2003年06月23日
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テーマ: 妄想劇場(28)
カテゴリ: カテゴリ未分類
※タイトル通りに汚い話ですから、お嫌いな方は読まないで下さい

鼻の横を押すと、ムニュムニュと
白い脂分が細い貝柱のように出てくるのは
なぜなんでしょうね?

しかも、爪の先についた、その白っぽい脂分の
匂いをついつい嗅がずにはいられないのも、
不思議な習性です。

これがまた臭いんですよね!

ちょっと、チーズっぽい匂いとでもいいますか…

しかし、怖いもの見たさ・・・というか
臭いもの嗅ぎたさというか、
何故だか嗅がずにはいられない衝動に駆られます。

これはやっぱり生き物として、
自己確認することで安心するのでしょうかね?

人間は犬みたいに、あっちこっちに
自分の匂いをつけて歩く習性はないけれど、
私は原始的なのか、進化が足りていないのか、
人様の家にお邪魔してトイレで大きいほうをすると、
なんだか安心した気になれます。

まったく、根拠のない感覚ですが、
人間も動物ですからね。
そこに、自分の匂いをつけることで、
どこか安心する部分もあるのじゃないかと・・・。
いや、半分冗談ですが、半分本気です。

● ● ● ● ● ● ● ●

いつだったか、友人の引越しを手伝いまして、
大方荷物を運び終わったところで、私が
「さて・・・おまえより先に、この部屋でウンコしてきていい?」
といった所、彼は血相を変えて
「ダメ!」
って言いましたものね。

まあ、新築のマンションの
誰も使っていないトイレだったから、
入居者であるその友人が最初に使いたいのは
当然なのですが、
その時の表情にはなんだか、切羽詰った、
普段、その男があまり見せないタイプの
真剣な拒絶の雰囲気を感じました。

彼はしたくもないのに、
無理やり私より先に
ウンコしにいきましたからね。

もう、
『絶対に自分より先にマーキングされてたまるか!』
といったかんじの、
ちょっと異様な迫力までがこもっていた様な気がします。

まあ、私も意地になってね、
彼が出た直後に、
より臭いのを しにいきましたがね・・・。

でもね、私は、一応最初に
彼に対して断っただけ、
自分の行動は正しかったと思うのです。

だって、自分にとってもその行為は、
やっぱりちょっと許しがたいものが
あるような気がしましたからねえ。

でも、誰もまだ使ったことがない
バージントイレを持ち主の許可なく使ったところで
別に法律違反じゃないわけですよね?

「他人ノ新住居ニ、ソノ住人ヨリ先ニ排便シタルモノハ、
十万円以上三十万円以下の罰金ニ処スル」

みたいなことは、
六法全書のどこにもないでしょ?

だから、ちょっとデリカシーに
かけるタイプの人間だったら、
意外と平気でしてしまうかもしれない。

もう、出そうで仕方がなかったら
デリカシーの何のと、
いっていられないかもしれない。

だけど、緊急時は仕方ないにしてもですね、
もしも自分の新居のトイレに
黙って先にウンコされたら、
私ならやっぱりカチンとくる気がする。

例えば、おなじ新居でも
自分より先に
レンジを使われたり、
風呂やシャワーを使われたりするのは、
多分あまり気にはならない。

でも、トイレだけはイヤだ!

何が何でも自分が最初に使っておきたい
気がしてしまうのです。

この感覚って何なのだろう。
なんだか自分が随分獣じみているような
気がするんですが・・・。

いや、だからといってね
別にいつも、人がした後の匂いを嗅いで回って
縄張りを確認したりしているわけではないですよ!

もちろん、
女の人のパンツ嗅いで
ニヤァ~っと笑って
フレーメン反応
したり、しているわけでもないですからね!

● ● ● ● ● ● ● ●

少年時代の私の愛読書で
西丸震哉さんが書いた
「野外ハンドブック」
というのがありました。

まあ、今でいえばアウトドア教則本のようなもので、
<火の起こし方>や<かまどの作り方>、
<ハチに襲われたときの応急処置法>や、
<ドラム缶を使った筏の作り方>など、
男の子の興味をひきそうな内容で占められた本です。

この本には、時々、アウトドアとはあんまり関係のない、
<背の高いやつとのケンカの勝ち方>とか
<デブとのケンカの勝ち方>なんていうのも
紹介されていたんですが、
今でも圧倒的なインパクトを持って
私の脳裏に染み付いて忘れられないのが
<キミのウンコで痴漢を撃退する!>
という項目があったことです。

以下、私の記憶にあるものの要約で、引用ではないですが、
西丸先生曰く

■キミのガールフレンドが痴漢で困っていたら、
試験管に キミのウンコを詰めて 蓋をし、
隙間をロウで塞いで匂いがもれないようにした物を
プレゼントしよう!

