鈴木康央の「いのち文化研究所」  赤心庵2 

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いのち文化研究所

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ダンボール堆肥 いいですね〜@ Re:●『ダンボール堆肥は危険!』記事に、こんな「コメント」をいただきました。ありがとうございます。(06/16) 夏はコンポスト、冬はダンボールコンポス…
コスモス@ Re:●夏野菜も終わりかけています…でもまだまだ(笑)(09/29) 初めて書き込みますが。 お元気でいらっし…
人間辛抱 @ Re:●夏野菜も終わりかけています…でもまだまだ(笑)(09/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
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2010.04.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
本の表紙には、著者の顔写真入りです。普通はよほどでない限り、載せないので「自費出版」かなー???うさんくさいですね。読んでいないけれど。

読んでから言おうと思ったんですが、 新聞広告だけで腹が立って 。。。書いちゃいました(笑)まあ、それだけでこの本はまずまずの広告効果なんでしょうけれど。






セロトニンはストレスを「消す」、などということはありません。


ストレスというのは、そんな簡単になくなるものではないからです。

ご存じのように、ストレッサーという「ストレス」を与えるものがなくならない限り、ストレス状態はなくなる(改善される)ことはありません。

第一、ストレスが勝手に一人で発生するようなものではないのです。環境や他人や状況から人はストレスを受けるのです。セロトニンを摂取すれば、つまり、それらが「消える」ということですから、それはお笑いです。

目の前のストレッサーである課長がこの世から消えるわけではありません。



●また、ストレスというのは、かならずしも「悪人」ではありませんしね。ストレスがあってこそ人間成長があります。脳内麻薬に頼るよりも、「努力と工夫」が第一です。


セロトニンを、健康食品か何かで摂取して、ストレス状態が緩和されたとしたならば、それは 「なくなった」気がするだけ です。(笑)

まあ、錯覚です。これが脳内物質の特徴ですね。

実際はなくなっていなくても、そういう気がする。それを続けていれば結局ないのだから、消えたんだ、となる。


これが「論理的ウソ」の正体です。(笑)

私たちは、こういう「ニセの科学」に、これまでも随分騙されてきました。




●こういうことを言っている脳内学者(?)=著者には内容が、こと医学=科学に関することなので、より正確さが要求される、と言えます。わたしの書いた 『バリキャリ・シンドローム』 でも読んでから書いてほしいくらいです。(笑)


また、こういう「過剰なコピー」で、 「本を売らんがために」宣伝しているように見える出版社は、???? 、ということが言えるでしょう。
編集担当者も決済を下す上司も、ストレスの本質が見えなくなっている気がします。


世の中には、いい加減なことを平気で堂々と言うのが一杯いるんです。

まあ、あの頭の毛がもじゃもじゃの某○○脳内学者は脱税はするしタレント化するし、「奇跡のリンゴのおじさん」をべた褒めするわで、一般的に言うと評判悪いですけれど(笑)。


脳内学者だというだけで、我々はその「手品」に騙される。

脳が脳をだましているんです。
いわば、税金をだます手口を知っているのが脳内学者だ、と言えますから。(笑)




●こうなってくると、この出版社は、この間のブログで私が紹介したように、「出版社というのは本当は中身がないシュークリームの皮みたいなもの」かなあ、と思ってしまうのです。(笑)

自浄作用がない。載せてはいけない言葉の意味を知ってか知らずか????


この出版社は「脳内革命」で大ベストセラーを出したので、久しぶりに柳の下を狙ったんでしょう。まあ、それだけ苦しいということですね。(笑)見境がなくなっている。どじょうはいません。だまされて右往左往するストレス一杯の善良な人たちが、また騙されるだけです。



●脳内麻薬を増やして、それで楽しくなって、「ストレスがほんとに消えた!」と錯覚して、どんどん摂取し、「セロトニン症候群」で、やがて病気になっていくだけです。かわいそうに…


