヨシは理解してるように感じました。キヨシの体は、限界に近付いていました。死への恐怖心から逃げようとキヨシは戦いはじめました。「安楽死のタイミングはそろそろだと思うけど、タイミングが来ても皆には言わないからね。私一人で決行するからね。キヨシと会うのが今日で最後かもしれない!毎日そんな気持ちでキヨシと接してね!」副代表にそう宣告しましたが、副代表は、私に言い返しました。「キヨシは安楽死させんはず!由美さんに十字架を背負わせないようキヨシは自分で逝くはず!」副代表の言葉は素直に嬉しかったけど、私には自信がありませんでした。キヨシとの絆に…キヨシという犬は、問うばかりで、何も求めてこなかったから。誰かと深く繋がることを頑なに拒絶してたから…。2月21日…キヨシは呼吸困難になりました。これ以上苦しみを与えてはいけないと、安楽死を決意しました。病院に連れて行く準備をしていると…キヨシの呼吸が穏やかになりはじめたんです!その日、安楽死を見送りましたが、もし、もしも…夜中に苦しむ事があれば、キヨシの首に手をかけよう!私がキヨシを殺めようと覚悟しました。苦しむ時間を少しでも短くするために…。明け方5:00…キヨシの呼吸は穏やかなままでした。とりあえずは大丈夫だろうと私は安心して寝床につきましたが‥‥「キヨシは安楽死させんはず!由美さんに十字架を背負わせないようキヨシは自分で逝くはず!」副代表が予想した通りでした。おそらく私が布団に入った直後に、キヨシは息を引き取りました…。まるで、私を避けるかのように…。最初は自分を責めました。なぜ、スタッフが出勤するまで起きてなかったのか!なぜ、空白の4時間を作ってしまったのか!なぜ…あのとき眠ってしまったんだろうって。でも、今は違います!キヨシが自分で決めたタイミングであり、キヨシが選んだ最期の迎え方だったんだろうな…そう思えてならないのです。誰かと繋がることを拒絶してたキヨシは、今、なぜか、嬉しそうに見えました。キヨシが亡くなった後に、やっと答えが見えました。キヨシは誰も拒絶していなかったことに…。毎日「死」への恐怖を抱えていたキヨシは、身を守ることに必死だっただけ。決して、誰も信頼してなかったわけじゃない。「今」を懸命に生きてただけ…。私は…キヨシを失ってはじめて、キヨシの心に触れたのかもしれません。あんなに自信がなかったキヨシとの「絆」が、今になってやっと感じられるのです…。もっと早く、気付いてあげたかった。もっと深く、キヨシを理解してあげたかった。キヨシ、申し訳ない…。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年03月10日
当施設の老犬ホスピス在籍「カズキ」という老犬は、福島県の愛護センターで、命の期限と戦ってた老犬でした。2018年12月に書いた記事を下記に転載します(※編集個所有) Facebookでみつけたある方の投稿…1匹でも救いたいという強い気持ちが、心に響きました。カズキ(旧名リキ君)ようこそ!この日は、暗くなるまでずっとドッグランを満喫してました。保護家に来た初日の夜、カズキと一緒にサークルの中で時間を過ごしました。カズキという犬は、平和主義の優しさを持つ犬だった。 ※2018年12月16日投稿記事よりカズキは、脳腫瘍の可能性大でしたが、年齢的にも、体力的にも、麻酔に耐えられる体ではありませんでした。カズキの脳腫瘍を疑いはじめたのは、「いのちのはうす保護家」にようやく馴染みはじめた頃でした。手術ができないカズキに、脳腫瘍の検査は本当に必要だろうか…?私たちは、何も望みませんでした。カズキに残された時間を、カズキの好きなように生きて欲しいと私たちは決断しましたが…揺るぎない自信を持てませんでした。それは…カズキが生きてきた時間と背景、カズキ自身の価値観、カズキの深い部分を、まだ把握しきれてない時期に、カズキ自身、自分の事が分からなくなっていたから…。祈るしかなかった。私たちが出した決断が、カズキの望みと一致してますように…と。カズキから、痛みのサインが出たときには、投薬での緩和ケアに入る予定でしたが、全くその様子がありませんでした。脳腫瘍の症状が次々出てくるものの…ひとつひとつが、穏やかだったんです。その症状を「カズキ時間」私はそう呼んでいました。カズキは・・・徐々に、徐々に、分からないことが増えていきました。ドッグランを走ったときの「楽しい」という感情も。甘えたときの「心地良い」感情も…。1月27日1日中眠り続けるカズキ…。この日はひどい土砂降りでした。気圧が影響することは多々あります。「看取り部屋に移動するかは、明日の様子を見てから判断しよう」穏やかな寝顔に安心した私は、そう判断したのです。24時間管理体制の「看取り部屋」は、現在、看取り期の老犬が3畳に3匹。あのときの私は、無意識レベルで計算してたのかもしれません。「よく考えて判断すべきだ」…と。だから「明日」に延期したのでは?1月28日 深夜3:00これが、生きてるカズキと会った最期の時間。翌朝スタッフが出勤したときには、カズキは冷たくなっていたそうです。私は…カズキをたったひとりで逝かせてしまいました。同じ屋根の下に居ながら、カズキをひとりぼっちで…。「明日の様子を見て判断しよう」私が簡単に口にした「明日」をカズキは迎えられなかった。カズキが生きれなかった「明日」は、雨が止んだ綺麗な「明日」でした。私が思ってる「明日」は、誰しもが当たり前の「明日」じゃない!「明日」がこないカズキにどうして長時間目を離したのか!どうして隣に居てやらなかったのか!「ごめんね」それ以外に何も出てこない。食べることが大好きなカズキだったのに、カズキは、それすら忘れてしまいました。食べ物も、食べ方も、全部…。スタッフとボランティアさんたちは、「カズキ時間」を大切に想ってくれました。カズキが「食べ物」と理解できるまで、お皿を持ったまま根気強く待っていました。カズキの時間の流れに合わせてくれてたからこそ、カズキがギリギリまで自分の口で食べられたのだと思います。それなのに・・・私は現場で何をしていたのだろう。カズキとどれ位向き合っていただろうか。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年01月29日
amazon 緊急リスト12月25日にレスキューした「ミサ」その後…※ミサの詳細はコチラ子犬のまま大人になったような天真爛漫なミサ。みんなを押しのけながら真っ先に甘えにくるミサ。新入り犬によくある「我先に」行為は、本来ならば、ここの群れではルール違反。先輩犬が新入り犬をおさえつけながらルールを一つ一つ教えていく流れなのに、今回だけはミサの単独行動を怒る犬がいないのです。誰一人として…。ミサからケンカを売られても、ミサからどんなに文句を言われても、誰も本気でミサを怒らないのです。「メスだから?強いオーラが出てるから?」人間の先入観で考えるとそうなのですが…自分の答えに納得できませんでした。いつもと群れの空気が違うことには変わりないので、注意しながら大きな争いが起こらないよう群れの観察を続けてきました。なぜ群れがミサに寛大だったのか…?やっと今日!理由が分かりました!群れの犬達は、気付いてたんです!ミサの癌が進行してたことを…。犬には癌が見えるのでしょうか?癌に匂いがあるのでしょうか?群れの犬たちの出した結論が「ミサを自由にさせてあげる」…だったのでしょうか?「人間は…やっぱり犬には到底敵わない!」人間の弱さを痛感すると同時に、犬達の優しさにホロリときました。「あんたたち…カッコ良すぎるわっ!」情けないことに…私が気付いたきっかけは、ミサから伝わった「恐怖心」でした。あんなに天真爛漫だったミサが、あんなに犬達に強気だったミサが、徐々に一歩退くようになっていたのです。「今、争ったら自分が負ける」ミサはそう考えていたのです!弱ってる自分を悟られまいとオーラを消すようになったんです。それは・・・動物の世界では「負ける」=「死」だから…。ミサは「死」の恐怖と戦っていたんです。たった一人で…。歩行のリズムが変わってきたミサ…。いよいよ決断の時期かもしれません。ミサ…あんたは、どう生きたいと?あんたは、何を望んでると?年明け早々にお願い事で申し訳ございません。犬達のフードが、あと2~3日で底をつきます。ご支援金での購入も考えましたが、少しでも医療費にまわせたらと、厚かましくも支援物資の呼びかけをさせて頂きました。amazonの欲しいものリストにupしました。ご支援頂けると凄く助かりますm(__)m↓ ↓ ↓amazon 緊急リストレスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2020年01月10日
■ 憤 り 「エナリ」という老犬に出会ったのは、動物愛護センター「隔離室」でした。完治の見込みもない皮膚病のエナリは、小さな部屋の中で、小さなケージの中で、ただ生かされてるだけの日々。当時のブログで、私はこう書き綴ってました。↓ ↓ ↓~~~~~~~~宮崎県民皆さんに問いたい…愛護センターが出来て良かった?愛護センターが出来て安心した?殺処分されなきゃ、生き地獄でも良いという事?私達愛護団体がヒーヒー言っているのはなぜ?メディアの情報だけが全てではありません。自ら蓋を開けてみて!開けに来て!ただ、ひとつ言いたいのは、行政が、職員が、悪いのではないという事。頑張ろうとしても、追いつけないんです。今の宮崎県民のモラルでは。~~~~~~~~「殺処分ゼロ」「殺処分廃止」現場を知らない者までもが馬鹿の一つ覚えのように唱え続けた結果、その裏では…尊重も尊厳も奪われてる「命」があること。生き地獄の中苦しんでいる「命」があること。無責任な「言葉」への憤りを感じていました。エナリの「生」を尊重するためにレスキューに踏み切りました。■ レスキュー後柴特有の気難しさはあったけど、「エナリ!」声をかけると、無表情ながらも「~♪」嬉しい気持ちが伝わってくる仔でした。気難しいおじいちゃんである一方、私の前では、子犬のように甘えんぼさん♪愛らしい一面も密かに持っていました。そんなエナリだったのに…■ 笑顔が消えた日「皮膚病の悪化」を機にエナリから「笑顔」が消えていきました。なんとか楽にしてあげたいと、動物病院の先生、看護師さん、色々手を尽くして下さいました。何度も入退院を繰り返し、支援者さん達のお力添えをいただきながら、エナリの医療費を必死に捻出してきました。スタッフもボランティアさんも、エナリの皮膚を懸命に管理する日々でした。エナリは、弱っている自分に「恐怖心」を抱えるようになりました。動物の本能…でしょうか。■ 伝えたかったことエナリの恐怖心を取ってあげるには…?エナリと一緒に考えていたときにひとつのサインを見つけました。エナリの恐怖心を拭うために必要なのは、「圧迫」と「洞穴」改善しようと動きだそうとしたとき私は、自分にストップをかけました。エナリが求めているものに私自身が応えてしまうと私への依存心が、また出てきちゃうから…。「エナリに小さめの服を着せて、籠る洞穴、バリケンをひとつ置いて下さい」スタッフ二人にお願いした後、私は、エナリの元を離れました。エナリが求めていた「圧迫感」「洞穴」。スタッフから送られてきた写真のエナリは、「理解してくれてありがとう」スタッフにそう言っているかのような優しい表情に戻っていました。こんな穏やかで安心した表情のエナリを久しぶりに見れた気がしました。「あんたと一生懸命向き合ってるのは、美代子とまちゃこだよ!母ちゃんじゃないからね?」二人がどんなにエナリを想っているか、エナリに通じた気がしました。■ 傍観者への決断エナリは、皮膚病と戦いながら老化も進んでいきました。スタッフを中心に、ボランティアさんもエナリの介助をサポートしてくれました。皮肉なもので、老衰が進んでいく度に皮膚の状態が良くなっていくエナリ…。元気なうちに痒みをとってあげたかった…。スタッフ美代子とエナリ。副代表まちゃことエナリ。一生懸命エナリと向き合う二人を尊重したいと思いました。私のアドバイスや指示は必要ない!後悔がないよう、自分の思うままにエナリとの時間を大切にして欲しい…。私は…「傍観者」になろうと決めました。見守って支える側に回ろうと…。■ 最期に向けて私は、夜間~早朝の介護担当でしたが…エナリの夜鳴と要求は、この時間帯が一番激しかった。「なんね!母ちゃんに不満があるとやろ!」「美代子とまちゃこが良いっちゃろ!」軽くあしらいながらのエナリ介護の夜が続きましたが…そんなとき思い出すのは、甘えん坊さんだったエナリの姿。今では…イライラしてたり怒ったり…そんなエナリの姿しかありません。皮膚病さえ悪化しなければ、エナリは穏やかな時間を過ごせていたのでは?そればかりが頭をよぎりました。「エナリをこのまま死なせたくない…エナリの笑顔を取り戻したい…笑って最期を迎えさせるのはどうしたら良いんだろうね…」スタッフにボソッとこぼしたこともありましたが、答えは誰にも見つかりませんでした。もう、そんな悠長なこと言えるような容態ではなかったから…。そして…とうとうこの日を迎えてしまいました。11月29日氷のように冷たいほどの低体温。ヒーターと電気毛布でも追いつかないほどでした。11月30日 AM5時手と音でも確認出来ないくらいの心音の弱さ。お腹がわずかに呼吸で動いてたり、喉が上下に動くのを確認しながらの生存確認。「死んでるのに生きている」そんな不思議な感覚でした。AM8時に保護家入りしたスタッフ美代子。この日の私は、徹夜の介護が続いてたため、半分意識がありませんでしたが、「エナリが生きてるうちに、二人が会えたんだ!」ホッとしながら寝落ちした記憶は残っています。11時半位に、目が覚めたとき、エナリの右手足が硬直していくのを確認してやっと、エナリの死を確信しました。「死んでるけど生きてる」初めて経験する命の終わり方で、本当のご臨終何時が分からないまま迎えたエナリとのお別れ。それは、心の整理が追いつかないまま出口の見えない長いトンネルを無心で歩き続けてるような…そんな一ヶ月間でした。■ 崩壊への道冒頭で転載した「過去に書き残した文章」を再度転載…。↓ ↓ ↓殺処分されなきゃ、生き地獄でも良いという事?↑ ↑ ↑偉そうに何を言ってるんだ?エナリの笑顔を奪い、笑顔を取り戻すこともできなかった人間が!エナリは笑えないまま最期を迎えてしまったのに!「エナリ!」そう声をかけると喜んでくれてたエナリだったのに、病気で性格が変わったという理由にしてなぜ、私は途中で諦めた?じゃあどうすれば良かったのか…?答えは今も分からない。ひとつだけハッキリ分かっているのは、「エナリを尊重してあげれなかった」という事実が残った…ということ。私は…エナリとの別れを境にパソコンを開けなくなりました。インターネットが見れなくなりました。保護家の子達を発信することも、ご支援を頂いたのにお礼を伝えることも、文章を打つこと自体できなくなりました。ご支援のみで施設継続させて頂いているのに、何も発信しない愛護団体に待っているのは「施設崩壊」「このままでは崩壊しかない!」頭では分かっていましたが、もがけばもがく程、体が拒絶反応を起こす状態でした。エナリへの後悔、懺悔…「ごめんね」の一言では許されない自分の行為。保護主として最低だった自分。尊重と尊厳を守れなかった自分。初七日過ぎても、エナリの祭壇を片付けられないことが「答え」だろうと薄々気づいてはいました。■ 再起を誓う今の私に必要なのは…「この環境から離れること」だけど、頑張ってるみんなを差置いての「休む」行為は、逆に新たなストレスを抱えるだけ…。だけど、このままだと本当に、私も保護家も「崩壊」の道しかない…危機感を抱えながら、副代表に申し出たのは、「無期限研修旅行」でした。罪悪感を抱えないよう、自分に言い聞かせながら保護家を離れました。「休みではなく勉強のためやからね!」…と。相棒カムカムと無期限の旅へ。こうして始まった車中泊しながらの「視察研修旅」こうして文字を打てるようになったことが復活した証拠です!昨夜買ってきたお花で最後…。このお花が枯れたら、エナリの祭壇を片付けようと決めました。決して、自分を許したわけではない。エナリへの後悔、懺悔…今、自分が感じていることを次につなげていかなければ…と。エナリの死を無駄にするようなことは絶対しない!エナリと笑い合った時間が確かにあったことも、忘れないよう生きて行こう…。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年12月24日
愛護センターで出会った「ワカコ」という老犬。当時、私はこう思った。冷暖房完備だし、自分だけのスペースもあるし、飢えはないし、優しい職員さんがついてくれてる。だから、ワカコは幸せなんだよ!…と。「資金がないからレスキューを躊躇してるだけやろ?」「罪悪感を拭うために正当化すんな!」もう一人の私(本心)が、自分を叱りとがめた。愛護センター譲渡不可の犬たちは、すぐには殺処分にならない。だけど、死刑囚と同じだ。いつ、その日がくるか分からない。収容頭数をオーバーしたり、様々な理由で殺処分となった犬を私は知っていたはず。もし、生き続けられたとしても、もう二度と…土の上を歩くことはできない!草木に触れることもできない!壁に囲まれ生きていく。死ぬまでずっと…。ワカコが収容されて3ヶ月間、愛護センター職員誰一人として「殺処分」の声をあげなかったそう…。ひとつだけ…職員さんに確認した。「ワカコは、いのちのはうす保護家が幸せに生きれる場所だと思いますか?」・・・・・愛護センターのように、1匹だけでの保護は不可能だし、多頭飼育の環境は、逆にストレスを抱えさせてしまうのでは?その思いだけが拭いきれなかったから。「いいえ…保護家さんで過ごす時間は、ワカコにとって幸せです」この一言で、救われた感じがした。この一言で、不安が自信に変われた気がした。・・・・・当時、いのちのはうす保護家は、今までにない資金難に苦しんでた。これまで赤字補填してた私の預金通帳も、数字が消えた旨を、スタッフに伝えた。そんな現状でのレスキューは、スタッフも怖かったはずなのに…レスキューの反対を、誰もしなかった。むしろ、夜遅くまで施設に残り、笑顔でワカコの到着を待っていた。私同様、責任を背負ってる副代表は、不安な顔を一切出さず、緊張してるワカコに、「心配することは何もないからね」初めましてのキス。「介護部屋」(実際は部屋が足りず廊下)がワカコの新しいお部屋になった。みんなからいっぱい手をかけてもらった。「土の上を歩かせたい!」ワカコと私たちの念願叶った日!3ヶ月ぶりの大地!3ヶ月ぶりの木々の匂い!ワカコのワクワクが伝わるようだった。捕獲当初のワカコは、ノミダニだらけの酷い状態だった…。表情も無く、生きる気力を失くしたかのようで、立ち上がることすらなかった…。愛護センター職員さんがそう教えてくれた。それなのに、ワカコは、人間が大好きだった。人間を疑う気持ちをこれっぽっちも持っていなかった。それは…飼い主から受けた愛情をハッキリ覚えていたから…。ワカコを見てると、18年前の映画「AI」とかぶってしまう。継母(飼主)を永遠に愛すよう作られた子供型AIロボットは、継母(飼主)から酷い仕打ちを受けても、必ずまた、継母(飼主)から愛してもらえると…そんな日が来ると信じ続けた。…そんな映画のストーリーと、ワカコから伝わる感情が、奇しくも同じものだった。飼い主の身勝手な愛情は、ワカコの心をズタズタにした。一番信頼してる大好きな人から何年も背を向けられる日々…どんなに悲しかったことか、どんなに苦しかったことか、どんなに淋しかっただろうか…。私たちは、笑顔のワカコしか知らない。ひょうひょうと楽しそうに歩くワカコしか知らない。だからこそ…胸が痛んだ。笑顔に奥にある背景を知ってたから。「もっと早く出会いたかった」いっぱいいっぱい苦しむ前のワカコと…。こんな言葉を出すのは悔しいけど、飼い主には「ありがとう」の気持ちもある。だって…ワカコは本当に良い子だから。ワカコは「愛」を知ってる子だから。介助が必要となった老犬は「老犬ホスピス部屋」から「介護部屋」に次々移動してくる。老犬の徘徊で体を踏まれようが、夜鳴でうるさかろうが、ワカコは文句も言わず、イライラしてる様子もなかった。どんな老犬も優しく受け入れる…それがワカコだったのに…急にゴハンを食べなくなり、水も拒否するようになった。これが、死期が近い…というサイン。いつも不思議に感じる。「頭」は食べ物や水分を欲しているのに、そんな目をしてるのに、「体」がストップをかけてるよう見える。「口に入れるな!」…と。それには、深い理由があった。体内を空っぽにすることにより、苦しみのない死を迎えられることを体が潜在的に知ってるから…。・・・・・食べれない、飲めないとき、点滴を入れる?シリンジで流し込む?…何もしない?