2017年03月02日
XML
カテゴリ: 老犬ホスピス
県西管理所でレスキュー活動している 「かおりさん」 のブログで、

「糖尿病」「飼い主の持込」の子が収容されたと知りました。

スタッフに相談し、レスキューする事を決め、

かおりさんとスタッフが直ぐ動いてくれました。
(かおりさん、忙しい中ありがとう~!)

体の大きさ、容姿、性格等・・・

実は、会うまでは全然分からないままでしたが、

想像以上に、小さくて可愛らしく健気な子で、

「なんで?」という気持ちが益々強くなりました。



1月に出産して死産だったという事らしく、

犬も、人間と同じように妊娠糖尿病もあるとの事なので、

かかりつけの獣医師さんと相談し、

良くなる可能性に賭けた不妊手術をして、

それから治療法を考えていきましょう…という事になりました。



命名「メモリー」ちゃん。

ホスピス棟に入居しました。



白内障もかなり進行してて、もうあまり見えていないようです。

保護家のホスピス棟は、入居可能頭数6頭(8畳しかないので)を

既にオーバーしてしまい、夜は安全のためケージなのですが、

ケージを二段に積み上げてしまっている状態です。





ここで「助かってよかったね」と、喜んで終わりではありません。

その子が助かった事によって、

またひとつ、誰かの命を犠牲にしなきゃいけない。

誰かの命を見捨てなきゃいけない・・・

それが、保護施設の、保護活動している方々の、

苦しい現実なんです。





ひとつのいのちのレスキューにより、

ひとつのいのちを犠牲にする…

これが、もう一つの陰の背景です。



これが、もうひとつの現実なんです。





だから・・・

施設の人たちや、保護活動されている方々は、

レスキューした子の新しい飼主さん探しに

奮闘しているんです・・・。





完結ではありません。

もうひとつのドラマは、

レスキューした後、

直ぐに続編が始まっているのです…。




ずっと言われ続けてきました。

「とりあえずレスキューして、それから飼い主探せばいいのに、

山下は犬を見殺しにしている」

その「とりあえずレスキュー」が、

保護家に今、居る子達なんです。



この仔達は、私が家族として迎え入れるために

レスキューした子達ではありません。

ガス室での殺処分を避けるために、

「とりあえずレスキュー」した子達なんです。

私の中の「とりあえずレスキュー」という言葉の意味は、

その子が幸せに旅発つための責任と、

それまで辛い目に合わせないよう

背負う覚悟でのレスキューです。

「アニマルホーダー」

いのちのはうす保護家」HPリニューアルしました。
 メールアドレスも変更となりました。
新しいお問合せ先は、
HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。



※「ひまわりの家」と山下由美は、一切関係ございません。

2009年に辞任後「いのちのはうす保護家」として独立しています。

皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。
宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601
口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美
郵便貯金 17310-434961
口座名義:イノチノハウスホゴヤ
〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      山下 由美

090-4484-5165


にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年03月02日 02時10分31秒
[老犬ホスピス] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: