毎日フォーラム:前原民主副代表ら、テロ新法案を討論
毎日新聞の政策情報誌「毎日フォーラム」が紙面と連動して開催する第4回シンポジウムが10日、東京都内のホテルで開かれた。「混迷政局の行方」と題し▽自民党の山崎拓前副総裁▽同党の加藤紘一元幹事長▽民主党の前原誠司 副代表▽毎日新聞の岸井成格・特別編集委員が、今国会の焦点の新テロ対策特別措置法案などを討論した。
前原氏は、同党の小沢一郎代表が、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への参加を表明したことについて「 (党内が)まとまっているとは思わない。(小沢氏が党首だった)自由党と、民主党が合併する以前からの民主党議員は違和感を感じる人がかなりいる」と指摘。小沢氏がISAF参加の理由に国連決議を挙げたことについても 「国連決議があれば何でもできるという考え方はとらない。日本の外交の選択肢を狭める」と批判した。【大貫智子】
毎日新聞 2007年10月11日 0時17分
いやなら離党を」
民主党の小沢一郎代表は10日の記者会見で、政権を取った場合、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)に参加すべきだとの持論を改めて展開した。そのうえで「 (党内に)少数意見で反対はあるが、党の方針に従って行動しなければ党人ではない。どうしてもいやなら離党する以外にない」と述べ、異論をけん制した。
小沢氏は、国連活動への積極的な参加は昨年12月の政権政策の基本方針で決定済みとの見解を強調。「ISAFは軍事部門だけでなく、民生活動がたくさん入っている。 主力をなしている治安維持活動には疑問がある」と述べた。「( 救援などに対する貢献が)日本にとってふさわしい」とも指摘、後方支援を念頭にして検討していくことを明らかにした。(22:51)
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