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【楽天ブックスならいつでも送料無料】虚ろな十字架 [ 東野圭吾 ]
別れた妻が殺された。
もし、あのとき離婚していなければ、
私はまた、遺族になるところだった──。
娘を殺されたら、あなたは犯人に何を望みますか。
「死刑」がテーマの作品です。
主人公は
以前娘を殺され、
そしてまた、離婚した元妻を殺された男性
にもかかわらず
読んでいて
重く、苦しい感じはありません。
犯罪者の手により降ってわいた苦しみにもがき苦しみながらも
遺族は生きて行かねばならず
過去の経験に真正面から向き合う者
痛手として抱えながら暮らす者
それぞれに
激情を表には出してはいません。
なので
あえて淡々と読んでいけてしまうような印象に
仕上げてあるのかも?
そして
それが余計に現実感となって伝わってくる気がして
時々
本当に苦しくなりながら読みました。
同じ作者の
【楽天ブックスならいつでも送料無料】さまよう刃 [ 東野圭吾 ]
とは
全く違いますが
どちらも
痛いまでの犯罪被害者と向き合った作品。
受ける印象の差が激しく大きいのですが
感情を揺さぶられるのが
深く考えさせられるのは本作
思い出したのは
なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日 新潮文庫 / 門田隆将 【文庫】
でした
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