靴から始めよう~ヨチヨチ歩きから、障がい者、高齢者まで

靴から始めよう~ヨチヨチ歩きから、障がい者、高齢者まで

靴選びのポイント~


* * * * * 靴選びのポイント * * * * *


足に優しい靴とは、本来足の持つ機能を阻害せず、足を保護する機能を持ち合わせた靴です。

足に障害を引き起こしたり(偏平足、内・外反足、外反母趾等)膝や腰の関節痛にならずに、歩行を円滑にし、しかも疲れにくいという要素を備えた靴です。

ポイントを以下に挙げますので参考にして頂きたいと思います。

そして、必ず両足履いて確かめること。(個人差がありますが、人間の体は左右対称ではありません。若干なりとも左右の足の大きさに違いがあります。)

又、なるべく夕方に(一番足がむくんでいる時)試着して買って頂きたいと思います。

ネットで購入する場合でも、近所の靴屋さんで試着してから、TOPページ(大人用・子供用靴検索)より欲しい靴を検索し、一番安価なショップより購入したほうが良いかと思います。

又、近所の靴屋さんに欲しい靴がない場合は、ネットで購入後、
一週間~10日以内であれば返品、交換無料という良心的なお店もありますので、是非とも、購入時お店に確認し、
試着して合わなければ、返品・交換して頂き、足に優しい靴を探しましょう。

そして、子供さんの靴選びの際は、購入後履かせっぱなしにせず、くれぐれも、その後のフォローアップを定期的に行ってください。

子供の足の成長は早く、特に3歳くらいまでは3ヶ月に1度、
それ以降は6ヶ月に1度の割合で、足の足長及び足囲を測り、靴の見直しを行って下さい。

靴底(ソール)が擦り減ってきた場合も同様です。
靴の踵のソールが1ミリ~2ミリ減った状態でも、踵骨の位置では少ない傾きで済みますが、歩行時では(身長にもよりますが)
頭の位置で、10ミリ~20ミリと大きな傾きとなり現れてきます。


生まれてすぐの赤ちゃんの足は、まだ骨の配列ができているだけで、軟骨の状態です。
成長するに従い、立つのに必要な部分からカルシウムが蓄積され、次第に骨へと成長していくのです。

この骨化が完全に終了するのは18歳ぐらいになります。実に、人生の4分の1もの長い時間をかけて人間の足は完成するのです。

私の勤務する、知的障がい者施設でも幼い頃より足に合わない靴を履いてきた為、足の変形や障害に悩んでいる方が多々おります。

もちろん知的障がいがある故のせん足や筋肉の低緊張による、偏平足・外反母趾等の方もおりますが、自ら訴える事の難しい方たちですので、こちらで察してあげるほかありません。

このことは、小さいお子さんにもいえる事だと思います。

足の成長に合わせ、定期的に靴を買い換えたり、足底板などのインソールで対応していれば、ここまでひどく変形はしなかったであろうと思われる方も大勢おります。

もちろん、金銭的負担も多くなりますが、今はネットオークション等で中古品でも売買できます。
3~6ヶ月程度で、何足かを履きまわしすれば、靴もそれほど傷みません。(もちろん、使用状況、使用頻度によりますが)

定期的にフォローアップしていくことをお薦めいたします。

それでは、以下をご参考にされて下さい。




1、踵のしっかりした造りの靴を選ぶ。

体重は脛骨を通し踵に懸かります。
靴の中で踵骨が安定せず、左右に動き傾いてしまうと、内反側や外反足の原因となり、結果として土踏まずが潰れて偏平足の原因にもなります。
骨格的に足の歪みは、大きく分けて下図の2種類に分けられます。

回外足・回内足
   上図のように脛骨を通した体重が踵に懸かった際、踵の骨が内側に倒れたり、外側に倒れてしまう事によ          り引き起こされます。

回外足とハイアーチ
                   回外足(内反足)とハイアーチ

回内足と偏平足
                   回内足(外反足)と偏平足


2、衝撃緩衝性の良い靴を選ぶ。

歩行の際、足に懸かる体重は、下図の様に、矢印の方向に踵→足の外側→足の親指に向かって移動します。(理想的な重心移動の歩き方)
その為、靴底は踵から外側斜めに減るのが通常の減り方です。
又、一歩踏み出すごとに、体重の1~1.5倍もの衝撃が懸かるので、ソールに衝撃緩衝機能の内蔵された靴を選びましょう。

最近は各メーカーごとにジェルやエアーの搭載されたモデルがあります。
ただし、柔らか過ぎるソールは良くありません。
砂の上を歩くのと同じで、蹴る力(推進力)まで吸収してしまい、前に進みにくくなり倍は疲れます。

正しい歩き方



3、つま先が少し上がったタイプを選ぶ。

ヨチヨチ歩きから3歳ぐらいまでは足裏から着地しやすく、つま先が引っ掛かり転倒するケースが多いので、つま先の若干上がったタイプをお薦めします。

又、高齢者や脳血管障害や脳性麻痺などで尖足の方(補装具の方)にもお薦めします。


4、フィット性の良い靴を選ぶ。

甲の部分がしっかり締め付けられ、(紐靴がBEST、ベルクロであれば一本よりも、二本・三本と多い方が、より足に合った細かい調整ができます。)
足の踵を靴の踵方向に押し付けられ、前方への滑り込みを防ぐ靴。
又、足幅の合った靴。(EEEやEEEEワイズ等)幅が合わないと外反母趾を引き起こす可能性があります。
足囲を測り、足幅に合った靴を選んでください。

*足囲規格表へジャンプ


ちなみに傾向としてナイキは普通幅でアディダス・プーマはやや細め、アシックスもヨーロッパ向けモデルは細めです。
又、つま先部分には子供で5mm~7mm、大人で1cmの余裕が必要です。

なぜかというと、歩行中足は靴の中で前後に動いています。
その為、ジャストサイズではつま先が当たり痛くなったり、巻き爪を引き起こしたりします。
かといって大きすぎると、靴の中で足が動きすぎてしまい歩行姿勢が悪くなり、足腰に負担が掛かったり、疲れ易くなってしまいます。
足幅が合わず、足長を長くする人がいますが、1cm程度を限度とした方が良いでしょう。
(靴の中敷を外して、踵を合わせその上に立って、つま先先端部の余裕を計測すると良いと思います。ただし、必ず立たせて計測して下さい。座った姿勢や足を浮かせていては正しい数値が出ません。)


5、ソールの屈曲性の良い靴。

歩行時に足の動きを妨げない。
(靴底に足指の曲がる位置にフレックスカット<屈曲溝>が入っているか?)靴の前1/3の部分の屈曲性が大切です。(他の所で曲がるのは不可)


6、軽量性・路面のグリップ性

体力のある方は適度な重さがある方が疲れにくいのですが、幼児や高齢者など、体力のない方などは軽いほうが疲れにくいです。
又、転倒の危険回避の為の滑りにくい靴底の物がお薦めです。


7、通気性・快適性

足のムレを軽減し、快適性を保てる靴。(長時間履く場合はゴアテックス素材等が快適です。)


*大人の場合パンプスやブーツ等つま先の細い靴が多いが、それを履くことがいけないのではなく、長時間履き続けないようにし、
履いた後は指先をもみほぐしたり、
指先を持って足首を回したり、足のケアをする事が大切です。




*以上を参考にし、足に優しい靴を選んでください。



*お薦めの初めての靴~セカンドシューズ迄

*ダウン症の方の靴選び(ダウン症のお子さんに限らず、健常なお子さんにもお薦めです。是非御参考に!)









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