見極める目と判断能力が試される。絶対に間違ってはいけないと、体がガタガタ震えだす。当施設には「業務日誌」がある。11/6 19:00 ~ 翌朝7:00の日誌に書きなぐってた(誤字もあり)記録。私は…信じた。自分の見極めた目と判断能力を…。そして…11/6 19:40 決断を出した。点滴、流動食、水分、全てストップするという決断を…。゛ワカコを苦しめたくない…゛゛最期の時は穏やかであって欲しい…゛それだけしか頭になかった。ワカコは、ずっと目を開けたままおだやかな呼吸をくり返してた。・・・AM 3:50・・・一声も発することなく、体が痙攣することなく、ワカコの心音が止まった。ゆっくり、ゆっくりと…あらためて感じた。「自然死」とは…優しい時間の中に存在するものだということを。仲良しだったパンの後を追うように旅立ったワカコ…。パンとワカコは、再会できたのかな…?亡くなった24時間は、お線香の煙が灯りとなり、暗い道を照らし道案内すると誰かに聞きました。ワカコは、ひょうひょうしてるから道に迷ってないかと、それだけが気がかりです。次こそ、幸せにならんといかんのだから…。早く生まれ変わらんといかんのだから…。あんなにギュウギュウ詰めだった「介護部屋」は…ラン、ひとりぼっちになりました…・・・・・今だから話せることですが…会の運営資金が18,000円になり、無職(名ばかりの専業主婦)の私には、短期集中で出稼ぎに行くことしかできないと、某県に2ヶ月間…まさに向かう直前でした。「ゆみさんが2ヶ月も保護家を離れたら誰が犬猫たちの異変に気付けると!」「群れのリーダーが2ヶ月もおらんなったら群れの流れが変わってしまう!」スタッフから猛反対を受けましたが、私の決心は揺るぎませんでした。施設を守るためには、そうするしかないんだと…。そんな頑固な私を、引きとめきれたのが、パンでした…。私が保護家を旅立つ日の夜、パンが何度も痙攣を起こしたのです。当時は偶然だと思ってたけど、パンが選んだ最終章を目の当たりにした私は、あの日、あの時間に倒れたパンは決して偶然ではなかったんだと三ヶ月経った今、ようやく気付いたんです。何があっても私は、保護家から離れてはいけないのだと教えてくれたのは、パンでした。そして…資金難で決心がつかず、レスキューが遅れたばっかりに手を差し伸べられなかった「命」。この子がいたから、ワカコレスキューの決断がついたんです。そして…数名の有志が「いのち」を繋げるお力を、温かいご支援を私たちに託して下さいました。結果、ワカコを含む18匹もの犬猫をレスキューする事ができました。ワカコは…そんな皆さんから助けてもらったかけがえのない大切な存在でもあり、皆さんから想われた「いのち」でした。あらためてお礼を言わせてください。ワカコの分も、ワカコに代わって…・・・・・ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。ワカコは、みんなに愛されながら、穏やかな最期を迎えられました。・・・・・レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年11月09日
その犬は、ボロボロだった。命のカウントダウンが静かに動き始めた。7日間…。この犬に残された時間だった。一言も声を発することはなかった。「諦め」ではない。「覚悟」…だった。どんなにボロボロであろうとも、どんなに年を取っていようとも、生まれ持った「気高さ」が全身からあふれ出ていた。4年前の出来事なのに、今でも体がハッキリと覚えている。檻の前で立ちすくむしかできず、体が震える感覚だった。悔しくて…哀しくて…切なくて…。そんな私をジッと見つめ、ゆっくりと尻尾を揺らした。その意味は…「助けて!」じゃなかった。「生きたい!」じゃなかった。「自分を見てくれてありがとう」…だった。「ありがとう」…それだけ。この犬はどれだけの時間ひとりぼっちだったんだろう…「あんたは・・・それで良いとね!それで終わるつもりねっ!絶対、生かせるからねっ!」2015年8月…これが、レスキューを決意したきっかけでした。ボロボロだった犬は、「パン」という名前になりました。群れの中で体が一番小さく(10K)力も無いお爺ちゃんでしたが、高い頭脳で群れリーダーへと上りつめたのです。ですが…その時間も、そう長く続きませんでした。パンの老いが進んでいき、ここに居ては危険だと判断し、パンを群れから離しました。ゆっくり、ゆっくりと…パンの老化が進んできました。みんなに介助してもらいながら、穏やかな時間が流れていきます。みんなから気にかけてもらう日々。そんなパンの姿を見ながら、いつも思い出します。あの時、レスキューを決意して良かった…と。今、生きててよかった…と。今日はどんな物食べれるだろう?今日はどんな体勢が楽だろう?毎日毎日、パンの事を想いながらひとつひとつ丁寧にパンと向き合い続ける人達…。一年間続いた介助生活は、パンにとって一番幸せな時間だったでしょう…。パンは群れの「リーダー」だった。パンは、そんな自分を誇りに思ってた。誇り高きあの頃を思い出させたいと、歩行もままならないパンをドッグランに連れ出した。一歩一歩、地面を確かめるように、かみしめるように、パンは歩き出した。その姿はまさしく、リーダー、パンだった。スタッフは涙を流しながら、見守っていました。パンの勇姿を目に焼き付けるように…。「パン…忘れんでね!誇り高きリーダーだったことを…」夜の徘徊…夜鳴き…認知症も進んでいきました。私の知ってるパンが少しずつ、少しずつ…いなくなっていくようで、「淋しい」感覚を抱いていました。私のことも忘れてるんだろうな…と。管理所の檻の中から、「自分を見てくれてありがとう」そう言ってくれたことも、ぜんぶ、ぜんぶ…忘れただろうな…10月30日 15:00 いつものパンの鳴き声に、少し違和感を感じました。いつもと違う…ただなんとなく…慌ててパンを膝の上に乗せました。その10分後…パンはそのまま息を引き取りました。やっと気付きました。私のことを忘れてなかった…ってことを。管理所の檻からパンが私に言ってくれた言葉、「自分を見てくれてありがとう」今度は私がそっくりそのまま返そう。「私を見てくれてありがとう」パンという犬は…群れのリーダーらしい、気高い最期だった。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年11月08日
↓ 2019/9/6 ブログ記事転載 ↓ この仔は、室内で大事にされてた老犬。それなのに「持込み」飼主さんが、癌で入院したとのことでした。それ以上は聞きませんでしたが、どんな思いでこの仔を手放したのか…手放すしかなかったのか…犬がかわいそうとか、犬の命をどうのこうのとか、それ以前の問題に、胸が痛みました。家族や身内はなぜ、飼主さんの気持ちに、少しでも寄り添えなかったのか…と。もし、飼主さんが生きているならば、「あの子は大丈夫ですよ」そう声をかけたいです。大事にされてたこの仔を、飼主さんから引き継いで守りたいです。 ~ ↑ 転載ココまで ↑ ~ ・・・そう思いながらも、レスキューできない日々が続きました。それ以上に大切にしたいものがあったから…。■レスキューより優先したいことボニー…。ボニーが望んでいたこと(私に)は、「看られる」ではなく、「見られる」ことでした。私の介護を必要としてくれないボニー…手がかかる仔ほど、カワイイ。手がかからない仔ほど、愛おしい。ボニー犬生の集大成は…ボニーと過ごした私自身、3年6ヶ月という時間への集大成…だったのかも。ボニーを見送った9日後…私の時間も、動きだしました。 ■レスキュー1匹 飼主の「持込み」だったこの仔…認知症が進行し、足腰も老化が進んでいました。「ラン」ちゃん…15年間、呼ばれてきた名前です。15年前、某保健所に収容されたラン。子犬の生存率すら、低い時代でした。ランは、優しい高齢ご夫婦に引き取られ、一命をとりとめましたが…15年後こんな未来が待っていたなんて、飼い主は考えもしなかったでしょう…。看取る覚悟で、ランをレスキューしましたが…愛護センターも、うちの施設も、ランにとっては、何ら変わらない場所。お家に帰ることも、飼い主と一緒に生きることも…ランの全てが奪われたんです。ランに残された時間がまだあるのならば…少しでも良いから、ランが「幸せ」だと感じてくれる…そんないのちのはうす保護家であるにはどうしたら良いのか…模索中です。 ■レスキュー2匹 檻のすみで怯えていた白い犬…皮膚病で体はボロボロでした。白い犬から強く伝わった感情は、人間=叩く生物…白い犬にとって、人間という存在は、暴力的な生物でしかありません。何年、自分を押し殺してきたのかな…何年、暴力に怯えた日々だったのかな…「いい子ね…本当に良い子ね…」職員さんは、優しく声をかけながら、白い犬の頭を、何度もなでました。この白い犬も、レスキューしました。命名「ベンティ―」高齢でヨタヨタしてるベンティ―ですが、群れデビューは、すんなり成功しました。誰一人として、ベンティ―にけん制しかけないことに驚きました。人間の私たちには、絶対気付けないものが、犬たちには見えるんでしょうね…力ではない、ベンティ―の強さ、ベンティ―の背負ってきた過去が。 ■レスキューその後 人手や医療費や施設維持費…毎日毎日が、ギリギリの状態です。ご報告やお礼が滞っている私たちですが、それでも、いつも手を差し伸べてくださる全国の支援者さんには、「ありがとうございます」の言葉だけではお伝えできない感謝の気持ちでいっぱいです。Facebook、ブログ、思うように更新できず、本当に申し訳ございません。ランとベンティ―をレスキューできたのも、支援者さんのお力添えがあったからでした。ランとベンティ―を助けて下さり本当にありがとうございます。ベンティ―は、病院での検査結果、耳の中が酷い状態で、治療とケアに時間がかかりそうです…。背中の腫瘍はおそらく良性ですが、水を抜く処置は、今後も継続します。肺炎にもかかっていたので、隔離しての肺炎治療です。ベンティ―、頑張ってます!レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年10月03日
前記事つづき→2019/09/27 「人間を判定する犬」 ■ 恐 怖 心 ボニーは、気付きました。自分の体が衰えはじめたことに…。ボニーは賢い犬だから、脳の処理能力が衰えてることが、何よりも怖かったことでしょう…。ボニーから「従順」の演技が消え、恐怖心を「唸り」「威嚇」で表すようになりました。9月に入り、ボニーの認知症が進行。心臓も弱りはじめ、寝たきりになりました。 ■ 友 同じく介護期の「パン」とは、なぜか必ず、お互いの身体がどこかしら触れ合っていました。何気ないその光景は、私たちの涙を誘いました。それは・・・過去、パンとボニーはリーダーの座を賭け、戦い続けた仲だったから。お互い火花バチバチの良い関係性ではありませんでした。そんな二人が今、体を寄せ合っている。その姿は…互いを労わり合うかのように…。■ 終 ボニーの介護生活は9月17日、静かに幕を閉じた。声を上げることなく、眠るようなおだやかな最期でした。パンは、ボニーの亡骸から離れようとしません。2人の間で何があったのか…私には、知る由もありませんが、2人の間に、特別な「絆」が生まれていたことだけは、確信しました。共に元気だった時代、リーダーの座を引きずりおろされた側と、リーダーの座を手に入れられなかった側。互いにトップの座を競い合った2人だからこそ、分かり合える何かがあったのでしょうか…。■ 判 定 ボニーが最期にとった行動は「判定」でした。最期に寄り添って欲しい人間を、ボニー自ら選んだのです。ボニーの判定に合格したのは、スタッフ美代子でした。ボニーにとっての介護期は、自分を演じる必要のない自分らしく生きれた時間。スタッフ美代子の手厚い介護を受けているボニーの姿は、「安心感」に溢れていました。最初と最期を「判定」で締めくくる!それでこそボニー!ボニーと出会って3年6ヶ月。最後の最期に、ボニーらしい「生き様」を見せてもらえたことが、私の幸せです。「死に様には、生き様があぶりだされる」誰かに聞いた嫌いな言葉だけど、本当は嫌いじゃないかも…「ボニーの死に様は、生き様全てだった」心の中で語りかけながら、ボニーを見送りました。ボニー!あんたの最期、すごくカッコ良かったよ!戦友「パン」との再会はもう少し待ってあげてね!レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年09月29日
■「絶望」から「希望」2016年3月25日動物保護管理所の檻に収容された1匹の老犬。この老犬から感じたものは「絶望」全てのことに疲れ切ってるような諦めの感情だった。だけど・・・日に日に印象は変わった。会う度に、こっちが選別されてるような不思議な感覚だった。生きることへの「希望」を見出したのかもしれない。私へ向ける老犬の目(審査)は、日に日に厳しくなっていた。「お前は信用できる人間なのか?」…と。私はどうやら無事に、判定合格したようだ。でも・・・レスキューしてからが本番だった。私は、ひとつひとつの行動、表情等、この老犬から観察されてる立場だった。どうやら、私への判定はまだ続いているようだった。(何次審査まであるんだろう?)人間側から言わせて頂くと、ひとくせもふたくせもある気難しい犬…それが「ボニー」という犬だった。■ 群 れ デ ビ ュ ー 先輩犬から一気に囲まれるボニーボニーは、群れのリーダーが誰なのかを瞬時に感じ取り、リーダー「パン」の元に、自ら挨拶に行った。いやいや、あまりにもデキすぎてない?ボニーの優等生行為は、「違和感」しかなかった。だって、檻の中から人間を判定する強い犬。自尊心と我が強い犬。それが、本当のボニーなのに…。「群れの中では、本性を隠した方が良さそうだ」ボニー自身で、判断したのでしょう…ボニーは賢い犬だから。「従順でカワイイ普通の犬」ボニーをそのように扱うと、ふとした瞬間に本性が出る。「オレに指示すんじゃねぇよ!」「オレが望んでないことすんじゃねーよ!」睨み、唸り、咬む仕草も見せた。ボニーはなぜ、従順を演じているのか?理由は分からないけど、「演じなくても良いんだよ」私からボニーへの願いだった。自分らしく生きて欲しい…と。 ※「ボニー最期の判定」に続くレスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年09月27日
1・時が止まったままの仔https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201907290001/2・ケンジが過ごした看取り期https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201907310000/この記事は3回に分けて書き上げております。これまでのお話は上記リンク先にて…。日付が変わり、5月3日。たんたんと、ケンジのエンゼルケアする私。それを、違う場所からながめてるようなフシギな感覚。まるで第三者のように。「はいっ!体を拭き終わったら耳の中ですよ!」「はいっ!了解しました!」「あっ!脱脂綿出してくれる?」「は~いっ!」また、「ごっこ遊び」がはじまった。1人で会話しながらエンゼルケア。いつもながら、人には見せられない姿だなぁ~と、「フッ…フフフッ…」テレ笑いが出る。笑っているはずなのに…ぬぐっても、ぬぐっても、服のそでで、何回ぬぐっても、涙とハナミズで、顔はグチャグチャなまま。人間の感情ってどんな構造してるの?私、笑ってるんだよ?おかしいよね?おもしろいよね?1分1秒、一人ぼっちにしないよう、誰かが死んだときに出動する「見守り隊員カムちゃん」。サンバァも出動!心強いね!ケンジ!ありがとう・・・サンバァ。翌朝、台所でトントングツグツ音がする。スタッフ薫が、作業着で台所に立っていた。「薫さん、何しよると?」「ケンジのごはん作ってるとよ…ケンジ、嬉しそうに食べよったから、アッチでもちゃーんと食べれるようにね!」スタッフ薫は・・・ケンジの体調に合ったごはんを考えながら、ごはんを作ってくれてた人だった。通称「薫メシ」ケンジも、薫メシだけは完食していた。ケンジ!これが最後の薫メシだよっ!ケンジの大きな体が、たくさんのお花に包まれた。みんなみんな・・・泣いてた。みんなみんな・・・声をだして泣いた。わたしは・・・泣かなかった。わたしは・・・ひとつぶの涙も流さなかった。私のもうひとつの使命は、みんなが、感情を押し殺すことなく、まっすぐに感情がだせる環境作り。これが、看取ってきた仔達から、託された私の使命。うちの仔達、みんな優しいでしょう?ケンジが亡くなって1年3ヶ月が過ぎた。チマチマと3回に分けて書いたブログは、1年3ヶ月前の記憶を叩き起こしながら、書き上げた記事だった。なぜ、この1年3ヶ月という長い期間、ケンジの最期を報告しなかった?なぜ、この1年3ヶ月という長い期間、ケンジの生き様を伝えようとしなかった?1年3ヶ月前のわたしが、感情を閉じ込めてたから。頑丈なカギをかけてたから。感情の記憶を、二度と開けたくなかったから。1年3ヶ月、長い時間、誰にも打ち明けずに来た。ケンジへの想いを整理できなかったから。そんな思いを抱きながら、ケンジと共に、1年3ヶ月という時を過ごしてきた。その封印を、今、やっと、解いたのは、「あの日の真実」に気付いたから。◆ あ の 日 の 真 実 ◆最期の時が近づくにつれ、ケンジは、冷たい目を、私に向けはじめた。「サンペイ」をいつも優先してきたくせに、サンペイを看取った後は、サンペイと寄りそってた時間をそのまんま、ケンジとの時間にあてるようになったから、そりゃあ、あからさまだよね?「いまさらなんだよ!」そんなイライラを、私にぶつけていたのかも。「どうせ母ちゃんは…」私に裏切られたと感じてたのかな?ケンジの目は、私を責めているように見えた。だけど・・・1年3ヶ月経って、ようやく自分の中で整理がついた。私がケンジに抱えてた「後ろめたさ」、私がケンジに抱えてた「申し訳なさ」、そんな強い感情から、私自身が、勝手に生み出したものは、「固定観念」だった!「おもいこみ」だった!完全なる「妄想」だった!今、やっと、その事に気付けた!ケンジは…私を恨んではいなかった。ケンジは…裏切られたなんて思ってなかった。ケンジのイライラは、そこじゃなかった!ケンジをいつもそういう目で見てた私に、「母ちゃん!違うよ!勘違いだよ!」私の固定観念を解いてあげようとケンジは、懸命に訴え続けていた。「目を覚まして!ボクの目をちゃんと見て!」最後の力をふりしぼりケンジは、私を守ろうとしていた。それなのに・・・そのことに気付くことなく、「ケンジはイライラをぶつけてた」そう思いこんでた私。私に伝わらないことが、どんなに歯がゆかったろう…どんなに無念だったろう…1年3ヶ月後、やっと…ケンジの止まってた時間が動き始めた。優しいケンジ…やっとココを離れられるね?やっと成仏できるよね?ずっと時間を止めててごめんね。~ケンジへ~母ちゃんは、母ちゃんが進むべき道をちゃんと歩んで行くからね。 ~母ちゃんより~☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡もうひとつ暴露すると・・・私の中にある「あの日の真実」は、まだたくさんあります。あの日の真実、あの日の真相、それらのことが、私の中で整理できないと、文章にできないのです。「活字」って…「活きてる字」だと思うから。☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月01日
