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誉田哲也さんの作品
彼女が捜査一課に戻らない理由。
それは、
人が殺されて始まる捜査より、
誰かが死ぬ前の事件に係わりたいから。
誰かが生きていてくれることが喜びだから。
練馬署強行犯係・魚住久江。
本部復帰を断り続け、所轄を渡って四十二歳。
子なし、バツなし、いまどき肩身の狭い喫煙者......。
警察内でも人生でも、
なぜか少し脇道コースを選んでしまう魚住久江の新シリーズ
ということで登場の本作は
連作短編集
ジウや姫宮玲子シリーズを想像しながら読み始めたら
全く違う
この作品では
殆ど人が死なない!!
本作品の主人公は人が死んでからの捜査ではなく
誰かが死ぬ前に事件にかかわるため
所轄に身を置く女性刑事
こどもをあやすのが苦手だったり
タバコがやめられなくて開き直ったり
頼りない上司に心の中で突っ込んだり
休みの日に仕事をねじ込まれて抵抗してみたり
なんだか親近感
なんだか身近
被害者、加害者にかかわらず
女性の悲しみに心を寄せる面が多く見受けられました
周りの刑事たちも
なかなかいい味を出してきそうな予感満載!!
今後の展開が楽しみです
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