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2013年12月09日
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カテゴリ: 読書
突然だが、恋愛本について書いてみる。恋は読むもんじゃなくて、するものだという突っ込みは置いといて。(笑)

まず、異性との恋愛について、大きく2つの段階に分けて考えてみる。
A.特定の相手と出会う段階。
B.特定の相手と深く関わる段階。
さらに、細かくすると、出会う段階は、その前に、異性になれるというか、自然に話ができるようになるという段階がある。
また深く関わる段階はさらに、その後に、結婚とかマーケティングでいうクロージングの段階がある。(笑)

その見地から、恋愛術の本を見てみると、顕著な特徴を見ることができる。
まず、この分野は男性向けと女性向けにはっきりとわかれている。
そして、男性向けは、どうしたら出会えるかということがばかり書いてある。どうやって出会うか、落とすかというものである。
一方、女性向けはどうやって特定の人と愛し合うことができるかというものである。

はっきりいって、男はSEXするまで、女はしてからが重要だという発想である。

だが、これだと当てはまらない人がでてくる。

男性にも、深い仲になった相手と、ずっと仲良しでいたいという願望はあると思うが、これには男性向けの本を読んでもたいてい無駄である。
そういうことは女性向けの本にばかり書いてある。

しかし、女性向けの本は、本を開けば、良いことが書いてあることがあるが、男性は通常絶対に手に取らないような装丁である。

また、女性の場合、本当は魅力はあるが出会いがないという場合があるだろう。しかし、女性向けの本は、既に彼氏がいる場合とか、自分磨きとかについてばかり書いているのである。この場合、恋人がほしければどうやって出会いを増やすかだが、これは男性向けの本に書いてある。

ところがである。

男性向けの本は、すけべで下品だったり、どうやって女をだましてホテル連れ込むかと言ったた感じのことが書いてあったりして、女性が読んでも面白くないと思うのだ。

もちろん、本によりけりで、そうでないものももちろんあるが、
誰でもいいからなんとかしてやりたい低劣な男の欲望に沿っている場合が多い。これでは、必要な情報にたどり着く前に、本を閉じてしまいそうである。

結局、どちらの場合も、本人にとって重要な情報は手に入らないことになる。

これは、恋愛の文化が男女別になっていることの問題点だともいえる。
特に本を売るために、比較的未熟な層や、下劣な欲望にフォーカスしているために、偏りが生じてしまい、似たような本は山ほどあるのに、足りない面がでてきてしまうのだ。

だが、これは逆に言えば、まだ書くことがあるとも言えるわけだ。





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最終更新日  2013年12月09日 13時50分27秒
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