2018年4月18日ケンジは「看取り期」に入りましたが・・・同じ日に「看取り期」に入った「サンペイ」がいました。サンペイは、人間に壁を作っていました。人間に甘えることを知らずに育った仔でした。このまま最期を迎えさせたくない!毎晩、サンペイに寄り添っていたそんなある日の夜…いつものように、サンペイと添い寝してると背中に突き刺さる視線を感じ、パッ!と振り向くと・・・ケンジと目が合いました!サークルの網越しから、一度も目を反らすことなく、ずっと…。それは…穏やかで優しいケンジから初めて感じた「嫉妬」の目でした。吠える力も残されてないはずなのに、私を吠えて呼び戻そうとするケンジ。ケンジは、ずっと淋しかったのでしょう…。ケンジは、ずっと我慢していたのでしょう…。翌日、ケンジをカートに乗せてお散歩。初めて過ごす、二人きりの時間でした。ケンジを膝の上に乗せて、ケンジと同じ景色を眺めました。このとき、ケンジと何の話をしたのか、ハッキリとは覚えていませんが、「あと少しだけ我慢してね」そんな残酷な言葉だった気がします。明らかに先に逝くであろうサンペイには、心のケアが必要でした。だから、私には時間がないのだから…と。ケンジに我慢しろだなんて…ケンジには全く関係ないのにね…翌日・・・そのサンペイが永眠。私が犯したミス…お気付きでしょうか。寝返りを打てないケンジなのに、顔を棚側に向けてしまってたんです!体位交換の際に起きたミスでした。サンペイの最期を見送ってる皆の後で淋しそうなケンジの背中…。後日、この写真を見たとき、自分に怒りがこみ上げてきました。私は、ケンジの何を見てたのかと…。ケンジに残された時間はあと僅か今日か明日だろう…薄々と感じていました。「悔いが残らない1日を過ごして下さい」スタッフにもそう告げました。「ケンジ…」呟くように名前を呼びながら、その優しい手はケンジの体を包み込みます。ギュッと握り合う二人の手に特別な何かを感じずにはいられませんでした。5月2日…この日は、ケンジにとって大切な日でもあったのに…愛護センターに収容されている老犬の容体が悪いと連絡が入り、レスキューに向かう決意をしました。私は、ケンジを置いて出て行きました。ケンジを置いて出ることが何を意味するのか…それは痛いほど分かっていました。ケンジとの時間を割いてまでも、今、老犬をレスキューするべきではない!誰が一番大切なのか…そんな簡単なこと、全部全部、分かっていました。生きてるケンジに会えるのは、これで最期になるのかもしれない…ずっと、ずっと、ケンジを抱きしめました。なぜかな…このときの心境は至福感だけでした。藤井副代表にケンジを託して、私は愛護センターに向かいました。愛護センターレスキュー後の予定をキャンセルし、急いでケンジの待つ保護家に帰りました。泣きながら給水しようとするスタッフの手を私は…止めました。「口と鼻を湿らせる程度で良いからね」看取り期では、給水の拒否反応が出たら、体は、死へ向かってる合図です。ゆっくり眠ろうとしている機能を、邪魔してしまうことにより、最期の瞬間「苦痛」を与えてしまうんです。「枯れて死ぬ」命ある生物にとって、これが一番、苦しみや飢えのない幸せな最期なんです。5月2日 19時・・・「死」へ真っ直ぐ向かっているケンジの姿がそこにありました。もう、引き止めることは出来ないんだ…もう、引き止めてはいけないんだ…ケンジは終わりを迎えました。※ 次 に 続 き ま すどうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月31日
昨年4月から時間が止まったままの老犬ホスピスの「ケンジ」↓ 約 一 年 前 の 記 事 転 載 ↓(少し編集してます)老犬ホスピスの「ケンジ」は、2017/5/27に、都城管理所からレスキューした仔。群れデビューの日、群れのリーダー(パン)にも、ちゃんと挨拶もできたし、犬社会でも人間社会でも、皆から好かれる子でした。いつも楽しそうに笑顔を振りまいてる…そんなイメージしかない子でした。ボール遊びが大好きで、夢中になり過ぎて子犬達を押しのけて、自分も子犬に戻ってたケンジ。ここに来るまでは、沢山の辛いことがあったと思います。三ヶ月間も、檻の中で生死の危機があったと思えない位の明るい子でした。ですが・・・やはり、ケンジも老犬。ある日、前庭疾患で倒れてしまいました。寝たりにさせないようリハビリの毎日。絶対復活する子だと信じていました!そして・・・自分の足で歩き出し、見事復活を果たしました!復活後は、寝ている時間も多くなり、ケンジの表情を見ていると、「老犬」だからと、一括りにしてはいけない…そう感じさせられました。色んな検査を受けさせました。検査だけで10万円近くかかったと思います。それも全て、全国の皆様からの温かいご支援金があったからこそでした。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。ケンジは…消化器型のリンパ腫でした。抗がん剤治療をしたら、数ヶ月、何もしなければ余命一ヶ月だと宣告受けましたが、気休めかもしれませんが、軽いお薬だけを服用させる事にしました。通称「薫飯」。スタッフ薫が、毎日作ってくれるご飯が、ケンジの大好物でした。本当に余命一ヶ月?と思う位、ケンジはご飯の時だけ元気になるのです。残りの時間わずか一ヶ月…そう余命宣告されて、三ヶ月位経つと思います。ケンジは、ずっとずっと頑張ってきました。でも、そろそろ、ケンジも休みたくなったようです…「ケンジの寝床を事務所に移動します」スタッフ達にそう告げたとき、藤井副代表は、ケンジの身体にしがみつき、大声を上げて泣きました…。「事務所に移動します」私がこの言葉を発したときが、死期が近くなった…という合図なのですが、みんなも薄々勘付いていたと思います。ケンジの時間がもう残り少ないことを…。「ケンジ、ごめーん!私はケンジから逃げてた!この日が来るのが怖くて、ケンジと向き合うのが怖かったー!」藤井副代表は、ケンジを抱きしめながら、何度も何度もケンジに謝っていました。違う…絶対違うっ!みんなみんな、ケンジと向き合っていた!ケンジから目を反らしてた人は誰一人いない!ケンジは・・・今まで出来ていたことが全部できなくなりました。皆と一緒に過ごしたドッグラン…もう立つことも出来ない体だったけど、あの時を感じて欲しい…という思いでドッグランに連れ出しました。まっすぐ前を見据え、あの頃と同じ目の輝きをしてました。この数日後・・・ケンジは上半身を起こすことも出来なくなりました。顔を上げる事も出来なくなりました。それでもまだ、ケンジは頑張っています!まだまだやり残している事があるから!ケンジは、5月27日で保護家に来て丸一年になります。あともう少し…あともう少し…~ 後 半 に 続 き ま す ~どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月29日
福島県の方から、殺処分予定犬を助けて頂けないかと、SOSのメッセージが届きました。本来ならば、面識のある方でも受入を断る事は多々あります。一番の理由は「私自身がその子に触れていない」冷たいと思われるかもしれませんが、その言葉の意味には、イコール、その子が何を抱えているのか、モニターを通しただけでは、私には、理解してあげる事すら出来ない現実。イコール、うちの施設(群れ)に来ることで、大きなストレスを与え続ける結果になってしまうかもしれない。「命が助かれば良い」ではなく、助かった後の「命の尊重」が出来なければ、安易に命に手を差し伸べるべきではない。その子にとっては、毎日が生き地獄だから。これが私の信念です。だから・・・私、山下由美は、「愛護家」じゃないんです。「優しい人」じゃないんです。ただ・・・SOSを出して下さった方からの個人メッセージが、とても心に響いたんです。必死になって1匹でも救いたいという強い気持ちが伝わったんです。何度も何度も、必死で呼びかけているFacebook。それでも、まだお声がかからない…「この子・・もうダメかもしれないね」スタッフ全員に相談して、受入れる決心をしました。その方は、この子の医療費、手術費が、莫大な金額になる事を、わかっていました。だからこそ、この子にかかる医療費にと、高額な寄付をお申し出下さいました。そのお気持ちに、私達は心を打たれました。でも、きっと、福島県では殺処分寸前の犬猫が、沢山居ると思いました。ぜひ、その医療費を福島県の犬猫達に遣って頂きたいと、医療費は、辞退させていただきました。(貧乏団体が生意気ですいません)その方の心優しいお気持ちだけ、有り難く頂戴しました。この子の医療費は、私が働いてでも工面するべきだと思えたんです。カズキ(旧名リキ君)ようこそ!施設に到着後、お外をお散歩。びっくりするくらいの小走り、びっくりするくらいの力^ ^この日は、暗くなるまでずっとドッグランを満喫してました。カズキがどんな子なのか、カズキを理解するために、いいえ・・・カズキに、私と施設を受け入れてもらいたくて、保護家に来た初日の夜、カズキと一緒にサークルの中で時間を過ごしました。カズキは、口中に腫瘍がありますが、腫瘍からの痛みはないようです。歯周炎の痛みを和らげながら、カズキにとって何が最善なのかを、接しながら考えてきました。全身麻酔に耐えられるのかが一番の心配でしたが、どうやら負担はかからないように感じました。腫瘍が悪性なのか良性なのか、病理検査してもらう事になりました。カズキは、とにかく平和主義者。そんなカズキをレスキュー後…9月からFacebookで、何度も何度も、引き取り先を呼びかけていらっしゃいました。10月、11月と、情報を追記しながら、一生懸命に守ろうとしている姿。それなのに、「期限が12月7日…」直ぐに副代表に相談を持ち掛けました。「カズキレスキューして早々に申し訳ないけど…」「そう言ってくると思ってたよ。腫瘍抱えてる老犬やろ?だって…ケンジにソックリだもんね。あの子…」ケンジは、リンパ腫で亡くなった子でした。私とケンジとの間では、まだ完結できていない部分があります。「後悔」ではなく、まだ共に時間を過ごしている…そんな感覚なので、私とケンジが本当の意味で、お別れできる日が来た時に、ご報告をと思っていました。それが・・・「ピン子」との出会いだったような気がします。ピン子の声は、ケンジにソックリでした。空港で会ったピン子は、怒っていました。相当怒っていました。それはもう、福島県からの長旅でしたから、かなりのお疲れのようでした。きっと、私のせいだと思ったのでしょう。20時に保護家に到着し、真っ暗な中、ドッグランを探索するピン子。いつものように、同じサークルで時間を共にしたのですが、ピン子のご立腹はなかなかのようで、ずっと顔を背けたままでした。翌朝は、やっとご機嫌も良くなり、仲良くしてもらえました(^^)お隣はカズキです。ピン子さん、やはり大型ですね!白内障であまり目は見えていませんが、前庭疾患と足の筋力がかなり弱っているので、そこも考えていきたいと思います。そんなカズキとピン子を眺めながら、胸に込み上げる「ありがとう」の感情。カズキが!ピン子が!今、生きている!それは、決して当たり前のことじゃない。センターでカズキとピン子に触れた温かい手、必死にsnsで発信し続けた温かい指、パケボラさん達による命のリレー、質問に対してのレスポンスの早さ、何かがひとつでも欠けてたら、きっと・・・カズキとピン子は、もう存在していなかった。そう思うと「ありがとう」・・感謝の念でいっぱいでした。資金面で苦しくなってきたことを、スタッフが会のブログで切に訴え…あそこまで書かせてしまった事に、代表としての不甲斐なさを感じましたが、全国の皆様が、優しい手を差し伸べて下さり、危機を乗り越える事が出来ました。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。皆さんの優しさに、ただただ感謝しかありません。またブログ発信も頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月16日
いのちのはうす保護家には「介護と看取りへの理念」というマニュアルがあります。スタッフ、ボランティアさんにも、お渡ししている冊子です。「かわいそう」・・・その感情は、「かわいそう」と感じ見ている苦しくて悲しい…そんな自分が「かわいそう」という意味なのか・・・「かわいそう」という感情の正体に、自分自身で気付く事は、「介護と看取り」に携わっていく事への最初の入口だと感じたから…。その中の一つだけですが、当会のマニュアルから抜粋して下記に綴ります。犬猫から同意を得られない強制的介護は、『拷問介護』と捉えております。 「清潔・給餌・排泄・傷の手当」を、介助する側のペースで行う事は、「介助」とは言えないと思います。抑えつけての介助からは、良いものは生まれません。「この人嫌い」「粗末に扱われてる」拒絶する心が強くなるばかりです。 拒絶反応が出たら、一回退く!待つ!時間を置く!その子のタイミングが必ず来るはずです。その後、介助を抵抗なくさせてくれた時は、直ぐにその子から離れないでください。目を見て、手で優しく触れながら声をかけて下さい。この行為が意味するものは、「感情の記憶固定」です。 私達に感じた「安心感」という感情を、記憶として残すためです。 これを繰り返すことにより、徐々に介助に協力的になり、介助する私達自身も助かる…という良い結果へと繋がっています。当会の「介護」は、その都度、介護の概念を捨てる事から始まります。なぜならば、個々によって「見る・話す・触れる」求めているものは違います。五感を集中させる事により、その子が求めている「見る・話す・触れる」の細かい部分に初めて気付けます。その子の体と心の変化を見落とさないよう、介助中は人間同士の世間話と、今やってる介助以外、私語は禁止。五感全てを、介助中の子に集中して下さい。それは、「頭」で学ぶ技術ではなく、目の前の「命」から教えてもらってる「心」「身体」で感じ学ぶ、介護技術です。「動いている機能を活かす」出来るだけ寝たきりにさせないよう、補助しながら立たせたり、歩かせています。筋力が落ちたり、気力がない場合には、関節と肉球を刺激して、本人が「立ちたい」という気持ちを取り戻せるためにリハビリをしています。「犬らしくあれ!」甘やかさない事も、私たちの介護への理念にあります。「かわいそうだから」「つらそうだから」それは、先入観なのかもしれません。一度感情を封印する事も必要です。その子が何を求めているのか、誰のための介護なのか、それは決して…忘れてはいけません。過度な介護は、その子が本来持っている「能力」を奪う事にもなります。薬や治療だけに頼らず、免疫力がどれ程あるのかを見極めて、自然治癒力を信じる事も必要です。介助や介護の中で、一番優先する事は、「見て・話して・触れて」相手を尊重する事。介護と看取りの経験を重ねて行く程、知識の引き出しが増え、このパターンの答えはこれだと、見極める力が出てきます。それは・・・これまで看取った仔達が、私達に残してくれた知識。「財産」という大切な宝物なのです。 「いのちのはうす保護家」25P冊子。そんな中からの一部なので、省略してる部分が大半ですが、マニュアルの中には、「見る・話す・触れる」の細かい説明や、なぜそれが必要なのか等、書いてあります。数えた事が無いので分かりませんが、老犬ホスピスをスタートさせた4年間で、看取った仔達が100匹程だと思いますので、単純計算すると、200匹位でしょうか…最近気付いた事がありました。その子が求めている事や、色んなパターンの介助知識等の引き出しが、自然と増えていた事に。その話を有志としていた時に、「じゃあ、次は人間ですね?」そう言われたときに思ったんです。苦しんでいる飼主さんの力になっていく事を。カウンセラーとしても動き出す…そんな時期に入ったのかな…って。もちろん、これまで通りのやり方、事業ではなく、ボランティアの一環として。200匹の仔達が私に遺してくれた「知識」「経験」決してお金には代えられない「財産」このまま、自分一人の宝箱に、大事にしまっておくのではなく、一人でも多くの方にその「財産」を分けていけたら…そう思い、「介護看取り士カウンセラー」として、動き始めました。藤井副代表、一家総出で、エアコン取付から、諸々手続き等、テーブルやイスの組み立て作業など、頑張ってくれています。この場所は、犬猫譲渡面談、チャリティーグッズ販売、カウンセリング等に使用する場所です。そして・・・奥の部屋は、某展示室として計画中。悲しい時代があった事、絶対に忘れてはいけない歴史。二度と逆戻りしないために…http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月08日
寝たきりになったサンバァ・・・日中は、スタッフが90分毎に体位交換してくれるので、夜~朝の介助は、3~4時間毎の体位交換と、給水と圧迫排尿のみ。1人で24時間体制の介護なんて、本当に体も心も壊れますよ・・・私の場合、日中はスタッフのサポートがあるからこそ、夜勤と介護が無理なく出来てるんだろうな…犬猫の介護には、人間の介護同様、1人で抱えない事。1人に抱えさせない事。サポートは絶対に必要です。まだもう少し、サンバァ頑張れる気がして…クッションで支えをして、毛布でバランスを取れるようにして…「ほら!サンバァ、いつもの景色になったやろ?(笑)」「おぉ~っ♪♪♪」サンバァ心の声が、表情から出ています。出来るだけ座らせた自然の体勢にして、お水とご飯を摂るサンバァ。これまで200匹?数えた事ないから分かりませんが、介護と看取りをしてきて、その都度思います。1匹1匹、望んでいる事や、寝たきりの原因が違う事に…。私の頭と体にある介護法は、本やネットにはありませんでした。200匹の犬猫達が「介護の講師」です。みんなが私の先生でした。その都度、その子から学ばせてもらっていたのです。私にとっての「財産」です。サンバァの介助しながら、右腕の関節の動きが悪いことに気付きました。左腕で支えようとするから、今度は左腕の関節が悪くなり、本当の寝たきりになってしまうんだろうな…と。ご支援で頂いた物を引っ張り出してきて、あれこれ試行錯誤して・・・滑り止めも二重にしてみました。ただ、サンバァの「やる気スイッチ」は、タイミングを間違うと、その日一日、何も出来ません(涙)リハビリを続けてたら、右腕でも体を支えられるように回復しました。やはり、多少の支えは要りますが、支えている事を悟られないようにごまかしながらしています。今後は、食事療法の変更と、サプリを取り入れていこうと思っています。サンバァ、まだまだ頑張りたい子だと思います。サンバァの足長さん基金のページを更新しました。サンバァを…どうかよろしくお願い致します。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月08日
なかなかパソコンに向かう事が出来ず申し訳ございません。その間に、色んなご報告が溜まってしまいました。書き出してみたらこんなに…徐々にブログにてご報告上げていきます。~2018年1月3日記事より引用~↓ ↓ ↓ ↓ ↓愛護センター隔離室に、1匹の老犬がいました。隔離室は写真がNGとの事なので、載せれませんが、その老犬に会った瞬間、「久しぶりだね!」という感情がその子から伝わってきました。申し訳ないけど、これまで多くの子達に会っているので私には身に覚えがありませんでした。ですが、「久しぶり」と伝わってくる感情がずっと抜けないのです…。この子がセンターに来た経緯を職員さんに聞きながら、ひとつの特徴を見つけ、思い出したんです!確かに、私とこの子は、5か月前に会っていたのです。↑写真は、5ヶ月前に撮ったあの子です。5ヶ月前と比べると、顔が真っ白になり、ガリガリにやせ細り別犬のようですが、確かに、5ヶ月前に管轄保健所で会ったあの子でした!私はあの日、「ごめんね」そうこの子に言いました。「連れて帰れなくてごめんね」…って。隔離室でフラフラになりながらも、「久しぶり」と伝えて来たこの子に、私は、二回目の「ごめんね」を言いました。「お迎えが遅くなってごめんね」…と。「連れて帰れなくてごめんね」という言葉をもう出したくなかったのです。5ヶ月の間に老化が進んでしまってたけど、ひとつひとつ確認するかのように、室内やドッグランを楽しそうに探索しています。私は、これまで「アニマルコミュニケーション」に関して公の場で詳しく話したことはありませんでした。感情を伝える力の強い子しか分からないし、相談者を傷つけるのが怖くて、相談者が望んでいる答えをつい言ってしまうんです。ストレートに言えば「嘘」を伝えてしまうんです。とても難しい世界なので、アニマルコミュニケーションに関しては、もう黙っておこうと決めていたのです。私はなぜ、この子が私の事を覚えていたのか理由までは分かりませんでした。5ヶ月前に初めて会った時も、5分も顔を合わせてなかったのに…人間の私が覚えていない事も、犬達は覚えている…。匂いなのか、波長なのか、オーラなのか、犬達がどう記憶してるのかは分かりませんが…「かわいい」「かわいそう」で私達が動いているのではなく、犬達に動かされているような…そんな気がするんです。今回なぜ、この老犬の事を書いたのか…それは、犬の魂はそれだけ強いんだという事を皆さんにお伝えしたかったから…。それさえも・・・動かされて書かされているのかもしれませんけどね…私は。~ ↑ ↑ ↑ ↑ ~元旦にレスキューしたこの子は、「ガンちゃん」と命名され、保護家の老犬ホスピスで、ゆったりと余生を過ごしていました。来た当初は、こんなにガリガリだったけど、こんなにもふっくらおじぃちゃん犬になりました。心の綺麗な子で、新入りさんが来た時も、いつも優しく見守り、優しいオーラで新入りさんの不安を取り除こうとする・・・それがガンちゃんでした。愛護センターで再会した日は、あんなにおしゃべりしてくれてたガンちゃんだったけど、保護家に来てからは、ガンちゃんの声が届かなくなりました。実は、これはよくある事。いいえ、当たり前の流れなんです。言葉を発信しなくなった=心が安定している・・・からなのです。「この子から言葉が聞こえなくなった」それは、淋しさもあるけど喜ばしい事。この無防備な寝顔が物語っています(笑)ただ、やはりガンちゃんには不思議な力があります。人の目をジッと見つめ、心の中を覗くのです。私だって、時々イライラしてる事もあります。「あいつムカつくわ~」って。(注・仲間にじゃありません)そんなときは、疚しさを抱えてるものだから、ガンちゃんからジッと見られると怖くなりました。「ガンちゃんにバレてる~(汗)」って…。だけど・・・「悲しみ」を抱えている人が分かると、ガンちゃんは側に寄り添ってくれていました。この写真を撮った日、このスタッフは大きな苦しみと葛藤を抱えていました。ガンちゃんには分かっていたのです…。目をジッと見つめ、まるで励ましているかのようでした。保護家に来て半年・・・ガンちゃんの老いは日に日に進んでいきましたが、足取りが重くなってただけで、まだまだ生きる子だなと。7月26日、この日も普通にドッグランを歩き、夕ご飯も食べて、普通に寝床に就きました。その翌朝・・・ガンちゃんは息を引き取っていました。たった一人で、声一つあげる事無く、眠るように…寝たきりになる事なく、誰にも手をかけさせないで…ガンちゃんズルいよ…なんでお別れの時間すらくれんかったと…?本当にほんとうに…心優しかったガンちゃん。次こそはきっと、幸せな家庭の仔になり、二度と私と出会う事のない環境の元でね!愛護センターで私の事を覚えててくれて本当にありがとう。ガンちゃん、沢山のメッセージをありがとう…三度目の「ごめんね」は言わないからね…。そして、保護家に来て2年になるサンバァ・・・サンバァは、今から二年前・・・管理所の柵に放り投げられて捨てられました。まるで不法投棄のように…真っ暗な大雨の中、下半身麻痺の身体で何を思い、時間を過ごしたのでしょうか…サンバァは、この経験から人間でいうPTSD(心的外傷後ストレス障害)を、抱えていました。下半身麻痺なのに、攻撃的で圧迫排尿させてくれない!触れるとパニックになり咬もうとする!雨の日は特に、パニック発作を起こしましたが…少しずつ心のケアを続けていくうちに、サンバァは、過去を忘れる事が出来ました。それからのサンバァは、とにかく人を笑顔にする存在。いつも明るくて、私達のお遊びにも嫌な顔一つせずに付き合ってくれる。私たちが笑うと、サンバァも嬉しそうにしていました。他の仔達は、私の「おいっ!」の一言で、ピタッとイタズラと動きが止まるのに、唯一、止まらないのがサンバァ。「で?どしたの?」不思議そうな顔をして・・・「邪魔しないでよ」と言わんばかりに私の目の前で堂々とイタズラ再開する!いけないんだけど、もう、私も笑いしか出てこない(笑)そんなサンバァが・・・寝たきりになってしまったのです。下半身を引きずりながら、前足で歩き回ってたのに…もう上半身を立たせることも出来なくなりました…。お水も介助が無いと飲めません。寝返りを打つ事も…もう何もかも…でも、まだ希望は捨てていません。もう一度、上半身を起こせるまで回復する事を。させる事を!まだ寝たきりにはさせない!まだ気力はあるよね?サンバァ…仲良しのシゲルも「ねぇサンバァどうしたと?」って…。だから、きっと、もう一度立てるよね!日中は、スタッフやボランティアさんがサンバァの介助をしてくれてるので、私には、自分がやるべき事をやらなきゃ!みんなが帰宅した後は、パソコン作業しながらサンバァと一緒。ずっとサンバァは誰かの側に居ます。サンバァ、まだまだ頑張れるよね?まだまだ頑張りたいんだよね?また皆を笑顔にしてよ…また面白い事してよ!サンバァに必要な事は、全部差し出すから!私達頑張るから!諦めないから!まだ寝たきりになるのは早いよ・・・~どうか、いのちのはうす保護家の子達のご支援、ご協力をよろしくお願い致します~http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年09月27日
2017年8月8日、愛護センターに収容されてた「キューちゃん」は、皮膚はボロボロ、大量のノミダニ。ガリガリにやせ細った斜頸でした。係留のフックが外れて、脱走したようでした。キューちゃんは、生きるために脱走した。そんな風に感じました。どうか、どうか・・・飼主がみつかりませんように!お迎えなんて来ませんように!お家に帰ったら、また生き地獄の始まり。保護期限が切れるのが待ち長かったことを覚えています。保護期限が切れ、やっとキューちゃんをレスキュー出来ました!徐々に皮膚も綺麗になっていき、斜頸も緩やかになっていき、生きる意味、生きている意味を、やっとキューちゃんは知る事ができました。「私は無じゃないんだ!私は存在してるんだ!」と…。当初は、知らない人に対して少し怯えもありましたが、「人間は嫌な事しない」というのは直ぐに伝わり、知らない人にも、尻尾フリフリ甘えるようになりました。犬に無関心だったキューちゃんでしたが、犬達に対しても徐々に主張出来るようになりました。時にそれが度を超える事もあり、私に叱られる事も多々ありましたが、基本、手のかからない子。それが、老犬ホスピスのキューちゃんでした。4月中旬から、キューちゃんの身体に異変が起こり始めました。最初に出て来たのが、視力の低下でした。ホスピスには、パーソナルエリアの狭い犬がいます。みんなそれを分かっているから、その子に近寄る事はありません。でも、キューちゃんは何度も何度もそのエリアに足を踏み入れケンカになるのですが、あの気の強かったキューちゃんが、一切反撃しないのです。グイグイ積極的に甘えにくる性格も、徐々に控えめになっていったのです。痙攣を起こすようになり、これまで感じてたキューちゃんの異変には、重要な理由があったという事に、やっと気付けたのです…。トランプを見送った翌日、キューちゃんを事務所に移動させました。恐らく脳腫瘍だろうと…リンパ腫末期で寝たきりになってるケンジと向い合せ。同じホスピスにいた仲間。お互いの顔が見えるように寝かせましたが、キューちゃんは、大人しく寝てなんかいません。事務所内をウロウロ。廊下を行ったり来たり。もうダメかもしれないと思ったのは気のせい?そう思える程、体はまだ動けていましたが、その翌朝、自分の足で立つことが出来なくなりました。事務所でみんなで昼食を取ってるとき、キューちゃんは私に合図を送りました。「もうお別れだよ!」…と。あまりに急すぎて、それからの事はあまりよく覚えていませんが、「キューちゃん、もう頑張らんで良いよ!楽になって良いよ!逝っていいとよ!」キューちゃんの顔を撫でながら、そう声をかけ続けた気がします。「さようなら」そう合図をして心音が止まるまで、1分あったでしょうか…多くのボランティアさんが見守る中、キューちゃんは、静かに穏やかに最期を迎えました…。「いのちのはうす保護家」は、「山下由美」は、ある意味残酷です。重い病気やケガ、余命短くならないと、決して「主役」になれない場所なのです。その他大勢の1匹なのです。いつもいつも・・・みんなみんな・・・キューちゃんは、生きるために脱走し、そして、ここに連れて来られました。キューちゃんは、どんな思い出をここで作れただろうか…キューちゃんに、楽しい嬉しい心地良いを、私はちゃんと渡せたのだろうか…全然手がかからなかった子程、そういう思いが込み上げてきます。もう動かないキューちゃんを前に、私は、自分を、キューちゃんを知りたくて、夜中に何度も、慰霊碑を行ったり来たりしました。今まで看取った仔達、この下で眠っている子達、誰か姿を見せてくれないだろうか…姿を見せてくれた時、その子達の目は、私を睨みつけてるだろうか、その子達の目は、私を優しく見つめているだろうか、あらた、サンペイ、トランプ、4月に入り、次々に失いました。母ちゃん復帰したのになんで?復帰したからやと?復帰するのが間違ってたと?もう心が崩壊しそうでした…。キューちゃんが荼毘に付す夕方、ようやく現実と向き合えました。キューちゃんを見送るために、ボランティアさんが来てくれたんだから…こんなにも沢山のお花に囲まれたんだから、キューちゃんは幸せだったんだよね?そう思えました。キューちゃん・・・「たった1日だけの主役」という言葉はまだ頭から離れないけど、でも、それで良いのかもしれない。ずっとずっと、強く強く、キューちゃんの事を想い続けられるから。収骨を待つ時間、夕日が凄く綺麗でした。昨日の夜空はあんなに淋しいと感じたのに…もう、きっと、キューちゃんとは出会わない。次生まれかわったときのキューちゃんは、保護活動している私とは無縁の幸せな家庭の子に生まれ変わってるから。だから・・・もう本当のお別れやね。可愛いキューちゃん。お願い事ばかりで申し訳ございません…保護家の子達への医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月01日
昨日、ブログを公開した約三時間後…サンペイは、息を引き取りました。14時30分、呼吸が荒くなり、サンペイは苦しそうに吠え続けていました。サンペイに残された時間はあとわずか…。それまでに、苦しみを与えたくないと、睡眠薬(座薬)を入れて、眠りつくまで一緒に居ました。少しずつ呼吸も元に戻り、うつらうつら眠り始めたサンペイ。この二時間後、サンペイの呼吸が止まりました。サンペイは、睡眠薬で眠ったまま、苦しむことなくゆっくりゆっくり心臓の鼓動が小さくなっていき16時20分、皆に見守られる中、静かに、穏やかに、永遠の眠りにつきました。私は、サンペイの介護に目標を立ててました。「人間を心から信じれる子になれるまでは絶対に逝かせない!ワガママ言わせたい!甘えさせたい!」サンペイが亡くなる前夜、スタッフのグルーブラインで報告したスクショです。やっと信頼してもらえたよ!サンペイが心開いてくれたよ!うれしいよね!・・・と。ですが、その反面・・・サンペイの死が明日?と、なんとなく感じていたのです。人間は、悪く言えば欲深い生き物です。「サンペイの心を開く」昨夜目標達成したはずなのに、本来ならば「やり切った」と後悔ないはずなのに、「あと一日だけでも良いから一緒に居たかった」そんな悔いが残っています。悔しいのです…すごく、すごく、ものすごく悔しいのです!だって、こんなに求めてくれてたのに。だって、こんなにワガママ言えて、沢山甘えられるようになってたのに。きっと、まだまだ甘えたかったと思う。15年も辛さしかなかったサンペイの歴史は、わずか1日じゃ、穴埋めできないよ…。沢山のお花に囲まれて、サンペイはもうすぐ旅立ちます。サンペイの「足長さん基金」、全国の皆様の優しさで、先ほど達成しましたが、もう、サンペイは・・・もし、もう振り込みが終わっているご支援者様、サンペイの葬儀費用の一部に充てさせて頂きます。今夜が葬儀なので、またかかった費用やご報告は後日ブログにてご報告させて頂きます。サンペイを想って下さり、本当にありがとうございました。サンペイが亡くなる前夜の動画です。サンペイが「ママー!」って言っているようなんです。私の姿が見えないと、こうして呼ぶんです。こうして、求めてくれてたのです。この動画は、「しゃんぺー?」と声かける度に、返事を返してくれてた動画です。添い寝をしないと「ママはー?」ってそう聞こえるんです。もちろん、サンペイがそう話すわけないのですが、そう聞こえるので、可愛くて可愛くて…※足長さん基金http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/ご協力よろしくお願い致します「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月23日
サンペイをレスキューした経緯は、2018/2/24過去ブログにて…m(__)m「亡くなった仔が教えてくれたこと」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201802240000/サンペイは、余命一週間だと宣告を受けました。奇跡が起きれば、一ヶ月単位だと…サンペイは、奇跡を起こしました!服用してた薬が、サンペイの身体との相性に凄く良かったようでした。死期を早めてしまうので、本来ならば心臓に負担をかけないよう安静にしなきゃいけなかったのですが、私の判断で、ギリギリまで老犬ホスピスの子達と同じ生活をさせました。生きる長さではない!残された(遺された)時間をどう生きたか!私の中で、それ以外の選択肢はありませんでした。サンペイと接していくうちに、どんな人に飼われ、どんな環境で生き抜いてきたのか、サンペイは私に教えてくれました。声を発するのはいけない事。感情を出すのはいけない事。これが、サンペイに与えられた生き方でした。これからは、感情を出しても良いんだよ、人を信じたふりしなくてもいいんだよ、これからは、心から人を信じてもいいんだよ、もう何も心配する事もないんだよ、もう何にも怯えなくて良いんだよ、何度もサンペイに語りかけました。それでも・・・一生懸命信じてる演技をするサンペイ。サンペイの本当の心は閉ざしたままでした。利尿剤を増量しても、サンペイの身体はどんどん水が溜まっていく一方でした。呼吸は安定しているものの、もう立ち上がる力すらサンペイにはなくなってしまいました。そして…ケンジと一緒に、事務所に移動させました。本格的な24時間体制の介護がスタート……イコール看取りに入ったのです。この写真が、サンペイが上半身を起こせた最後の写真です。サンペイの介護は、ただの介護ではありません。もうひとつ大事な課題が私には残されていました。「人間を心から信じられてないサンペイのままで終わらせたくない」信じて欲しい!甘えて欲しい!ワガママ言って欲しい!本当のサンペイを引き出してあげたい!毎晩毎晩、サンペイのサークルの中で添い寝をしながら、サンペイと話をしました。あまりに近い距離間に、サンペイは困惑していました。「向こう行ってよ!」というサンペイの本心が聞こえてくるくらいに…。次第に、サンペイは声を発するようになりました。演技ではなく、本心から尻尾を振るようになりました。夜になると静かな保護家に不安になるのでしょう…夜鳴をするようになりました。次第に、私の姿を探すようになりました。「ママ、どこに居るの?」と…。サンペイの目は、赤ちゃんのような目に変わり、その目からは、人間に対する「信頼」が強く伝わってくるのです。色んな思いが込み上げてきて、サンペイと添い寝しながら泣いてしまいました。昨日までは、添い寝すると知らん顔だったサンペイが、私が鼻をすすりながら泣いていると、何度も何度も顔を上げ後ろを振り返り、心配そうに私の目を見つめるのです。(いつも背中を抱きかかえるように添い寝しているので)サンペイと添い寝をしていると、背中に強く突き刺さる視線…振り返ると・・・すっごい見てる!すっごい目で見てる!(笑)私がサンペイにかかりっきりになると、嫉妬をするのが、ケンジ。吠える力も残されてないと思ってたけど、このときだけは、吠えて呼び戻そうとします(笑)ケンジの元に戻ると、今度はサンペイが「ママー!」こんな毎夜なので、行ったり来たりですが、この子達から求められていることが、私の幸せでもあります。介護はなかなか睡眠も取れず、体力も消耗しますが、そんなものどうでも良い位、心が満たされているので、介護は「苦」だけではありません。その中に「幸」もあるのです。だから、頑張れるし、もっともっと頑張ってみたいのです。サンペイ、ママはここに居るよ!ずっとずっと一緒やからね!残された時間は僅かかもしれませんが、サンペイが少しでも楽に苦しまずに過ごせるよう薬の服用を続けています。呼吸が苦しそうな日は、軽い睡眠薬(座薬)を使ってます。私の説明文が下手で、サンペイの良さをちゃんと引き出せず、お伝えする力不足が原因かと思いますが、サンペイの「足長さん基金」が難航しております。どうか、サンペイの足長さんになってあげて頂けないでしょうか…力不足で本当に申し訳ございません。※足長さん基金http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月22日
老犬ホスピスの「ケンジ」は、昨年の5/27に、都城管理所からレスキューしました。「老犬」と呼ぶには、まだまだ早い感じがしたので、ケンジは、老犬ホスピスではなく、元気組の群れにデビューさせました。群れデビューの日、当時の群れのリーダー(パン)にも、ちゃんと挨拶もできたし、犬社会でも人間社会でも、皆から好かれる子でした。いつも楽しそうに笑顔を振りまいてる…そんなイメージしかない子でした。ボール遊びが大好きで、夢中になり過ぎて子犬達を押しのけて、自分も子犬に戻ってたケンジ。ここに来るまでは、沢山の辛いことがあったと思います。三ヶ月間も、檻の中で生死の危機に居た子だなんて、とても思えない位の明るい子でした。ですが・・・やはり、ケンジも老犬。ある日、前庭疾患で倒れてしまいました。寝たりにさせないようリハビリの毎日。絶対復活する子だと信じていました!そして・・・自分の足で歩き出し、見事復活を果たしました!復活後は、寝ている時間も多くなり、ケンジの表情を見ていると、「老犬」だからと、一括りにしてはいけない…そう感じさせられました。色んな検査を受けさせました。検査だけで10万円近くかかったと思います。それも全て、全国の皆様からの温かいご支援金があったからこそでした。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。ケンジは…消化器型のリンパ腫でした。抗がん剤治療をしたら、数ヶ月、何もしなければ余命一ヶ月だと宣告受けましたが、気休めかもしれませんが、軽いお薬だけを服用させる事にしました。ガリガリにやせ細っていきましたが、ごはんだけは、モリモリ食べれていました。通称「薫飯」。スタッフの薫さんが毎日作ってきてくれるご飯だけは、ケンジの大好物でした。本当に余命一ヶ月?と思う位、ケンジはご飯の時だけ元気になるのです。残りの時間わずか一ヶ月…そう余命宣告されて、三ヶ月位経つと思います。ケンジは、ずっとずっと頑張ってきました。でも、そろそろ、ケンジも休みたくなったようです…「今からケンジを事務所に移動させます」スタッフ達にそう告げたとき、藤井副代表は、ケンジの身体にしがみつき、大声を上げて泣いてました…。「事務所に移動します」私が発するこの言葉の意味は…その子の死期が近い…と判断するときにしか出さないセリフだから…。これまで何度も何度も、このセリフを発してきました。これまで幾度となく、このセリフをスタッフ達は聞いてきました。今回も、みんなも薄々勘付いていたと思います。ケンジの時間がもう残り少ないことを…。だからこそ、「今日はあのセリフが出てきませんように…」ビクビクした毎日だったと思います。犬猫達だけではなく、犬猫達と真剣に向き合っているスタッフ、ボランティアさん達にも、本当に申し訳ない気持ちでした。「ケンジ、ごめーん!私、怖かった…この日が来るのが怖かったとよ!だから、私はケンジから逃げていた!ちゃんと向き合うのが怖かったとよー!」藤井副代表は、ケンジを抱きしめながら、何度も何度もケンジに謝っていました。違う…藤井副代表も、スタッフもボランティアさん達も、みんなみんな、ちゃんと向き合っていた。ケンジから目を反らしてた人は一人もいない。どう頑張っても、どう向き合っても、もうすぐお別れの時間なんだと分かると、「やり切った」という気持ちではなく、やはり、残るのは「後悔」なんです。「ケンジ!みんなケンジと真剣に向き合ってくれてたよね?」ケンジは・・・自分で立ち上がることも、歩く事も、寝返りを打つ事も、食べる事も、全部できなくなりました。皆と一緒に過ごしたドッグラン…もう立つことも出来ない体だったけど、あの時を感じて欲しい…という思いでドッグランに連れ出しました。まっすぐ前を見据え、あの頃と同じ目の輝きをしてました。この数日後・・・ケンジは上半身を起こすことも出来なくなりました。顔を上げる事も出来なくなりました。それでもまだ、ケンジは頑張っています!まだまだやり残している事があるから!ケンジは、来月の27日で保護家に来て丸一年になります。あともう少し…あともう少し…看取りに入ったケンジですが…実は、もう1匹ケンジと同じ日に事務所に移動してきた子が居るのですが、そろそろケンジとその子の側に戻らなきゃいけないので、また後日その子の事もご報告したいと思います。「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月21日
昨年10月に、愛護センターに収容されてた「バモス」去勢手術も終え、譲渡犬スペースに行く準備の途中だったと思います。ですが・・・お尻に腫瘍があり、摘出手術したものの、小さな腫瘍が体内に残っているかもしれないと、譲渡犬に回ることが出来ませんでした。呼んでも素通り、老犬独特のひょこひょこした歩き方がなんとも愛らしい子。老犬ホスピスで余生を…と、バモスを保護家に連れて帰りましたが、レスキューして4ヶ月後に、バモスは前庭疾患で倒れました。前庭疾患は、老犬に良くある事で、これまで復活する子も多いかったので、バモスも10日位で復活できるだろうとそう信じていました。頑固じぃさんで、抱っこはもちろんのこと、体に触れる事も、何するにも、ご機嫌を伺いながら接していた子だったのに、前庭疾患で倒れてからは、ただただ、黙って介護されている姿に、嬉しさ半面、淋しくもありました…バモスにはきっと、沢山伝えたい事があったはず…文句言いたい事も沢山あったはず…話したい事が沢山あったんだと思う…だけど、結局は「その他大勢の一匹」そんな接し方しかできないのが、多頭施設です。介護が必要になったときに、やっとお互いが真剣に向き合える…寝たきりになった仔は、床擦れが出来ないように日中は1時間置き、夜は3時間置きの体位交換をするものなのですが、バモスの場合、身体が元気なので、いくら体位交換をしても、エビのように飛び跳ねて体位交換をさせてくれないのです。幸いにも、ご支援で購入させて頂いた超高級な介護マットが二枚あったので、なんとか床擦れを作る事はありませんでしたが…寝ててもドタバタするので、バモスの介護は、介護する側も体力勝負でした。こんなに力の要する介護は初めての事で、さすがに私も24時間の介護に体力がついていけず、2日間、お休みする羽目になりました。一向に完治に向かわないバモス…おそらく脳に腫瘍があって、もう完治する事はない…そう思うようになりました。バモスは最期に何を求めているだろうか…意識がどこまであるかも分からない…感情すらなくなってしまったのか…歩く事も、立ち上がる事も出来ないバモスでしたが、答えが分からないまま、ドッグランに出してみました。何を問いかけても、今のバモスには反応がないのは分かってたけど、「ねぇ、バモス、お外久しぶりやね!気持ち良い?」そう声をかけたときに、バモスはゆっくりと尻尾を振ったんです。「バモス!分かると?」私の声に返事をするかのように、話しかける度に、尻尾を振って返事してくれました。いつもいつも反応が無くて、もうバモスがバモスでなくなったとそう思っていたけど、全部全部…バモスには分かってたんだ!この日、サポートは必要だったけど、犬らしい姿勢のままご飯を食べる事もできました。「バモス!すごい!カッコイイよ!」2月25日、いつものように寝床のベッドメーキングをして、「バモス、終わったよ!お部屋に戻ろうかね!」バモスを抱きかかえあげたとき、バモスは…既に息絶えていました…。あまりに急な事で、とっさに心肺蘇生をしてしまい、バモスを呼び戻してしまいました。「バモス、まだ逝かんで!みんな呼ぶからもう少しだけ!」バモスは、大きく息を吹き返し、介護のサポートをしてくれてたスタッフや、ボランティアさん達が来るのを待ってくれました。バモスは・・・みんなに見送られて旅立ちました…。看取ったのが私一人じゃなくて良かった…本当に良かった…脳の血管が切れたのでしょう…バモスの顔は、変形していました…。ですが、苦しみのない眠るような静かな静かな最期でした。保護家で過ごした4ヶ月、バモスにとって幸せだったのでしょうか…もっともっと、真剣に向き合えばよかった…ごめんね…という言葉しか出てこない。おかえりなさい…バモス。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年03月22日
ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。2月15日にレスキューした「きんぎょ」…視力も嗅覚も失い、絶望的な状態で保護家に来ました。温めても温めても、体温が上がる事はなく…食べる事すら出来ませんでした。鼻から胃チューブを通し、流動食を流す毎日…きんぎょは、目も嗅覚も失ったからなのか、聴覚がとても敏感でした。人の気配を感じると、「ミャーミャー」と、微かな声で呼ぶのです…。生きて欲しいのに、もう・・・私達に出来る事は何もない・・・命を繋げられないジレンマ、悔しさ、虚しさ、悲しみ…。きんぎょは、何のために生まれ、何のためにここに来たのか!生きるためじゃなかったのか!抱えている感情をどこに?何にぶつけて良いのか!お世話してるスタッフから、そんな苛立ちが伝わってきました。ここは猫のホスピスなんだよと、スタッフにそう伝えました。私達が出来る事は・・・体に触れ包み込む事、あなたはみんなから想われているという事、あなたは必要な存在なんだという事、それを最後に伝える事…。そして・・・死を悼む事・・・。きんぎょは、息を引き取る瞬間、毛布を剥い出て、歩き出そうとしていました。その姿を見たときに、引き止める事ができませんでした…。きんぎょが懸命に生き抜いた時間は…あのとき、最期に立ち上がり歩き出したあの瞬間に、全ての意味が詰まっているような気がしたから…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年03月22日
もう残された時間がない…と、facebookのみでupしてた「サンペイ」↓以下が、文中のテレビ放送された部分です。「グッタリもしてないし、歩いてるし、なんで?」この放送を見た方から連絡を頂きました。実は、この日サンペイは、愛護センターの「譲渡判定」を受ける日でした。「心臓の雑音は気になるけど、食欲もあるし、太ってきたし…」と。ですが、私にはどうしても違和感がありました。その太り方と特徴的な咳に、フィラリアを疑いました。それも末期症状だと…愛護センターの獣医師さんにも、判断は難しかったと思います。末期症状に見抜けなかった事は当然だと思いました。じゃあ、なぜ、ド素人の私に気付けたのか…正確には、私ではありません。昨年6月に看取った「イブ」と、昨年3月に看取った「シロじぃ」が、私に教えてくれたんです。イブのお腹にあった腹水の感触が、サンペイの腹水の感じと全く同じだったんです。心臓が悪かった「シロじぃ」の心音のリズムと咳の音が、サンペイの心音と咳と全く同じだったんです。だから、サンペイがフィラリア末期で腹水が溜まっている事と、いつ止まってもおかしくない心臓だという事に気付くことが出来たんです。レスキュー後、病院で診てもらった時に、余命一週間・・・それが、サンペイに告げられた命のタイムリミットでした。あれから三週間・・・実は、サンペイは今すごく元気になっています!薬が体に合ったのか、咳も抑えられ、心音も最初の頃よりもリズムよく動いています。「奇跡が起きて、ヶ月単位で生きれるかも…」獣医師さんも最初にそうおっしゃって下さっていたので、まさに、今、サンペイに奇跡が起きていると思います!末期の仔のレスキューを許してくれた愛護センター、反対なく受け入れてくれたスタッフ、サンペイの医療費にと、ご支援下さった全国の足長さん、本当に本当にありがとうございます。そして・・・私に経験と知識を与えてくれた「イブ」「しろジィ」、サンペイのいのちを繋いでくれてありがとう!感謝の気持ちを込めて…。あんたたちは、死んでからもこうして助けてくれてるちゃね?そう思うと、今更ながらですが、共に過ごした時間を思い出し、立場上、こんな事思うのはいけないんだろうけど、また会いたい…イブとしろじぃにまた会いたい…メソメソと泣いてしまうのでした…。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月24日
「老犬デイサービス」今月からスタートしました。事業ではなくボランティアなので、ご利用いただく際は、基本無料ですが・・・デイサービスというのは、スタッフ一人の手を止める事になります。お預かりの犬を看ている間、保護家の老犬とスタッフの触れ合える時間を奪う事になります(表現が下手ですいません)なので、保護家の老犬達のために、デイサービスご利用の際には、お心添え(寄付)をお願いしたいと思っています。そのお金は、保護家の老犬達の医療費などに使わせて頂きますので、お預かりの犬と保護家の老犬達が、Win-Win(ウィンウィン)の関係である事を望んでいます。一回のご利用でワンコインでも良いんです…。そこは本当にお気持ちなので…。私達は、「預かってやってる」という上から目線にはなりたくありません。飼主さんにも「預かって頂いている」という下から目線になって欲しくもありません。お互いに対等な関係でいれるデイサービスになると良いなと思ってます。この子は、デイサービスに来てる「チロ」さん。飼主さんは、フルタイムのお仕事をされてて、仕事から帰宅した時に、這いずってケガをしてたり、おしっこの心配もあったそうです。夜は介護でほとんど寝れない状態だったそうです。なので、出勤前にチロちゃんを保護家に預けて、お仕事が終わってお迎えに来て頂いてる感じです。介護ノートには、その日にあった事等を書いてます。いわゆる連絡帳です。床擦れが出来ないように、小まめに体位交換したり、出来るだけ、飼主さんが夜ゆっくり休めるようにと、日中は体を動かしたり、昼夜逆転がないように管理しています。スタッフの数が足りないので、毎日デイサービスは出来ませんが、いつか、専属スタッフが置けるようなそんなデイサービスに出来ると良いのですが、事業ではないので、そこは難しいなと…企業や自治体からの助成金とかあれば、人を雇うことも出来るのですが、まだまだ犬猫には狭き門だと感じています。まだまだ試験的にスタートした「老犬デイサービス」。今後は、愛護センターと連携を取り合いながら、飼主さんの介護のサポートをしていけたらと思ってます。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月22日
「みやざきの愛護センターに収容されている犬を助けたい!」年末に、東京のIさんからご連絡がありました。出来る限りのサポートをして、Iさんの元に届けたい…センターに会いに行ったのですが、足にカビが出来てて、治療中でした。そして・・・大助こと大ちゃんは、全盲でした…。おそらく網膜変性だと思いました。そして・・・睾丸に腫瘍もありました。悪性の場合、すでに転移してる事も考えられ、大ちゃんの身体はボロボロでした…。真菌が完治するまで、センターにて治療して頂いてたのですが…1月14日、大ちゃんが急変したと連絡がありました。そこには・・・尻尾を振って甘えてた、あの大ちゃんの姿はありませんでした。大ちゃんを引き取りたいと言って下さってた東京のIさんに連絡を入れ、こちらで看取る事をお伝えしました。まさか、こんな事になるなんて!真菌が完治したら東京に行くはずだったのに!幸せな家庭犬になれるはずだったのに!連れて帰った夜、大ちゃんは、ずっとずっと吠えていました。「痛い!痛い!」そんな声に聞こえたので、病院で検査してもらいました。変形性腰椎症でした。寝たきりになったのは、その痛みからでした。同時に、肺炎にもかかっていました。もしかしたら、このまま寝たきりになる可能性もある…でも、完治して元気になる可能性もある!薬で痛みを抑えながら、軽いリハビリをしていました。「そうしなくては!」そう思ったのが、大ちゃん本人でした。自分から体を起こし、這いずって外に出ようとするのです。外に出てみたい…また歩きたい…大ちゃんのもどかしい気持ちが、痛いほどに伝わってきました…。まだ安静にしなきゃいけないのに…そんなに急がなくても良いのに…そう思いながらも、私は大ちゃんをとめられませんでした。なぜ?・・・分からない。でも、自分の第六感を信じる事にしました。その先に、きっと答えがあるんだろうと…だから、私は大ちゃんをとめられないんだと…大ちゃんは、次第に食べる事を拒むようになった…もうお皿では食べてくれない…シリンダーで流動食を口に流すようにしましたが…ある日の朝、胃に入れた流動食を全部吐き出した。もう、消化できる体でなくなっていたのです。いよいよ大ちゃんとお別れする日…あと何時間、大ちゃんと一緒に居れるんだろう…オープン間近の保護猫カフェの手続きに、愛護センターに向かった日、わずかに保護家を空けた時間に…大ちゃんは・・・私に何も告げず、逝ってしまいました。保護家のスタッフが、作業でバタバタしてた時間を見計らうかのように、大ちゃんは、誰にもお別れを告げず・・・一人で逝くことを決めたんだろうとそう感じた最期でした…。目は見えなくても、体は痛くても、人の声が聞こえると、満面の笑顔で尻尾をパタパタと喜びを表現してくれてた大ちゃん。大ちゃんは・・・小さくなって保護家に戻ってきました。大ちゃんの事を大事に思って下さった東京のIさんから、大ちゃんへお花が届きました。なかなか心の整理がつかず、ずっと書けないままでいた大ちゃんの事。大ちゃんという犬が生きていた事。やっと…書ける日が来たよ!やっと…大ちゃんが生きていた証を残せたよ!もう、痛くないよね・・・もう、苦しくないよね・・・いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月21日
ヌーンは、2016年11月18日、西都市にて、倒れてグッタリしてたところを管轄保健所にて捕獲されました。ヌーンの心臓も脳もボロボロの状態で、レスキュー後も、何度も何度も倒れ、何度も何度も、これで最期かもしれないと私達もその都度、覚悟をして介助していましたが、いつもいつも、見事に復活するのです!頭のどこかでいつも「ヌーンならまた復活する」そう信じていました。人間に対しては、プライドが高く、勝気なヌーン。私なんて、何度ヌーンに怒られたか数え切れません。だけど、それは老犬の特権!私だって「おいっ!ヌーン!!」と、負けじと反発しながらも、「好きに生きなさい、自分を出し切りなさい」これが本音、ヌーンへの願いでした。きっと、ヌーンは、こう思っていたでしょう…「うるさい生意気な小娘だね~しょうがない子だね~」って。私の目線に下りて接してくれてたヌーンバアチャンでした。老犬の介護に、時間は関係ありません。介護者の体力勝負です。日中は、スタッフに協力をお願いし、出来るだけ眠る時間を減らすように、頻繁な体位交換、日中はおむつは着用しないように等、スタッフ皆、作業の合間に介護を頑張ってくれました。その結果、夜は多少の夜鳴はあったものの、深夜担当の介護は、充分すぎる位の仮眠も取れていました。ヌーンの介護は、あまり大変だったと感じた事がありませんでした。手のかからないおばあちゃん…それがヌーンでした。「保護猫カフェ」オープン前夜…いつものように、事務所にヌーンを寝かせたままカフェの方でオープンの準備をしていました。忘れ物があり、事務所に取りに戻ると…ヌーンは、私を呼んでいました。瞬時に、もうお別れの時間が来たんだなと感じました。なぜだろう・・・ヌーンを抱き寄せながら、「もう楽になってもいいんだよ」「もう逝っても良いんだよ」そんな言葉を出す事はありませんでした。きっと、ヌーンだったから…?ヌーンのタイミングに任せてたような感じがしました。ヌーンは、一度も表情を崩す事無く、まっすぐ前を見据えていました。「ヌーンの瞳はやっぱきれいやな…」ヌーンの瞳を冷静に見ていた自分が居ました。最期の瞬間まで・・・ヌーンは、眠るようにスーっと息を吐き、もう動く事はありませんでした。1月27日 23時2分ヌーン永眠…取り乱す事無く、弱さを見せない、彼女らしい美しい最期でした。ヌーンのように、カプンカプン歯が出る子は、いつも思う・・・抱き上げる事ができるのは、寝たきりになってからだろうなと…「逝くときはポックリが良いな~」と言いながらも、実は、いつもこう思ってる自分がいる・・・「抱っこして静かな時間を過ごしてみたいな」と…。だから「ありがとう」…その言葉しか出なかったのかもしれない。これが、ヌーンへの最期にかけた言葉でした。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月08日
昨年の冬に、管理所からレスキューした老犬ホスピスの「ヌーン」その後、元気になり、頑固なバアチャンぶりを発揮してたヌーンでしたが、今年の夏に「前庭疾患」で倒れました。ヌーンに伝えたい事がまだまだたくさんある!このまま寝たきりにさせてはいけない!そんな思いで、リハビリをスタートさせました。自分でできる事は、時間がかかってでも自分の力で!手を貸すことはありませんでした。ヌーンは毎日リハビリを頑張りました。おむつは決して着けさせず、おしっこも支えられながら、立ってしてました。ヌーンのプライドを保たせるために犬として犬らしく、尊重したいと思ったんです。リハビリを頑張ってきたヌーンは、見事に復活しました!何事もなかったかのように、小走り出来るまでに回復したのです!ですが・・・復活から三ヶ月後・・・ヌーンは、寝たきりになってしまいました。今回は、誰にも訪れる老衰からのものでした。そういえば・・・「頑張れ!」という言葉を、私は一度も出していなかった。もう頑張る必要はない…そう思えているのかもしれません。ゆっくりゆっくり、ヌーンのペースで…と。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月31日
10/30 13:00頃、リックは、おばあちゃんの元へ、旅立つ準備に入った…。「行ってらっしゃい」「リック…さよなら」リックの体に触れながら、スタッフ皆、お別れの言葉をかけ続けた。私は・・・思いあがっていたのかもしれない。このままでは、生きる気力を失くし、センターの檻の中で死ぬだろう…リックの体に触れた瞬間、そう感じた。だから、連れて帰った。生き生きしている皆と一緒に居れば、きっと、生きる気力を取り戻せるだろうと…みんな、新しい仲間を優しく受け入れてくれた。でも・・・リックが求めているものは、ここには何もなかった。おばあちゃんに会いたい・・・飼主さんに会いたい・・・お家に帰りたい・・・リックの願いはそれだけだった。おばあちゃんは、今、リックの側に居るのだろうか…息を引き取った瞬間のリックの表情は…まるで笑っているかのような、穏やかで優しい顔だったから…。10/30 13:30リック、永眠・・・保護家に来て、たった6日間だった。リックにまだ会っていないボランティアさんもたくさん居たけど、「私はリックの事を知らない…でも、ブログでリックの願いを知って、居ても立ってもいられなくなって…」大勢のボランティアさん達が、同じ想いで保護家に集まった。リックの頑張り、深い想いを称えるかのように、沢山のお花がリックを囲んだ。保護家の犬達も、同じ気持ちだった。リックが息を引き取る前後、誰一人吠える事無く、動く事なく、静かに目で見守っていた。きっと・・・おばあちゃんが、リックの側に寄り添っていたからでしょう…。リックの願いは叶った・・・。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年11月01日
人間以外の生物は、自ら命を絶ちたいとか、絶つとか、元々持っていないとは思っている。だから、みんな「今」を一生懸命に生きているんだと…だけど、時々感じる事がある。この子は、自分の命を終わらせたいのかな…とだから、そういう仔とは懸命に向き合ってきたつもりでいた。もっともっと楽しい事が存在するんだよという事を教えてあげたいと…。満腹感、安心して眠れる環境、友達と遊ぶ楽しさ、撫でられた時の心地良さ、その子にとって大切なものを一番に考えていきたいとずっと思ってきた。でも、リックが必要としているのは、大切なものは…未来にはない物でした。リックは、認知症がある中でも忘れていませんでした。亡くなったおばあちゃんの事も、飼主さんの事も。次々に大切なものを失ったリックは、次は、自分自身の生きる気力さえも失っていました。リックから感じたものは…もう全てを終わらせたい…という感情でした。リック自身、どこまで受け入れてくれるのか分からないけど、もう一度「生きたい」という感情を取り戻すことが出来たら…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年10月28日