■もしも、彼女が襲われたら、すかさず
ハンドバックなどから
これを出し、靴で踏んで割って、
手につけ痴漢と対峙する。


それだけで痴漢はひるむ だろうし、
もしも相手になすりつけられたら、
その匂いを元に警察も捜査しやすい。

…なんて事が書いてありました。

いや・・・それは確かに効果的かもしれないですがね・・・
彼女に
ウンコ
プレゼントするかぁ?普通?


大体、そんなものをプレゼントされた
女の子だって困っちゃいますよねえ…。

「こ、これぇ・・・ き、君のために心をこめてつくったんだ・・・」

「あら、嬉しい、何かしら?」

「ぼ、ぼ、ぼ、僕の、ウンコ
いつも持っていて欲しいんだ・・・
肌身離さず・・・痴漢よけに・・・」

「☆\(>o<) いらねぇよ!」

30年ほど前に、この本が元になって、
こんな会話を交わしたことがある、
幼いカップルがいなかったことを切に願うのみなんですが・・・。

西丸先生といえば、
「ネコと魚との出会い」とか「41歳寿命説」とか、
数々のベストセラーを出している大先生で、
山登りの世界でも有名なお方ですが、
時々、こんな風に少々トンデモ本的発想をなさるところが、
なんとも素敵です。

● ● ● ● ● ● ● ●

しかし、
「臭い」と、思わず笑ってしまう というのは、
いったいどうしてなんでしょうかね?

チャーリー浜の
「ごめんクサイ」
もそうですが
「くっさー!」
っと一言言ったり、聞いたりしただけで、
なんだか、おかしい気持ちになれてしまうから
不思議なもんです。

先日、ダイビングに行きまして
ボートで移動中、大きな船とすれ違いました。
その船には、なんと生きた豚が何百頭も積まれていまして、
輸送されていたのですが、その船の風下に
われわれのボートが位置したとたんに、
物凄く臭い風が大量に流れてきたわけです。

大海原の真中で、周りには海しかなく、
潮の香りしかしていないところに突然、
強烈な豚小屋の匂いですからね。
もう、ボートに乗っていた日本人、
フィリピン人、アメリカ人を問わず、
どの人種もいっせいに、顔をしかめましたね。

で、次の瞬間
どの人種も
笑い出して
おりました。

「ああ、臭いと笑うのは世界共通の人間の感覚なのだな」
私はそのときに思いましたね。

まあ、 北風親分 も申していますように、笑いというものは、
突き詰めれば優越感から
生まれるものなんじゃないでしょうか?

「けっ!ばーかでぇい!」
という感覚。
「あはは、あいつよりは俺は、まだましだぜ」
という感覚。

そういう無意識の優越感の上に
「笑い」というものは成立しているように思えます。

そういう風に考えると
「臭いもの」っていうのは、
どうしても嫌われたり、
バカにされたりする側のものですよね?
中でもウンコ、ゲロ、ションベン・・・
といったものは、もう、その中でも
一番隅っこにいて、
バカにされるためだけにあるような、
くだらない存在なわけです。

臭い匂い=
糞尿のイメージ=
笑い

多分、こういう公式が成り立つんでしょうねえ。

しかし、その糞尿の生産者は
生き物なわけでして、
生き物はね、生き物である以上やっぱり、
匂うものなわけです。

私の大好きな阿佐田哲也先生の
「麻雀放浪記」にも以下のような台詞がありますね。

『…臭いのは自分でも知っている。獣のような生きざまだと、私も思っている。そして私はその事をこれまで恥じた事はなかった。もともと生き物は皆、臭いものだ。臭いということが生きているという証拠ではあるまいか。」
<「麻雀放浪記(三)激闘編」角川文庫95Pより引用>


どんなに社会的地位が高い偉い人だって、
綺麗なお嬢さんだって、
小汚いおやぢだって、
生まれたばかりの赤ちゃんだって
生きている以上、
糞尿製造機であることには違いがないわけです。

だけど人間は、どうにかして
自分の臭い匂いは消したいと考える生き物でもあります。

まあ、他人に気を使うエチケットとして
そういうことは大切だと思いますが、
何事も度が過ぎるのはなんだか変な感じがするもの。

一時、
「ウンコが臭くならない薬」
なんていうものも話題になりましたよね。

もしも
ウンコが臭くなくなったら
ウンコだってわからなくて
間違って食べちゃったりする場合も
あったりするんじゃないかと…

まあ、これは極端に余計な心配ですが、
なんだかね、
臭いものを無理やり臭くなくなるように努力しようとする
そのこと自体が少々滑稽に思えるような気もするし、
そういう無駄に潔癖な努力をしようとしちゃう所が、
人間的なのかなという気もします。

まあ、なんにしてもですね。
もしも、ウンコに感情があったら、
そういう人間の姿を見て、
密かに笑ってしまうんじゃないかな・・・

なんていう風にね
思っちゃうんですよね…。





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最終更新日  2006年12月20日 18時01分33秒
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