セロトニン をサプリメントなどで摂りすぎると、 とんでもない病気 になります。

すでに、そういう症状(過剰摂取症)で病院に駆け込んだ人が大勢います。いま問題になっているのです。自分の脳を自分で興奮させて幻覚させて、だめにしてしまうんですね。

ですから、セロトニンは 非常に危険な脳内物質 だと言えます。




●まず、セロトニンというものがどんな物質なのか、を下記に説明します。(資料より)

関心のない方は、どうぞとばしていただいて結構です。

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セロトニンはヒトを含む動植物に一般的に含まれる化学物質で、トリプトファンから生合成される。人体中には約10ミリグラムのセロトニンが存在しており、そのうちの90%は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞(EC細胞とも呼ばれる)内にある。クロム親和細胞はセロトニンを合成する能力を持っており、ここで合成されたセロトニンは腸などの筋肉に作用し、消化管の運動に大きく関係している。ここで合成されたセロトニンの一部(総量の約8%)は血小板に取り込まれ、血中で必要に応じて用いられる。

残りの2%のセロトニンは中枢神経系にあり、これらが人間の精神活動に大きく影響している。日常生活から、うつ病や神経症などの精神疾患(無論全てではない)に至るまでセロトニンの影響が注目されるようになり、近年では、セロトニン系に作用する薬物を用いることによって、これらの疾病を治療することができるようになった。主な薬物に SSRI や SNRI があり、両者共シナプスから放出されたセロトニンの再吸収を阻害する事により、症状を改善する。片頭痛の原因の一つとして知られている(過剰分泌により発症すると見られている)。

日本ではセロトニンはその効果の大きさから、疑似科学や代替医療の用語としてもしばしば登場する。幻覚を起こすリゼルギン酸ジエチルアミド (LSD) はセロトニンの作用を阻害する。


セロトニン症候群(セロトニンしょうこうぐん)は脳内のセロトニン濃度が高すぎる事によって引き起こされる症状である。セロトニン症候群の症状は軽いものから、頭痛、めまい、嘔吐、昏睡、そして死亡である。

症状は3つの主要な神経系に影響を与える。

自律神経系: 体温の上昇、異常発汗、緊張、高血圧、心拍数の増加、吐き気、下痢
体神経系および筋肉: 筋肉の痙攣、緊張と緩和の繰り返し(例: あご。歯をがちがちさせる)、反射亢進、硬直、振戦
脳認識機能: 混乱、興奮、錯乱、頭痛、昏睡


トリプトファン事件とは、米国において1980年代末~1990年代前半にかけて、昭和電工が製造、出荷した必須アミノ酸である「L-トリプトファン」を含む健康食品の特定のロットを摂取したアメリカ人に大規模な健康被害(EMS)が発生した事件である.


(別資料より)

トリプトファンは神経アミノ酸と呼ばれていて、セロトニンと呼ばれる神経ホルモンに変換するアミノ酸です。セロトニンは興奮を鎮める働きを持ち、このセロトニンが低下してくるとうつ状態、不安症、恐怖症、多動、不眠症、痛みなどの症状を誘発します ...




********************************************************************************


トリプトファンというのは、アミノ酸の一種で、頭に「L-」とつけば、牛肉とか牛乳などに含まれています。
大豆に含まれているものを植物性トリプトファンと言います。
ごく普通のアミノ酸ですね。必須アミノ酸の一つです。

セロトニンは、脳内でさらにメラトニンという物質を作り出します。睡眠導入作用があるホルモンです。昼はセロトニンで元気、夜はメラトニンで睡眠というのが、健康的な人間の脳内活動です。(だからといってストレス状態がなくなるわけではありません)



●ストレスがなくなる、という表現が「誤解」を与えて、健康食品などで多量に摂取すると、結局「脳」がやられる、ということです。

脳内学者?が書くような「表現」ではないかと思います。



(結論)


気をつけましょう、甘い言葉と本の題名には。


ちなみに、ストレスをなくするには、ストレッサーと正面から向き合うことしかありません。

残念でした。



(注)このブログの記事は、 日本成人病予防協会 指導員  の資格をもつ私が、責任をもって書いております。ゆえに間違いありません。




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Last updated  2010.04.16 10:12:55
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