東京出張に行ってきました。学んだ事を活かし、これからも宮崎県で発信していきます。8/27記事 「トミーの介護がはじまりました」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201708270000/東京に向かう日の朝、トミーと約束しました。母ちゃん必ず帰ってくるからね!ボランティアさん達を困らせんでね!ちゃんと食うててね!そして・・・21日、22時に保護家に帰り着きました。「トミー!ただいまー!」この日のトミーは、珍しくワガママでした。何度も何度も夜鳴を繰り返し、「母ちゃんここに居るよ!」身体に触れると落ち着く。その繰り返し。夜中の3時にやっと静かに眠りについてくれました。慣れない出張の疲れもあり、私は、隣の部屋で犬猫とゴロゴロしているうちにいつの間にか眠ってしてしまいました。朝、9時30分、スタッフ二名保護家に到着。その音で目が覚め、「トミーおはよう」真っ先にトミーにあいさつに行くと・・・トミーは、もう動きませんでした…私が眠っている間に、トミーは一人で逝ってしまいました…スタッフが教えてくれました。「ゆみさんが出張でいないときにね、トミーが音に反応してキョロキョロしたり、ジーッと顔を見るしぐさをする事が多々あったの。ゆみさんを探しているのかなって…」トミーは約束を守ってくれたんです。だから、帰宅したあの時間、ずっと吠えてたんだ…何度も何度も母ちゃんが居る事を確認してたんだ…なんであの時、私は眠ってしまったのか。スタッフが来るあと数時間、なんで起きていられなかったのか。なんで最後に添い寝すらしなかったんだろう…母ちゃんとこうして寝たかったんだよね?最期にこうして抱きしめて欲しかったんだよね?トミーは、最後の最後まで赤ちゃんにはなりませんでした。赤ちゃん抱っこして、赤ちゃん言葉を使うと、トミーは、体全身使って怒って吠えました。「俺はパブちゃんじゃない!」って。のほほんと、ひょうひょうとした男でしたが、トミーは最後まで男気ある男でした。最後まで、ドッグランで限界まで立ち続けました。どんなに寝たきりになっても、犬らしい食べ方を崩しませんでした。おしっこが出たぞー!キレイにしてくれー!いつも吠えて教えてくれました。「とみちゃんとみちゃん」そう慕ってくれてたボランティアさん達。この沢山の手は、トミーを介護してくれた優しい手たち…その優しい手たちは、トミーを見送る最期の花を準備していました。その作業している手をボーっと見てて、涙が出てきました。多分、その手たちにありがとうございましたという感謝の気持ちだったと思います。保護家には、彼岸花が沢山咲いていました。トミー、お帰りなさい!トミーレスキューした頃の業務日誌をさかのぼって読んでいくと…ごはんも食べずに「お家に帰りたい」と主張してたトミーの姿を思い出しました。今頃は、ぴょんぴょんひょうひょう、笑顔で飛び跳ねながら、飼い主の元に帰っていると思いますが、保護家で過ごした1年半、保護家の仲間達、・・・母ちゃんの事、忘れないでね。トミー、ありがとうクラウドファンディングご協力お願いしますNextGoal→ハンデのある猫達の保護猫カフェを!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年09月24日
とても残念です・・・。このようなスクショでのご報告の仕方は、自分でも悩みましたが、今後このような事が起らないようそして、ご本人であるH氏がこのブログを閲覧して、計算の元、時間をかけて巧妙な手口を使ってきたので、あえてそのまま真実を載せる事を決めました。当会では、メールはメール担当スタッフが内容をチェックして、緊急性のあるメールや、私にしか分からない内容のメールは、このようにLINEにて転送してもらっています。ラインの相手はご本人ではなく、メール担当スタッフです。最初にH氏から来たメールです。※H氏→保護家このメールを頂いたときに、正直とても嬉しく、何か困った事がありましたらいつでもご相談くださいと連絡したところ、直ぐにサポートを求めるメールが返ってきました。あまりのタイミングに、違和感を覚えました。メールの内容も、あまりにも綺麗な言葉が並びたてられてて、さすがにおかしいかもしれないと感じ、保護活動サポート団体「ワントゥワンズ」に調査を委託したのです。下記は、H氏にメールした内容です。※保護家→H氏そして・・・数日後に再度来たH氏のメール。※H氏→保護家直ぐに電話が無くて不安になったようで、再度メールが来ました。※H氏→保護家※保護家→H氏その後、9/6、14時に、ワントゥワンズ代表と、保護家スタッフ二名で自宅面談に行きました。・・・調査の報告では・・・1、とても生活保護受給者とは思えない贅沢品の数々が部屋にあり。2、薬の確認をしたら、胃がん手術をした人に処方される薬ではなかった。(ワントゥワンズ代表は薬剤師)3、数年間、ワクチン接種、狂犬病予防、未接種。フィラリア予防等、健康診断も無し。4、老犬なので、ワクチン接種と狂犬病は、直ぐに獣医師さんと相談して、摂取できるようであればお願いしますと伝えたところ、ワクチンのお金がないとの事。5、お仕事をされていないとの事と、ボランティアの私達が現段階で出来る事は、日中9時30~17時30までボランティアで預かるので、日中休まれてくださいと提案。老犬の送迎は無料だと伝える。やはり違和感は大きくなるばかり…。とても生活費に苦しんでいるように見えなかったので、送迎の際のガソリン代だけでもご負担いただくべきなのか、私も考えるようになりました。ガソリン代までも私の財布から負担する事に違和感があるような人だったのです。デイサービスを利用するのならば、動物病院には必ず行って、お話はそれからなのでと伝えるも、何日経過しても電話連絡がありませんでした。とにかく犬が心配だからと、ワントゥワンズ代表が電話するも一向に出る事もなく…9/15、やっとH氏と電話連絡取れたのですが・・・「自分が眠れなくて電話も出れない、かけれない状態で、ご飯も食べれず点滴までした」と、連絡しなかった事の言い訳から入り、「犬は近くに捨てに行った。だって、引き取ってくれないんだろう?日中しか預かってくれないなら、意味ない」すいませんが・・・私、キレました。ワントゥワンズ代表には、電話も着拒するよう指示しました。16年も一緒に過ごした家族を、歩くのもままならない老犬を、捨てに行ったのです。置き去りにしたのです。一緒にこの子を守っていこうと約束したのに…私は、人間の救済をするために老犬デイサービスをしようと思ったのではない。一生懸命頑張って介護をしているその子と飼主さんは私にとって一心同体の存在だと思っていました。飼主さんを守ることによって、老犬が幸せでいられるならと、ただそれだけだったんです。サポート体制もあるというのに、引き取ってくれないならと、簡単に捨てたH氏…愛護センターにも証拠を全て揃えて連絡済みです。今週中に、H氏を動物愛護法違反として警察署に証拠書類提出してきます。そして・・・自宅に入った際に、飾っていた高級な品々への違和感。生活保護受給者として疑問を感じるので、そこも市役所に話しに行きます。ワントゥワンズ代表と連絡が取れなくなり、H氏は、ストーカーのように会の電話にかけてきます。スタッフには履歴と留守電も残すよう指示しています。「お前らはボランティアなんだから俺のために動け」そんな暴言の数々です。あまりに綺麗なメール内容、当初の物腰の柔らかい口調、泣きながら謝罪してた姿、全ては、犬を引き取って欲しいための演技だったのです…。H氏のシナリオ通りに行かず、自分が捨てた犬をなんとかしろと、一人で焦っているのです。もう手遅れだったのに・・・あの子を守ってあげれなかった・・・生活の苦しい方、介護に苦しんでいる方のサポートをしたいとボランティアのデイサービスをと思った時に、まわりはみんな心配していました。悪い人間もいるから、変な利用のされ方がないようにと…もちろんそのつもりだったので、審査はちゃんとやっていく事を決めていましたが、こんなことになってしまい本当に悔しく、悲しく、残念でたまりません。変に期待させなきゃ、あの子は捨てられることもなかったのでは?そう思えてならないのです…。このままではあの子に申し訳ないです・・・。クラウドファンディングご協力お願いしますNextGoal→ハンデのある猫達の保護猫カフェを!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年09月19日
老犬ホスピスのトミー。一年半前に、管理所に居たトミーのレスキューは、「判定」に不合格となり、これからガス室に向かおうとするときに、連れて帰る事を決意したというギリギリな状況でのレスキューでした。最初にトミーから感じたのは、「家に帰りたい」…でした。検疫室でトミーと抱き合い、一緒に泣いたことを今でもハッキリと覚えています。ですが、あの時の私の涙は、トミーの涙だと感じていました。私の感情ではなくて、トミーが泣いているんだな…と。その後のトミーは、それなりに、老犬ホスピスではゆったりとした穏やかな時間を過ごしていたのですが・・・時折見せるトミーの淋しそうな表情を一年半での老犬ホスピスでの生活の中で、多く感じてきました。トミーの老衰は、ここ一年半で少しずつ進んでいきました。食べても食べても、どんどん痩せ細っていき…今週から寝たきりになりましたが、出来るだけ立たせたり、座らせたりさせて、自信をつけさせたいと思っていますが…寝たきりになったトミーから伝わってくるのは「哀しみ」という感情です。何の哀しみなのか…今はまだ何も分かりません。ハッキリと言えるのは、トミーの体に触れたときに手の平から伝わってくる「哀しい」という感情。このままでは、お互いに強い後悔が残ってしまうので、今更遅いのかもしれませんが、しっかりとトミーと向き合っていきたいと思います。~お知らせ~↓クラウドファンディング8/27新着記事↓「愛護センター設置を願い続けた想い」クラウドファンディングご協力お願いしますいっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月27日
一日に何度も痙攣を起こすようになり、もういよいよ看取りに向けての介護生活に入った…そう思っていました。自分の足で立ち上がる事も、歩く事も出来なくなり、日に日に後足が弱っていく事も感じていました。「立ちたい!歩きたい!クッソー!!」寝たきりのまま手足をバタバタさせるので、テーピングしたり・・・ちょっと目を離すと、サークルごとひっくり返ってたりと、体が重くて暴れる元気がある分、気を抜けられない介護生活でした。あと半年位かな…1年かな…なんて思っていたのですが、あれ?顔がしっかりしてきてない?出来るだけ、老いのスピードを遅らせようと、自分の足で立つ感覚を忘れないようにと、歩行器に乗せたり、タオル補助で歩かせたり、日中は、ボランティアさん達がリハビリしてくれてたので、ヌーンの気力と筋力は、リハビリによって保てていたのだと思いました。ヌーンが立ち上がった!ヌーンが歩き出した!ヌーン、完全復活です!あー・・・やはり人間の介護と同じなんだな…と思いました。寝たきりにさせちゃいけないと、自分でできる事は、まだ自分でやらせる事。寝たきりになっても、ギリギリまでシリンダーを使わず、自分の口で水を飲ませたり、ごはんも、体を起こした状態でスプーンでサポートしながら、自分の口で食べさせたりと、介護する側も諦めない事が大事なんだな~…って、それも尊重なのかな~…って、老犬介護の時、いつもそう思います。ヌーン、まだまだ頑張っています!ヌーン、まだまだ頑張って生きます!~お知らせ~追伸・最近はクラウドファンディングの日記を集中して書いているため、こちらのブログの更新が出来ずに申し訳ございません。クラウドファンディング内での日記は、下記ページの「新着情報」にあります。クラウドファンディングご協力お願いしますいっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月15日
8月10日、24時45分ミヤマンは、誰にも迷惑かけたくないかのように、静かに静かに…声一つあげる事無く、亡くなりました。ミヤマンは、ブルーが似合う子だから、全部ブルーにしようねと、冷静に、ブルーのマット、ブルーの枕、ブルーの掛布団をゴソゴソと探し出し、ロウソクとお線香のセットを引っ張り出してきたリ、朝、みんなに綺麗なミヤマンに会ってもらわなきゃねと、どっちの顔を上にした方が可愛いかな?とか、気を張り詰めて、淡々と準備している自分が居て…体を拭こうと、ミヤマンの腕から点滴の針を抜いたときに、少し逆流したミヤマンの血が手の甲にポタっと落ちた瞬間、張りつめていたものが全部飛んで行った感覚がしました。もう一回、ミヤマンの目が見たかった!もっとしっかり見たかった!私は、ミヤマンの事をどれだけ知っていたのかすら分からない。ミヤマンをレスキューして、二ヶ月ぶりに降り立った土の上に、ミヤマンはとてもご機嫌でした。外はもう真っ暗なのに、ご機嫌すぎてなかなか中に入ってくれず、大変だったけど、そんなミヤマンを見て私も幸せだと感じた時間でした。そんなミヤマンは、もういなくなってしまいました。あまりにも早すぎたお別れでした・・・母ちゃんは・・・まだまだ介護できたんだよ?まだまだミヤマンと真剣に向き合えてなかったんだよ?これからだったのにね・・・母ちゃんと保護家には何の遠慮も要らなかったのにな・・・もっともっと、自分を出せる環境を作ってあげれば良かった。ごめんね・・・ミヤマン。クラウドファンディングご協力お願いしますいっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月11日
寝たきりになったヌーン。まだまだ、自分の足で立ちたいという意思はあるので、歩行器で頑張ってます。なにぶん、母屋は狭いので、直ぐに壁にぶつかり歩行器も動かなくなっちゃいますが、この体勢の視界が、一番居心地よいのでしょう。それなりに嬉しそうにしているヌーンです。そんなヌーンの介護生活がスタートしたと思ったら…次は、ミヤマンが倒れました。レスキューする前、愛護センターでひんぱんに痙攣を起こし始めたというミヤマンは、腎臓がかなり悪くなっていたのです…。保護家に来て、まだたったの14日?これからだったのに…皮肉にもミヤマンの写真は、愛護センターでの檻越しの写真の方が多い…まだまだ、これから一緒に居れると思ったのに…。ミヤマンの肝臓も腎臓もボロボロでした…。余命…あと何日だろう。今日、今、生きている事も奇跡に近い…。ミヤマンがどんな最期を望んでいるのか、まだ私にはわかりません。でも、ミヤマンも私も、お互い後悔の無いようにしたい。介護が2匹に増えた事で、介護する私自身、ここからが体力勝負となります。こんなタイミングで…と思いましたが、ちょうど「老犬デイサービス」のクラウドファンディングがスタートしたばかり。プロジェクト概要にも書いたように、「3年間の老犬介護をしてみてわかったことは、介護する側にもサポートが必要」必ず成功させなきゃいけない!夢で終わらせたらいけない!ヌーンとミヤマンの介護生活となり、その思いは、更に強くなりました。私自身、24時間体制での介護が出来ているのは、ボランティアさん達のサポートがあるからなんです。だって、私は超人じゃないし、善人じゃないから。朝4時に介護のサポートに来てくれたボランティアさん。その間、私は仮眠を取ることも出来ました。今夜も眠れないので、日中は介護をスタッフにお願いして眠ることも出来ました。心に余裕を持って、集中して介護を出来ているのは、一人じゃないから!ミヤマンと一緒に過ごせるのは、あと何時間なんだろう…ドッグランをヨチヨチと歩いてたミヤマン、顔をうずめて静かに甘えてたミヤマン、名前を読んだときに、丸々した目でジーッとみつめるミヤマン、こんな事なら、こんな事になるのなら、もっともっとその姿を、脳裏に焼き付けておけばよかった。寝たきりになってはじめて声を出したミヤマン。こんな声をしてたんだね。こんな声で吠えるんだね。ミヤマンの事を、まだまだ知りたい…そう思いました。~御 礼~先日からブログにて呼びかけておりました「子猫用システムトイレ」「システムトイレ砂」「ケージ」全国の温かい皆様のおかげで、無事、ピンチを乗り越えることが出来ました。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございます。スタッフが順次、お礼のお葉書をお送りしております。クラウドファンディングご協力お願いしますいっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxxいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月09日
いよいよ「老犬デイサービス」へ向けてのクラウドファンディングがスタートしました。『いっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!』https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxx私が、老犬や瀕死状態の犬へのレスキューを始めたきっかけは、クラウドファンディングでも書いた「王子」でした。王子の自分らしい最期を看取れたときに、保護家に老犬ホスピスを建てたい!と、支援者の皆様のお力で、実現することが出来ました。その老犬ホスピスで、レスキューし介護と看取りをした子達。1頭1頭、それぞれの子から教えてもらう事がありました。老犬ホスピスが本当に現実化できるのだろうか…心が折れかけてたときにレスキューした「レオン」共に過ごせた時間は、たった三日間でしたが、レオンが最期に伝えてくれたことは「幸せだったよ」というレオンの穏やかな感情でした。猟犬として生まされ、猟犬として生きてきて、年老いて役に立たないからと棄てられ、レスキューしたマルオ。猟犬としての誇りを持っていたマルオ。猟犬を、否定する事をやめました。猟犬だったマルオを尊重しながらの介護を続けました。かわいそうかかわいそうじゃないのかは、本人が決める事だと、自分の価値観を捨てるという事を、マルオから学びました。脾臓に大きな腫瘍を抱え、レスキューしたエミちゃん。動物には不思議な力があります。エミちゃんは、自分の願いを全部伝えてきました。逝く日時、逝く瞬間を誰に看取って欲しいのか、エミちゃんは全て自分の思う通りの最期の瞬間を迎えたのです。人間も動物。自分の第六感を疑わないで!自分を認めて!そう教えてくれたのはエミちゃんでした。瀕死の状態でレスキューしたチャージ。「一番介護してた母ちゃんが泣いたら、母ちゃんに申し訳なくなって誰も泣けなくなるよ。母ちゃんはスタッフの前で泣いちゃダメだ!!母ちゃんの任務は、みんなにちゃんとお別れできる泣かせる場を守ってあげる事」最後の最期に、チャージから叱られた気がしました。チャージとの約束以降、私は頑張ってその約束を守っている。そして・・・老犬デイサービスを作りたいと決意させてくれたのが…コナンでした。コナンは、左前足に悪性腫瘍が出来、10万円の手術費用が無いからと管理所に持ち込まれた老犬でした。私は・・・コナンを棄てた飼い主の事が、一度も頭から離れる事はありませんでした。そして、私自身、今は、飼い主への憎しみの感情はありません。多方面で取材を受ける事がありますが、「この子達を捨てた人たちをどう思いますか?」多分、私の怒りは相当なんだろうと思われるのかその様なインタビューもありますが…「本人(犬)が飼い主を憎んでないなら、私も憎しみの感情はありません」「飼い主の野郎~という気持ちでその子と接したら、その事を望んでいない子に対して申し訳ないでしょう?」コナンを看取った後、いつもそう答えてます。「本当に怒りの感情はありませんか?」そう聞かれるけど、抱えている感情は、全部犬に伝わっちゃうから。「飼い主の事を悪く思わないで」コナンが私に残して逝った「柔らかな感情」…。コナンを看取った日から、自分の怒りの感情を自然に抑えられるのは、コナンが残してくれた大切な物を守りたい・・・ただそれだけ、そこから来ていると思います。2016年7月に放送されたNHK番組にて…責める前に、自分に出来る事は…?そう考えるようになりました。番組のラストで、次の目標を語りました。この放送から一年が経ちました。お金も人徳も代表としての器もない力のない私を、ずっと支えて来てくれたスタッフ、ボランティアさん、全国の支援者皆さん…。その一歩を行動に踏み出せる時期にこれたのは、みなさんのおかげです。『いっしょに介護し殺処分を未然に防ぐ、老犬デイサービス開設へ!』https://readyfor.jp/projects/xxhogoyaxx「老犬デイサービス」このプロジェクトは、56日間という短期間のクラウドファンディング、挑戦です!57日後に、この夢が実現するのか、夢は夢のままで終わるのか、正直、どんな結果が出るのかと怖いです。330万円という大きな目標金額ですから…怖いです。それでも、挑戦しなきゃ何も変わらないと思いクラウドファンディングへの挑戦を決意しました。▼▼▼ご支援のお願いです▼▼▼お願い事ばかりで申し訳ございません。猫のシステムトイレ用の砂が、在庫がゼロになってしまいました。ご支援頂けると大変助かります。隔離している子猫もいるので、子猫用のシステムトイレの数が不足しております。花王の「ニャンとも清潔トイレ」の大きさが大きく場所を取らずピッタリなので、ご支援頂けると助かります。ケージのご支援、ありがとうございました。大変助かりました!いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月05日
