魑 魅 魍 魎

魑 魅 魍 魎

PR

×

Comments

朗らか429 @ Re:動く(12/09) 動きたいですが足が悪いので雪道は無理な…
朗らか429 @ Re:動く(12/09) 本当に動かなくてはと思っててもね。 ヒ…
朗らか429 @ Re:動く(12/09) ひょっとブログ管理を見てると合えたのよ…

Calendar

Free Space

二度とない人生だから
July 15, 2005
XML
カテゴリ: 人生

山頭火の鉄鉢


詩人 坂村真民

山頭火の鉄鉢



始めて翁の終焉の地を訪れた日、寄しくも行方不明を伝えられていた翁の鉄鉢を手にした。その日は午前も午後も山頭火の日とも言うべき忘れ難い一日であった。


てっぱつ
掌に
あたためる

つめたい
てっぱつ
あたたかくなるか

てっぱつ
にぎって
だきしめて

霰の
鉄鉢の
離されないで

鉄鉢の中へ
わたしの息はく
思いはく

翁の孤独が
ひやりと
鉄鉢

食う米なく
この鉄鉢で
水飲んだか

鉄鉢が残って
草木塔が残って
不滅の翁が

鉄鉢
叩いて撫でて
南無観世音

泣いた涙の
てっぱつの
つめたさか

霙の
てっぱつの
つめたさか

血が通いでもするか
置いては撫ぜ
撫でては置き

嗅げば
酒が焼酎が
しみてる鉄鉢

霙の鉄鉢の碑を
撫でてきて
その鉄鉢が

白つつじ咲いて
十とせ経る

無縁無量
鉄鉢を抱いて
あたためられて

句の道の
くるしさ
人の道の
けわしさ
ただ語るか
この鉄鉢が

緑風
清談
鉄鉢の句ができ
詩ができ
絵ができて

《好幹の感想》


もう、35年ほど前になるか、この自由律俳人、種田山頭火の友人だった人の講演を聞いたことがある。「何も無い彼の家に冬の寒いときに泊まった。布団を掛けてくれたのはいいが、山頭火の布団がなく山頭火はトタンを自分の上に掛けて寝ていた」とか……、「雨降る故郷はだしであるく」「鉄鉢の中へも霰」彼の句である。わたしは山頭火にも坂村真民さんにもなれないが、精一杯生きたい。二度とない人生だから!

今日もお越しいただきありがとうございました。素敵な人生でありますように!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 15, 2005 06:24:06 AM
コメント(2) | コメントを書く
[人生] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Favorite Blog

友達 New! 朗らか429さん

宇良関、4連勝! New! 綾小路たまかずさん

難問をクリアしなが… New! たくちゃん9000さん

[5/17] お蕎麦同好会… New! ちゃおりん804さん

青空に泳いでるよ~… すずめのじゅんじゅんさん

写真俳句Ryo 俳句 … --綾--さん
水彩物語 ひろろdecさん
如  月 俳句如月さん
シーザーとパトラの館 おとみ15515さん
京都観光をご案内し… スマイルフェイス8971さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: