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2010.12.27
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カテゴリ: 心理学は面白い
人間の赤ん坊はなぜこれほどまでに
無力な存在として生まれるのか。
ほかの動物たちを見れば
牛や馬は、生まれるとすぐに立ち上がり
みずからの足で母親のお乳を吸いにいきます。
それと比べれば、
なぜヒトの赤ちゃんは保護を必要とするのか。

このような疑問や命題にとりくんだ
心理学者や研究者は意外に多いのです。

そもそも、動物にとって出産という行為は
危険がつきまといます。
母親にとっても、生まれてくる赤ん坊にとっても
大変に危険なことなのです。
出産と同時に母体が死に瀕することもあるし
子どもが死産で生まれてくることもあります。

動物たちの中でも、特にヒトの出産には
無理があるようです。
その理由は、肥大化した脳にあります。
人間の脳は進化を遂げた結果、
大脳皮質がほかの動物にくらべて格段に発達し
とても大きな頭蓋骨で護られることになります。

ヒトの胎児の脳は、
妊娠6カ月くらいで88グラムほどであったのが、
出生時には370グラムもあります。
つまり誕生直前に脳が爆発的に成長し、
大きくなりすぎて
母親の産道を通過できないかもしれない危険性が高まります。
そこで、
これ以上、頭蓋骨が大きくなりすぎて
母体と胎児に命の危険が迫らないよう
大急ぎで、つまり10月10日ほどで
出産しなければならないのです。

そして、母親は死ぬほどの痛みにたえて子どもを生みますが、
生まれてきた新生児は泣くことしかできない
まさに無力な存在です。

星 生理的早産とは

このようにヒトの出産には無理がありすぎる、ということで、
私たち人間は「生理的早産」をして生まれてくる
という仮説が生まれました。
この仮説を提唱した動物学者のポルトマンによれば、
ヒトの新生児が類人猿の新生児と同じ発達状態で
生まれてこようとしたら、
妊娠期間は21か月になる、と指摘しています。

星 外的妊娠とは

また心理学者のボストックは
ヒトの生後8~10ヶ月は「外的妊娠の期間」であると述べています。
赤ん坊のハイハイが可能になるための神経系の発達の完成に
8~10か月かかるから、という理由です。

星 体外妊娠とは

自然人類学者のモンターギュは
ヒトはネオテニー(幼形成熟)であるから、
「体外妊娠の期間」を必要とし
それは9~11か月であるといいます。

以上を総合すると
ヒトは体内妊娠のほかに
生まれてからも子宮の外での妊娠状態が続きます。

だから、生まれた直後の新生児に対するケアは
本当に重要なものになります。
母と子の密着状態は続けられなければならないのですが
これがあまりに大変で
産後うつになったり、
夜泣きがひどくて、手をあげてしまったり、
自分の時間がほしくて
育児放棄をしてしまったりするお母さんも出てきます。

前回のブログで児童虐待について書きましたが
お母さんたちも悩める存在です。
虐待児童だけでなく
虐待してしまう母親の保護やケアも必要です。

虐待をしてしまう母親の多くは
虐待されて育ったことが知られています。

母子関係というものは
考えさせられる問題が本当に多いですね。
町でベビーカーを押して歩く
幸せそうな若い母親を見ても
私はついつい
「みんな心の中で葛藤しているんだろうなあしょんぼり
と考えてしまいます。

生まれるのも、生きるのも含めて
「人間をやるのは修行そのもの」だと思います。スマイル


手書きハート生まれてきたことに感謝、感謝手書きハート








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Last updated  2010.12.27 12:18:51
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