老犬は、年を取ると頑固になります。人間と同じです。これまで看取った「コナン」も・・・「チャージ」も・・・「王子」も・・・抱っこや目的地場所まで誘導しようものなら「おいおい!何しやがる!」いつもそう怒られていましたが、寝たきりになると、もう怒る事もありませんでした。「やっと抱っこさせてくれるんだね」身体に沢山触れられるという嬉しさ半面、「頼むから怒ってよ!触んなっていつもみたいに怒ってよ!」淋しくて涙が出て来ることも多々ありました。介護は、これまでその他大勢の1匹でしかなかった時間を取り戻せる大切な時間…だと思います。飼い犬も同じ。余命僅かとなったときに、初めて「後悔」が出てきます。その後悔を少しでも埋めたくて、残り少ない時間を、大切に過ごしていきます。その子にとっては、何も「後悔」はないと思うけど、飼主さんがかける優しい言葉、自分だけに向いてる心、どんなに心地良い時間かと思います。怒りん坊のヌーン・・・いつもドッグランと室内を行ったり来たり一日中せわしなく動き回ってたヌーン。少しでも行く手を阻止しようものなら、「触んないでよ!」と、怒り爆発。首輪を引こうものなら、雄叫びあげて抵抗してたヌーン。 ブログにも書いてきましたが、そんなヌーンが・・・とうとう寝たきりになってしまいました。24時間体制の介護が必要なため、常に目が行き届く事務所に移動させました。私の場合、日中はスタッフやボランティアさんが来てくれるので、仮眠を取ることも、こうして介護の合間にパソコンに向かう事も出来ています。老犬介護には、その子に合った介護が必要なんだという事も、この三年間、老犬ホスピスで看取った子達に教えてもらいました。明日の午前中、いよいよクラウドファンディングがスタートします。とても大きなプロジェクトなので、全国の皆様のご理解を頂くために、これからちゃんと自分の信念をブログ記事にて書いて行けたらと思います。クラウドファンディングがスタートしたら、先ずはその経緯をブログにて書かせて頂きます。▼▼▼ご支援のお願いです▼▼▼お願い事ばかりで申し訳ございません。猫のシステムトイレ用の砂が、在庫がゼロになってしまいました。ご支援頂けると大変助かります。隔離している子猫もいるので、子猫用のシステムトイレの数が不足しております。花王の「ニャンとも清潔トイレ」の大きさが大きく場所を取らずピッタリなので、ご支援頂けると助かります。ケージのご支援、ありがとうございました。大変助かりました!いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月03日
多分脳腫瘍だろうと診断され、薬を服用続けてた老犬ホスピスのヌーン。どんどん薬が効かなくなり、痙攣する回数も多くなっていき、今日だけで三回発作が起きました。発作後は、奇行が多くなるので、24時間目が離せない状態です。ふと、考えます。保護家は、24時間体制で誰かが必ず犬猫の側に居る。明け方まで続く介護であっても、日中はスタッフが来てくれるから、私も多少仮眠を取ることも出来ます。24時間体制の介護は、心身共にとても大変なんです。今週末、クラウドファンディングがスタートします。毎日のように担当者と打ち合わせしながら、着々とお伝えしたい、訴えたい文章が完成に近づいてます。センターに持ち込む前に、病院での安楽死を選択する前に、そして…棄てる前に!飼主さんにもうひとつの選択肢を作りたかったんです。老犬のデイサービス。介護の時間を飼主さんとシェアしていく事で、介護生活に疲れ果てて、最悪な決断を出す事のないよう、経済的に余裕の無い人でも、選択肢を増やしてあげたい!こうしたひとつひとつが、殺処分や安楽死ではなく、お互いに後悔の無い「尊厳死」につながると信じています。私は、今残っている自分の時間を捨てる覚悟も出来ました。「私」ではなく、私にその時間を分けてくれてる副代表はじめ、スタッフ、ボランティアさんが居てくれるからこそ、実現に向けて動き始める事の出来た「デイサービス」なんです。今日は、痙攣が何度も続き疲れたのでしょう…ヌーンは、疲れ切って眠っています。こんなに疲れてる顔したヌーンを見るのは初めてかもしれません。ヌーン、あともう少し頑張ろうね!生きようね!母ちゃん、必ずデイサービスを実現させるから、それまでちゃんと、母ちゃんを見張っててね!▼▼▼ご支援のお願いです▼▼▼お願い事ばかりで申し訳ございません。猫のシステムトイレ用の砂が、在庫がゼロになってしまいました。ご支援頂けると大変助かります。隔離している子猫もいるので、子猫用のシステムトイレの数が不足しております。花王の「ニャンとも清潔トイレ」の大きさが大きく場所を取らずピッタリなので、ご支援頂けると助かります。猫の隔離に使用したり、譲渡会に使用したり、このような折り畳みケージが老朽化して今、三つしか在庫がありません。このメーカーのМサイズとLサイズが不足してます。ご支援頂けると大変助かります。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年08月01日
2015年12月24日クリスマスイブの日、4頭の殺処分決行の日でもあった。当時、木曜日の朝、毎週のようにな行われる殺処分に、全頭レスキューする事は不可能な時代だった。殺処分決行される4頭の内一頭は、首輪の色すら「赤?」と、判別できない程、古ぼけたものだった。この仔をレスキューしよう!檻から出そうとすると、唸り、怒り、逃げ回った。恐怖心で身を守ろうと、歯で抵抗しようと必死だった。それだけ、人間の「手」が怖かったのです。職員さんからサポート受けながら、なんとか無事に犬舎から出したとき…ガス室の部屋から犬達の「声」が聞こえてきた。私が見殺しにしたあの3頭の声が…。数分後には消えてしまう「声」を、三つの「いのち」を、心に刻みつけながら、ガス室に背を向けたあの時の記憶は、今でも鮮明に残っている。イブには、あの子達の分も幸せになってもらわなきゃいけない。そう思ってた。イブの閉ざされてた心が開くのに、そう時間はかからなかった。イブなりに時間を取り戻すかのように、音と匂いを頼りにしながら、自分から甘えに来るようになった。老犬ホスピスでも、みんなと仲良くできてたし、遊びも上手で、みんなから慕われていた。子犬達の教育係も、素晴らしい先生ぶりだった。ですが…フィラリア強陽性だったイブ。良い方向に向かうことは出来ませんでした。腹水が溜まったら抜く…という事を何回か続け、最後は腹水を抜いても回復する事もなくなった。薬も体全身で抵抗してチアノーゼ起こすまでになった。そのときに、もう治療は止めよう…薬ももういいよ…イブらしい最期を迎えさせてあげようと決心した。とにかく食べてくれれば良い!毎日食べれるものが変わるから、白身魚、お肉、小分けにして冷凍し、毎日何を食べたか、みんなで管理していった。寝たまんま糞尿するようになり、下半身をバリカンでカットして、毎日下半身だけ流せるようにした。6月20日・・・この日、イブから目を離すことが、なんとなく…怖かった。私が眠ってる隙に逝くんじゃないかと…。私の事務所に移動し、その日は朝までずっとイブと一緒に居た。怖かった・・・。ただそれだだった。無事、朝を迎え、イブを母屋に移動させた。日中も目を離したらいけないと…その日はそう思った。そして・・・この写真が、イブの生きている最後の一枚となった。6月21日 19時5分イブ 永眠サンバァ…イブはね、もう死んでるんだよ?イブはね、もう動かんとよ…しげる…イブはもう死んだんだよ…?みんなみんな…イブの側から離れない。「母ちゃん、イブの様子がおかしいよ?」イブの異変を私に教えてくれたのは、腎不全のテイちゃんだった。イブ、あなたがどんなに愛されてたか…イブ、あなたがどんなに慕われていたのか…死んでからもなお、あなたの存在の大きさを、感じさせられました。イブ、お帰りなさい。あんなにきつかっただろうに、よくここまで頑張ったね。最期の日まで一度も寝たきりになる事もなく、手をかけさせることもなく、よく頑張ってきたね。半年間、よく頑張ったね。偉かったね。やっと苦しみから解放されたんだね。良かった・・・本当に良かった・・・心からそう思えた。あっちでは、チャージが待ってるよ。コナンも待ってるよ!共に病気と戦ったシロじぃも待ってるね…。イブ、ありがとう。ゆっくり休みないよ・・・。いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年06月23日
とうとうこの日が来ちゃったな…イブ、介護の準備に入りました。一年半前、レスキューしたときに、ガウガウだった仔だとは信じられない位、人間が大好きな子になってくれたイブ。もう甘えてくる元気もありません。お薬を沢山飲ませたり、腹水を抜いたり、イブが少しでも生きられるようにと、獣医師さんも一生懸命頑張って下さいました。イブを想って下さいました。末期症状が出たとき、救いの手を伸ばして下さった獣医師さんとの出会いは、私にとっても、保護家にとってもとても大きな「希望の光」となりました。やれるところまでやりたい!後悔なく見送りたい・・・と。次第に、胸水を抜いても食欲は落ちままになり、薬も、全身で抵抗するようになり、毎回チアノーゼを起こすまでになりました。私は、薬を止めてしまいました。好きな物を食べさせて、イブの時間の流れに従おうと決心しました。もう尻尾振って喜んでくれることはなくなったけど、胸水が急激に溜まる事もなくなり、食欲も出て来たような気がします。スタッフが湯がいてくれる白身魚とささ身をゆっくりゆっくりと食べてくれます。イブは、老犬ホスピスルームから、私の事務作業部屋へとお引越ししました。今、こうしてパソコンしている私の横では、穏やかに眠っているイブが居ます。イブに残された時間を、一緒に大切に過ごして行けたらと思います。共に後悔が残らないよう・・・。いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年05月20日
老犬ホスピスの「しろじぃ」は、寒い時期、管理所に収容されました。 老犬にとって、冬の管理所はとても厳しい環境でした。 白内障で、目はほとんど見えておらず、ごはんを食べる気力もなかったので、いつも職員さんが、白ご飯を混ぜてくれたり、食事の介助もしてくれていました。 判定にはもちろん通る事もなく・・・ 「しろじぃ」は、いのちのはうす保護家に入居しました。 自分のペースを崩されることが大嫌いで、歩いてる前に誰かが居ると「邪魔するな!どけっ!」いつも怒っていました。目が見えないので、時折壁に向かって壁相手に「どけっ!」怒っている姿は、コントのようでした。そんな怒りんぼのしろじぃでしたが、 人間相手には、一度も怒った事がありませんでした。 しろじぃは、なぜ棄てられたんだろう・・・一日の大半を寝て過ごし、穏やかなしろじぃに何の問題あったというのだろう・・・ 三月に入り、しろじぃは日に日に弱っていきました… 心臓が悪く、普通の犬の半分しか機能していませんでした。いつ止まってもおかしくない状態にまでなっていました。血栓が出来たら即死…と診断されました。 しろじぃは、じゅうぶん頑張ってきた。ここ一年、自分らしく生きて来た。だから…それで良いと思ったけど、血栓が下半身にきたら激痛の中死んでいくと知り、血栓予防にサプリメントを毎日飲んでいました。 しろじぃの心臓は、もう限界にきている…ずっとしろじぃの側に居たい…気付いたら死んでたなんて絶対嫌だ! 24時間目の行き届く事務所に移動する事も考えましたが、いつもの場所、いつもの匂い、いつもの時間の流れ、環境を変える事は、しろじぃが望んでいませんでした。 起こさない程度にホスピスを見回りして、生きているか確認する毎夜でした。 ですが、しろじぃは、ちゃんと合図を送ってくれた… 深夜0時、ホスピスを覗いてみると、いつものように穏やかに寝ているしろじぃの姿に違和感を感じてなりませんでした。 多分、最期なんだろう…そう感じたので、しろじぃを、事務所に移動させました。 深夜2時、呼吸が荒くなり、もう本当の最期なんだなと感じました。「しろじぃ、もう逝ってもいいんだよ」そう声をかけ続け…2017年3月24日 2時16分しろじぃ永眠 沢山のお花と、大好きだったパンを抱えて、しろじぃは、眠りにつきました。しろじぃの長い長い犬生の中で、一年三ヶ月間のしろじぃしか知らないけど、子犬の頃はきっとこんなだったろうね~とか、若い頃はさ、きっとあんなだったんだろうね~とか、私達の知らないしろじぃの時代を想像しては、みんなで微笑ましく感じた事も多かったような気がします。それだけしろじぃは魅力的なおじいちやんだったんです。 しろじぃ、もう足の関節も痛くないよね?しろじぃ、もう呼吸も苦しくないよね? しろじぃが何歳だったのか、どんな犬生を歩んできたのか、何もわからないけど、私達の知るしろじぃは、一年三ヶ月間のしろじぃは、自由に歩き回れる環境に「幸せ」を感じれた時間だったよね…・・・しろじぃ、おかえりなさい。お願い事ばかりで申し訳ございません。現在、成猫フードと成犬フードの在庫が少なくなってしまいました。多頭飼育の為、カナガン、アーテミス、オリジン、ロイヤルカナン、ヒルズ、アカナ、カナガン、ピュリナワン等、高栄養のフードになってしまいますが、どうか、ご支援をよろしくお願い致します。メディファス 1歳から成猫用 チキン味(300g*5袋入)【メディファス】[キャットフード ドライ 下部尿路 国産]価格:1080円(税込、送料別) (2017/4/15時点)アカナ ラム&オカナガンアップル(340g)【アカナ】価格:940円(税込、送料別) (2017/4/15時点)各猫部屋や半身不随の子達の部屋掃除に下記のウエットタイプのクイックルワイパーシートを毎日多く消費しております。どうか、ご支援よろしくお願い致します。クイックルワイパー 立体吸着 ウエットシート クラシックジャスミンの香り(32枚入)【kao1610T】【クイックル】価格:1058円(税込、送料別) (2017/4/15時点)~マルオの書籍販売開始しました~ 『マルオは「猟犬」だった。産まれてきたときから「猟犬」だった。だから・・・他の生き方を知らない。最期の最期に、マルオが望んていたものは・・・?マルオを失って初めて気付いた私とマルオの関係とは・・・?』※「尊厳死・王子と生きた時間」20冊再入荷しました。A5サイズ、72P、1,600円(送料無料)↓ご注文はこちらです↓http://freepapermofmof.cart.fc2.com/携帯アドレスの方は、自動ご案内メールが届かない事があります。このアドレスを「★」を「@」に変えて↓受信可能に設定して下さい↓hogoya777★icloud.comいのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年04月15日
保護家の老犬ホスピスのイブ、フィラリア症で、腹水と胸水に水が溜まり、末期症状が出ていました…。イブは、十分頑張って生きて来た…生き延びて保護家に来た仔。ボロボロになりながらも、ガリガリになりながらも、ガウガウと牙を向き、抵抗しながらも、頑張って檻の中から出て来れた仔。保護家について来てくれた仔。イブはじゅうぶん頑張ってきた。だから、もう頑張らなくても良い。でも、苦しみや痛みの無いよう、残り短い時間を過ごせてあげれたらと・・・今回、かかりつけの病院が休診日だったことで、同じく信頼できる病院に連れて行ったのですが、イブにとっては、初めての匂い、初めての音、人、場所・・・目が見えないイブにとっては、局部麻酔のチクッとした痛みだけでパニックになり、酸素室で休みを取りながら、時間をかけて獣医師さんが一生懸命イブと向き合って下さいました。胸水は、薬で減らしていけるとの事で、局部麻酔で腹水を抜きましたが、その小さな体には、1ℓもの水が溜まっていました。確かに末期症状ではあるけど、イブは、苦しまず、穏やかな気持ちで、もっと長く生きれる可能性もある・・・先生からそう聞くことが出来ました。そして・・・イブと同じ時期に保護家に来たしろじい。体を動かすこともほとんどなくなりました。立ち上がるだけでも、四本足で立っているだけでも、今のしろじぃにはとても大変な事でした。しろじいの心臓は、それだけ弱っていたのです…。しろじいには、強心剤を使う事は危険だと、血栓予防にサプリを処方してもらいました。しろじぃもまた、イブと同じように頑張って頑張って生き延びて、保護家に来た仔。だから・・・もうなにも頑張らなくても良い。「死なないで!」・・・その言葉が、イブとしろじぃにとってどんなに浅い言葉なのかもわかってる。この仔達の過ごしてきた長い長い地獄のような時間を私は何も知らないから。いつ逝っても良いよ・・・ただ、私が出来る事は、痛み、苦しみ、淋しさ、辛さ、少しでも取り除いてあげる事。そして、今の環境を変えない事。今まで通り、これまで通りのやり方。頭では分かってるんだけどね・・・邪魔しちゃいけないのは分かってるんだけどね・・・やっぱり側に居たいよ・・・寝息を聞いていたり、呼吸をしているのを見ているだけでも良い。母ちゃんここに居るからね・・・いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年03月18日
県西管理所でレスキュー活動している「かおりさん」のブログで、「糖尿病」「飼い主の持込」の子が収容されたと知りました。スタッフに相談し、レスキューする事を決め、かおりさんとスタッフが直ぐ動いてくれました。(かおりさん、忙しい中ありがとう~!)体の大きさ、容姿、性格等・・・実は、会うまでは全然分からないままでしたが、想像以上に、小さくて可愛らしく健気な子で、「なんで?」という気持ちが益々強くなりました。1月に出産して死産だったという事らしく、犬も、人間と同じように妊娠糖尿病もあるとの事なので、かかりつけの獣医師さんと相談し、良くなる可能性に賭けた不妊手術をして、それから治療法を考えていきましょう…という事になりました。命名「メモリー」ちゃん。ホスピス棟に入居しました。白内障もかなり進行してて、もうあまり見えていないようです。保護家のホスピス棟は、入居可能頭数6頭(8畳しかないので)を既にオーバーしてしまい、夜は安全のためケージなのですが、ケージを二段に積み上げてしまっている状態です。ここで「助かってよかったね」と、喜んで終わりではありません。その子が助かった事によって、またひとつ、誰かの命を犠牲にしなきゃいけない。誰かの命を見捨てなきゃいけない・・・それが、保護施設の、保護活動している方々の、苦しい現実なんです。ひとつのいのちのレスキューにより、ひとつのいのちを犠牲にする…これが、もう一つの陰の背景です。これが、もうひとつの現実なんです。だから・・・施設の人たちや、保護活動されている方々は、レスキューした子の新しい飼主さん探しに奮闘しているんです・・・。完結ではありません。もうひとつのドラマは、レスキューした後、直ぐに続編が始まっているのです…。ずっと言われ続けてきました。「とりあえずレスキューして、それから飼い主探せばいいのに、山下は犬を見殺しにしている」その「とりあえずレスキュー」が、保護家に今、居る子達なんです。この仔達は、私が家族として迎え入れるためにレスキューした子達ではありません。ガス室での殺処分を避けるために、「とりあえずレスキュー」した子達なんです。私の中の「とりあえずレスキュー」という言葉の意味は、その子が幸せに旅発つための責任と、それまで辛い目に合わせないよう背負う覚悟でのレスキューです。※「アニマルホーダー」いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 ※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年03月02日
・・・2006年・・・ 飼育放棄された犬猫の現状を知り、動物愛護活動をスタートさせました。活動をしていくうちに、宮崎県の動物行政の遅れを感じ、「宮崎県の現状を全国に伝えたい」という目標を持ちました。・・・翌2007年・・・ 「奇跡の母子犬」をきっかけに、全国に広まり、宮崎県の行政も少しずつ良い方向で動き出して下さいました。啓発にも繋がり、殺処分される犬猫が減る事を願い、管理所の隣に小さな譲渡施設があれば・・・そう何度もブログでつぶやいてきました。・・・翌2008年・・・管理所の隣に「ひまわりの家」が設立。私は、仕事としてひまわりの家に勤務する事となりました。判定に合格した犬猫達は、ひまわりの家で、新しく生きるチャンスを与えられる事になりました。次の目標は、判定に落ちる犬猫達にも手を差し伸べる…でした。・・・翌2009年・・・私は「ひまわりの家」を辞任しました。次は、判定に落ちた犬猫達が保護できる「シェルターを起ち上げる」という新たな夢を抱えて…。「ひまわりの家」が出来るきっかけとなったひまわりに、「必ず次の道を切り開くから」と約束をして、ひまわりの家を去りました。・・・翌2010年・・・更地を無償で提供して下さる方と出会い、判定に落ちた犬猫を保護する小さな施設を作りました。有志と二人しか居なかったので、365日休み無しでした。個人レベルではなく、組織になればもっと多くの命を救えるのでは?と、愛護団体の設立を目標に持ちました。・・・翌2011年・・・サポートしてくれるメンバーが集まり、「いのちのはうす保護家」愛護団体の設立。個人から団体に進化できたものの…犬猫の保護頭数のキャパを超えるようになり、電気、水、何も通っていない施設での保護に限界を感じるようになり、次の目標に、「新天地への移転」を考え動き始めた年でした。・・・翌2012年・・・理解のある不動産さんと大家さんとの出会いがあり、古民家を貸して頂く事になりました。ライフライン全てが通っていて、雨風しのげる場所に新しく再出発出来る事となりました。以前からお話を頂いていた「奇跡の母子犬」の映画化、「ひまわりと子犬の7日間」の上映により、宮崎県が、愛護センター設立に向け動き始めた事を、知りました。より良い愛護センターを県民皆さんで考えていけたらと、保護活動だけではなく、啓発の一環として、講演活動もしていきたいと、翌2013年度の目標を立て始めました。・・・翌2013年・・・映画上映がきっかけとなり、講演依頼が多く来るようになり、啓発活動にもようやく力を入れ始めた年でもありました。そして・・・これまでは「無理」だと諦めていた老犬保護の分野。ある一頭の老犬「王子」レスキューがきっかけとなり、漠然とですが、いつか「老犬ホーム」を作りたいと、次の目標を持つようになりました。・・・翌2014年・・・私達に、「尊厳死」の大切さを教えてくれた「王子」死去。この事がきっかけとなり、「老犬ホスピス」棟を実現化していく決意をし、全国の皆様のご支援により、夢が実現化しました。次の目標は、約10年間抱いていた夢、フリーペーパーを発行したいと…必ず、必ず、実現させたいと、翌2015年の目標に立てていました。・・・翌2015年・・・保護活動支援団体「ワントゥワンズ」石塚美穂さんとの出会いをきっかけに、目標に掲げていたフリーペーパー発行を、共に実現させようと、「ワントゥワンズと」い「のちのはうす保護家」がタッグを組み、同年6月には無事第一号を発行する事となりました。ネットをしない県民皆さんにも、現状を知って頂けるための第一歩となりました。翌年は、老犬介護と看取りの辛さや悲しさだけではなく、そこから得られる優しさや暖かい気持ちを知って頂きたい…老犬達に注目して頂けるように動いていきたいと、2016年度の目標を立てました。・・・翌2016年・・・NHKのドキュメンタリー番組にて、「老犬ホスピス命を看取る」保護家の老犬ホスピスが放送されました。ネットをされない全国の皆様より、温かいお手紙を沢山頂きました。放送内でも最後に流れましたが、翌年2017年度の目標は、介護に疲れている飼主さん達のサポートをする老犬達のデイサービスをしていきたいと決めました。私はこの10年間、停滞しててはダメだと、どんな環境に居ても、なっても、殺処分がある限り、満足してはダメだと、ずっと目標を掲げて活動してきました。この10年振り返ってみると、目標は翌年に全て叶えてきています。ただ、叶ってきた物全て、私の力ではありませんでした。目標、夢を、実現化してきたのは、全国の支援者の皆様、そして、有志の力です。私はただ、動ける体があり、自分で見た事、感じた事を、ブログに綴ってきた…ただそれだけでした。お手紙やメールやお会いした際にいつも「犬猫のためにありがとうございます」そう優しいお言葉をかけて頂きます。ですが・・・逆に、「犬猫のために、お力を貸して下さりありがとうございます」謙遜でも綺麗事でも嘘でもなく、心からそう感じております。実際蓋を開けてみると、夢や目標を実現させてきたのは私ではない。こうしてブログに綴っている自分を客観的に見ると…無力な自分が恥ずかしさでいっぱいになります。2017年の目標は・・・自分の、そして「いのちのはうす保護家」の基盤作り。「自走型保護施設」全国の皆様に御負担が大きくかからないよう、保護費用、施設維持費、医療費等・・・自分達の力で作れるような組織にしていきたいと思います。いつか実現化となるための「自走型保護活動」に向け、2017年は、少しずつその基盤を作っていきたいと思います。10年を簡単に振り返り、こうして文字にしてみると、どんなに多くの皆さんに助けられてきたのか…改めて感謝の気持ちでいっぱいです。全国の皆様、本当本当にありがとうございます。・・・追記・・・こうして文字にして、自分自身の過去を振り返り・・・本当言うとこの10年間、人間関係でも苦しみました。正直、仲違いして縁を切ったり切られたりの人もいました。色んな方法で活動の妨害を受けてきました。公の場で面白おかしく叩かれたこともありました。公の場で、嘘ばかり書かれたこともありました。「争い」にエネルギーを使いたくなかったので、公の場で反論する事はありませんでしたが、その人達の事を、心底「嫌い」と思いました。憎しみの感情もあったと思います。ですが・・・一時期は共に活動してきた仲間でもあり、一時期はその人たちに助けられた時期もあったのです。裏切られた時の悔しさが、活動の上でバネとなってたのも事実です。その人たちが居たから、今の私、今の保護家があります。不思議と今は、そういう方々にも「ありがとう」と言えます。私は、泣いて、悔しい思いをする事によって、這い上がる為には何をすれば良いのかと、必死になれるから。逆境がないと頑張れないから。だから・・・嫌味でも何でもなく、心からの「ありがとう」なんです。「憎む」という感情は、これまで看取ってきた老犬達から間違いであると教えてもらえた気がします。地獄のような年月を過ごしてきたはずの老犬達は、最期は誰も恨むことなく、優しい感情だけを抱きながら最期を迎えていたから・・・。老犬達に、自分の心の小ささを改めて気付かさせれました。今度は、私が老犬達に恩返しをする番だと、今年は更に頑張っていきたいと思います。動物たちの未来のために・・・いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 ※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。 〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年01月08日
2014年11月10日、ボロボロな首輪をつけた老犬が収容。ガタガタと体を震わせながら、真っ直ぐな目で訴えかけてきた姿は、今でもハッキリと覚えています。この仔が、どれだけの孤独と戦ってきたのか…それでも、人間を信じ続けてきたこの仔に申し訳なさを強く感じた。命名「ハク」と名付けられ、保護家の老犬ホスピス棟に。ハクは、決して主役になる子ではなかった。わがままも言わない、何の要求もしない、何があっても怒らない、いわゆる「手のかからない仔」。多頭になると、ハクのような仔は損なのかもしれない。要求する事はホントに何もなかったのか…もっともっと、前に前に出て主役になれば良いのに…それ位、謙虚な子でした。私は・・・ハクに目を向ける事がちゃんとあったのだろうか?ハクのお利口さんに、甘えすぎていたのではないか?皮肉にも・・・私のパソコンの中には、元気だった頃のハクの写真よりも、ハクが倒れた一年間の写真の方がはるかに多い。ハクは、一年前に前庭疾患で倒れ、復活しては倒れ…これを何度も繰り返した。脳に腫瘍があるのだろうと診断され、あんなに愛らしかったハクの顔は、どんどん変形していった。本当に皮肉にも・・・私がハクとしっかりと向き合い始めたのは、元気だった頃のハクよりも、寝たきりになったハクとの一年間かもしれない。真っ直ぐが真っ直ぐでないハクの脳は、ちょっと目を離すとこんな状態でした。一年間、これを続けてきたので、体がどんどん柔らかくなり、ハクにとっては、この体勢で居る事が「正常」な真っ直ぐなのでした。ハクは・・・生きているのが辛くないのか?この一年、寝たきりになったハクに何度もそう問いかけた。そんなある日、ハクの死期が目の前に来ている事を感じ取った。今、自分で決めた最期なんだろうな・・・と、私は、ハクに従う事にしました。無理矢理口に入れる事から手を退いた。そして・・・2016年12月27日「逝く準備」この記事を書いた7時間後・・・ハクは永眠した・・・。あの記事は、保護家の作業中でバタバタしている時間帯でした。なぜ、今書くのか・・・なぜ、あのタイミングだったのか・・・私には理由が分からないと、記事中でも書きましたが、その理由が分かりました。「尊厳死」にはいろんな形がある事。それを、今、自分が生きているうちに文章にして伝えなさいと、ハクからのメッセージだったのだと感じました。苦しかった・・・ハクがここまで頑張ってくれたのに、私は何をやってきたんだと、湧き出てくる感情が怒りとなり、その怒りを自分にぶつける事しか出来なかった。そんなとき・・・鹿児島県の獣医師さんのブログ記事に私は、救われました。「病気や死を受け入れることに決まりはない」http://ameblo.jp/alohapet/entry-12232496130.html無理矢理にでも流動食を流してたら、あと一日長く生きれたのではないのか・・・?いつでも点滴する用意しながらも、救急箱に手を伸ばさなかった事は正しかったのか・・・?身体を移動する事だけでもキツイだろうに、散歩に連れ出してた事で死期を早めたんじゃないのか?自分の判断は正しかったのだろうか・・・?どこまでが正しくて、どこまでが間違いだったのだろうか?そう考えるのも、自分を怒ったり、責めるのも、もうやめた。だって、「幸せ」だったから。最期までみんなが笑顔だったから。振り返って過去の写真を開いていくと、常に最期が近い老犬達の側にいつも寄り添っていました。決して「主役」ではなかったけど、いつもそこにはハクの姿がありました。熊本の被災地から来たココちゃんの死期が近づいたときも・・・コナンと殿が倒れたときも・・・元猟犬だったマルオの最期を、マルオが望んでいた「猟犬」として最期を迎えさせようと、苦渋の決断した時も・・・いつもそこにはハクの姿がありました。大雨の夜、投げ捨てられた半身不随のサンばぁ。この写真を撮ったレスキュー当日、パニック状態でガウガウ激しかったサンばぁを、穏やかなオーラで包み込んでくれたのも、振り返ってみるとハクでした。ハクは、「優しさ」を持って生まれてきて、「優しさ」を抱えながら、「優しさ」を残しながら、犬生に幕を閉じました。保護家で過ごした2年の半分は、介護生活だったけど、ハクらしく生きれた・・・ような気がします。ハクがきっかけで保護家に来た風邪猫達。コハク(♀) ちひろ(♀)ハクの火葬の日と重ならければ、この子達は保護家に来ることもありませんでした。ハクがレスキューした子だと言っても、過言ではありません。ハクは最期まで優しい子でしたから・・・。いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 ※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年01月02日
これまで多くの子達の介護と看取りをしてきました。いつも思う。みんなその子らしい最期だったと…そして、その都度、自分が抱いていた価値観、いいえ、人間の価値観がことごとく崩されていく。「こう見送りたい」「こうしてあげたい」・・・それは、自分のエゴなんだと気付かされる。それは、介護をしてるとき、看取る時、看取った後、自分の思いや感情を押し殺した時に、苦しみが襲い掛かる。「尊重と尊厳」文字にするのは簡単だけど、これを優先することが、どれだけ自分が苦しい思いをするのかと…私は、その想いをスタッフ達にも押し付けている。だから・・・チャージは私に警告してくれた。「母ちゃんは泣いちゃダメだ」と。介護をしてきた母ちゃんが泣くと、みんなが泣けなくなるよと…。母ちゃん、みんなを泣かせてあげてと…。チャージを看取った後、ニッシー、エミちゃんを看取ったとき、私は感情に蓋をするようになった。出来るようになった。なんでチャージは私に厳しいんだろう…なんで私に試練を残して逝ったんだろう…不思議だったけど、その答えは自分で出していた。「チャージ永眠」の記事中で書いた「私とチャージは、管理所での悔しさをずっと忘れられなかった。いいえ、あの悔しさを経験したからこそ、保護犬と保護主の関係を超えて、「有志」として、お互いを見ていたような気がする。」これが「答え」でした。だからチャージは私に厳しい試練を残したんだと…。先週から、ハクが逝く準備を始めた・・・自分の意志で、自分の体で・・・ハクが望んでいる事でした。だから・・・私は、延命治療から手を放した。「まだ出来る事はあるはずなのになぜ?」そう批判されても仕方ないと思う。でも、なぜかそれを正直に書きたくなりました。なぜなのかわからないけど・・・これは、私のエゴなのかもしれないけど、今、生きているときに、外を感じて欲しいとお散歩に連れ出すようになりました。今のハクには、移動するだけでも体に負担をかけている事や、キツイだろうな…と、分かってはいるのに…。思い出してほしいから。覚えていて欲しいから。外を歩き回っていた事を、心地良さを感じていた事を、木々の匂いや音、風、陽、体に感じて欲しいと…身体に残して逝って欲しいと…もう何も見えないだろうけど、感じるよね?保護家から見える夕日が綺麗だったことも…いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 ※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2016年12月27日
2016年6月14日、宮崎市池内で捕獲された老犬。皮膚はボロボロで、表情のなかった老犬。「この仔をレスキューしよう」そう決めたとき、この子は、全てを悟ったような眼を向けてきました。命名「ニッシー」↓詳細はこちらのブログ記事から・・・↓※2016年11月6日「4頭の介護と収容犬」犬猿の仲だった私の相棒カムカムとニッシー。群れが嫌いな1匹狼のニッシーは、群れのルールでもあるカムカムの指示に従えず、顔を合わせると威嚇し合い、時には取っ組み合いのケンカをする事も…そんなニッシーとカムカムが、余命宣告を受けた直後から、三畳の小さな部屋で寄り添いあうようになっていたのです。ニッシーに会いに来てくれたお客さんが、ニッシーに触れようとすると、カムカムは、お客さんに向かって小さく唸り、弱っているニッシーをいじめないかと、ずっと監視を続けるのです。ニッシーは、そんなカムカムに対し、絶大なる信頼感を持つようになったのです。あの一匹狼だったニッシーの大きな心の変化でした。私は、そんな深い信頼関係をニッシーと築けたカムカムが羨ましくてたまらなかった。私をいつも見つめているニッシー。でも、その目の奥は・・・寂しげな感じしか伝わってこなかったから。私は、ニッシーに何が出来る?ニッシーは何を求めている?何度も何度もニッシーと見つめ合いながら泣いた。別室で寝たきりのハクの介護があったため、夜はずっと一緒に寝る事は出来ませんでした。ハクとニッシーの部屋で、交互に寝ていたので、ニッシーは、目が覚めると必ず私の姿を確認する仕草をするようになった。頭を上げて、目が合うとまたスッと眠る…夜、ずっと一緒に眠れてたら、こんな確認する事ないのにね…淋しい思いをさせているんだと感じた。日中は、犬猫の世話や清掃があるため、ニッシーを部屋に一人にさせてる時間も多かった。ずっと一緒に居る事すら出来ない。看取るのがこんな私でごめんね…という罪悪感。あの日もそうだった・・・ニッシーのお世話は、作業がひと段落して、自分の気持ちに余裕が出来てからゆっくり…それが日課だったから。ニッシーは、食べれる物が日によって違い、それは、そのときの顔色で判断して、何種類か用意してニッシーに選んでもらう。それも日課になっていた。今朝は何を食べれるかな?ニッシーの部屋に入ると・・・もうニッシーはいなかった・・・お布団をかけたまま、安らかな表情だけ残して…2016年12月11日ニッシー永眠その顔は、ただただ眠っているようでした。今まで本当によく頑張ったね。ニッシー。「虹の家」さんでの葬儀・・・案内の横には・・・ニッシーと共に病気と戦い先月亡くなったエミちゃん表紙「もふもふ」が・・・エミちゃんが待っててくれてるんやろうか…エミちゃん、ニッシーの事頼むね…ニッシーが管理所から出てボロボロだったときに、ボランティアでトリミングしてくれたペットショップるんるんの岡オーナーが、綺麗にして行こうねって・・・クリスマスのリボンをして、ブラッシングしてくれました。管理所に入る前、管理所に居たときのニッシーはもういない。こんなに想われ、こんなに泣いてくれる人がいて、こんなにも愛されて・・・。ニッシーが保護家からいなくなり、それにも慣れてきたような気がしてたけど、スーパーに買い物に行くと、つい鶏肉コーナーで足が止まる。ニッシーが最後まで口に出来てたのは、鶏肉だったから。毎日鶏肉を選んでいたから。それが日課になっていたから。まだやっぱり居ない事が当たり前にはなれない。明日一次判定を受ける子、木曜日に殺処分が決まっている子です。どうか、ご縁が繋がりますように…オス 成齢 推定16キロ位少し年齢は高いかと思います。とても穏やかそうな子で、人慣れしています。時々、目を見て吠えます。言いたい事、伝えたい事・・・この仔には沢山あるのだと思います。なぜ、お家に帰れないのか・・・なぜ、自分はここから出れないのかと・・・そして、何度も延期をして頂き、とうとう最期の日が決まってしまったこの仔・・・オス 老齢 推定13~14キロ位↓この仔の詳細はこちらから↓「2016・12・11 また次の判定が来ます」管理所や保健所には、直接引き出しされる方以外、お電話は絶対にしないでください。会のアドレスにお問合せ下さい。hogoya310★gmail.com※「★」を「@」に変えて下さい。折り返し担当スタッフよりお電話いたします。お名前、所在地(都道府県名のみ)、お電話番号、気になっている犬、必ずこの4点のご記入をお願い致します。出来る限りのサポートはさせて頂きます。FacebookやTwitterでのシェアや、ご自身の運営しているブログでの転載は、とてもありがたくて感謝しております。皆様のお力で、これまで助かった子はたくさんいます。ただ・・・とても迷惑している事があります。以前も書かせていただきましたが、ブログ内の写真を無断で加工したり、文字を入れたり、里親募集サイトに無断で投稿する事はどうかお止め下さい。私は、いのちに期限がある子達を「かわいそうでしょう?」という気持ちでは一切出しておりません。ただ、私が見て、感じた事、この仔達が何を伝えたいのかをこの子達に変わって伝えて行きたいと、文章を書かせてもらっています。その写真にアフレコを入れたり、派手なテンプレートで加工したり、それは、この子達を冒涜していると同じです。この仔達には、今まで生きてきた歴史があります。ただ写真だけを使い、「かわいそう」だけを前面に出す…このような行為によって、「引き取ります」「やっぱキャンセルします」安易な問い合わせが多くあり、振り回された週でした。キツイ言い方をしてしまいますが、レスキュー活動に支障が出ますので、この仔達のいのちに支障が出ますので、どうか、絶対にやめてください。いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。 http://pawstamp.com/hogoya/ メールアドレスも変更となりました。新しいお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 ※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2016年12月20日
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